大阪的作品一覧

  • 大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた
    3.7
    大阪と聞いて何を思いうかべるだろうか? 芸人顔負けのおばちゃん、アンチ巨人の熱狂的阪神ファン、“金もうけとど根性”の商売人……しかしそれらは東京のメディアが誇張し、大阪側も話を盛ってひろがった、つくられた大阪的イメージだ。「おもろいおばはん」の登場は予算のない在阪テレビ局が素人出演番組を安く量産した結果だし、阪神戦のテレビ中継がまだない一九六〇年代、甲子園球場は対巨人戦以外ガラガラだった。ドケチな印象はテレビドラマが植えつけたもので、「がめつい」は本来、大阪言葉ではなかった。多面的な視点から、紋切型の大阪像をくつがえす。
  • 新版 はじまりは大阪にあり!
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    大阪にルーツがあり日本や世界に広がっていったモノが、知られていないが、実はひじょうに多い。 回転寿司、即席ラーメン、ビヤガーデン、電卓、動く看板、カプセルホテル、レトルト食品……。私たちの暮らしにとって身近なものであり、なくてはならていものになっている。 大正から昭和の初めにかけての「大大阪」時代、高度成長期に生まれた「大阪発」のモノたちの誕生秘話を徹底取材。今こそ、大阪的発想のモノ作りに学ぼう!
  • 橋爪節也の大阪百景
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    大阪的文化の地層を掘り起こす圧巻の100コラム。言葉、人物、絵画、文学、音楽、芸能、祭り、食文化、その他貴重資料から、この街に埋もれた本物の都市文化とその魅力を洒脱につづる。古典から最新の諸作品や展覧会まで、古今も硬軟も織り交ぜた縦横無尽で多彩な題材を、当代随一の語り部が郷土愛を込めて描いたエッセイ集にして、新しいかたちの大阪文化誌。巻末に読み物事典としても使えるキーワード索引を付す。図版多数。
  • 叢書パルマコン・ミクロス06 前田久吉、産経新聞と東京タワーをつくった大阪人
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    1893(明治26)年、南大阪の農家に生まれ、小卒で丁稚奉公に出ると学歴のハンディをものともせず実力で成り上がった生涯を、東京に対峙する大阪的なメディア実業家の視点から描く新評伝。朝日と毎日の牙城である大阪で、勃興する大衆社会を背景に日刊・夕刊紙を経営、それらを産経新聞に育て上げた前田は、新聞以外の事業も多面的に展開。首都圏にも進出し、ついには様々なシンボルとなった、東京タワーを建設するのだった。

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