将棋 序盤戦術作品一覧

  • 将棋世界 2024年6月号
    NEW
    -
    ●特別インタビュー ・藤井聡太の将棋観―八冠の頭脳がリードする定跡最前線 ●対談 佐々木勇気八段×伊藤匠七段 ●第51回将棋大賞決定! ・将棋大賞選考会 ・升田幸三賞、名局賞選考会 ●連載インタビュー ・私の戦い方 vol.4 豊島将之九段 ●読み切り講座 ・2手目△3二銀システム 記/二歩千金 ●公式戦ほか ・第82期名人戦七番勝負 藤井聡太名人vs豊島将之九段 ・第9期叡王戦五番勝負 藤井聡太叡王vs伊藤匠七段 ・第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント ・第17期マイナビ女子オープン五番勝負 西山朋佳女王vs大島綾華女流二段 ●戦術特集  ―角交換&振り穴で攻め倒す夢の戦法― 総合監修/安用寺孝功七段 ●講座&読み物ほか ・角換わり水匠定跡の深層 ・プロ棋界の最新定跡 記/あらきっぺ ・現代四間飛車新論 第7回「対エルモ囲い急戦」 講師/森本才跳四段 ・不定期連載 プロも驚く仰天妙技 ・それも一局 vol.06 本田奎六段&山根ことみ女流三段 ・リレーエッセイvol.42 「理想の住居を求めて」【文】小山怜央四段 ●付録 保存版! 升田幸三賞の30年 ロゴ 第51回将棋大賞 藤井聡太竜王・名人が4年連続最優秀棋士賞 第82期名人戦七番勝負第1局 明暗を分けた「桂不成」 第9期叡王戦五番勝負第1局 三たび激突! 同年対決 藤井叡王が先勝 ロゴ 第17期マイナビ女子オープン五番勝負第1局 大島の得意戦法を破り西山先勝 将棋無双・第30番?神局のヴァンパイア? ロゴ クイズに答えて賞品をもらおう! ロゴ それも一局 vol.06 本田奎六段&山根ことみ女流三段 あつまれ! 描く将 ロゴ 懸賞詰将棋 目次項目 リレーエッセイ第42回「 理想の住居を求めて」小山怜央四段 広告(西日本将棋道場連合会) 藤井聡太の将棋観 後編「2手目△3四歩の現在」 ロゴ 私の戦い方 vol4 豊島将之九段「わかりそうでわからないものに惹かれる」 対談 佐々木勇気八段×伊藤匠七段 佐々木八段の A級順位戦全9局&伊藤七段の 棋王戦五番勝負全4局 第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝 胃が痛くなった激闘譜 第9期叡王戦五番勝負第1局 壁は動かず 第17期マイナビ女子オープン五番勝負第1局 西山の剛腕うなる 大島、力を発揮できず ロゴ 将棋大賞選考会 升田幸三賞、名局賞選考会 プロ棋界の最新定跡 角換わり水匠定跡の深層 広告(マイナビ出版) 固めてドン! レグスぺで勝とう? 角交換&振り穴で攻め倒す夢の戦法 ? Chapter1講座 「仕掛けが命 レグスぺの序盤戦術」? 必須の手作りをマスターしよう ? Chapter2好局鑑賞「プロのレグスぺ戦を学ぼう」 Chapter3レグスぺ必須次の一手「押さえておくべきレグスぺ手筋」 解答と解説 懸賞必至 現代四間飛車新論 第7回「対エルモ囲い急戦」 第32期銀河戦 広告(マイナビ出版) プロも驚く仰天妙技第8回「移動合いの考え方」 指したい形が絶対指せる!2手目△3二銀システム 第37期竜王戦 公式棋戦の動き 将棋世界 定期購読のお知らせ 免状授与者氏名 マンスリー公式戦データ 将棋番組「駒テラスへようこそ」 研修会トーナメント 我らのシブ活 塩尻支部 詰将棋解答選手権レポート 詰将棋サロン ホンマにやさしい3手5手詰 ステップアップ7手9手詰 3?9手詰 解答と解説 昇段コース 第75回奨励会三段リーグ 奨励会の動き インフォメーション 棋友ニュース 東京将棋会館 関西将棋会館 懸賞問題解答と解説 と金の将ちゃん 月刊バトルロイヤル 次号予告 広告(一般社団法人 終活協議会) 広告(将棋を未来へ) 【付録】保存版!升田幸三賞の30年 広告(マイナビ出版) トビラ はしがき 問題と解答 広告(マイナビ出版) ロゴ

    試し読み

    フォロー
  • 2手目△3二銀システム
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 驚愕の奇襲!現代将棋最後のフロンティア 見たこともない序盤戦術で相手を翻弄し、あっという間に勝勢を築いて勝ち切る。 そんな奇襲戦法はないものか。 ・・・ありました。 将棋ブロガーとして知られる二歩千金さんが開発した「2手目△3二銀システム」です。 本書で「2手目△3二銀システム」を身につければ相手をキリキリ舞いさせて勝つことができるでしょう。とっておきの奇襲戦法をぜひ自分のものにしてください! 序章 2手目△3二銀の知られざる世界 第1章 ▲7六歩△3二銀▲2六歩  第1節 シン・パックマン(△4四歩▲同角)  第2節 力戦四間飛車(歩を取らず1)  第3節 角道不突き雁木(歩を取らず2) 第2章 ▲2六歩△3二銀▲2五歩  第1節 無理やり向かい飛車(△2四歩)  第2節 都成流(△3一金)  第3節 サイキック腰掛け角(△4四角) 第3章 先手振り飛車  第1節 パックリアン戦法(対中飛車)  第2節 飯島流引き角(対四間飛車)  第3節 高田流左玉(対三間飛車) 第4章 初手▲7八銀探究  第1節 山崎流(▲9六歩)  第2節 康光流(▲6八飛)  第3節 メイドシステム(▲7九角)  第4節 ハロウィン殺法(▲8六歩) 二歩千金(にふ・せんきん) ひきこもり将棋オタク。 2013年に序盤研究ブログ「現代振り飛車ナビ」を開設。 中飛車左穴熊封じのオリジナル研究を公開しネットで話題に。 翌年に現在のメインブログ「人生0手の読み」を開設。 より広範なジャンルを扱っており、今年でちょうど10周年となる。 ▶ブログ「人生0手の読み」 ▶YouTube「二歩ちゃんねる!」 ▶X(Twitter): @nifu_senkin ▶note:note.com/nifusen ※この商品は固定レイアウト型の電子書籍です。 ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※お使いの端末で無料サンプルをお試しいただいた上でのご購入をお願いいたします。
  • 四間飛車で勝つための15の心得
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 四間飛車の急戦、持久戦、藤井システムの考え方が分かる! 「本書には、四間飛車を指しこなすうえでの大事な心得が詰まっている」(まえがき) 角道を止め、四間に飛車を振り、美濃囲いに囲う。 序盤の駒組みの簡明さと常に自分のペースで戦えるという大きな利点から将棋ファンに最も愛されている戦法、四間飛車。 本書は定跡手順を暗記するのではなく、指し手の方針や考え方を教える「将棋の考え方シリーズ」の四間飛車編です。四間飛車を指す上で常に念頭に置いておくべき考え方を「15の心得」として提示し、例題を出しながら解説してきます。 著者は「定跡ナビゲーター」の異名を取る長岡裕也五段。全ての戦法の序盤戦術に精通しており、羽生善治三冠の研究パートナーとしても有名です。 本書では昔ながらの居飛車からの急戦策、各種持久戦や居飛車穴熊対策、藤井システム等の戦型を、仕掛け周辺を中心に細かく解説しており、本書を読めば四間飛車については間違いなく人並み以上の知識が得られます。 ぜひ本書で、美濃囲いの堅さを生かしたカウンターや、四間飛車のさばき・攻めの破壊力をマスターしていただき、日々の実戦に役立ててください。
  • 将棋・序盤完全ガイド 相振り飛車編
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1冊で相振り飛車の序盤がわかる! プロの序盤戦術を分かりやすく解説し、多くの方に序盤の魅力をお伝えする「将棋・序盤完全ガイド」シリーズ。大好評いただいた「振り飛車編」、「相居飛車編」に続く、待望の第3弾は「相振り飛車編」です。 相振り飛車は、相居飛車や居飛車対振り飛車の戦いと比べ、指し手の自由度が高く、定跡が確立されていない分だけ基本の駒組みや全体像をつかむのが難しいジャンルでもあります。そこで本書がその道しるべとなります。 第1部の「相振り飛車の基礎知識」では「相振り飛車って何ですか?」から始まり、将棋においてどのような形を相振り飛車というのか、どんな囲いや駒組みをするものなかを説明します。 第2部は「相振り飛車の歴史を振り返る」。その戦法の歴史をさかのぼって解説することでより深い理解を得られるのが本シリーズの真骨頂。上野裕和五段の深い研究と分かりやすい進化の解説を読むことができます。 第3部は「相振り飛車、4つの戦法の解説」。多岐にわたる相振り飛車の戦型を(1)先手向かい飛車(2)先手三間飛車(3)先手四間飛車(4)先手中飛車の4つに分けてそれぞれの特徴や歴史、最新形まで解説しています。 相振り飛車における序盤戦術の基本から最新形までを、大まかに、楽しく理解していただける一冊です。
  • 序盤の秘策 すぐに使える裏定石
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 序盤でアッという間に有利になる、定石の裏街道を教えます! 「定石とは互角に分かれるもの」という考え方が常識ですが、そう考えられているからこそ、実は差をつけるチャンスなのです。 本書は、まず「表」となる基本定石を解説します。表定石は、実戦に頻出する基本定石を扱います。そこから、「裏」となる定石の変化形を紹介します。相手が間違えれば、すぐに形勢が良くなる破壊力抜群のものばかりです。 裏定石は、ハメ手とは違い「失敗しても悪くならない」「本筋から外れた手は打たない」という特長を持ち、アマチュアでも試しやすく、また、棋力向上にもつながります。 本書で序盤戦術の幅を広げて、碁敵をアッと言わせてください。
  • 菅井竜也実戦集 角交換振り飛車編
    -
    1巻1,524円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 独創的な序盤戦術、誰も予測できない奇抜な振り飛車で将棋ファンを魅了し続ける男、菅井竜也。 本書はそんな菅井八段の魅力が存分に味わえる一冊です。 やはり、何といっても衝撃だったのは第58期王位戦七番勝負で見せた△3三金型三間飛車。常識を覆すこの戦法で初タイトル王位を獲得したのは将棋ファンに鮮烈な印象を残しました。 この歴史的な一局を本人解説で振り返れるだけでも本書を読む価値があるというものです。 さらに本書ではこの王位戦の挑決リーグの渡辺明竜王戦、挑戦者決定戦の澤田真吾六段戦なども収録。菅井八段が独自の将棋でタイトルホルダーに昇り詰めるまでの物語を余すことなく堪能することができます。 一見すると破天荒、しかしその裏に隠された深謀遠慮の研究手順。本書はまさに菅井竜也の将棋観がぶち込められた一冊です。ぜひ手に取って読んでみてください。
  • 【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 相居飛車の基本と最新形が1冊でわかる! 本書は平成25年に出版した「将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編」に平成30年3月までの定跡の進化を加えた「増補改訂版」です。 前著では居飛車の戦法を矢倉、角換わり、相掛かり、一手損角換わり、横歩取りの5つに分け、それぞれの戦法の歴史からさかのぼって上野裕和五段が丁寧に解説。大変な好評をいただきました。 それから5年がたち、相居飛車の序盤戦術は劇的に変わりました。 絶対のエースである矢倉がまさかの衰退、角換わりがエースに昇格、今まで誰も注目しなかった雁木が大流行…。その変化とスピードには、プロでも驚くほど。ましてやアマチュアにとっては何がなんだかわからないまま、どんどん定跡が進化している、という状態ではないでしょうか。 そこでぜひオススメしたいのが本書です。 前回も紹介した五大戦法についてはここ5年間の動きを加えてパワーアップして収録。 さらにここ数年で一躍メジャー戦法の仲間入りを果たした「雁木」については基本的な狙いから丁寧に解説。書籍全体としては「六大戦法」として新たな枠組みでリニューアルしています。 「増補改訂版」はボリュームも満点の272ページ。 相居飛車の基本と全体像をざっくり知りたい方、この5年の相居飛車がどう変わったのか知りたい方には必携の一冊です。
  • 【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 振り飛車の序盤が1冊で分かる! 「序盤戦術の基本と全体像が一冊で分かる!」がコンセプトの、将棋・序盤完全ガイドシリーズ。本書は、その平成24年に発売された「振り飛車編」の増補改訂版です。振り飛車の基本から5年間で大きく進化した最新形までをやさしく丁寧に解説しています。 第1部では「序盤の基礎知識」を解説。「序盤って何?」から始まって居飛車対振り飛車の戦いの大枠を理解することができます。 第2部は「歴史を振り返る」。将棋の序盤戦法をその歴史から解説するのが本書の大きな特長の一つ。プロの研究の深さを知るとともに、「なぜ、今この形が指されているのか」がよく分かります。 第3部は「各戦法の解説」。ゴキゲン中飛車、先手中飛車、石田流、角交換系振り飛車、といった、ここ5年でさまざまな定跡が生まれた戦法に加えて、ノーマル系振り飛車にも多くのページを割いています。ノーマル系振り飛車も工夫を重ねてプロ間でも復活の傾向にあり、見逃せないところです。 本書は増補改訂版と言っても、ほぼ全ページに手直しを加えてあります。「序盤完全ガイドシリーズ」を読んだことがない方はもちろんですが、前回の「振り飛車編」を読んだ方も、5年前と現在の定跡の違いを楽しみながら読める内容になっています。 将棋を観るファン、指すファン、どちらの方にもぜひ読んでいただきたい一冊です。
  • 中国流の新常識 序盤戦術を変えたヒラキ方と三々への手抜き
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 スピードを重視する現代布石! 中国流の基本形や最新形、変化形を詳しく解説した戦術書となっています。 中国流は昔からある有名な布石作戦ですが、最新形が続々と生まれており、構えの意味や構え方にも変化があります。 例えば、高中国流は戦いを好む構えとして知られていましたが、現代は非常に地にカラい構えとして用いられています。 基本形から最新形に変化していった理由や気をつけるべき変化を詳細にわかりやすく解説しており、現代版の中国流の打ち方を網羅しています。 現代のスピードを重視する傾向がよく表れた布石作戦。本書をマスターすれば序盤で勝負を決めることもできるでしょう。
  • 超攻撃的振り飛車 新生・角頭歩戦法
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これが新しい時代の角頭歩戦法だ! 本書は、自ら角頭の歩を突いて後手番ながら積極的に攻めていく、斬新な振り飛車の序盤戦術を西川和宏六段が解説したものです。 角頭歩戦法自体は古くから指されていますが、それをより洗練させ、現代将棋にマッチさせました。 ただの奇襲ではない奥深い攻防を味わってみてください。
  • 天衣無縫 佐藤康光勝局集
    -
    1巻2,435円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 佐藤将棋の名局100局を収録 2017年7月28日、佐藤康光九段は公式戦通算1,000勝を達成しました。 本書はその1,000勝の中から選りすぐりの100局を収録。 ・四段の佐藤がタイトル保持者に初勝利を挙げた、対中原誠名人戦 ・初タイトルを獲得した対羽生善治竜王戦 ・名人獲得を成した対谷川浩司名人戦 ・永世棋聖の資格を得た対鈴木大介八段戦 ・通算1,000勝を達成した対広瀬章人八段戦 など、節目の対局は余すことなく掲載。 また、自戦記も11局収めました。 自由奔放な序盤戦術、緻密な読みに支えられた正確無比な中終盤が魅力の佐藤将棋。 是非、盤に並べてご鑑賞ください。
  • 中原VS谷川全局集
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「棋界の太陽」VS「光速の寄せ」全101局収録! 本書は大棋士同士の全対局を収録した「全局集シリーズ」の一冊で、中原誠十六世名人と谷川浩司九段の公式戦98局+非公式戦3局を全局解説付きで収録するものです。 時代を代表するスター棋士として、3度の名人戦をはじめ数多くの大舞台で激突した両棋士。戦型も矢倉、角換わり、相掛かり、振り飛車とバラエティに富んでおり最高レベルの戦いは並べるだけで当時の熱気が伝わってきます。中原十六世名人の中盤の絶妙の駒さばきや谷川九段の切れ味抜群の終盤は、序盤戦術が進化した現代になっても全く色あせることはありません。 そして、これまでの「全局集シリーズ」とは一線を画す本書最大の特長はなんと言っても巻頭の「永世名人対談 中原誠×谷川浩司」。 本書のために実現した永世名人同士のビッグ対談、その模様を余すところなく収録しています。互いの存在を初めて知ったところから、今だから言える名人戦対局当時の心境、トップ棋士にのみ語ることを許されたタイトル戦での心構え。中原十六世名人が現代将棋に喝を入れ、谷川十七世名人が大晦日の対局を回想します。さらに時代の異なるスター棋士である大山康晴十五世名人、羽生善治九段、藤井聡太七段についてなど、その一言一句が棋史に残すべき貴重な内容となってます。 巻頭特集+全101局の棋譜解説というボリューム満点の456ページ。 すべての将棋ファンに読んでいただきたい一冊です。
  • 升田の研究~鬼手と石田流~
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「自分よりも強い相手に勝つにはどうすればよいのか」 将棋ファンにとって永遠のテーマであるこの問いに、本書が示すのは「思いもよらない奇想」。随所に「升田幸三の将棋観」を散りばめながら、独創的な序盤戦術と敵の虚を突く鬼手の数々を解説しています。 第1部「鬼手の研究」では序盤で敵を壊滅させる奇襲・荒業の研究や基本技の研究に加え、プロ棋士の実戦を題材にした鬼手の数々を紹介しています。相手の悪手を悪手としなければ、悪手変じて好手ということになりかねません。チャンスをつかむ逆転の勝負術を磨いてください。 第2部「升田式石田流」では、升田式石田流のすべてを升田幸三渾身の筆致で学ぶことができます。 1971年、第30期名人戦――。大山康晴名人を相手に新戦法の真価を試すべく、升田は升田式石田流を連採しました。しかし惜しくも敗れた升田は、以後名人戦の舞台に立つことはかなわず、一つの時代が終焉を迎えたのです。 ところが升田式石田流は40年以上たった今も、当時の研究をベースとしたまま、プロの第一線で活躍を続けています。升田式石田流の誕生と発展の過程、この戦法特有の基本手筋をこの一冊で学ぶことができます。本書は「鬼手の研究―強い奴に勝つ将棋―」(経済界)と「升田式石田流」(日本将棋連盟)の2冊を1冊の文庫にしたものです。独特の語り口で語られる、研究と将棋観の一端をご堪能ください。

最近チェックした本