探偵会社作品一覧
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-この話は、東京都内の編プロに勤務する著者が、網走刑務所に5年3か月間収監され、出所したばかりの、地下組織、イリーガル探偵会社の元首領に出会うところから始まる。 男の示す「事件簿」には、巨額詐欺事件、恐喝、暴行、誘拐、レイプ、毒物混入、バイオ犯罪など、おぞましい極悪非道の数々が記されていた。 犯罪の依頼者として、会社員、ソープ嬢、ホスト、会社社長、自称元政治家秘書、宗教団体などから、大手航空会社の社員、医師、マスコミの支局長などまでの名や職業がずらりと並ぶ。 復讐代行業というのは本当にあるのか? 日本航空の客室乗務員やフジテレビのロサンゼルス支局長などが、こんな怪しい組織に非合法な復讐を依頼したのか? 通信教育の大手「Z会」から7億5千万円を騙し取った事件で、捜査当局は「主犯」を取り逃したというのは本当か? アサクラというマッドサイエンティストは実在したのか? アフラトキシンなどのカビ毒を製造し使用したというのは事実なのか? 過去の事件における「時間の壁」と「隠された証拠」に苦悩しながら、著者が、事件の中心人物に会い、イリーガル探偵社の事件簿の輪郭を描くノンフィクション。
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3.0現役僧侶が贈る感動サスペンス! 探偵が住職に? 閉鎖的な山奥の限界集落で起こる連続猟奇殺人の真相とは!? 探偵・笹峰誓之助は住職の不貞を暴き別れるよう警告するが、 逆に自身の過去をネットにバラまかれ、 探偵会社から自主退職を促されてしまう。 さらに住職は本山に手を回し、依頼人であった妻・受海を 隔絶された山奥の寺――奥世本護寺に異動するよう辞令を出させた。 受海には難病を抱えた一人息子がおり、 大きな病院もない山奥での生活は困難だった。 実の妻と息子への非情な仕打ちに憤った笹峰は、 僧籍に入っていた過去の立場から、 受海の代務者として奧世郷に向かうことになる。 そこで笹峰は、独自の信仰を持つ「厖臓宗」の存在を知らされる。 厖臓宗では「無仏の刻」と呼ばれる時期に 生きたまま聖職者から喉仏を取り出す呪法が存在し、 その信者が潜んでいる奥世郷では、 過去幾度も死者が出ているのだという。 奇しくも今がその「無仏の刻」――。 笹峰は信仰深い郷に紛れ込む異分子、 厖臓宗の正体を暴こうとするのだが――。 建待 吉作(タケマチキッサク):北陸地方の寺院で僧侶をしながら執筆を続ける兼業作家。本作にてデビュー。 平沢 下戸(ヒラサワゲコ):イラストレーター。『戦国小町苦労譚』、『大須路地裏おかまい帖』など書籍の装画を多数担当。