koaさんのレビュー一覧
レビュアー
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ネタバレ 購入済み
貴族院3年生の終わり
Web小説で読んでいたのでストーリーはわかっているのですが、何度読み返しても楽しめます。(加筆も多いです)
名捧げしたマティアス視点のプロローグは、ローゼマインの側近たちの気持ちがよくわかり読み応えがありました。
ブリュンヒルデやレオノーレといった貴族院入学の頃から仕えている側近達の忠誠心は素晴らしく、彼女達の不満には共感を覚えました。
書き下ろし短編も、いろいろな人物視点で裏事情を知ることができるのでいつも楽しみです。
他人の言葉に影響されやすくいつまでも甘ちゃんのヴィルフリートにはイラッとさせられましたが、彼らしい悪気のない浅慮な言動はキャラに深みを与えていると感じました。 -
購入済み
Q&Aが盛り沢山!
熱狂的とまではいきませんが、本好きの下剋上が大好きで、何度も読み返しています。
このふぁんぶっくは裏設定を知りたい人にピッタリの1冊だと思いました。
ローゼマインの部屋、神殿、貴族院の図書館の間取図なども載っていて面白かったです。
アテレコレポはドラマCD未視聴の私でも興味深く読みました。声優さんが1人で何役も演じているそうで、実際に聞いた人はより楽しめそう。
Q&Aでは結構マニアックな質問もありましたが、意外だったり自分も知りたかった疑問の答えがあってとても楽しめました。
国内の領地の紋章や特色、順位(貴族院1年目時点)の表を見てそれぞれの領地についてもっと -
ネタバレ 購入済み
世界観がしっかりしている
ふぁんぶっくを読むと、表面には出てこない細部まで設定を作り込んでいるのが解り、異世界のお話なのに実際にある国のように感じます。
今回は書き下ろし小説の魔力関知が興味深く感じました。
ユーディット視点のお話ですが、主であるローゼマインからは見えない側近同士のやり取りも面白かったです。
第二次性徴だということなので、ローゼマインの魔力関知発現のお話もいつか読んでみたいと思いました。
アフレコレポは、臨場感があって自分もその場にいるように感じました。
各キャラのイメージは自分の中では椎名優さんの絵で固定されているので、コミカライズの絵は若干違和感があります。
反対に漫画から入 -
ネタバレ 購入済み
マンネリ化
とんでもないハイスペックな能力を持っていて家族運にも恵まれているヒロインなので、大きな事件やライバルが出てこないと話がマンネリ化して飽きてしまいます。
姉姫たちも個性的ながら末姫を溺愛するという姿勢は同じなので、ヒロインとの絡みは「またか」という印象でした。
恋愛面は相手が恋人や婚約者というより『家臣』のようで、ときめきが殆どありません。堅物は嫌いではないけれど、もう少し進展があっても良いと思います。
終盤でヒロインが急激に成長し見た目が変わった展開は面白かったですが、『絶世の美女』とはかけ離れたイラストでガッカリしました。
前から感じていたのですが、身分制度がありカーテシーや -
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ネタバレ 購入済み
可愛い弟妹と困った兄
なろうで本編を読んでいますが、ローゼマイン視点では知り得なかった裏側を他者視点で読めるので毎回購入しています。
今回は護衛騎士から見たヴィルフリートの拗れ具合が想像以上でした。人に影響されやすいのは長所でもあり短所でもありますね。
聡明な側近がいないと途端に悪い方へ転がるのは、領地の次期トップとしては恐ろしくもあります。
シャルロッテ視点ではヴィルフリートの無自覚な傲慢さがよく分かり、彼女の不満に同調してしまいました。
クラリッサもローゼマインに対する姿と平民であるギュンターに対する態度が大きく異なり、この世界の身分制度を改めて思い知りました。
フェルデナンド様が登場 -
ネタバレ 購入済み
ハーレクインのよう
愛することを拒む次期侯爵様と社交界デビューしたばかりの男爵令嬢のロマンスでしたが、海外のハーレクインのようなお話でした。
ヒロインは性格が素直で可愛らしく好感が持てる18歳の娘。ヒーローは留学中に最愛の妹を亡くし母も失ったことから、人を愛することを止めてしまった31歳の美青年です。(最初のイラストは厳つくて美青年設定に疑問を覚えましたが)
態度ではヒロインにベタ惚れで溺愛しているのに愛していると認めない頑固さは、正にハーレクインの人間不信気味のヒーロー像そのものでした。
クライマックスの事件がショボかったのでそこは残念に思いましたが、終始楽しく読むことができました。
変な人 -
ネタバレ 購入済み
とても面白かったです
漫画版を数話読み、ストーリーとキャラに魅力を感じて原作を購入しました。
16歳で契約結婚を強いられ、10年という長い歳月を夫となる人物と1度も会うことなく放って置かれたヒロインですが、世間知らずながらも芯がしっかりしていて好感が持てました。
ヒーローも最初は人の気持ちもわからない強引な男と思っていましたが、自分の恋心に気がついてからは不器用で一途な男になって可愛く思えました。
脇役陣も悪い人は皆無で、ストレスなく読み終えることができ良かったです。
個人的には2人を陥れようとする悪役が出ても面白かったかなと思いますが、主役カップルはお互いに相手しか見えていないようなので、 -
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ネタバレ 購入済み
意外な展開
まさか秀吉があんなことをするなんて驚きました。誠実なところが秀吉の一番の魅力だったのにと残念に思います。
もう1人のΩは当初から怪しすぎだったので、最後はやはりといった感じでした。
ナンバーズの面々がこのまま彼女にも惹かれることがあれば、αは内面ではなく本能で恋に溺れる人種なのでしょうか。
刺激的なシーンより、ストーリーに深みがほしいです。 -
ネタバレ 購入済み
書き下ろしが楽しみです
本編のストーリーは知っているのですが、それを補完する形の他者視点の書き下ろしが毎回とても楽しみです。
リーゼレータにおねだりする場面はローゼマインが可愛くてお気に入りでしたが、婚約者との関係がどうだったかまで気にしていませんでした。リーゼレータも好きなキャラの1人なので、幸せになれそうもない政略結婚から逃れられたのは良かったです。
異世界転生物のライトノベルは、現代日本人である作者がご都合主義的に創作した王政や貴族社会であることが殆どですが、この作品の世界観は独創的でしっかりしているなと思いました。
物語もいよいよ佳境ですが、どのような書き下ろしが読めるのかとても楽しみです。 -
ネタバレ 購入済み
設定は良いです
試し読みとあらすじを読んで面白そうだと思い、購入しました。
日本でパティシエをしていた成人女性が異世界のお姫様(正確には王太子妃)に生まれ変わったという設定はとても良いです。
12歳の美少女が何をしてくれるのだろうとワクワク期待して読み進めていきました。
結果、この巻では期待外れに終わりました。
良かった点
・設定
・ミステリー要素がありそう
悪かった点
・ヒロインの口調(貴族の令嬢としては品がなく、日本の成人女性が王太子妃に擬態しているのだと考えたらお粗末)
・登場人物の魅力が伝わってこない
・余計な描写が多くて主題が何なのかわからない
2巻以降を読 -
無料版購入済み
ときめき回
前世の出身国である帝国のお偉いさん(2人)から婚約を迫られたヒロインですが、相手は本当にヒロインを気に入っているようで・・・
婚約の儀式でお互いの指先にキスをするシーンが素敵でした。 -
ネタバレ 無料版購入済み
コメディ回
ヒロインが騎士をお姫様抱っこして運ぶという、他では見たことのない場面が面白かったです。
ヒロインは帝国に嫁入りするのが一番だと思いました。 -
- カート
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試し読み
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なかなかに重いお話
前世で非業の死を遂げた恋人たちのお話です。
婚約者として相思相愛の2人ですが離れて暮らす間に彼の方が王女と恋仲になり・・・
とヒロインにとっては辛い展開ですが、もちろん実際には違います。
美人ではあるものの変人が過ぎる王女にヒーローは少しも好意を持っておらず、ある目的のためにお互い利用し合う関係です。
王女は人の気持ちなどを考えない人間のため、ヒーローが王女にする事には少々胸がすく思いがしました。
ヒーローの気持ちが重すぎるのが難点ではありますが、ヒロインもベタ惚れのため問題なくハッピーエンドになりました。
挿し絵も綺麗で良かったです。 -
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購入済み
年の差カップル
兄が失踪し兄の借金のカタにホストクラブオーナーである男に連れて行かれた菜江ですが、ものすごく健気で素直で可愛いヒロインでした。
二十歳の看護学生である彼女は早くに医者の両親を亡くし兄と2人で暮らしてきた苦労人ですが、スレたところが一切無い素敵な女性です。
ホストクラブオーナーの透谷は45歳にして色気溢れる男性です。
言葉遣いが少し乱暴なところも魅力になってしまう野生的な大人ですが、彼視点でヒロインの虜になってしまう様子は少し可愛かったです。
45歳と20歳の歳の差はリアルの世界だと20年後や老後を考えてしまうのですが、小説の世界だとドキドキするような関係に思えました。 -
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知らない世界
フィクションであっても、上流の世界を垣間見ることができるこのお話はとても興味深いです。
所々にちりばめられている外国語や外国の習慣、街の風景、音楽の知識、全てに魅了されます。
主役2人のラブシーンは濃厚で読んでいてドキドキしますが、第三者視点でのお話がまた楽しい。
とりあえず今作では貴臣さんの甥がいろいろ仕出かし、ストーリーを盛り上げてくれました。
そのまま東大に通っていたら叔父の劣化コピーのままだっただろうと思うと、冷淡な叔父やけっこうボロクソに言われた結花に感謝ですね。
結花の元同級生である東大生の女の子の心情も、妙にリアルで面白かったです。
結花への嫉妬と羨望を違 -
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母親登場
前作で登場した父親に続き、結花の母親が登場しました。
父親の後妻は非常に胸くそ悪い女性ですが、めでたく貴臣さんの母親にざまぁされスッキリしました。
父親は自業自得とはいえ少し気の毒にも感じました。2人の間に生まれた子が、何の罪もないだけに可哀想です。
母親は貴臣さんの母親(!)に救われる展開になりホッとしました。結花の気持ちもわかるのですが、不幸のどん底にいて後悔している母親がこれ以上不幸にならずに良かったです。
今作もストーリー展開が素晴らしく事件も起こりますが、どんどんハイスペックになる結花の就活シーンはワクワクしました。