青のアウトライン作品一覧

  • 青のアウトライン 天才の描く世界を凡人が塗りかえる方法
    3.9
    『見惚れる』『圧倒される』『中毒性がある』『心奪われる』 彼女の描いた絵を見た誰もが抱く感想の数々は、 画家を志す高校生の俺にとって、喉から手が出るほど欲しいものだった。 何を描かせても“天才”と称される、芸術少女・柏崎侑里。 「ただ顔を見に来ただけ。絵は、描きたいときにしか描かない」 一番近くて一番遠い場所にいる、俺の幼馴染だ。 ある日から絵を描かなくなった彼女の影を追い、俺は絵筆を振るい続ける。 「何度だって描いてやる。才能を言い訳に、諦めたりはしない」 侑里に再び絵を描かせ、俺の絵で彼女を見返す、その日まで。 これは、青春を絵筆に捧げた凡人が“天才”に挑む物語だ。

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