作品一覧

  • メガチャイナ 翻弄される世界、内なる矛盾
    3.3
    1巻814円 (税込)
    日本を抜き、GDP世界第二位となった中国。「世界の市場」として熱い視線を集め、外交・安全保障の分野でも存在感は増すばかりだ。しかし、国内では経済格差や環境汚染が深刻化し、少数民族の弾圧、ネット検閲、周辺海域への進出などには世界の反発も根強い。中国は「責任ある大国」になれるのか――。ジャーナリストたちが、中国の深部、そして中国に翻弄される世界へと分け入り、膨張し続ける隣国の現在を描き出す。

ユーザーレビュー

  • メガチャイナ 翻弄される世界、内なる矛盾

    Posted by ブクログ

    読売新聞社が2010~11年に連載・掲載した、中国関連の特集記事をベースに再構成したもの。
    世界人口の約5分の1を占める巨大国家・中国が、そのGDPが2010年に日本を抜いて世界第2位となり、更に高度成長を続けるということは、何を意味するのか。地球の資源、エネルギー、食糧、環境、安全保障はどうなるのか。本書では、予想を上回るスピードで存在感を増した中国と、その世界への影響を様々な角度から分析している。
    ◆海洋強国を目指す中国は、1990年代に海洋の防衛線を外側に変更。南シナ海では、ほぼ全域の領有権を主張し、実効支配強化の動きを一段と強めている。更に、「真珠の首飾り」戦略で、ミャンマーからパキス

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    2016年01月15日
  • メガチャイナ 翻弄される世界、内なる矛盾

    Posted by ブクログ

     いろいろと書かれているのでざっと今の中国を知るにはいいだろうが、内容が雑多でどこかでニュースで聞いた以上のものを扱っていないので、これをもとに卒論を書くのは不可能で、あくまでも新聞の延長である。

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    2012年08月19日
  • メガチャイナ 翻弄される世界、内なる矛盾

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読売新聞の連載を纏めたもので中国の発展と膨張を環境、通貨、外交、消費者、国民感情などの視点から多面的に網羅している。

    ①海洋の利権と中国
    尖閣諸島沖衝突事件での中国の強硬姿勢は中国の海洋上における対外膨張の一端にすぎないようだ。南シナ海・東シナ海ではベトナムやマレーシアと衝突を繰り返し、インドともインド洋で緊張関係にある。中国は漁船保護を名目に武装した監視船を各地に送っている。マレーシアの排他的経済水域では中国がガス田の資源探査を強硬し、マレーシアも海軍基地を建設するなど対抗している。しかしマレーシアの軍事力のみで自衛するのは難しいため、マレーシアはTTP交渉に参加することで経済面での米国と

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    2011年10月17日
  • メガチャイナ 翻弄される世界、内なる矛盾

    Posted by ブクログ

    あとがきにあるように、中国を考えるということは、日本そしてアジアを考えるということ。

    本当に目が離せない国です。

    よく取材されていると思いますが、目新しいネタはありませんでした。残念。

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    2011年07月30日

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