ツキトウサギ作品一覧
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5.0【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 小説の魅力は冒頭に凝縮されている。優れた作品は、書き出しの数行で、読者をたちまち小説の舞台に引き込んでしまう。森鴎外、夏目漱石から林真理子、島田雅彦など、明治の文豪から現代の気鋭まで、42人の作家、210作の小説の冒頭を収載。本書は、頭出しの文学ガイドであり、文章練習帳である。 クイズで愉しみながら、日本の著明な作家の秀逸な小説の魅力を再発見し、豊かな文章感覚を養っていただきたい。
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-「……朔、いそいで」 終業式に遅れそうな朔の手を掴んで走るのは、稲羽白。 長く透きとおった、まるで絹のような髪を持った美少女だ。 無口な白の頭には柔らかそうな“ロップイヤー”があった。 ここは白のような『神人』と人間が共存する異世界。 そんな世界で朔の家は他家と抗争を繰り広げていた。 仲間や家族を守るため、白と一緒に戦う朔。 そんなふたりに狡猾な罠が迫るなか、幼なじみやクラスメイト、他家の娘たちの間では、朔を巡って牽制&バトルも勃発して――!! 「よかったら、夏休みに私と……」 「朔のこと、好きでありますよ?」 月欠けた夜――血に塗れた神々が白き神人を紅く濃く染める、第8回GA文庫大賞≪奨励賞≫受賞作。