小説・文芸 - 双葉社作品一覧

  • 死者に捧げる殺人
    -
    後楽園球場で原辰徳のサヨナラホームランの劇的な場面で、観客の老人が絞殺された。つづいてマニラでTVアナが、更に武蔵小山では電気店の主人が殺された。十津川警部らは、老人の家にあった名刺の中から殺された2人の名前を発見、裏に謎の数字が見つかった。その謎を解くテープが図書館火災の現場から……。

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  • 死者はまだ眠れない
    -
    調布市で電気店の店主が、京王多摩川の河原で男の死体を発見、通報によって警官が駈けつけた時には死体が消えていた。数日後、国電十条駅の近くで「妻を絞め殺した」と自首した男のアパートの一室からも死体が消え、更に中野区の住宅街でも……死体消滅への深まる謎とその背後に潜む恐るべき真相に、十津川警部が挑む!

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  • 師匠シリーズ : 1 師事
    4.1
    1巻1,144円 (税込)
    2ちゃんねるで伝説的な人気を誇るオカルトホラー小説が、ついに書籍化!主人公兼語り部の「ウニ」が、大学で出会った霊感を持つ先輩「師匠」に導かれ、様々な怪事件を体験していく。謎が謎を呼ぶ重層的な物語の果てには、未体験の世界が……。シリーズ第一弾!
  • 史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記1980-1989
    4.7
    80年代は『アップダウンクイズ』『クイズタイムショック』など素人参加型のクイズ番組がひしめいていた。そして、誰もがニューヨークに行きたいと憧れた『アメリカ横断ウルトラクイズ』。最強のテレビ観察者・てれびのスキマこと戸部田誠が、ウルトラクイズのなかでも伝説として語られる第13回大会を中心に、当事者たちの証言を基に描く青春群像劇。運動でもなく勉強でもなく、クイズを選んだ青年たちのノンフィクションノベル!
  • 死体格差 解剖台の上の「声なき声」より
    3.9
    死体にも「格差」がある――。解剖台の上の遺体には、その人が生前、どのように生きてきたか、その痕跡が数多く残されている。老い、孤独、貧困、病…一つ歯車が狂えば、誰もが“悲しい死”を迎える可能性がある現実を現役の法医学解剖医が明かす。
  • 舌先の格闘技
    3.7
    「しゃべるスピード」が「ジャイアント馬場」級の中島らもが、「必殺のへらず口」を体得すべく、松尾貴史・いとうせいこう等口先の達人達と舌戦を展開するスーパー対談集! 格闘王・前田日明との対談も新たに収録。

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  • 「死」と向き合う「おくりびと」たち
    -
    映画『おくりびと』で納棺師という職業が広く知られました。今や超高齢化社会で、増え続けているのが年間死亡者数。葬儀業界も需要が拡大する中、「おくりびと」の仕事に従事する人たちが注目されています。「おくりびと」と呼べる職業は、納棺師ほか、葬祭ディレクター、エンバーマー、火葬場職員、遺品整理士、お墓ディレクター等があり、仕事の中身は意外と知られていません。その仕事内容、失敗談、やりがいなど、本書は「死と向き合う“おくりびと”」エキスパートたち20人に取材し、現場に携わるプロの「生の声」を記したノンフィクションです。
  • 死なないで
    4.3
    1巻440円 (税込)
    地味なOL生活を送っていた七代が、ついに出会った理想の男性、安人。だが婚約の幸せに浸る間もなく、旅先の宿から、心中をほのめかす手紙を残して安人が姿を消してしまった。翌日には女性の水死体だけが発見される。七代は独自に真相を突きとめようとするが──。複雑に絡みあう男と女の愛のかたちが心に染みる長編サスペンス!

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  • 信濃塩田平殺人事件
    -
    1巻440円 (税込)
    上田市の塩田平で、ひっそりと陶器を焼いて暮らしている栗原桂は、夜中の地響きで目をさました。隣の土地に大型ダンプが廃材を投棄していたのだ。二週間ほどして刑事が来訪し、十年ほど前に桂と縁談があった男の妻が失踪したことを知る。宮之原警部を紹介され真相を探るうち、廃材の下から男の妻が発見されて……。

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  • 死に方がわからない
    3.7
    1巻1,815円 (税込)
    自殺マニュアルではありません。「ひとりっ子親なし配偶者なし子なし」のひとり暮らしが増えている昨今、若くても、親兄弟がいても、いつなんどき部屋で倒れたり不幸にも亡くなってしまうという、孤独死ならぬ孤立死をしてしまうかわかりません。本書は、現代のおひとり様が、いかに他人様に迷惑をかけず、部屋で腐らず、綺麗に人生を閉じるかを、実例を挙げながら指南する”実用エッセイ”。物騒なタイトルとは裏腹に、ユーモア溢れる文章なので、楽しく読めるうえにいつの間にか知識が増えていきます。垣谷美雨氏推薦!
  • 死に向かうアダージョ 新装版
    3.0
    死に魅入られた二人の男女は、甘美な充足感の中で終焉を迎えるはずだった。アルビノーニの荘厳な旋律に浸りながら……。しかし雪に閉ざされた山小屋で、愛と孤独、そしてほんの少しの偶然が、事態を予期せぬ方向へと導いていく。傑作心理サスペンス!
  • 死の扉
    3.3
    1巻1,870円 (税込)
    元プロ野球選手が殺人で起訴されたが、ある男の証言が決め手で無罪となった。男の息子はつい最近亡くなっており、息子を安楽死させた疑いで、華岡検事は担当医師を取り調べているところだった。ふたつの事件に違和感を抱いた華岡はさらに捜査を進めた――。終末期医療のあり方を問う、ヒューマンミステリー!
  • 島を救ったキッチン シェフの災害支援日記 inハリケーン被災地・プエルトリコ
    4.0
    2017年9月に史上最大級のハリケーン「マリア」で壊滅的な被害を受けたカリブ海の島・米国領プエルトリコ。その惨状に心を痛め食料支援に向かった人気シェフ・ホセが見たのは、復旧や支援物資の配給が遅々として進まず、電気も水も、そして食料も断たれて困り果てる熱帯の島の人々の姿だった。コネと前例でガチガチになり非効率な支援を続ける政府機関、「やってますアピール」に必死な首長、そして自分のこと以外に無関心な大統領――「人災」の拡大する島で、レストラン経営で培った段取りや調達のノウハウを生かして一人でも多くの人に冷たい非常食ではなく「温かい、人の作った食事」をふるまおうと奮闘し、最終的には約300万食を支援したホセ。本書はその、ダイハードかつパワフルな奮闘記である。
  • 指名手配作家
    4.5
    1巻858円 (税込)
    売れない小説家・大菅賢は担当編集者を口論の末に殺してしまい、茨城に逃亡する。潜伏先で自殺を決意するも、すんでの所で桐畑直美と出会い、彼女の家に匿われることに。さらに、賢が直美のゴーストライターとして小説を書き再デビューを狙うことで二人は意気投合するも、そんな作戦が簡単に成功するはずもなく……。どん底男女が嘘で這い上がる傑作ピカレスク・ホームコメディ!
  • シャッター通りの死にぞこない
    3.0
    潰れかけたシャッター商店街に、元ヤミ金の男が流れついた。さびれた店と老人だらけのこの商店街はバンビロードというよりゾンビロード。男は住人の依頼で町おこしイベントをでっちあげるが、当然のように大失敗。昭和のアッパー系おやじアサカツの登場で、事態はカオスの頂点へ。著者初の長篇小説は、3ページに1回は腹筋が痛くなるハイテンションコメディ。
  • 上海灯蛾
    4.2
    1巻2,200円 (税込)
    1934年上海。「魔都」と呼ばれるほど繁栄と悪徳を誇ったこの地に成功を夢見て渡ってきた日本人の青年・吾郷次郎。彼の許を謎めいた日本人女性が訪ねる。ユキヱと名乗るその女が持ちこんだのは、熱河省産の極上の阿片と芥子の種。次郎は阿片の売買を通じて上海の裏社会を支配する青幇の知己を得て、上海の裏社会に深く踏み入っていく。栄光か。破滅か。夜に生きる男たちを描いた、上海ピカレスク。
  • 市役所なのにココまでするの!?
    3.0
    1巻759円 (税込)
    故郷の市役所にUターン就職し、工業振興企業誘致課、通称・市役所工場に配属された新人、天明未来の奮闘記。設計の仕事を志しながら意に沿わぬ部署に配属され、戸惑いながら毎日を過ごす未来。仕事もさることながら、職場の人間関係や母親との確執を経て、しだいに成長していく――。著者の綿密な取材をもとに描いた、リアルお仕事小説が誕生!
  • 終幕のゆくえ
    -
    1巻583円 (税込)
    六七歳の柴田一郎は、独り暮らしの無聊を慰めるべく、自分史を書きはじめるのだが(「自分史」)。病院帰りに立ち寄ったビルの名店街で渡された腕時計のようなものは、自分がどのくらい嫌われているかわかるというアイテムだった(「嫌われ度メーター」)など、人生の黄昏時を迎えた者たちに訪れる奇妙であやしい出来事。全編書き下ろしで贈る、珠玉の二十の物語。
  • 週末、死にたくなるあなたへ。
    1.0
    1巻1,320円 (税込)
    何でもあるのに、何にもない。愛する人も愛されることもない。激変する世の中に身も心も疲れ切った〈息してるだけ女子〉に、人気エッセイスト・蝶々がそっと寄り添います。「泣ける」「わかる」「私だけじゃないんだ」……30~40代女性に大反響を読んだWEB連載、待望の書籍化!
  • 週末の人生 カフェ、はじめます
    3.4
    将来に漠然とした不安を抱え、代わり映えのしない日常には飽きている。そんな、ちょっとお疲れ気味の中高年に手にとってほしい、少し勇気を出して、新しいことにチャレンジする物語。40半ばの井本正美は、近所に洋風のあしらいのあるかわいい古民家を見つけ、そこを間借りして土日限定のおにぎりカフェを開くことを決意する。家主のムツさんはまさに「おばあちゃんの知恵袋」といった人で、おいしい焼きおにぎりの作り方、100年続くぬか床など、正美の目を輝かせてくれる。独身で特に趣味もない正美だったが、俄然「週末の人生」が変わり始めた――。『カフェ、はじめます』を文庫化に際して改題。
  • 週末は、おくのほそ道。
    3.5
    高校教員の美穂は30歳。仕事に追われ疲労困憊の日々、恋人ともうまくいっていない。そんなある日、高校時代ともに「俳句甲子園」に出場した友人・空と、SNSで再会する。美穂は俳句に親しんだ日々を懐かしみ、いつか行ってみたいと思っていた「おくのほそ道」をめぐる旅に空を誘う。週末ごとに松尾芭蕉たちが辿った地をふたりで旅しながら、日常を離れ心を休める美穂。同行してくれた空は、この旅路で「会いたい人」がいるようで――。古人の足跡を辿りながら「今」を生き直す女性たちの感動の物語。
  • 珠玉
    3.3
    国民的歌手だった美しい祖母は、自分とは似ても似つかず超えられない存在。常に比較されてきた歩は他人の目を恐れて目立たぬよう生きていたが、経営するファッションブランドの人気が低迷しデザイナーの相棒にも見限られ、最悪の状況に陥る。そんな折、仕事を失いかけているモデルの穣司と出会う。歩のブランドの建て直しを穣司は強引に手伝いはじめるが……。弱さを抱えた者たちが成長する姿を丁寧に描いた物語。
  • 祝祭の子
    3.5
    1巻2,035円 (税込)
    十四年前、宗教団体〈褻〉が、運営する施設内で大量殺人事件を起こし世間を震撼させた。団体トップの石黒望がコミューンで育った子供たちに信者らの殺害を命じたのだ。子供たちは〈生存者〉と呼ばれ、事件後も後ろ指をさされる生活をしている。そのうちの一人・夏目わかばは警察から石黒の遺体が発見されたことを聞く。石黒は名前を変え整形手術をし、十年以上別人として生きていた。混乱しているさなか、わかばが何者かに襲われたところで、かつての仲間と再会し――。 ミステリー界注目の作家が贈る、新境地!
  • 主婦が幸せになる53の方法
    3.3
    平凡な日々こそ愛おしい――30代~アラフォーの女性が向き合う自分自身の生き方、子育て、夫婦関係、親子関係などを等身大で綴ったエッセイ集。生活情報誌『サンキュ!』で好評連載のエッセイ「幸せな主婦になるための方法」からセレクトした1冊。カリスマ主婦として人気を集める著者の暮らし術やお気に入りアイテムを紹介する撮り下ろし写真も収録。
  • 主婦が幸せになる60の方法
    -
    「今の私ってこれでいいの?」「主婦の私にできることなんてない…」そんな迷いや不安を抱いている女性たちに、カリスマ主婦ブロガーが等身大で綴るエッセイ。「幸せって特別なものじゃない」「平凡な日々こそ、愛おしい」そう気づかせてくれる60のヒント。家族を愛し、自分を愛するための大切な心のバイブル――。生活情報誌『サンキュ!』連載コラムのほか、文庫版書き下ろしも収録。挿画/柿崎こうこ
  • シュレーダーの階段
    3.0
    突然誘拐され、窓のない部屋に閉じ込められたうえ、解かないと脱出できないという難解なゲームをつきつけられた加奈美。一方、いじめを受けている中学生のそらいちは、ひょんなきっかけから姉の部屋に忍び込むことになり、そこで隠しカメラを見つける……。一見、無関係に見えるこの二つの話は、ラストで思わぬかたちで繋がっていく。それはまるで、見方によって違うものが見えてくる錯視「シュレーダーの階段」のようである。「脱出」と「侵入」を描く長編サスペンス!
  • SHUN HORIE ホリエル、シネマる。 1st PHOTO BOOK
    -
    1巻2,200円 (税込)
    『声優MEN』の人気連載「ホリエル、シネマる。」が1冊に! 映画を愛する声優・堀江瞬が、さまざまなテーマの“映画”を語って体験しています。連載での未公開写真に加え、単行本でしか見られない、映画のヒーローに扮した「なりきりシネマ」、「映画デート」等撮りおろしパートや本人執筆の映画コラムも収録! ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 消化器内科の名医が本音で診断 「お腹のトラブル」撲滅宣言!!
    -
    1巻1,760円 (税込)
    朝の満員電車で急にグルグル痛み出す。いきんでいるのにスッキリ出ない。そんな「お腹のトラブル」を撲滅すべく、元芸人志望にして消化器内科のユニーク名医・石黒智也先生が立ち上がる! ”通勤中に下すくらいなら朝食不要”など、豊富な臨床とみずからのユル腹を元に導き出した本音診断が炸裂。毎日のお通じ状況を簡単に記録するだけで快腸生活が手に入る「ウンコー日誌」の付録つき。目指せ一日一便!! ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 少女モモのながい逃亡
    3.5
    農家の娘モモは、政府の農業集団化政策と飢饉によって家族が引き裂かれた。一縷の望みをかけ、故郷を出て街に向かったが、そこで待っていたのは監視と密告。モモは生きるため、あることを始める……。かつて「ソ連」だったウクライナとロシアの歴史に着想を得て描いた少女の苛酷な日々。やがて見えるであろう一筋の光に、胸が震える感動作。
  • 小説 DESTINY 鎌倉ものがたり
    5.0
    西岸良平の人気ロングセラーコミック、古都・鎌倉のファンタジーロマン『鎌倉ものがたり』が待望の実写化! 『ALWAYS  三丁目の夕日』チームが贈る、時空を超えた冒険ファンタジー映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』。監督・脚本・VFX山崎貴、2017年12月9日より全国東宝系で公開。話題映画の小説版。
  • 小説 星守る犬<新装版>
    4.1
    道ばたでないていた子犬の「ぼく」を、みくちゃんって女の子が拾ってくれた。ぼくの新しい生活がはじまった。みんな一緒の楽しいくらしは、ずっと続くと思ってた。でも、家族はだんだん離ればなれになって、ぼくは一人取りのこされたおとうさんと「旅」に出ることになったんだ――日本中が涙した大ヒットコミック、その感動が小説になって蘇る!
  • 小説 ミスミソウ
    3.0
    わたしの家族は焼き殺された――。雪深い田舎町の中学に転校してきた少女・春花を待ち受けていた、あまりに切なく残酷な出来事。そして、巻き起こる凄惨な復讐劇……。押切蓮介の伝説のコミックス『ミスミソウ[完全版]』を、オリジナルエピソードを交えてノベライズ。カバーイラストは押切蓮介の特別描き下ろし。
  • 少年たちのおだやかな日々 〈新装版〉
    4.0
    こんな時、どうしますか?同級生の母親の不倫現場を目撃してしまったら?姉の婚約者が、ある犯罪の常習者だったら……。ある少年が遭遇する7つの出来事は、驚異のどんでん返し7連発。 1999年8月に文庫刊行以来、2度目の新装版。
  • 勝負師の極意
    3.0
    87年にデビュー以降、日本競馬の歴史と記録を塗り替え続けている勝負師の著書が待望の文庫化。大舞台での想像もできないようなプレッシャーに打ち勝つための考え方から名馬との思い出まで。名手のすべてがわかる一冊。
  • 昭和を紡いだ東洋一のナイトクラブ 実録 赤坂「ニューラテンクォーター」物語
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    “伝説のクラブ”といわれる「ニューラテンクォーター」が誕生したのは1959年。海外のトップアーティストたちの華麗なるステージと一流のサービスが話題を呼び、芸能界、スポーツ界、財界、政界、そしてヤクザのトップも集まる東洋一の社交場となる。そこで起きた「30年間に及ぶ日本の夜の昭和史」を、同クラブの山本信太郎社長の目を通して語っていく実録小説。力道山刺殺事件の真相から、ホテルニュージャパン火災の真実など、今だからこそ語れるエピソードが満載。
  • 白戸修の事件簿
    3.7
    1巻550円 (税込)
    就職浪人2年目の白戸修(千葉雄大)は、超お人好しで気弱な性格。女の子からもまるで空気のように存在をスルーされてしまう、『モテナイ系男子』。ところが、幼馴染・黒崎仁志(本郷奏多)との再会をきっかけに、彼の人生は激変!なぜか「事件」からモテるようになり、次から次へと厄介な出来事に巻き込まれてゆく。【TVドラマ化作品】

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  • 白戸修の逃亡
    3.8
    爆破予告の犯人「松崎」に間違えられ、多くの人に追われることになった白戸修。しかし、行く先々で過去に事件で関わった人たちが救いの手をさしのべてくれる。果たして彼は「白戸」に戻れるのか!?長編ミステリー!
  • 不知火判事の比類なき被告人質問
    3.7
    1巻1,815円 (税込)
    誰もみたことのない衝撃の逆転裁判がはじまる――。フリーライターの湯川和花は殺人事件の裁判を傍聴するのだが、結審直前に衝撃的な被告人質問を目の当たりにする。左陪席の不知火春希裁判官が予想外の質問を被告に投げかけ、悲しすぎる事件の真相を自白のもとに晒して法廷の景色を一変させてしまう。こうした不知火判事の質問は「他に類を見ない質問」と法曹関係者の間で囁かれていた。
  • #指令ゲーム
    4.0
    あなたの人生は本物ですか? 福山鞆広は大学卒業後も就職せずに、アルバイトを続けていた。そんなある日、大学の先輩だった城之内祥子から「起業するから幹部社員として参加してほしい」と連絡が入る。しかし条件があり、それは日常型エンターテイメントゲーム【指令ゲーム】のテストプレイをすることだった――。これはゲーム? 現実? 日常と非日常が交差するこのゲームに終わりはあるのか……。第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作受賞の気鋭の作家によるサスペンスミステリー!
  • 深淵の怪物
    3.8
    1巻1,540円 (税込)
    美術教師が殺害された事件を追う女刑事。彼女と事件を繋ぐのは、少女の写真をアップしているアングラサイトだった。事件の真相は彼女自身も抱える捻れた愛によることに気づき……。第39回小説推理新人賞奨励賞に選ばれた「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」を含む四編を収録した短篇集。謎が解かれた先の、人の感情の揺れを丁寧な筆致で描く期待のデビュー作!
  • 真贋
    3.8
    盗犯を担当する警視庁捜査三課のベテラン刑事・萩尾と、部下の女性刑事・秋穂。テレビドラマ化された話題作『確証』で活躍したコンビが帰ってきた! 窃盗事件の報に臨場した萩尾と秋穂は、その手口から常習犯・ダケ松の仕業と見抜く。しかし、逮捕されたダケ松に面会した萩尾は、供述に疑問を持つ。どうやら弟子がいるらしい……。国宝の展示される陶磁器展が絡み、二転三転する捜査。果たして真犯人は?錬達の警察小説。
  • 信州安曇野殺意の絆
    -
    森下美登里の婚約者、秋沢俊夫が突然失踪し、俊夫の親友、相川友彦も謎の事故死を遂げた。二人は信州安曇野へ一緒に行き、旅先で撮った一枚の写真を見た直後からひどく脅え始めたのだ。安曇野に何か謎が!?美登里は真相を掴むため、友彦の妹、佐和子と一緒に安曇野に向かい、そこで意外な人物に……。

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  • 新選組!!! 幕末ぞんび  斬られて、ちょんまげ
    4.0
    幕末、麻疹の大流行で、近藤勇の剣術道場には閑古鳥が鳴いていた。ある晩、仲間の土方歳三や沖田総司と町の見回りに出た近藤は、甦った死人の群れに取り囲まれてしまう。辛くも逃れた近藤たちは、江戸のみならず国中で増殖する〈ぞんび〉の存在を知り、一橋慶喜にその退治を依頼されるが……。書き下ろし時代小説の新シリーズ開幕。
  • 新鮮 THE どんでん返し
    3.4
    ※この商品は、一部の作品が固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、その作品のみ文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 浦島太郎が龍宮城に来てみれば、待つのは密室殺人? ネット社会、刑期を終えた男の名は半永久的に残る現実が。捜査会議後の刑事たち。会話の中に、事件解決のさらなる大展開あり。シンガポールで新婚旅行、二組の男女の心理が交錯したすえに……。トロフィー凶器の殺人に、ミステリ史上前代未聞の仕掛けが! 包丁研ぎが巧みな女のもとに昔の男が訪れ、切れた二人の関係は一転し……。六編のどんでん返しが、あなたを夢中にさせる。 ※六編の作品中、『筋肉事件/四人目の』(似鳥鶏)のみ、作品の性質を鑑みて区切りごとに画像化してあります。あらかじめご了承ください。
  • 真相
    4.0
    犯人逮捕は事件の終わりではない。そこから始まるもうひとつのドラマがある。──息子を殺された男が、犯人の自供によって知る息子の別の顔「真相」、選挙に出馬した男の、絶対に当選しなければならない理由「18番ホール」など、事件の奥に隠された個人対個人の物語を5編収録。人間の心理・心情を鋭く描いた傑作短編集。
  • 新装版 あなたに捧げる犯罪
    4.7
    1巻561円 (税込)
    突然現れた妻の旧友は、厚顔で鼻持ちならない女だった。従順な妻を家政婦のように扱い、平穏だった家庭生活を掻き乱していく。そんな彼女に夫は不快感を募らせていくのだが……(日本推理作家協会賞受賞作「妻の女友達」)、ありふれた日常に潜む心の闇と、音もなく忍び寄る恐怖を描いた傑作サスペンス集。
  • 新装版 おかしえんの ごろんたん
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 NHK朝ドラ『なつぞら』の放送で注目が集まる、女性アニメーターの先駆者・奥山玲子。日本のアニメ創生期にアニメーターとして活躍、数多くの作品で作画監督や筆頭原画を歴任した彼女が、おくやまれいこのペンネームで1980年に出版した児童書『おかしえんのごろんたん』を復刊。巻末には、復刊に寄せて、彼女の夫であるアニメーター・キャラクターデザイナーの小田部羊一のインタビューを収録。〈インタビュー・資料構成/叶精二〉
  • 新装版 影法師冥府おくり : 1 父子雨情
    -
    父を暴漢に殺害された青年剣士・宇佐見平四郎は、師と仰ぐ平山行蔵が御先手組が氏ら・藤堂源左衛門から命じられた先手御用掛の仲間として、許せぬ悪を討つ役目を担うことになった。勘定方の島田外記と銭両替商・秋田屋の不穏な関係を探るうち、平四郎の前に、秋田屋の腹黒い企みが姿を現す。剣と情の名作シリーズが新装版になって登場!
  • 新装版 熊田十兵衛の仇討ち 本懐編
    4.0
    1~2巻506~517円 (税込)
    父を闇討ちにした山口小助を追い、仇討ちの旅に出た熊田十兵衛。しかし、何年経っても小助を見つけだすことはできず、ついには眼を病んでしまう。十兵衛が視力を失ったことを知った小助は、逆にある企みを……。表題作『熊田十兵衛の仇討ち』のほか、『鬼火』『首』『寝返り寅松』『舞台うらの男』『仇討ち狂い』の6編の珠玉の短編を収録。
  • 新装版 不知火隼人風塵抄 葵の密使 : 1
    5.0
    端正な顔立ちと隆とした身体で女たちを虜にする謎の侍、不知火隼人。その正体は将軍の隠し子にして、剛剣と短筒を自在に操る幕府の凄腕密使だった! 大奥御年寄歌橋の命を受け、奥州で消息を絶ったお庭番の行方と仙台藩の不穏な動きを探る隼人に、極悪非道な凶敵が忍び寄る。剣戟の名手による伝説の娯楽大作、装いも新たに登場!
  • 新蔵唐行き
    -
    行方を絶った北前船には、恩義ある人の嫡男が乗っていた。破船の噂を頼りに、新蔵は一人の少女を連れ、長崎福江島を出港した。向かうは波濤逆巻く東シナ海の彼方、アヘン戦争まっただ中の清国だった。冒険時代小説、待望の文庫化!
  • 死んでも負けない
    4.0
    祖父はビルマ戦の帰還兵で、戦争中の武勇伝を得意満面に語る。何百回と繰り返される話だが、聞かないと鉄槌が下るのだ。その祖父が入院した。そこで僕は信じられない光景を目の当たりにする…。戦争帰りの偏屈な老人に翻弄される一家をコミカルに描いた家族小説。著者の知られざるユーモアセンスが冴え渡る会心作!
  • 新NISAはほったらかしが9割
    -
    1巻1,650円 (税込)
    『株はメンタルが9割』『株は銘柄選びが9割』が好評の長田式株投資術、第3弾は「新NISA」を徹底攻略。2024年1月から始まった「新NISA」。最大の特徴は「生涯非課税」、「投資金額上限1800万円」と“投資で儲けやすい”仕組みであること。「通常の株式投資、旧NISAとの違い」、「新NISAでやってはいけない買い方」、「新NISA向きの銘柄、向かない銘柄」など、“新NISAで勝つ!”ノウハウを伝授。長田氏注目の「厳選20銘柄」解説つき。
  • 信念の女、ルシア・トポランスキー ホセ・ムヒカ夫人 激動の人生
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    “世界でもっとも貧しい大統領”ウルグアイ第40代大統領ホセ・ムヒカ。その妻は、国会議員のルシア・トポランスキー。ムヒカに寄り添い、いつも穏やかな微笑みを浮かべる彼女だが、かつてはゲリラ戦士だった。裕福な家庭の娘として育った美少女が、なぜ革命家になり、どう今に至るのか。信念の女性ールシアの波乱万丈な人生を追った一冊!
  • 新版 韓国ドラマ&K-POPがもっと楽しくなる! かんたん韓国語読本
    -
    1巻1,540円 (税込)
    『韓国ドラマ&K-POPがもっと楽しくなる! かんたん韓国語読本』新装改訂版。韓国ドラマやK-POPが好きになると韓国語を覚えたくなるもの。本書ではセリフや歌詞によく出てくる単語・フレーズを、初心者でもわかるようにやさしく紹介。旅行の実用会話やハングルの基本、韓流エンタメ用語も収録。新版では一部を大幅に改訂。新しく「スターの出身地や人気韓流ロケ地の地名&地図」「日常会話&SNSで使う最新略語」「韓国料理やカフェのメニュー名」「パソコン&スマホの用語解説」等を加えて、役立つ韓国語情報がパワーアップ! ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • [新版] みさえの愛情たっぷり手ぬきレシピ
    NEW
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    野原みさえは、国民的コミック『クレヨンしんちゃん』の主人公“しんちゃん”こと野原しんのすけの母! 29歳の専業主婦。おケチでバーゲン好きで、しんちゃんからは“妖怪ケチケチおばば”などとも呼ばれる。ぐうたらでダイエットは三日坊主。散々なイメージのみさえだけれど、家族への愛情は誰にも負けない。そんなみさえが手ぬきでも愛情をたっぷりかけた、コスパ抜群の美味しいレシピを紹介。「お尻ぶりぶり大根」「妖怪 三段豚腹煮」「ふわふわシロパン」「春日部ゴボウ衛隊」「こんがり おにババ茶漬け」など、料理名も野原家風。さらには「しんのすけ弁当」「ひまわり弁当」「シロ弁当」「ぶりぶりざえもん弁当」のレシピと、型紙付き! 2006年に新書判で刊行した同タイトルの新装版。食卓もレジャーも楽しくなるレシピ本です! ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • シーボルトの駱駝
    -
    旅芸人の一座に拾われた、天涯孤独な娘・さわ。その一座が長崎で手に入れたのが、徳川家に献上されるために、シーボルト来日2年前に日本に連れてこられた駱駝だった。興行で背に乗ることになったさわだが、波瀾に満ちた旅興行はやがて、国を揺るがす事件に結びついていく。書き下ろし長編時代小説。
  • JR周遊殺人事件
    -
    根室本線の厚岸駅を出発した快速ノサップ号が門静駅をすぎたあたりで脱線転覆した。一ヶ月後、まったく同じ脱線転覆事故が再び起こった。二人の運転士は、前方に強烈な閃光が走り、目が眩んで急ブレーキをかけたと話した。二度目の事故では、東京のルポライター杉浦重夫が死亡。JR北海道に脅迫状が届き、十津川警部が捜査に乗り出した。だが、浮上した容疑者には完璧なアリバイが……。
  • ジェノサイド・ボーイズ
    -
    1巻440円 (税込)
    近未来の渋谷、そこは暴力だけが支配する無法の街。〈男爵一族〉〈ラフズ〉〈流れ星〉……未成年たちで組織された武闘“集団”が覇を競っていた。抗争に明けくれながらも微妙なパワーバランスを保っていた各“集団”であったが、この均衡が突如崩れさった。“集団”の一つが何者かに皆殺しにされたのだ!!

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  • 自画像
    3.5
    男子が作った女子ランキング。あの子よりも、私は上だった――。美醜のジャッジに心を弄られ、自意識が衝突しあう教室。そこではある少女に対し、卑劣な方法で「魂の殺人」がなされていた。のちに運命を束ねたかつての少女たちは、ひそかに自分たちの「裁き」を実行してゆく。その先に、果たして出口はあるのか。静かな祈りのような希望が滲むラストに、胸がうち震える。
  • ジグソーパズル48
    3.0
    私立曙女子高等学院の問題児ばかり集められるクラスに、ある生徒が異動してきた。家族が借金を抱えているため、自分で学費を稼ごうと校則違反のアルバイトをしていたことが理由だという。それを知ったクラスメイトたちは彼女が特待生資格をとれるよう一致団結するが……(「マルキュー」)ほか全七篇を収録。個性豊かな女子高校生達が日常で起きた事件を解決! 
  • 自殺同盟 〈新装版〉
    4.0
    小学六年生の少年と窓際サラリーマンはともに陰湿なイジメに遭い、自殺しようとやって来た鉄道の駅で意気投合した。二人は、バイクに乗って自殺場所探しの旅に出かけるのだが……。(「自殺同盟」より)。恐怖、ユーモア、謎、サスペンス……平成元年刊行の傑作短篇集が令和元年に甦る!
  • 自死という生き方 覚悟して逝った哲学者
    4.1
    1巻1,980円 (税込)
    著者は立命館大学の哲学講師。2006年4月、自死を遂げるが、そこには一冊分の完成原稿が残されていた。自殺の意味と理由、方法、哲学的背景、そして決行日に向けての心理分析と行動録……淡々と描かれる「積極的な死の受容」の記録がここに。 ※2008年に刊行された本書は、「人生観を試される衝撃の書」として話題になりました。 65歳の春。晴朗で健全で、そして平常心で決行されたひとつの自死。 「人生の果実は充分味わった。」そう感じた著者の遺稿『新葉隠 死の積極的受容と消極的受容』に、評論家・浅羽通明氏による解説と御子息による巻末文を加え、『自死という生き方 覚悟して逝った哲学者』と改題して出版したものです。 電子書籍化した本書を読むことで、様々に変容する世の中を生きる我々もまた「老いと死」に向き合えるかも知れません。
  • 自薦 THE どんでん返し
    3.4
    名だたる本格ミステリの書き手があなたを仰天させる!ミステリには不可欠のラストの驚き、どんでん返し。6人の作家が自作から「これは」というどんでん返し作品を自ら選び、読者に届けます。どうぞみなさん、だまされてください。
  • 10歳で私は穢された
    4.0
    8歳。父のDVで両親が離婚。その後、ひとつ年上の兄は家出。「死にたい」と泣く母を前に、心を決めた。お兄ちゃんの分まで「いい子」になる、と。10歳。母の恋人から性的虐待を受けた。でも、誰にも言えなかった。「おじさん」がいなくなったら、ママは今度こそ死んでしまう。歯を食いしばって耐えた。18歳。不登校を乗り越えて高校卒業後、パフォーマーになる夢を抱きニューヨークに短期語学留学を果たす。だが、周囲との圧倒的なレベルの差に挫折して失意の帰国。「自分は生きていてもいい存在だと思いたくて」、気付いた時には男性と積極的に性的関係を持つビッチになっていた。完全な自傷行為だった。20歳の誕生日を目前に控えた20年1月。彼氏との些細ないさかいを機に心の病を発症し、アルバイトしていた飲食店等を休職。追い打ちをかけるようにコロナ禍に襲われ、店は休業・収入ゼロに。 もう、いやや。死のう。 いつしかベルトを首に巻いていた。病院で目覚めた――死ねなかった。やがて、憎しみの刃は最愛の母へと向かう。極寒の深夜2時、修羅場の幕はまさに切って落とされようとしていた。 橋本なずなさん、23歳。 現在はカウンセラーとユーザーを結ぶ出会いの場「Bloste(ブロステ)」を起業する傍ら、社会人大学生として生き直している。性的虐待、セックス依存、自殺未遂、母の呪縛……壮絶な過去から時に逃げ、時にもがきながら必死でつかんだ「明日」とは? そして見出した圧倒的な「希望の光」とは? 今、生きるのがしんどいすべての人に捧げる著者渾身のメッセージ!!
  • 十返舎一九 あすなろ道中事件帖 : 1 悪女のゆめ
    4.0
    重田貞一(のちの十返舎一九)は、堺の家も妻子も捨て去り、戯作者として名を立てるべく、江戸でひとり悪戦苦闘の日々を送っていた。そこへ北町奉行・小田切土佐守から探索への協力を求められる。土佐守にはかつて世話になっており、貞一はあてがわれた岡っ引の岩徳としぶしぶ江戸を廻る。すると、そもそもその岩徳自身が怪しさ満点で、羽振りのよさと、娘だという若い女との同居に勘ぐりを入れる貞一だったが……。新人ながら才走った著者による、初の書き下ろし時代シリーズ始動!
  • 実は、拙者は。
    5/15入荷
    -
    深川佐賀町の裏店に住まう棒手振りの八五郎は、平凡かつ地味な男。人並み外れた影の薄さが悩みの種だが、独り身ゆえの気楽な貧乏暮らしを謳歌している。そんな八五郎は、ある夜、巷で噂の幽霊剣士「鳴かせの一柳斎」が旗本を襲う場に出くわす。物陰から固唾を呑んで闘いを見守る八五郎だが、一柳斎の正体が、隣の部屋に住まう浪人の雲井源次郎だと気づき――。影と秘密は江戸の華!? 期待の新鋭が贈る、書き下ろし傑作時代小説。

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  • 実録!「裏稼業」騙しの手口
    -
    2013年、振り込め詐欺は被害額過去最悪を更新した。警察や銀行、メディアが連日注意喚起しながらも、手垢のついた手口になぜか騙されてしまう。内部の構造が見えにくい振り込め詐欺組織の全容から、誰も書かなかった脱法ハーブビジネスの裏側まで、実行犯に複数接触し裏稼業の最新事情を暴露する!
  • 実録・北の三叉路
    4.0
    1巻1,144円 (税込)
    謎の隣国・北朝鮮。報じられるのは金一家の独裁体制や核・拉致問題などの政治トピックばかりだが、かの国にも普通に生活する一般人がいる。北朝鮮出身の父親と在日韓国人2世の母親の間に生まれ、朝鮮総聯に勤務していた筆者が目にした北朝鮮の真実とは? 朝鮮学校の人々、北で暮らす家族や一般市民、韓国・北朝鮮の政府関係者、日本の公安関係者、さらには世界のほかの国の人々に映る等身大の北朝鮮像がここにある。
  • 実録小説 神戸芸能社 山口組・田岡一雄三代目と戦後芸能界
    5.0
    三代目山口組・田岡一雄組長が戦後、山口組全国進攻の先兵として、「庶民に娯楽を」の名目で立ち上げた伝説の興行会社「神戸芸能社」の栄光の軌跡とその終焉を初めて描いた本作品。美空ひばり、鶴田浩二、田端義夫といった大物芸能人と田岡組長との知られざる関係が多くのエピソードと共に綴られている。歴史的資料となる戦後芸能史。
  • 実録 レイプ裁判 法廷で暴かれた犯行現場
    3.5
    週刊大衆で15年にも及び掲載されているロングラン連載「実録 レイプ裁判」の初単行本化。本連載は、著者が各地の裁判所で傍聴を行い、関係各所に取材してまとめた性犯罪ドキュメントである。連載回数700本以上の中から、30話を厳選した。テレビや新聞の多くは性犯罪事件を「暴行事件」の一語で報じ、その実態を忌避しがちだが、本書はその実態に光を当てた。決して知ることができない性犯罪者たちの動機から、凶悪な手口、犯行の模様までを描いたクライムノンフィクション。

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  • 蛇目孫四郎斬刃帖 老中斬り
    5.0
    泰平に馴れきった世の続く文政十年、孫四郎は女の家からの帰途に出くわした夜盗を斬り伏せた。翌日傭主である中野石翁に呼ばれると、そこには北町奉行所の与力がいて、夜盗斬り許可の手形を渡される。ところが、同じ手形を持った浪人と出会ったことから、孫四郎は公儀の企みに気づき、幕府に一泡吹かせる気分になっていった。

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  • 蛇目孫四郎斬刃帖 修羅の悪女
    5.0
    蛇目孫四郎は、二年ぶりに江戸に足を踏み入れた。ある仲間に誘われるままに老中松平和泉守を殺し、旅に出ていたのだ。永代橋の橋詰に来たとき、五人の浪人に襲われ事きれようとする職人風の男から帖面を預かり、新たに現れた浪人も斬る。再び中野石翁の元に戻った孫四郎は、新たな事件の探索に乗り出すが……。

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  • 蛇目孫四郎斬刃帖 桃色寺
    -
    蛇目孫四郎のもとに、四谷鮫ヶ橋坂下の空き地で二つの死体が発見されたという知らせが、もたらされた。一つは玉を潰され頭を砕かれた浪人で、もう一つは孕んでいる商家の女房であった。主人の中野石翁の興を満たすべく孫四郎は、事件の解明にのりだした。やがて現場付近に妖しげな寺が存在することが、孫四郎の知るところとなったが……。

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  • 蛇目孫四郎斬刃帖 正雪の黄金
    5.0
    江戸向島の中野播磨守清茂・中野石翁の屋敷内にある剣術道場に寄宿する蛇目孫四郎は、斬られて瀕死の浪人から1枚の書付けを手に入れた。意味不明の仮名文字の記されたその紙片を持つ孫四郎が、今度は襲われ、主人とも言うべき石翁も謎の文の解読に興味を示す。解読の糸口が見えた頃に湯島天神の境内から埋蔵金が出た。

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  • 蛇目孫四郎斬刃帖 女人連綿
    4.0
    蛇目孫四郎は、向島にある中野播磨守清茂の広大な屋敷内にある剣道道場に住まう剣士である。文政八年二月、商家の娘が寺詣りの帰りに殺される。孫四郎の懐を狙って酒を飲む北町奉行所同心蛙半兵衛が、早速恵を借りにやってきた。

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  • 蛇目孫四郎斬刃帖 殺し稼業・十五屋
    -
    文政9年の春、大川の百本杭に若い女の死体が浮いた。首筋には毒を塗った吹き矢の刺さった痕があった。向島に住む中野播磨守清茂は隠居して石翁と称していたが、無類の捕物好き。蛇目孫四郎は石翁の命でこの事件を調べるうちに、江戸では金で殺しを請け負う稼業のあることが判明した。さらに孫四郎は殺し稼業の実態を暴く危険な探索を続行する。

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  • 蛇目孫四郎斬刃帖 首切り
    5.0
    八月の暑い盛り、蛇目孫四郎は神田明神境内の水茶屋にいた。眼前で町人の背中を斬りつけた浪人の両手首を、思わず抜き打ちで薙いで斬り落とした孫四郎だったが、町人は「イタバシテンジュ」と呟いて事切れる。孫四郎は、中野石翁の命を受け、事件の真相を追い始める!

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  • 15分のお江戸コメディ ことわざ時代劇
    3.0
    「それを悪女の深情けだと、あなたお笑いになりますか」(第一話)。「袖振り合うも多生の縁と言う通り、わたくしもおせんとの浅からぬ縁は感じています。ですがそれを取り持つものが、狸の妄念であるかもしれぬという点が、いささか不気味」(第六話)。江戸を舞台に、さまざまな人や獣が巻き起こす悲喜劇を、ことわざに寄せて綴ったユニークな短編小説。情感込めて朗読すれば、一層お楽しみいただけます。
  • 十三回忌
    3.5
    資産家夫人の法要ごとに起こる娘殺し。一人は生きながら串刺しに、一人は首を持ち去られ、一人は唇を切り取られた。怪現象に手をこまねく警察を嘲笑うかのように、十三回忌でまたもや事件が起きた――。怒濤の「まさか!?」がクセになる、「やり過ぎミステリ」で人気急騰の著者のデビュー作!
  • 十三階の女
    3.9
    圧巻のスパイサスペンス、待望の文庫化。「十三階」シリーズ第1弾の登場! 警察庁の公安秘密組織『十三階』。この組織は国家の異分子を排除すためには、ときに非合法な捜査も厭わない。若き刑事・黒江律子は北陸新幹線爆破テロを起こした『名もなき戦士団』を殲滅するため、女を使ってまで捜査にまい進する。接触したテロリストを愛してしまったかもしれない――捜査の過程で悩み苦しむ律子は首謀者「スノウ・ホワイト」を逮捕できるのか!?
  • 十三人の戦鬼
    -
    暴政に喘ぐ石館藩を救うために、凄腕の戦鬼が集結した。相手は七万石、十三人で死地に身を投じた“烈士”たちの闘いがはじまる。剣豪小説の雄・鳥羽亮が放つ長編時代小説。

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  • 十三の墓標
    -
    1巻440円 (税込)
    警視庁の坂口刑事の姉夫婦が、ある日突然幼い娘を残し失踪する。やがて夫婦は、福島、栃木と、別々の場所で遺体となって発見されるが……。姪の記憶の中から出てきた幾つかのキーワードをもとに、坂口は、義兄の出生の秘密や、次々と出てくる〈和泉式部の墓〉の謎に挑んでいく!本格旅情ミステリー。

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  • 十字路
    3.7
    1巻440円 (税込)
    美人で有能なキャリアウーマン・坂巻里加は、男嫌いで通っているが、ある日魔がさしたのか行きずりの男とベッドをともにしてしまった。その直後から彼女のまわりでミステリアスな事件が続発する。偶然の出会いで幕が開く赤川サスペンス。

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  • 十八の夏 <新装版>
    4.0
    大学受験に失敗し、予備校に通う信也はある日、河川敷で絵を描いていた紅美子と出会う。やがて同じアパートに住むようになり、信也は紅美子と親しくなるが、信也は“ある事情”を抱えていたのだった……。「恋しくて恋しくて、その分憎くて憎くて、誰かを殺さなければとてもこの気持ち、収まらないと思った」--切なすぎる結末が感動を呼ぶ物語。第55回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作を含む、珠玉の短編集。
  • 14歳の水平線
    3.7
    夏休み、征人は息子の加奈太を誘い、故郷の島にやってきた。征人はたちまち30年前の日々に引き戻され、加奈太はキャンプに参加する。飛び込みに熱中し、ケンカで殴り合い、自意識を持てあまし、初恋に身を焦がし、友情を知り、身近な死に直面する……。思春期の少年が、心身すべてで感じとったものを余すことなく描いた成長物語。
  • 純子
    -
    四国の辺鄙な里に生まれた純子は、下肥汲みの家業にもめげずおてんばに育っていた。母は井戸に身投げしたのに化けて出る。遊女だった祖母は顔が崩れて里の嫌われ者となる。叔父は糞を詰めた天秤棒を担ぐしか能がない。それでも一家は平和に暮らしていた。だが、時代は高度経済成長期。バキュームカーの導入で家業は廃れ、さらには里の水源が涸れてしまい、暮らしはドン底。皆が生きていくためには水道を引くしかない――純子はそれを実現させるため、政治家の愛玩となることを決意するが……。古きよき日本の原風景が蘇る昭和ノスタルジックファンタジー。
  • 純情必死剣 からたけ割り
    5.0
    夫を殺され仇討ちの旅に出た由衣と下男の藤太。江戸にたどり着き、仇を見つけ、立ち合うことに。藤太は国許で村相撲の関脇を張ったほどの力を持つが、剣のほうは旅に出る直前に僅かに教わった程度。果たして仇討ちは成就するのか。中山義秀賞作家が描く人間の愛と誇りの物語。連作短編集。
  • 自由は死せず : 上
    4.0
    1~2巻968円 (税込)
    土佐の上級武士の家に生まれながら、子供の頃は「土佐一の悪童」。志士たちが躍動をはじめた青年期も「時勢に興味なし」と嘯いていた板垣退助。しかし、「あること」がきっかけで佐幕派である主君・山内容堂の意に反し、「幕府などいらん」と豪語、民のための政治を志していく。「板垣死すとも自由は死せず」の一言で有名な政治家・板垣退助の生涯を通して幕末維新の激動を描いた大河小説。直木賞作家にして歴史小説界のトップランナーが描いた「日本の民主主義の始祖」の物語、ついに文庫化。
  • 情炎
    -
    ご赦免で十年ぶりに江戸に戻った島帰りの盗人辰蔵は、北町奉行所の悪徳同心・桜井新八郎に誘われて密偵となった。仕事はゆすり、たかりのネタ探し。ある出来事で二人と関わった元鳶職の伊太郎も、辰蔵の口利きで岡っ引きにとなり仲間に加わる。江戸市中で起こる出来事の裏で、三人が様々な相手を強請り、脅し、金と女を手に入れる。特選連作時代小説。

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  • 上皇陛下からわたしたちへのおことば
    -
    2017年に刊行された書籍を増補改訂して文庫版に再編集。退位の意向を示された陛下の「おことば」が大きくクローズアップされましたが、震災直後などこれまでも折にふれ、そのお人柄がよくわかる印象的なお言葉を発せられてきました。天皇に即位されてからはもちろん、皇太子時代までさかのぼり、発せられた背景の解説とともに紹介します。
  • 縄文神社 関東甲信篇
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    神社にお参りすると、清冽な空気を感じてほっとする。当たり前に捉えていたけど、よく考えてみたら実に不思議なこと。著者は参拝しながら、境内やその周辺に縄文遺跡がある神社が数多いことに気づく。“縄文の人々が心地好いと感じ、神聖視したとっておきの場所で自分も祈っているのではないか”。以来、「縄文神社」と名づけたその地を求めて関東、山梨、長野を文字通り駆け回る日々。前作「首都圏篇」以降、新たに出会った約190社のうち、60社余りを厳選して紹介。一万年、数千年続く祈りの地――あなたの身近にもきっとある! ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 女性の死に方
    4.0
    現役の法医学者として、主に「異常な死に方」で亡くなった遺体と向き合う日々。近年、気になっているのが「女性の死」だという。高齢者層の増加に加え、伴侶との死別や離婚、未婚によってひとり暮らしの女性が増え、亡くなり方にも変化が予想される。現状、解剖に回ってくる遺体はおよそ7対3で男性が多いが、これから女性の比率が上がってくるのではないかと危惧している。さまざまな女性の解剖事例から見えてくるその未来とは。
  • ジョニー・ザ・ラビット
    3.7
    花は桜木。男はジョニー。人間になりたかったちっぽけで孤独な探偵ウサギ、ジョニー・ラビットのもとに舞い込んだ失踪兎の捜索依頼。単純に見えた事件は思わぬ展開をみせ、やがてジョニーは仇敵の待つ人間の街に――。ユーモアとペーソス溢れるハードボイルド。
  • 仁義転々
    -
    1巻440円 (税込)
    西宮の貸元津田の邸宅で開帳されていた手本引き博奕で、喧嘩政はいつものように負け続けていた。胴元の倉島との間に起きたいざこざは、やがて抗争へと発展して……表題作〈仁義転々〉。

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  • 人生のBGMはラジオがちょうどいい
    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    何にもすることがない休日の午後。テスト勉強が手につかなかった平日の深夜。庭先で洗濯モノを干す平日の昼間。疲れて乗り込んだ深夜のタクシー。そこで小さく流れていたのは、いつもラジオだった。内容なんてよく覚えてない。面白かったか定かじゃない。でも、それを聞いたときに、何をしてたかは、覚えてる――。落語界を牽引し、エッセイのジャンルも勢い余って引っ張る一之輔師匠が回想する「あの頃と、あの番組」。
  • 人生のピース
    4.0
    親友の潤子、みさ緒、礼香。ただいま34歳。ずっと恋人のいなかった礼香が見合い婚活することに。潤子はにわかに焦り、結婚相談所に入会。みさ緒もダメ男と手を切ってマンションを買おうとする。「結婚」のフレーズとともに立ち現われる、プライド、ステイタス、メリットetc.……どうしてこうも「わたし」がむき出しになる!?揺れうごく自分の心と向き合いながら、人生を選びとってゆく彼女たちへの温かなエール小説。
  • 人生の夕凪 古民家再生ツアー
    3.5
    人気エッセイストの小説処女作が待望の文庫化!「僕に何かお役に立てることがあったら、いつでも言ってください。仕事のことでも、それ以外でも」「今、ひとつあるんですけれど……十数える間、よりかからせていただきたいんです」(「分別ざかり」)。五話の短編、すべての主人公がシングル中年女性で、変わらない現状に倦み、あるいは突然の変化に戸惑い、はたまた寄る辺ない自分を見つめ直したりする。童心にかえったり、また恋をしたり……。人生の風が再び吹き始める。40代以降の女性に贈る、等身大の応援歌。(『空き家再生ツアー』を文庫化に際して改題)
  • 迅雷
    3.3
    1巻550円 (税込)
    「正気の沙汰やないぞ」「正気やないから、こんなええアイデアが生まれるんや」極道にもなれない半端者の当たり屋稲垣とネジの切り屑回収業、通称ダライコ屋の友永、拳法家くずれのケンが、知恵と勇気のすべてを振り絞って企てた大胆不敵な誘拐。前代未聞、痛快無比。手に汗握る犯罪小説の傑作! ※本作品は双葉社、KADOKAWA / 角川書店で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。

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  • 人類最初の殺人
    3.0
    どんな犯罪にも「起源」があり、殺人は人間にとって最大の禁忌だ。最初の事件の犯人は20万年前の原始人で、動機は怒りだった。信じていた仲間に失望し、棍棒で仲間を殺してしまう。太古の昔にどんな人間ドラマがあったのか――(表題作「人類最初の殺人」)。誰も知らなかった「人類最初の犯罪」の顚末に国立歴史科学博物館の鵜飼半次郎が独自の理論と手法で迫る。そのほか、「詐欺」「盗聴」「誘拐」「密室殺人」を収録した連作短編集。

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