ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
花は桜木。男はジョニー。人間になりたかったちっぽけで孤独な探偵ウサギ、ジョニー・ラビットのもとに舞い込んだ失踪兎の捜索依頼。単純に見えた事件は思わぬ展開をみせ、やがてジョニーは仇敵の待つ人間の街に――。ユーモアとペーソス溢れるハードボイルド。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
花は桜木、男はジョニー、声高らかに歌うはカンツォーネ! 目次にあった「ジョニー・イン・ザ・ブルー・スカイ」に惹かれて購入。じゃっかん「空」買い マフィアのドンに飼われていた兎のジョニーは、今 シクラメン通りで兎の探偵業を営んでいる。 かつて難事件を解決した実績を持つジョニーのもとに ある日、 行...続きを読む方不明の兎を探して欲しいという依頼が持ち込まれた。 兎の失踪などよくあること、と安く請け負ったジョニーだったが 事件はどんどん深みを増し—— ドンから、男の何たるかを教え込まれたハードボイルド・ジョニーの 真の男の物語。 読み始めは、ハードボイルドってこういうことなのかとも思うけど なんか下品だなぁという印象が強くて 少し抵抗心を持ったのだけど ハードボイルドを語るジョニーの愛嬌ある性格や どこまでも兎的に物事を捉える視点がとても面白くて 次第に引き込まれていった。 兎からみた世界 兎がとるだろう思考 兎の習性 その擬人化具合が絶妙で、思わずクスリとしてしまう。 ジョニーは人間に飼われ、またその生き様に恐ろしく感化されていて 自分を真の男だと信じている。 しかし現実には自分は兎で、それなのに兎的思考からも外れてしまっているので、どうしてもはみ出しものになってしまう。 実にわかりやすいテーマだけど、その王道な道をたどりつつも 時々すごくハッとすることも書かれていて 一筋縄ではいかない作品だなと思った。 名言多いな〜という印象。 弱くてもいい。情けなくてもいい。けど、最後には負けない。 そんなジョニーがかっこいい。
花は桜木、男はジョニー。 ジョニーとは主人公である探偵。 ただし、ジョニー・ラビット、ウサギである。 登場人物のほとんどはジョニーと同じウサギ。 「朝顔酒」を飲んで酔っ払ったり、教会に通ったり、スズラン中毒者になったりと、妙に人間臭い奴らである。 が、しきりに足をトントンさせ耳をピンと立...続きを読むてたりするところはしっかり「ウサギ」らしく、そうやって戯画化され描かれるウサギ社会や会話が面白かった。 ハードボイルドを気取るジョニーは、自立した「ラビット」でありたいと願う一方、人間と向き合えばペットとして可愛がられる「バニー」になってしまう自分のもう一つの本能に気づかざるを得ない。 ハードボイルドであろうとすればするほど、「他のウサギとは違う」と望むほど、人間に対する憧れ、人間だけが持つという「愛」を渇望してしまう。飼い主の仇であっても。 人間臭いウサギ、という出落ち的なネタで終わるかと思いきや、ウサギが主人公だからこそ描けるものをしっかり描いてました。 "ああ、ジョニー・ラビット!あんたがいなくなって、本当に寂しいよ!"
なんとも不思議な・・・ ウサギが主人公で、ハードボイルド。 ギャングに飼われていたウサギが復習を果たそうと・・・ 妙に、ウサギの心理に詳しい。 何だかよく分からないようで、でも、面白かった。
東山さんの作品ってつまるところ「愛は何処に行っちまったんだ?ここ以外の何処かにあるのか?」というところが味噌なんだけど、ウサギを擬人化することでその真理に少しでも近づいてみせようとしたんじゃないかと思う。 ともあれ主人公がウサギだろうが人間だろうが一流のジョークと一流の悪党ぶりで十分東山作品を堪能で...続きを読むきる。
東山彰良さんの作品の中でもちょっと異質の作品だと思った。 マフィアに飼われていたウサギのジョニー・ザ・ラビットがとにかく可愛らしい。 まさにおとぎ話のようなハードボイルド小説で、今までになかった作品。
小気味良いテンポについつい乗せられて、冗談!! 突っ込みいれながらもグッときたり。 ハードボイルド全開、期待を見事に裏切られた。 伊達兎だね、ジョニー・ザ・ラビット。
本物の兎のジョニーが主人公のハードボイルド。 ちょっと読みづらくなかなかページが進まなかったけれど、ジョニーが人間の街に戻ってからは俄然勢いづいた! 兎の街でのジョニーはタフな主人公っぽいけど、本当にハードボイルドなのは人間の街で、チンピラの悪ガキ共にも抵抗の仕様がないようなただのペットの兎になって...続きを読むから。 知恵絞って体張って自分なりのやり方で事件の幕を引くジョニーはすごくリアルに兎なのに、とてもハードボイルド! ラッキーボーイ・ボビーとの間に築かれていく友情みたいなものが切なかった。
うさぎが主人公のハードボイルド探偵小説。 帯につられて購入したが、私にはちょっと読みずらくて、なかなか進まなかった。 うさぎが主人公って可愛らしいのかと思いきや本当にハードボイルド! ジョニーが男前。
ウサギのハードボイルド、全く想像がつきませんでした(笑) 出会い頭に性交に走り、「ラビッチ!!!」と相手を罵っているシーンは、くすりと笑ってしまいました。
マフィアに飼われていたウサギ、ジョニーのお話。飼い主が殺されてしまい野性に戻って探偵をしているがある依頼から様々なことに巻き込まれ、ウサギとして生きることの意義、人間との違いに囚われながら飼い主の敵討ちに奔走する。設定の可愛らしさとは裏腹に内容は重ためで筋も割と複雑。じっくり読むのに向いている気がし...続きを読むます。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
ジョニー・ザ・ラビット
新刊情報をお知らせします。
東山彰良
フォロー機能について
「双葉文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
NARUTO―ナルト― 迅雷伝 狼の哭く日
宮辻薬東宮
愛が噛みつく悪い星
ありきたりの痛み
イッツ・オンリー・ロックンロール
女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。
怪物
【合本版】NARUTO―ナルト― 忍伝シリーズ 全2冊
「東山彰良」のこれもおすすめ一覧へ
▲ジョニー・ザ・ラビット ページトップヘ