ユーザーレビュー 鬼の話を聞かせてください 木江恭 先輩のライター霧島が取材途中で姿を消した 仕方ないとカメラマンの桧山が取材を続けることに 色んな人から鬼が絡む話を聞くお話 最初のお話ではミス・マープルみたいな構成だなーと思いながら読んでいました。 話を聞いてその裏に隠された真実とは・・・みたいな でも話が進むにつれて様子が変わってくる。 最...続きを読む後の話を読むと,また読み直したくなる1冊 人はかくも怖ろしい 作者さんは脚本も書かれているということで, この本を舞台でも見たくなりました Posted by ブクログ 鬼の話を聞かせてください 木江恭 タイトルのわりにホラー要素は一切ないものの、後味の悪いミステリ短編を続けざまに読まされる。尾を引きはするかもしれないが楽しくはないし、どうしてそんな話ばかりになるのか、オチである最終編でそれなりに得心はいったものの、一番気になる点はそこではなかった。 「ヒヤマヒカル」はともかく、「ヒヤマヒナタ」な...続きを読むんて似通った音の名前はさすがにつけないでしょうよ。 Posted by ブクログ 鬼の話を聞かせてください 木江恭 「影踏み鬼」「色鬼」「手つなぎ鬼」「ことろことろ」 四話収録の連作短編集。 渡る世間は鬼ばかり、一見善良な人間に見えても、心の中には鬼が棲んでいる。 SNS上で企画された『あなたの身に起きた“鬼”のエピソードを教えてください』。 写真家の桧山は投稿者や事件関係者の元を訪れ事件の真相に迫る。 実...続きを読むにスリリングで面白い。 ただの取材だとばかり思い込んでいた投稿者も読者も、この男に翻弄される羽目になる。 自身も子供時代に遊んだ事がある鬼あそびが突如禍々しいものに感じられ薄っすら恐怖さえ覚えた。 机上のロジックが導き出す解に驚愕。 Posted by ブクログ 鬼の話を聞かせてください 木江恭 「あなたの体験した「鬼」の話を百字以内で聞かせてください。」というアンケートに応募してきた人達に取材を行い、その体験をゲーム感覚で読み解いて行く。「厳密なルールに基づいた机上のロジックです。」と言う言葉で巧みに取材対象者を籠絡し真相を暴き人の内側に持つもう一つの顔をさらしていく。悪魔のような笑みを浮...続きを読むかべながら。鬼の遊びになぞらえた短編集。冒頭の「プロローグ/エピローグ」が最大の謎でシリーズ化するのかもしれない。ホラーでも怪奇物でもなく淡々と鬼が明らかにされていくところが逆に怖さを増している。 Posted by ブクログ 鬼の話を聞かせてください 木江恭 SNS上の企画「あなたの身に起きた〝鬼〟のエピソードを教えてください」に寄せられた三つの事件。 投稿者あるいは関係者三名の前に現れたのは、ひとりの男だった。桧山は「推理ゲーム」と称して隠された真相を暴いていく。 秘密にしていたことが知られたとき、すがっていたものが壊れた瞬間、優位だと思っていた自らの...続きを読む立場が危うくなったときの表情が見たい――桧山の真の目的はそれだった。 えっ?霧島はどうした?行方不明? Posted by ブクログ 木江恭のレビューをもっと見る