渡辺貞夫作品一覧

  • 秋吉敏子と渡辺貞夫(新潮新書)
    4.0
    なんだ、この音楽は――ジャズの魅力に取りつかれてから、70年以上。1929年生まれの秋吉敏子と1933年生まれの渡辺貞夫は今なお演奏活動を続ける。ジャズとの出合い、アメリカでの修業、そして世界的ミュージシャンとしての栄光――戦後日本ジャズ史に重なる2人の人生を、本人達への長年の取材を基に描き出す。ペギー葉山、山下洋輔、原信夫、渡辺香津美ら、レジェンドたちの証言も満載。
  • 死ぬまでジャズ~鈴木良雄・自伝
    -
    1巻2,400円 (税込)
    渡辺貞夫、アート・ブレイキーなどの大物ジャズマンとの共演を経て、自身の音楽を追求し続けるジャズ・ベーシストの自伝 "チンさん"の愛称で国内ジャズ・シーンで親しまれている鈴木良雄は、1969年から73年にかけては渡辺貞夫や菊地雅章のグループで活躍し、1973年の渡米後は、スタン・ゲッツやアート・ブレイキーといった大物ジャズマンのレギュラー・ベーシストとして活動した重鎮ベーシスト。1985年の帰国後は、MATSURIやイーストバウンス、BASS TALK、Generation Gap、THE BLENDといった自身のグループを率いて精力的な演奏活動を展開し、喜寿を迎えた現在でもステージに立って新作CDをリリースするなど、衰えぬ音楽への愛と創作意欲を発揮する、日本ジャズ界のリーダー的存在だ。 本書は、そんな彼のこれまでの歩みを綴った自伝本。波乱万丈のジャズマン人生をときに面白おかしく、ときに真剣に振り返り、鈴木が何を夢見て生きてきたのか、そしてその信念とは何なのかを浮かび上がらせる。 "ベース歴0年"でいきなり国内トップのジャズ・グループに参加したのを皮切りに、本人曰く、"水みたいに流れやすいほうにどんどん流れ"ながら、国内のみならずジャズの本場でも活動し歴史の変換点を体感した著者だからこそ実感した、当時のジャズマンのリアルな姿、ジャズという音楽の背景にあるシビアな問題、そして、自身のアイデンティティを追求する大切さは、ジャズ・ファンのみならず多くの人にとっても興味深く読まれることだろう。 【目次】 ●第1章 幼少時代~音楽一家に生まれて ●第2章 プロ活動前夜~本格的に音楽の世界へ ●第3章 プロ黎明期~ベーシスト"チン"誕生 ●第4章 ニューヨーク~激動の時代 ●第5章 帰国~自身の音楽を探求 ●第6章 新世紀を迎えて~現役音楽家として邁進 ●チンさんの好きなジャズ・アルバム ●鈴木良雄 参加作品リスト
  • 中牟礼貞則 孤高のジャズ・インプロヴァイザーの長き旅路
    -
    1巻2,750円 (税込)
    *印刷版の付属CDは電子版には含まれておりません。あらかじめご了承ください。 「日本のジャズ」を体現するギタリストの88年の歩み プロ活動70周年を迎える日本ジャズ界の重鎮、中牟礼貞則。戦後間もなくからモダン・ジャズに取り組み、1958年にはスイング・ジャーナル批評家選出のオールスターに選抜。1963年には伝説の"銀巴里セッション"にも登場。1960年代後半には渡辺貞夫らと日本にボサ・ノヴァのムーヴメントを巻き起こし、88歳を迎えた2021年現在も精力的にライヴ活動を行なっている。 本書は、計30時間を超える中牟礼へのインタビューを中心に、中牟礼貞則の88年の歩みを描き出す書籍。渡辺貞夫、稲葉国光、渡辺香津美、後藤芳子といった国内外で活躍するレジェンドたちの証言も盛り込み、中牟礼の活動を多面的に掘り下げていく。 <コンテンツ> ◎中牟礼貞則〜略歴〜 ◎こだわり抜いた愛器たち ◎本編 ●[第1章]鹿児島でキャッチしたジャズの魅力 ●[第2章]キャバレーや米軍キャンプでの奮闘 ●[第3章]徳山陽との出会い、そして音楽的な飛躍 ●[第4章]高柳昌行との切磋琢磨と銀巴里セッション ●[第5章]渡辺貞夫の帰国とボサ・ノヴァ旋風 ●[第6章]リーダー活動の充実/ハーモニーの深化(1970年代) ●[第7章]スタジオ仕事やジャズ系セッションへの取り組み ●[第8章]近年のリーダー活動(1990年代〜2020年代) ●[第9章]インプロヴィゼーションの核心。さらにその先へ ◎共演者・関係者からのコメント ◎ディスコグラフィ ●主要作品/客演作品
  • 100歳で夢を叶える
    4.0
    日本の100歳人口は今や9万人を超えるという。この数は、なんと60年前までの600倍近い。90歳を超えてなお、日々を活き活きと過ごし、周囲に活力と元気を振りまく素敵な「生涯現役」の鉄人たち14名が、いまの関心ごとや取り組んでいる仕事、毎日の食事や暮らし方、この先の夢を語るインタビュー集。 目次 ●谷川俊太郎(詩人)——僕が愛して止まないものは「秘密」。それを自分の内部でもち続けるのが大切。 ●道場六三郎(和食料理人)——僕の料理は「遊びと反逆」。そのときそのときでひらめいたものを形にしていくので、どんどん進化していく。 ●樋口恵子(評論家)——それぞれ違う老いがある。まさに「老いこそ個性的」。みんなそれぞれ、できる部分で付き合っていかねば。 ●野見山暁治(洋画家)——描いているときりがない。「これでいい」と手放すことができない。描くことが面白いから続けられる。 ●大村崑(喜劇役者)——足腰が立つ限り、声が出る限り、頭が働く限り、「喜劇役者」として、ずっと仕事を続けたい。 ●大川繁子(保育士)——何かを始めるのに遅すぎることはない。いつまでもわくわくする気持ちを忘れないこと。 ●鮫島純子(エッセイスト)——何事にも感謝の気持ちをもって接する習慣をつけると、自然と笑顔になる。日常の心のもち方が最も大切。 ●室井摩耶子(ピアニスト)——100歳を過ぎた今も、「これでいい」と思ったことはない。「もっと もっと もっと」と思う。「いま」を精一杯生きたい。 ●玉川祐子(浪曲曲師)——長生きの秘訣は、くよくよしないこと。つらいこと、悲しいことはなるべく忘れて、物事をいいほうに解釈する。 ●三浦雄一郎(プロスキーヤー・冒険家)——ひとつの頂上に達したら、また次の頂上を目指したくなる。あきらめなければ、いつか夢の頂上に立てる。 ●杉浦範茂(イラストレーター)——「絵」に間違いはない。絵は自由で、やりたいように描きたいように描けばよい。 ●暉峻淑子(経済学者)——自分に関係のない出来事なんてこの世には何もない。そのうちのどれを選んで自分のアイデンティティとするか。 ●渡辺貞夫(サックス奏者)——自分の音を納得できるまで突き詰めていきたい。楽なものって面白くない。好きなことをやっているから夢中になれる。 ●青木悦子(郷土料理研究家)——これからも工夫しながら精魂込めて、家庭の「真心料理」を後世につないでいきたい。まだまだ感動をみなに伝えたいという情熱がある。

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