自分自身の肉体について「醜いものを醜いと感じつつ、それを放置しておくという、神経の鈍感さにつくづく嫌気がさす」→ダイエット、という森さんの心理に「そう!!!!」と深く深く頷きました。要らないお肉が付くと美意識、感覚、それに思考まで鈍感になりそうで嫌。周りの人から「痩せ過ぎでは」と言われても、自分で(
...続きを読むお腹がぷよってなってるのが気に入らん。くびれ!)と思ったらくびれ作ります。誰のためでもなく自分が自分を好きでいるために…だいたい好きじゃないから、少しでも気に入ってるとこは増やしたい。
森瑤子さん初めて読んだと思うのですが面白いです。ちょっと時代錯誤もあるけれど小気味良くて好き。90年代に雑誌掲載されてたエッセイなので描写は一昔前ですが、出てくるギャル(敢えて)は今とあまり変わってない気が……いや若干、弱年齢化してる感覚です。ここでは女子大生くらいかな?の女の子ですが、今は中学生くらいからこんな感じ。中学生くらいからアラサーまでこんな感じだから凄いね…とジャスト40は思います。
年取ったからでなく、画一化進みまくってるから若い子の見分けが付かないのかも。でも年取ったからかも。
自分はこうじゃない!と思いつつ、でも電話の相手によって声のトーン変わるのはわたしもだ。男運は悪い。それはわたしがそんな男性とつり合うような女性だからであって…耳が痛いです。
この本、手元に置いておきたくなりました。森さんの小説も読みます。