【感想・ネタバレ】風光る 1のレビュー

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男装

父と兄の敵討の為、男装して壬生浪士となったセイの物語。
芹沢鴨、酒と女狂い、梅毒のイメージが強い。(눈‸눈)

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2021年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

数ある新撰組漫画の中でいちばん好きな漫画です。

性別を隠して新撰組に入隊した主人公が沖田総司に恋をして・・・と、路線は少女漫画の王道ですが、この漫画のすごいところは緻密な時代考証。当時の生活風習や女性の髪型、果ては生理用品まで、作者のこだわりには脱帽です。

『風光る』は、作者が演劇集団キャラメルボックスの舞台『風を継ぐ者』を観て、そこからインスピレーションを得て描きはじめた漫画とのこと。舞台を知っていると、作中でもたびたび登場する「風」という表現に込められた意味が本当に深いなと感じます。

”沖田総司という、取るに足らない男の風が、強く短く吹いたことを心に留めておいて欲しい。”

上記は舞台からの引用ですが、最後まで風のように生きた沖田総司と、彼のそばに寄り添い続けるセイを描ききってほしいと思います。
<1~34巻、以下続刊/13年08月時点>

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2014年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新撰組のお話^^今のところ全部持ってます。
主人公の男装した女の子・おセイちゃんが大好きです。
いつでも明るくて賢くて努力家で、尊敬してます。

そのへんにある男装もの漫画とはわけが違うくらい、
このお話はとても丁寧で、素晴らしいです。
もちろん、恋愛模様も少女漫画なのでとても面白いし、
丁寧に描かれてるのですが、
この作品は建物から、服装から、髪形から、食べ物から、
何から何までその当時の風俗などを調べあげられているのです。
新撰組がまだ壬生浪士組だった時代から始まり、
ほぼ忠実に史実に基づいているので、勉強になります^^

巻末にあるおまけ漫画も勉強になるし、
めちゃめちゃ面白いので、おすすめ^^

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2011年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

劇団キャラメルボックスの『風を継ぐ者』を見たことが、
作者がこの作品を書くきっかけになったんだとか。
好きな物が同じだと、やっぱ感性も似ているところがあるわけで。
内容的に結構ツボなところが多かった。
風を継ぐ者で、私が継ぐぞってことで風光るってとこがにくい。

主人公が女性で、それを隠して仇討ちのため入隊、
それを知っているのが沖田だけで、何かと庇ってくれる沖田に惚れる
という設定自体はもう、少女漫画です。
この設定は手に取る前に知っていたので、
これがどう描かれているかによってはかなり嫌いな漫画になりそうだ
と不安だったんだけど、作者さんが、まずはじめに少女漫画ありき、
でも史実をきちんと取り入れて時代考証もちゃんとやろう、
という姿勢で取り組まれているので、許せてしまう。

史実の取り入れ方がうまいなと思いました。
ただそのまま史実を書いているわけではなくて、
例えば主人公セイが仇討ちのため入隊しているというのも、
そういった人が実際にいたのは確かだし。
芹沢さんが相撲取りといざこざを起こすきっかけというのも、
ただ避けろと言ったのに避けなかったから、というよりは、
セイを探そうと必死になっていたのに横柄な態度を取られてむかついた
っていうのは人間味があって理由もちょっとあって、いいなと思った。

兎に角沖田さんの恰好よさが際立って、うーんと思わないでもないけれど、
そこは少女漫画なわけだし。
今のところ近藤さんがあまり描かれていないけれど、
ちらっと土方さんが本当は良い人的に書かれていたし、
何より芹沢さんが憎めない人と書かれていたのが嬉しかった。

この漫画を好きな人が、この芹沢がこの作者のオリジナルと思うのは残念。
史実を確認していけば、芹沢さんは憎まれるだけの人じゃなかったし、
大和屋の焼きうちだって私はしてなかったんじゃないかと思うんだけど。

こういう創作ものを読むとき、読み手も作者と同じくらい勉強して、
どこが史実でどこが創作か、創作と分かった上で好きと言える力量が
求められるよなと思う。

よく、創作をそのまま鵜呑みにしてこれが史実のこの人だと思っている人
っているし、そういう人が多いから、
「あれは創作だ史実はこうだ」って史実に拘りすぎて否定ばかりする人
もでてきちゃうんだよね。

この作者が、沖田さんが発病して死に至るまでを
どう書き上げてくれるのか、というかそもそも新選組を
どこまで書くつもりなのか、
セイはどこまで新選組隊士としていさせるつもりなのか、
興味がありますね。

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2011年07月06日

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