九年母の検索結果
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沖縄ことばの散歩道
沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第6弾。 沖縄の言葉は内地の人間にはとても難しくわかりにくいが、本書はティンサグ(花の名前)、ハゴーサン(汚い)、ガンマリ(いたずら)、ゴーヤー(にがうり)、チュラカーギー(美人)、ヒサ(足)、ヒージャー(山羊)、クニブ(九年母)、フラー(馬鹿)などなど、合計79の言葉について、その語源などに遡りながら解きほぐし、そこから独自の文化的側面が顔を覗かせている。 著者は琉球文学全般をカバーする研究を行ってきた琉球大学名誉教授の池宮正治氏。本書は語源研究を目指したものではなく、ことばを軸にして琉球の文化的な側面の豊かさを共感するためのものである。散歩道を時には寄り道し、時には道草を食いながら、これらのことばたちと楽しんでみて下さい。 「本書は国語研究者による語源研究ではない。「ことばは文化の交差点、ウチナーグチでいうカジマヤー(十字路)」とする著者が琉球文学研究の過程、資料渉猟で出会ったことばを文学者の感性でまとめたものである。とはいえ、その採訪の旅は南西書とはもちろん東方区地方にまで達し、さらには「記紀」の世界にまで及ぶ。その該博さにはただただ驚嘆するのみである。とくにウチナーグチと本土中世語の思わぬ関係の豊かさには刮目される。学者の研究成果を平明に一般に還元・提示するという学問本来のあり方からすると、本書こそまさにその到達点というべきであろう。 (1993年当時の作品紹介文より)。」