エッセイ - KADOKAWA作品一覧

  • うるさい日本の私
    3.8
    家を一歩出れば、町に溢れる案内、呼びかけ、注意。意味も効果も考えず、「みんなのため」と流されるお節介放送の暴力性に、哲学者は論で闘いを挑む。各企業はどう対処したのか。自己反省も掲載した名エッセイ!
  • LOVE
    3.8
    「そう、愛なんてちっぽけな人間には一つしかないんだ。無報酬であげられるものは本当に一つしかないに決まってる。でもそんなこと言い切ったらモテなくなるから言いたくないけど」(本文より)。芸術、友、エロ、青春、尊敬する人、思い出、そして大切な女。すべてに愛を捧げながら生きるみうらじゅん。彼にとっての真実のLOVEが詰まった心ふるえるエッセイ集。
  • 土から芽がでて風がそよそよ つれづれノート(29)
    3.8
    目標にしていた運動を半年間続け、パワーアップした銀色さん。今度は外の世界に飛びだすことに。ファンとの交流、イベント、旅行など大忙し。子供たちもそれぞれ頑張っている。一方クマちゃんはというと……
  • 鉄槌!
    3.8
    降りしきる雪、迫りくる闇――。厳寒の山中でスキーバスに取り残された著者は、バス会社から何の謝罪も受けぬばかりか逆に訴えられるはめに……。実体のつかめない弁護士の仕事ぶりにいらだち、必要書類のいいかげんさにあきれ、あげくのはてには偽証人の出現に驚愕!裁判の不条理さや不可思議さを徹底的に綴った、法廷バトル・ノンフィクション。文庫版では、独自に事件の鍵を握る偽証人への突撃取材を敢行!今明かされる真実とは?!
  • ぼくが医者をやめた理由
    3.8
    病気とは? 医者とは? 人間とは? こうした根本的な疑問を抱きつつも、“立派なお医者さん”目指して奮闘していた著者が、なぜ医者をやめたのか?同僚の医師・看護士との親交と軋轢、病院システムの問題点、さまざまな症状や生活背景を抱えて病院を訪れる患者の姿、笑うに笑えぬ治療での失敗談……。実体験にもとづくエピソードの数々を、真摯かつユーモアたっぷりに描いて、医療、そして生と死について再考を促すベストセラー・エッセイ!
  • 煩悩フリーの働き方。
    3.8
    私たちが抱えるストレスの多くは仕事に原因があります。職場の人間関係や課せられるノルマ、その仕事自体のつまらなさ……悩めるあなたに若き僧侶が精神的手習いを語ります。「明日がイヤだ」と言う前に。
  • 運動の半年 つれづれノート(28)
    3.8
    銀色家は新年を迎え、バタバタと大忙し。半年間、運動をやってみる!と一念発起して、スポーツクラブに通い始めた銀色さんは、新たな発見をすることに。一日を大切に過ごしたい……大人気エッセイ28弾。
  • 直感サバンナ
    3.8
    鰻の稚魚10匹を突然飼いそして瞬く間に全滅させた親父、思ったことを全てがなり立てる叔母――あぁ、何でオレの周りには核兵器級のバカばかり集まってくるの……最強のコラムニストが放つ、爆笑エッセイ集!
  • 美しい日本の私
    3.8
    ノーベル賞授賞式に羽織袴で登場した川端康成は、古典文学や芸術を紹介しながら日本の死生観を述べ、聴衆の深い感銘を誘った。その表題作を中心に、今、日本をとらえなおすための傑作随筆を厳選収録。 ※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
  • ひだまりゼリー
    3.8
    あのころ、私はひだまりのように温かな家族の愛にふるふると包まれて、世界を見ていたの……人気声優にして、児童書作家としても活躍する浅野真澄がみずみずしい筆致で描く、幼い少女時代の物語。
  • 暴いておやりよドルバッキー
    3.8
    若気の至りで大衝突の結果、解散した筋肉少女帯が復活。『グミ・チョコレート・パイン』がまさかの映画化。本人も全く予想できなかった展開を楽しむ、オーケンのぼよよん不思議な日々を綴ったエッセイ集。
  • ひとりガサゴソ飲む夜は・・・・・・
    3.8
    旅先で出会った極上の酒とオツマミ。痛恨の二日酔い体験。禁酒地帯での秘密ビール――世界各地、どこにいても酒を飲まない夜はない! 酒飲みのヨロコビと悲しみがぎっしり詰まった絶品エッセイ!
  • 心という不思議 何をやっても癒されない
    3.8
    根拠のない不安感、急に襲う落ち込み……。心の患いから脱出しようと努力をするが、全然気分は晴れてくれない。心という不思議をとらえ、「ポスト癒し時代」を晴れやかに生きるヒントを綴った異色エッセイ。
  • 楽器と武器だけが人を殺すことができる
    3.8
    若い世代から圧倒的な支持を受ける気鋭の評論家が、「いま一番語りたい作品」を論じた批評集。この国を覆う「見えない壁」を突破するための想像力とは?
  • 読む少女
    3.8
    初めてその胸にしまった「秘密」。初めて知った「愛」というもの。学校の自分と、本当の自分とのギャップ。父の古いノートのはじっこに見つけた落書き……。誰もがほろ苦く思い出す、思春期の少女特有の気持ちを綴る
  • 沖縄やぎ地獄
    3.8
    沖縄はリゾートだけじゃない。いや、リゾートこそおまけだ。「おいしいものだらけ」の沖縄で食べまくらないでどうする! ゴーヤー・チャンプルー、タコライス、豆腐よう……。極私的沖縄食べまくりエッセイ。
  • 庭ができました
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 庭もまた思い通りに作ってみました。基本の形が完成したので、あとは今後の木々の成長を見守るのが楽しみです。
  • 高山なおみのはなべろ読書記
    3.8
    料理家・高山なおみが、鼻とベロで味わった本の話と、そこから生まれた料理の物語。全24話レシピつき! 本とコミックの情報誌『ダ・ヴィンチ』の好評連載を単行本化。原田奈々による写真も、フルカラーで収録。
  • 田舎でロックンロール
    3.8
    70年代、英米のロックは百花繚乱の様相を呈していた。そして、日本の片田舎に暮らすオクダ少年もその息吹を感じていた。少年にロック魂はいかに宿ったのか? 著者待望のエッセイに、青春音楽短篇小説も特別収録!
  • ぶつかり体験記
    3.8
    座禅、外人作家講演会、断食治療、前世療法、などなど、独自の嗅覚で選んだ一筋縄ではいきそうもないイベントの数々に、銀色夏生が挑戦!
  • ひとりぼっちを笑うな
    3.8
    小さな頃から「分相応」的なものに自分らしさを感じ、「他人に害を与えない」ことを一番大事に考えてきた。友達だって少ないかもしれないけれど、別に悪いことでもないと思う。蛭子流・内向的な人間のための幸福論。
  • 恋愛関係
    値引きあり
    3.8
    女の心意気、プライド、粋、いさぎよさ、度量の広さ、ユーモアのセンス。オトコと真剣な遊びでオールラウンド闘うためには、どれも不可欠な要素。あの人をふりむかせたいと思う時、そして、いい出逢いをもつためには、どうしたらいいか。効果的な口説きの手段、楽しみとしての恋の駆け引き、スマートな攻撃法をサジェッションする、恋愛エッセイ。
  • 常岡さん、人質になる。
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アフガンで“タリバンに拘束された!”と報道され、157日間拉致されていたジャーナリスト、常岡浩介氏の拉致~解放~帰国までの人質騒動を描いたコミックエッセイ。マスコミ報道のおかしさ、人種のギャップ感、真実の取り違いなどをコミカルに描き、事件以来はじめて、真相と真実を明かした問題作!?が登場。
  • 子どもとの暮らしと会話
    3.8
    ふたりの子どもとひとりの親がもみあいながら過ごす日々。いっときも同じ今はない。平凡な日常の中を「生きる」ということの驚きとやわらかな輝き。愛となみだと笑いの三重奏。
  • 花失せては面白からず 山田教授の生き方・考え方
    3.8
    『この三年ほどの正月、わたしは不思議な、そして精神的にはとても贅沢な過ごし方をしている。学生時代の教授と二人だけのゼミナールで元日の午後を過ごす、のである。教授は今年九十三歳、わたしは六十八歳。』忠君愛国以外に生き甲斐なしと信じ、海軍の少年兵に志願入隊した著書は、敗戦によって価値観の根本的な考え直しを迫られ、東京商大に入学。そこで出会った理論経済学の山田雄三教授こそ、著者の生涯を決めた人物であった。出会いから四十余年。探究心で結ばれた、心洗われる“人間の絆”を通して著者自身の精神形成史を綴った感動の一冊。
  • さかさま世界史 英雄伝
    3.8
    世界史上の英雄たちの虚飾に満ちた正体を見破り、たちまち滑稽なピエロにしてしまう寺山修司の眼力。コロンブス、エジソン、聖徳太子、ゲーテ、毛沢東、キリスト、紫式部……。卑近な話題を調味料に、強烈な風刺と卓抜なユーモアでどんな大人物も見事に料理してみせる、ユニークな英雄伝。
  • 神菜、頭をよくしてあげよう
    3.8
    究極のイケメン・アイテムを手に入れ、奇跡的につまらない映画を探し、火を噴くストリッパーを礼賛。ドラッグ禁止を訴えて、時には、恋とはなんでしょう? なんて恋愛について論じたり。音楽活動、マニア本、ちょいエロ話、ぬいぐるみ愛、UFOについてなど、単行本未収録作品も含めた“のほほん”エッセイ44本。きわめておかしく、ときどきほろりな人気エッセイ・シリーズ。
  • 結婚願望
    3.8
    せっぱ詰まってはいない。今すぐ誰かと結婚したいとは思わない。でもどこかで思っている、「いつかはやっぱり結婚したい」と。結婚は、能力ではなくて人格が選ばれることだ。結婚をしたいほど好かれているなんて、嬉しくないわけがない。不確実だとわかっていても、人は人を好きになると「結婚したい」と願うものだ――。『恋愛中毒』の著者が、心の奥底に巣くう「結婚願望」と「結婚の現実」をまっすぐに見つめた、ビタースウィートなエッセイ集。
  • ひとを愛することができない マイナスのナルシスの告白
    3.8
    果たして、ほんとうの愛とは何なのだろう? 愛に不可欠の条件、愛という名の暴力や支配、掟と対峙し、さらには自己愛の牢獄から抜け出すために――。闘う哲学者の体験的「愛」の哲学!
  • 自分の心も好きになりたい つれづれノート(24)
    3.8
    自分の体に興味を持って、アクティブに過ごしていた時期を経て、新しい年を迎えることとなった銀色さん。成人式を迎える娘と息子との暮らしの中で、銀色さんが新たに見つけたものとは……。
  • きれいな水のつめたい流れ つれづれノート(17)
    3.8
    私は今、見晴らしのいい高台から、私の人生のすべてを振り返ってみる。ほとんどのことをやってきた。でもただひとつ、やり残したことがある。それは一人の男性を愛するということ。だから、次はそれに挑戦したい。
  • 私の途中下車人生
    3.8
    終戦の日も時刻表通り走り続けていた汽車の記憶、月曜朝に夜行列車で帰っては出社した会社員時代、車窓から見たフィヨルドの絶景――。紀行作家・宮脇俊三が語る、味わい深い鉄道人生と旅への想いにふれる。
  • 父・宮脇俊三への旅
    3.8
    父が「一人で旅に出る」ことは、「会社に行く」のと同じようなものだった――。その死によって「紀行作家の父」に向き合った娘が、父として、また紀行作家としての宮脇俊三をしなやかに綴る、心にしみるエッセイ。
  • 趣味は何ですか?
    3.8
    無趣味人の著者はふと考えた。蕎麦打ち、ヨガ、ガーデニングにボウリング……世間に趣味は数あれど、自分が打ち込めるものはあるのだろうか。東にカメを飼う人がいれば話を聞きに行き、西に手相趣味の人がいれば占ってもらう。消印収集の奥深さに驚き、階段を愛でるために上り下りする――。見て、聞いて、やってみた趣味漫遊記! これを読めば自分にぴったりの趣味が見つかる、かもしれない?
  • 日本語えとせとら
    3.8
    日本語は千年を超えて生き続け、まことに多彩で奥深い。色を表す言葉なら、あさぎ、納戸、利休ねずみ、群青、すおう。米作りなら、田おこし、しろかき、田植え、草取り、稲刈り。豊かな表現に充ち満ちている。日本語なしには、考えることも知識を培うこともできない。「微衷」「転失気」はどんな意味? 「狼狽」の語源とは? ためになる情報から、相槌の打ち方や句読点の打ち方まで、日本語にまつわるあれこれを楽しく綴る!
  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で
    3.8
    ますます複雑化し肥大する現代の情報化社会を私たちが生き抜くために必要な力とは何か? 変革せねばならないことは何か? ユビキタス・コンピューティングの新概念で世界を変えた著者が綴る提言エッセイ。
  • 呪術講座 入門編
    3.7
    身近にある咒(まじない)から始まり、式神や結界など、日本の文化と深くかかわり常に表裏一体の関係にある呪術をわかりやすく解説。初心者でもわかりやすい、呪術の基礎知識の決定版!
  • これで暮らす
    3.7
    春夏秋冬を快適に。ひと手間の中に生活の楽しさがある――。 歳を重ねると、愛用品の使い勝手が悪くなるタイミングが訪れる。御飯がおいしく炊ける土鍋が重く感じたり、枕の高さが合わなくなったり、大好きな編み物で疲れてしまったり……。そんな時こそ、もっと素敵な物に出会うチャンスかも。こだわるうちに、若い人より残りの時間は少ないのに、手がかかることが楽しくなってきた! 今の暮らしのサイズにぴったりな品を見つけ出す、宝物探しのような日々を綴った生活実用エッセイ。人気エッセイストが実際に使った物だけを全力でオススメ!
  • インドの聖地タワンへ瞑想ツアー
    3.7
    これは数年前に行った旅で、帰ってからすぐに原稿にまとめたのですが、なぜかすぐに発表する気持ちになれず、そのままパソコンの中に寝かせていました。 それが今年の春、突然、あのインドの本を出したい!という思いがわき起こってきて、改めて原稿を読み返し、今の視点の解釈をところどころに追加して完成させました。 なんというかたぶん、外に出していい時期が来たというか、旅の持つ活動的な感情が収まった後の、そーっと浮かび上がってくるものを書き残したいという思いが私にあったのではないかと思います。
  • 優雅さとミステリー つれづれノート(41)
    3.7
    これからだ。これから、自分の世界を居心地よく作りあげることが、やっとできる。 私の今の暮らしは、家と庭と畑という3種類の空間を行ったり来たり。 そうしながら心の中ではさまざまなことを考えている。 同じことの繰り返しのように見えるけど、中身は毎日違う。 日々、新しいことが起こっている。 それらをひとつひとつやっていこう。 もう一瞬たりとも、自分らしくない生き方をしたくない。 ここで、この生き方を突き詰めたい。
  • 絵の中のモノ語り
    3.7
    大人気「怖い絵」シリーズ著者の中野京子さんが名画に描かれたアイテムをもとに、 歴史の謎や闇、社会背景、画家たちの思惑を読み解きます。 絵をじっくり見てみると、意外なものが隠されていて――。
  • 47歳、まだまだボウヤ
    3.7
    声優デビュー25周年! 『おそ松さん』(松野おそ松)、『鬼滅の刃』(冨岡義勇)、『呪術廻戦』(夏油傑)、『FINAL FANTASY VII REMAKE』(クラウド・ストライフ)など人気作に多数出演しながらも、SNSを一切やらず謎に包まれた47歳アナログ声優が綴った初エッセイ集! ゲームやレコードをこよなく愛し、夜はお酒とYouTube。 「あと5分」を5回繰り返してから布団を出て、スタジオへ。 雑誌『ダ・ヴィンチ』連載「ロール・プレイング眼鏡」と、『hm3』ほかで連載された「櫻井孝宏のザクライ」に加え、本書のために行われた故郷・愛知県岡崎市での「執筆取材」の模様も収録!
  • ザ煩悩
    3.7
    この本は現代人の赤裸々な煩悩にまみれています。決して回し読みはしないでください。
  • 町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう
    3.7
    聞けば誰しも「あんな店のことね」と頭に浮かぶ「町中華」。 しかしその「町中華」とは、一体なんなんだ!? 「町中華ブーム」のきっかけとなった一冊が書き下ろしを加え文庫化! ことさら美味いからというわけでもないのになぜか愛着がある「町中華」。 しかし最近、数が減っている? いつのまにか「町中華」は絶滅危惧種になっていた。 誰かが記録しなければ忘れ去られる味と店がある。 昭和の古きよき食文化をレポる、「町中華探検隊」が結成された! 定義はなにか、どう遊べば楽しいか。 隊長の北尾トロをはじめ、独自のスタイルで町中華探訪を繰り返す隊の面々。 店主の話を聞き、メニューに思いを馳せ……。 数々の店を訪れ見えてきたのは、戦後日本の食文化の歴史だった。 美味さだけじゃない、エンタメと人生がここにある。 異色の食レポエッセイ。 カバーイラスト=清野とおる(『東京都北区赤羽』)
  • オトコのカラダはキモチいい
    3.7
    前立腺だって、愛されたい――。AV監督の二村ヒトシ、腐女子代表の岡田育、BL評論家の金田淳子という3巨頭が、禁断の男性の体について徹底的に語り下ろす。10年先のエロの現場まで見通せます。
  • 東洋的な見方
    3.7
    「来るべき『世界文化』なるものに対して、われら東洋民族の一員として、それは大いに貢献すべきものをもっておる」--。 アメリカ、イギリスの諸大学で教鞭を執り、直に西洋思想にふれた大拙だからこそ看破できた東洋思想の優れた特性。曰く「世界の至宝」が、二分性の上に成り立つ西洋思想の不備を補い、互いに補完し合うことで、真の世界思想を可能にする。 帰国後に執筆され、大拙自ら「近来自分が到着した思想を代表するもの」という論文十四編すべてを掲載。大拙の思想を最もよく表す最晩年のエッセイ集。 解説・中村元/安藤礼二 【もくじ】 序 東洋思想の不二性    東洋「哲学」について 現代世界と禅の精神 東洋学者の使命 自由・空・只今 このままということ 東洋雑感 「妙」について 人間本来の自由と創造性をのばそう 荘子の一節--機械化と創造性との対立への一つの示唆-- 東洋的なるもの--幽玄な民族の心理-- 東洋文化の根底にあるもの 近ごろの考え一項 日本人の心  アメリカにおける鈴木大拙博士   --『東洋的な見方』の解説にかえて 中村元  最後の大拙   --『東洋的な見方』文庫版解説 安藤礼二
  • 男をこじらせる前に
    3.7
    「男の価値」を決めるヒエラルキーは激変した。これからの男性に必要なのは、コミュ力とネットワーク、そしてこころに女性を住まわせること。男は自信を持ち直し、女は男への対処法がわかる必読エッセイ!
  • 愛情生活
    3.7
    「物思いに沈んでいる表情が良い、といってくれた。私はその言葉にびっくりして、じっと彼を見詰めていたような気がする」誰よりもセンチメンタルでドラマチックな二人の、愛の日々の軌跡。解説・江國香織
  • 33個めの石 傷ついた現代のための哲学
    3.7
    報復の連鎖の時代における、かすかな希望は確かにある。 人は傷つけ合う、その先を見つめた、柔らかな哲学エッセイ。 米国・バージニア工科大学で起こった銃乱射事件。 32人の学生、教員が殺され、犯人の学生は自殺した。 キャンパスには犠牲者を悼む32個の石が置かれたが、人知れず石を加えた学生がいた。 33個めの石。それは自殺した犯人の追悼である。 石は誰かによって持ち去られた。学生はふたたび石を置いた。それもまた、持ち去られた。 すると、別の誰かが新しい石を置いた。 「犯人の家族も、他の家族とまったく同じくらい苦しんでいるのです」。 犯人も現代社会の被害者であるという追悼を、われわれは出来るだろうか。 敵と味方の対立を無効化し、「やられたらやり返してやる」という報復の連鎖を超越していく物語を紡げるだろうか。 単行本刊行後、東日本大震災を経て発表された5編と書き下ろしを加えた文庫特別版。 社会は変わりようがない、人々が傷ついたとしても仕方がないというのっぺりとした社会意識を、食い破ることのできる希望。 それはまだ小さな流れではあるけれども、世界のあちこちで少しずつ開こうとしている柔らかなつぼみなのだ。
  • 日本語の冒険
    3.7
    デジタル時代だからこそ、よい日本語を身につけたい。コミュニケーションの齟齬を防ぎたい。作家・阿刀田高が、文章を読み、書くことの大原則をユーモアたっぷりに綴る、教養と実用のエッセイ集。 ■江戸いろはガルタと上方いろはガルタはどう違う? タは「旅は道連れ」(江戸)「立板に水」(上方) ツは「月夜に釜を抜く」(江戸・上方とも同じ) 果たして「月夜に釜を抜く」とは……?■「一日ひとつ得をした」日記を書く。日本語を身につけるいちばんの早道は毎日日記をつけること。■百人百詩 歌謡曲や百人一首、百人百様の、日本の心の一詩を読み解く。■クロスワードパズル 難しい日本語で、言葉遊び。■翻訳 意味を移すということ ■落語とストーリー ■小説の一行目はどう書くか? ■いい日本語とは何か?様々な角度から日本語に迫り、ユーモアの中に日本語の上手な使い方を解く。
  • 家系図カッター
    3.7
    4歳まで難聴を気づかれないほどの崩壊家庭。大人を欺き世の中を冷めた目で見ていた増田少年がつかんだ小さな小さな光。現在はカワイイ文化の発信者として世界的活動を続ける著者が、破滅的半生を赤裸々に明かす!
  • 一生、遊んで暮らしたい
    3.7
    フェリーの風呂場でイチモツをひけらかし、物々交換でイレズミを請け負い、嬉々として“ルイ・びとん”のゴム長を履き……。カオルちゃん、イサミちゃんをはじめとする岸和田少年愚連隊でお馴染みの面子が続々登場!あるときは石鹸を重ねて使う女にほろりとし、ろくでなしの親父のために体を売る女に情を寄せる、作家・中場利一の全人格の発露! ともいえるくだらなくも凄さみなぎるエッセイ集。
  • 添乗員奮戦記
    3.7
    海外旅行専門の添乗員・岡崎大五は、きょうもきょうとてツアー客を引き連れて、世界中を東奔西走。お客さまのためなら、たとえ火のなか、水のなか、世界中どこまでもお供します。盗難、迷子、詐欺に奇病、あげくはハリケーンとさまざまなトラブルにへこたれず、旅行を楽しむお客さまのご要望(ワガママ)に応えるため、悪戦苦闘!イタリア、タイ、カリブ、カナダ、インドにサハラ砂漠。世界各地で日本人観光客が巻き起こすハチャメチャ・トラベル・コメディ第2弾!
  • かわいい子には旅をさせるな
    3.7
    鷺沢さんの旅はどこへ行ってもトラブルばかり。事前に目的地の正確な位置を調べなかったために、10メートル先も見えない霧の峠道で「はとバス」を反対車線から無理に追い抜くことになってしまったり、安いチケットを追求したために複雑な経由の便になってしまい、ロスト・バゲージのためシカゴの空港で6時間もひたすら待つことになったり――。だけど、やっぱり、旅立たずにはいられないのでした。笑って泣ける珠玉のエッセイ集。
  • 検疫官 ウイルスを水際で食い止める女医の物語
    3.7
    新型インフルエンザ対策の第一人者・岩崎惠美子。その最前線の攻防を描いた本格医学ノンフィクション! 日本人で初めてエボラ出血熱を間近で治療した惠美子。50歳を過ぎて熱帯医学を志し、安穏な医師生活を捨て去ってウガンダやインド、タイ、パラグアイなどで現場治療にあたる。日本検疫史上初の女性検疫所長とまでなった彼女は、生物・化学テロ、感染症、ウイルスの脅威から日本を守ってきた。その活躍を大宅賞作家が描く。
  • 蛭子の論語 自由に生きるためのヒント
    3.7
    前著『ひとりぼっちを笑うな』が大きな反響を呼んだ蛭子能収。新作のテーマはなんと「論語」。孔子が残した言葉の数々を見て、蛭子は何を思い、語るのか。息が詰まるような現代で自由に生きるためのヒントが満載。
  • ラブコメ
    3.7
    日本人が何より好きな白いご飯。今、目指すは自給自足生活――!? とにかく一度作ってみようと、楽しくも過酷な米作り体験をつづる。ごはん愛にあふれたエッセイ(原田マハ)+コミック(みづき水脈)。
  • 受け入れない
    3.7
    1巻1,210円 (税込)
    『新宿スワン』『ラブ&ピース』『リアル鬼ごっこ』『みんな!エスパーだよ!』と公開ラッシュが続く鬼才園子温監督のエッセイ!
  • がんばれ自炊くん! ビギナー編
    3.7
    憧れの一人暮らし。1DKアパートの小さなキッチンがシェフのステージ。基本的な道具の使い方から、意外に誰も教えてくれないご飯の炊き方のイロハまで、自炊博士と読者投稿がおいしい裏技を伝授。 ※本書は二〇〇一年九月刊、小社単行本「がんばれ自炊くん!」を二分冊にし、改題・加筆・修正して文庫化したものが底本です。
  • アタマ八分目、ココロ八分目
    3.7
    人生、意地になったらはじまらない。ムカついたら終わりです。アタマ八分目、ココロ八分目……これが幸せのコツ!何事もナットクが一番。ゼータクを求めるから欲がでる。両手を広げてスイスイと気楽に行こう。大好きな車の話から趣味のことなどすべて教えちゃう、所さんのスーパー・エッセイの決定版。
  • 一私小説書きの日乗
    3.7
    2011年3月から2012年5月までを綴った、平成無頼の私小説家・西村賢太の虚飾無き日々の記録。賢太氏は何を書き、何を飲み食いし、何に怒っているのか。あけすけな筆致で綴る、ファン待望の異色の日記文学、第一弾。
  • 楽しい古事記
    3.7
    イザナギ・イザナミの国造り、アマテラスの岩戸隠れ、八俣の大蛇。伝説の主役たちが、嫉妬に狂い、わがままを言い、ご機嫌をとる――。神々と歴代の天皇が織りなす武勇伝や色恋の数々は、壮大にして奇抜、そして破天荒。古代、日本の神様はとっても人間的だった! 「殺して」「歌って」「まぐわって」物語と歴史が渾然一体となっていた時代、その痕跡をたどり旅した小説家・阿刀田高が目にしたものは!? 古事記の伝承の表と裏をやさしく読み解いた一冊!
  • 幸福論
    3.7
    「あなたにとって幸福とは何ですか?」という問いかけに、大勢の人々が「昼寝」や「テレビをみること」、「美味しいものを食べること」と答えているのを見たならば、あなたはそれをどう感じるだろう。〈私たちの時代に失なわれてしまっているのは「幸福」ではなくて、「幸福論」である〉と記す著者が、古今東西の「幸福論」に鋭いメスを入れ、イマジネーションを駆使して考察した新たなる「幸福論」。
  • セドナへのスピリチュアルな旅
    3.7
    ネイティブ・アメリカンの聖地として名高いアメリカ、アリゾナ州のセドナ。ボルテックスと呼ばれるパワースポットへのトレッキング、サイキックリーダーとのセッションなど色々体験してみました。
  • 食をめぐる旅
    3.7
    流れるように店から店へ、おいしいものを求めてさまよいました。みんな何を求めて来るのだろう。ここと他のところとはどう違うのだろう。何を食べても、どこへ行っても興味はつきません。
  • ひとり、風に吹かれるように つれづれノート(25)
    3.7
    ひとり、風に吹かれる。そんな風に生きたい。――子供たちの進路に心悩ませ、諸事に慌ただしく過ごしながらも、銀色さんが新たに興味を持ったものとは……。時に頷き、時にほっこりな銀色ライフがここに!
  • 50からは、毎日が“一期一会”
    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    年を重ねてこそわかる、気持ちよく生きるための習慣を、暮らし上手な著者が提案する。衣食住に加えて、心も快適にキープするヒント満載。心と暮らし、住まい方、お金、人間関係、健康の知恵。
  • 大人のための日本の名著50
    3.7
    『源氏物語』『こころ』『武士道』『旅人』ほか、日本人としての教養を高める50作品を精選。編者独自のわかりやすい「要約」を中心に、「読みどころと名言」や「文献案内」も充実した名著ガイドの決定版!
  • 洋食や たいめいけん よもやま噺
    3.7
    たいめいけんの初代店主が、洋食やで起こる日々の出来事、師匠や兄弟子に教わった心遣いなどを綴ったエッセイ。戦前、戦中、戦後と姿を変えていく東京の街、一軒の洋食やから、変わらぬ下町の人情を描き出す。
  • 女の仕事じまん
    3.7
    誰でも子供の頃は、いろんな職業に憧れるもの。CA(キャビン・アテンダント)、アイドル歌手、看護士さん、保母さん……。でも「今の私は仕事を持っているし、こんな不況じゃ、転職する勇気もない」と思っているあなた! それなら、想像するしかありません。“看護士さんになって、他人の腕に注射針を表情ひとつ変えずに突き刺す私”“トラック運転手になって、次のドライブインで、「歌うヘッドライト」に八代亜紀の曲をリクエストしようと考える私”“主婦になって、奥様友達と懐石ランチする私”……。女性のための「想像上の転職」ガイド! 爆笑エッセイ。
  • 妖精が舞い下りる夜
    3.7
    人が生まれながらに持つ純粋な哀しみ、存在していることの孤独を心の奥から引き出すことが小説の役割ではないだろうか。小説を書きたいと強く願った少女は成長しやがて母になり、芥川賞を受賞――。少女・青春期の思い、家族や本のこと、心を締めつける記憶の風景を率直に丁寧に綴り作家小川洋子の原点を明らかにしていく、珠玉の一冊。繊細な強さと静かなる情熱を併せ持つ著者の全貌がみえる初めてのエッセイ集。
  • 甘党ぶらぶら地図
    3.7
    食いも食ったり! にっぽん全国ご当地甘味、その数なんと一都一道二府四十三県分。世に便利なお取り寄せあれど、現地に行かねば味わえない、できたてハフハフ、作りたてアツアツの味もある。すべてをのんびり歩いて味わった極上の甘味地図。あなたの住む町からも、ちょっと足をのばせば出会える、その土地ならではの老舗の味が満載。本書を読んだら、すぐにでも出かけたくなること受けあいの旅心刺激エッセイ。
  • なぜ仕事するの?
    3.7
    いったい自分は何をやりたいのだろう。何をやったら退屈しないでいられるのだろうか。私の20代は葛藤だらけだった――。「就職ジャーナル」「とらばーゆ」編集長を歴任、のちにiモード開発の立て役者となった著者にも、こんな時代があった! 就職難時代の仕事選びから、現場で出会った数々の試練、そして雑誌一冊を任されるまで。ビジネスの第一線で活躍を続ける著者が、心の揺れをありのままに綴り、頼れるセンパイとなってその対処法を見つめた、仕事エッセイ集。
  • 贅沢貧乏のマリア
    3.7
    昭和62年、安アパートの自室でゴミの山に埋もれて孤高の死を遂げた作家森茉莉。父森鴎外に溺愛された贅沢な少女時代。結婚、渡仏、離婚などを経て自立。54歳で作家となり、独得の耽美な小説世界を発表した後半生の貧乏ぐらし――。「精神の贅沢」を希求し続けた84年の生涯の頑なで豊かな生き方を、人気作家群ようこが憧れとため息をもってたどっていく全く新しいタイプの人物エッセイ。
  • 世界が完全に思考停止する前に
    3.7
    9.11から3年、イラク戦争から1年半、地下鉄サリン事件から9年。ブッシュ&小泉の愚鈍な政治、大儀名分さえないイラク戦争と自衛隊派遣、ヒステリックな少年犯罪や北朝鮮報道、唖然とする政治家の暴言……。みんな、ちゃんとテレビ見てますか? けっこう世の中すごいことになってますよ。あらゆる現実に葛藤し、煩悶し続けるもっともナイーブなドキュメンタリー作家・森達也がこの国に問いかける「今」に危機感を持つすべての日本人をナットクさせる日常感覚評論集!
  • そして私は一人になった
    3.7
    「六月七日、一人で暮らすようになってからは、私は私の食べたいものしか作らなくなった。」夫と別れ、はじめて一人暮らしをはじめた著者が味わう解放感と不安。心の揺れをありのままに綴った日記文学。
  • かなえられない恋のために
    3.7
    誰かを思いきり好きになって、誰かから思いきり好かれたい。かなえられない思いも、本当の自分も、せいいっぱい表現してみよう。すべての恋する人たちへ、思わずうなずく等身大の恋愛エッセイ。
  • ロウソクの科学
    3.7
    「この宇宙をまんべんなく支配するもろもろの法則のうちで、ロウソクが見せてくれる現象にかかわりをもたないものは一つもないといってよいくらいです」ロンドンの貧しい鍛冶屋の家に生まれたファラデーは、1本のロウソクを用いて科学と自然、人間との深い交わりを伝えようとする。子供たちへの慈愛に満ちた語りと鮮やかな実験の数々は、科学の面白さ、そして人類の未来をも照らしだす。時を超えて読者の胸を打つ感動的名著。
  • きれいな気分、軽い感情。 つれづれノート(44)
    3.6
    反省も解明も悪いことではないけど、それほど長く考え込むべきではない。そんなことを考えていたから未来が悶々とし続けていたのだ。パッと切り替えて明るい気分で過ごしていたら、次の日は明るい気分になっていたかもしれない。暗い反省や妄想をし始めたら、ダメと思って、きれいな気分、軽い感情、だよ。忘れていても、気づいたら明日のために明るいことを考えよう。ぼんやりとしたまなざしで核心を探るように物事を見ていこう。 自然体でつづったつれづれノート44巻。
  • 名画と建造物
    3.6
    映画「サイコ」の家、スフィンクスに登る侍、印象派のエッフェル塔嫌い――。 20の名画が伝える時代の息吹きを読む、絵画鑑賞本! 過去と現在の比較ができるよう、写真も掲載。 歴史を学び、観光案内にもおすすめです! クロード・モネ『サン・ラザール駅』 マルク・シャガール『七本指の自画像』 グスタフ・クリムト『旧ブルク劇場の観客席』 フィンセント・ファン・ゴッホ『アルルの跳ね橋』 エドワード・ホッパー『線路脇の家』など
  • 山のごはん
    3.6
    山で口にするものはどれもこれも美味しく、忘れられない。自分で背負っていく以外、山では食料にありつけないので、ありがたさは倍増する。遠くの峰を見つめながら口にしたミカンやアメ玉のひと欠片が体中に沁み込み、再び力が湧いてくる。山登りの食事はまさに至福の時間といえる――。さりげなく出てくる「山のごはん」に食欲が湧き上がる! 著名なイラストレーターであり、半世紀にわたる登山歴を持つ著者の、山の食べ物に焦点を当てたイラスト&エッセイ集。
  • ゲゲゲの娘日記
    3.6
    大漫画家であると同時に二人の娘の父であった水木しげる。その姿は、次女からどう見えていたのか!? 幼少期の思い出から、父・逝去後まで……娘としてずっと傍で”お父ちゃん”を支えてきたからこそ書ける、水木サンの魅力的な素顔に迫るエッセイ集。 家族のこと、仕事のこと、すきな食べ物のことなど、家族でしかしならいレアエピソード満載。 貴重な写真の数々も収録。生誕100周年の記念文庫化にあわせて、悦子さんの書下ろしエッセイを収録。
  • 一私小説書きの日乗 憤怒の章
    3.6
    追悼 西村賢太 2022年2月に急逝した、最後の無頼派作家・西村賢太氏がライフワークとして書き継いだ日記文学「一私小説書きの日乗」。「日記がなぜこんなにも面白いのか」と、各界にファンの多かった作品の続編を、ついに文庫化。芥川賞受賞後の多忙の日々を虚飾なく綴った日記文学の白眉。 解説 玉袋筋太郎
  • 魔性ですか?
    3.6
    「なんで私、いつも魔性の女って呼ばれるんだろう。 そんなことないのに……」 恋愛観、娘や犬との穏やかな暮らし、仕事のスタンス。 ユーモアと毒をちょっぴり含んだ、人気女優、初めての本音エッセイ。
  • バブル・コンプレックス
    3.6
    子どもに就活アドバイスができずに悩む「親バブル子ゆとり」、平野ノラの芸がイタくもあり嬉しくもある「ディスコの灯を守り続け」、とんねるずとフジテレビの運命に無常を見る「女子大生ととんねるず」、奥田民生に学べ!バブル崩壊後のナチュラルブーム――「ナチュラルの波を乗りこなせ」……など、全20章を収録。受験戦争はらくらく通過、就職活動は売り手市場。苦労知らずで、おめでたくて、50代になっても後輩気分……そんな駄目な世代を自認する酒井順子が見る、バブル世代の功罪とは。団塊・新人類世代と氷河期・ゆとり世代にはさまれたバブル世代。消費に積極的でコミュニケーション能力が高くて肉食、というイメージはどうしてできたのか。メディア、ファッション、名付け、IT、出世……あらゆるテーマでバブル世代を振り返る、バブル世代もそうでない世代も、おもわず頷く新しい愛ある世代論!
  • 出店にトライ! つれづれノート(35)
    3.6
    心の整理整頓をしながら過ごす日々。過去のあの出来事はどういうことだったのか、今のこの時期はどのような意味を持つのか……。プールで泳ぎながら、浮かびながら、思いを巡らせていた時、田舎のお祭りに出店を出すアイデアがひらめいた。ついでにクッキーも焼こうか。どんな形のどんな味にしよう。準備期間、半年。紙袋もデザインして真冬の2月の出店にトライ!しみじみとあたたかい日常のドラマ。つれづれノート36冊目。
  • 働くおっぱい
    3.6
    現役トップAV女優が初めて素の自分を“丸出し”するエッセイ! AV女優なのに恋愛はNG!? 職業を書いたら家は借りられない!? そんな私、友達が一人しかいない!(涙) 18歳からAV女優一筋の“えろ屋”が見つけた生きる道! 大幅な加筆修正を経て、ダ・ヴィンチニュースの大人気エッセイ連載が待望の書籍化! 【おまけ】 ・大ボリューム書き下ろし! 「まえがき」&「あとがき」 ・紗倉まなプレゼンツ 珍おっぱい&乳首図鑑 (イラストは人気マンガ家のスケラッコさん!)
  • 文庫版 妖怪の理 妖怪の檻
    3.6
    知っているようで、何だかよくわからない存在、妖怪。それはいつ、どうやってこの世に現れたのだろう。妖怪について深く愉しく考察し、ついに辿り着いた答えとは。全ての妖怪好きに贈る、画期的妖怪解体新書。 目 次 妖怪のことを考える前に 妖怪という言葉について 妖怪のなりたちについて 妖怪の形について 講義録 通俗的妖怪と近代的怪異 妖怪のことを考えているうちに
  • 『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日 いろいろ【無料試し読み特別版】
    無料あり
    3.6
    家の壁のほとんどを占めるたくさんの本棚。大好きないちご色の壁。長年の日々の台所仕事で得た、かんたんおいしい十八番のメニュー。カラフルなメガネやキャンディみたいなリング。ビビットなカラーのワンピース。『魔女の宅急便』をはじめ多くの児童文学の名作を生み出してきた、作家角野栄子の美しい暮らしをあますことなく紹介する一冊! 五歳で母をなくし、戦争と終戦も体験。二十四歳でブラジルに移民として渡り、世界中の人々と知り合った。現在八十二歳の角野栄子は言う。「魔法は一つ。すべての人が、必ず持っているのよ」人生を明るく、色鮮やかにいきていくための『衣』『食』『住』のレシピ集の抜粋版。電子限定特典(『魔女の宅急便』一巻一章試し読み)

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  • おいしい店とのつきあい方
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    同じお金を払うのに、なぜかお店に大事にしてもらえる人がいる。その違いは何だろう? 初めてのデートや大事な接待など外食を大切な時間に変えるちょっとしたコツを教える大人のレストラン活用バイブル。
  • 草食系男子の恋愛学
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    優しく、まじめで誠実だけれど、なかなか恋愛に積極的になれない「草食系男子」。そんな草食系男子のために、自らも暗い青春を送り、「恋愛上手とは人間理解が深いこと」と悟った著者が、自らの実体験、また学問的アプローチから、会話やコミュニケーション、正しいエッチの知識などを伝授。草食系男子に恋する女子にも必読の一冊!
  • バカの瞬発力
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