死体格差 解剖台の上の「声なき声」より

死体格差 解剖台の上の「声なき声」より

1,232円 (税込)

6pt

死体にも「格差」がある――。解剖台の上の遺体には、その人が生前、どのように生きてきたか、その痕跡が数多く残されている。老い、孤独、貧困、病…一つ歯車が狂えば、誰もが“悲しい死”を迎える可能性がある現実を現役の法医学解剖医が明かす。

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死体格差 解剖台の上の「声なき声」より のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本を手に取る人は多分死というものにある程度興味があるんだと思う。
    人が死ぬ原因から死体検案書を発行するまでの格差、人の格差、組織の格差など。
    あちらこちらで格差が出ていて、死でさえ平等ではないのかと愕然としてしまう

    0
    2021年12月30日

    Posted by ブクログ

    ■人間の体温は28℃程度にまで下がると心臓に不整脈が出て死亡するとされる。
    ■凍死した遺体は服を脱いだ状態で見つかることがしばしばある。
    ・法医学では「奇異性脱衣」と呼ぶが投資する直前,人は「暑さ」を感じるようになる。
    ・体温のコントロールという生命維持装置の誤作動から生じるtこの現象は「矛盾脱衣」

    0
    2017年12月24日

    Posted by ブクログ

    よくネットで特殊清掃員の人の記事を読んだりするので
    これももしかしてその先がわかるというか
    格差ってこんなとこにもあるのかしら、という
    興味本位で読んでみたけど思いの外
    かなり、重い。
    書いてる人は解剖して死因を追求する先生なんだけど
    孤独死って一言では語りつくせぬその人それぞれのドラマがあって

    0
    2017年06月19日

    Posted by ブクログ

    法医解剖医の著者が死体解剖の経験に基づく、自身の体験と「死」に対する想いを綴った書籍です。

    貧困・孤独・老い の三つの観点から死体を語る3つの章(1~3章)と、「死後格差」(第4章)、解剖医として働く傍ら日々感じていることを綴る「解剖台の前から」(第5章)、「事件の死体」(第6章)「幸せな死体」(

    0
    2020年03月09日

    Posted by ブクログ

    法医解剖医が「格差」をテーマに死体解剖を語る。テレビドラマの法医解剖医とは違い、事件にはかかわらず死の原因のみを解明する。
    通常は知ることがない職業なので、興味深かった。
    死体とかかわり、その原因を探るからこそ見えてくる生がある。

    男の孤独死(長尾和宏著)の最後に対談として登場し、紹介されていたの

    0
    2018年07月03日

    Posted by ブクログ

    犯罪が疑われる司法解剖とは違う、死因がはっきりしない遺体を解剖する調査法解剖を行なっている、大学の教授が書いた本。
    解剖の仕方も書かれているが、主になぜ死因がはっきりしない遺体なのかということが書かれている。
    貧困が多く、貧困のために孤独死だったり、精神疾患があったり、こんな街中でこんな死に方しない

    0
    2017年12月18日

    Posted by ブクログ

    『ヒポクラテスの憂鬱』のような法医学をテーマにした小説を読み、現実を知りたくなった。
    小説は現実と乖離しているわけではないが、現実は小説をはるかに凌ぐようだ。

    第一章「貧困の死体」
    自宅で投資した男性の話から始まる。
    昔ならいざ知らず、路上や山中ならともかく、なぜ暖かいはずの自宅で?
    それには無職

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    2017年07月17日

    Posted by ブクログ

    読みたかったのは、同タイトルの別の著者の本だった。と読み始めてから気がついたけど、これはこれで面白かった。

    0
    2022年10月22日

    Posted by ブクログ

    法医解剖について、よく知っているという人はほとんどいないでしょう。
    解剖される側になる人はもちろんここにはいないし、異状な死や事件に関わることは珍しいし、極めて少ない法医解剖医は社会で声を大にして発言することが少ない。

    本書はそんな法医解剖について、法医解剖医が、自身の経験に根差したリアルな法医解

    0
    2022年04月16日

    Posted by ブクログ

    法医学教室での遺体解剖事例から、死者が置かれた社会状況を考察。貧困、孤独、老い、事件。格差の観点からは、都道府県ごと、解剖率、薬物検査などに大きな差がある。地域の住民サービスの一環に、法医学解剖も含まれると考える。

    格差をメインテーマにテレビで紹介されていましたが、著者によると、格差のお題は編集者

    0
    2018年04月09日

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