勝目梓 - 徳間文庫作品一覧

  • 遊乱二郎殺しのファイル(1) けもの道に罠を張れ
    値引きあり
    -
    1~2巻346~385円 (税込)
    来日中のフランスの女流画家が、首都高速目黒ランプ付近で絞殺死体となって発見された。個展の企画者として検視に立ち会わされた美術商の遊乱二郎は、彼女が輪姦されていたと知るや、名状しがたい激情に襲われた。ソビエト兵に旧満州で強姦された日本人女から産み捨てられたという忌わしい出自を、それはいやでも記憶の闇から浮び上がらせるからだった。著者はじめてのシリーズ・スーパーヒーローの登場!
  • 影の弔鐘
    値引きあり
    -
    刑事あがりの私立探偵・多岐俊介のもとに奇妙な人探しの依頼が舞込んだ。こちらの名は明かせないし、理由もいえないが金に糸目はつけない、というのだ。密かに依頼者を探りだして多岐は驚いた。2年前、交通事故で死なせた男の未亡人だったのだ。この仕事にはウラがあるとにらんだが、案の定、捜査の行手には甘美な罠、酷薄な妨害が待ち受けていた…。バンコク、シスコを股にかけた官能アクション巨篇。
  • 家族会議
    値引きあり
    -
    1巻554円 (税込)
    官能とバイオレンスの大家が70代で描いた「家族」を揺るがす一大事な物語7篇。 「姉妹」 子供が巣立って、夫婦だけの二人暮らし。夫は自分が先に逝くと思っていたが、妻が半身不随に。食事や入浴の世話で生活は一変した。妻の妹が同居して助けてくれたまでは よかったが……。 「ダブルベッド」 娘の披露宴に出席する両親。しかし、二人は別れて12年の元夫婦。娘と新郎の願いでこの日だけ夫婦のふりをしなくてはならなかった。 ほか、急死した呑み屋のママの葬儀で常連客が次々と暴露する秘密(「遺骨」)、元ヤクザの父親が遺した遺言状のあまりな内容に驚く息子(「遺産」)など、一筋縄でいかない仕掛けが満載。大家の筆の凄みを堪能できる極上の短篇集。
  • 牙は折れず
    3.0
    本作品に登場する男たちに「老後」という言葉はない。愛する者を不条理に奪われた彼らは、老いた自身を顧みることなく、敵に立ち向かってゆく。ある者は素手で、ある者はハンマー一本で、そしてある者は使い慣れた鎌で──。復讐譚を多く手がけた著者が贈る息をのむ七篇。復讐バイオレンスの新たな金字塔がここに誕生した!

    試し読み

    フォロー
  • 扉の中の祝宴
    値引きあり
    -
    1巻423円 (税込)
    ここもと御覧に入れまするは、かの勝目梓がペンの至芸によって織りなす女たちの妖かしの姿態──電車の車内以外にはオーガズムを感じない女、夫よりもスプーンを好む異物愛玩症の女、被視姦願望の女、恥ずかしくて行為に至れない赤面恐怖症の女……百花繚乱、天下泰平、女百態噺。
  • 白昼の獲物
    値引きあり
    -
    夜の新宿の街角でうっかりいかがわしい写真を買わされてしまった岩田邦夫は、後悔するどころか、しめたとほくそえんだ。そのモデルはメイクで顔をごまかしてはいたが、局所脇のホクロから見て、つい最近、プールで見かけた女らしいのだ。あの美女をモノにできると岩田は行動を起こすが……(表題作)。男と女が繰り広げる性の狂宴の果てに鮮血が迸るバイオレンス・エロチカ八篇。
  • 人喰い花
    値引きあり
    -
    終電車が走り去った駅前のタクシー乗場。若い女が、ドアを開けた浜崎の車に駆け寄ってきた。おかしな女であった。助手席に坐りたい、というのだ。いくらか酒に酔ってもいるらしい。女のにおいは、若いタクシー運転手の心をわずかにはずませた。ライトを消し、エンジンを切る。女の胸が開き、ブラジャーのひもがすべり落ちる。「前開きよ、便利でしょ」女が囁いた……。表題作ほか7篇を収めた官能サスペンス。
  • 復讐海流
    値引きあり
    -
    倒産した田代興産社長・田代剛は、再建資金二十億円を愛人宅に隠匿し、ヨーロッパに逃亡した。が、パリで日本人殺し屋に襲われたことから、大がかりな罠にはめられていることに気づいた。二十億円の現金も、すでに行方不明になっていた。そして、偽造旅券で日本に密入国した田代は、まず殺し屋のマンションを襲撃した。復讐に燃える田代の狂気は、裏切者を血の海に横たえた。長篇バイオレンス。
  • 墓碑銘は炎で刻め
    値引きあり
    -
    ショットガンをたずさえて社長室に乗り込み、人質10人を全裸にして屈辱的な行為を強要する戸室。誘拐した女をペットのように飼育し、卑猥なポーズをカメラに収める柴崎。強姦されかかった女を救い、彼女を相棒に荒っぽい復讐計画を練る岡田。見るからに疲れた中年男だが、報復のためには大胆かつ巧妙な久保寺。……邪悪な情念を描き、人間の魔性を見事に抉り出した勝目世界の男の群像。
  • もう朝は訪れない
    値引きあり
    -
    トラック運転手・平井は、妻の春子がつくったサラ金の借金のため、取立屋・多田に覚醒剤の強奪をすすめられた。平井は多田の仲介した浅野と、「倉庫」を襲い、まんまと覚醒剤をせしめたが、多田には覚醒剤を渡さず、借金の棒引きを計る。逆上した多田は、浅野を殺害し、中卸業者「フジモト」の手の者を差し向ける。重傷を負い、覚醒剤も奪われた平井は、さらに春子の強姦の声をきいた……。長篇バイオレンス。
  • 闇に光る肌
    値引きあり
    -
    八木秀一の車が、銀座で森沢洋子のアルファロメオに追突した。森沢洋子は事故の被害をベッドでの奉仕で支払えと要求した。八木は洋子の指令で女優のタマゴを相手にすることになった。が、マンションに出向いた八木を待っていたのは、中年男の死体だった。殺人容疑を受けた八木はきわどくアリバイが証明され釈放された。洋子の仕掛けた罠に落ちたのだ。洋子とは何者なのか!? 背後に政界大物の影がちらつく――。
  • 夢追い肌
    値引きあり
    -
    1巻385円 (税込)
    ――浦は学生時代過した長崎の町を訪れ、ぶらりとはいった酒場で初恋の女三根子と出会った。20年ぶりの奇遇だった。が、歳月はそれぞれの人生をそれぞれに彩っていた。20年前の、夢を追うような甘ずっぱさはすでに遠いものとなり、中年の露わな欲望だけがあった。――時の流れが男と女の上にいかなる業を積みかさねるか、現代小説の旗手が永遠のテーマに挑む渇愛の世界!
  • 夢地獄
    値引きあり
    -
    1巻385円 (税込)
    不思議ですね。男と女って奴は。何がきっかけで始まるか、見当がつきません。あたしと昭子なんか通夜の晩にできちゃった。それも、死んだのは昭子の亭主ときているから、これはえらいことです。ところがある日、ラジオの身上相談でわが女房の声を聞いてびっくり仰天。なんと、夫以外の男との肉体関係で悩んでいる、と切々と訴えているではありませんか。男と女の哀しくもおかしな話の逸品集!
  • 夜を真昼に
    値引きあり
    -
    まあ聞いてくれ、タクシー強盗をやられた上に殺人容疑をかけられて――こんなひどい目にあって、犯人逮捕を刑事なんかにまかせておけるものか! 沖島雄一が解きはじめたパズルは、迷宮入り犯罪の絡むビッグゲームだった。闇に閉ざされた夜を、太陽の真昼に――荒々しい男と甘美な女の情念が絡み合い、やがて時間に埋もれた謎の事件へと連動し、華麗に展開する勝目梓の世界!
  • 轍が弔うお前の恨み
    値引きあり
    -
    小平市のタクシー運転手・宮原が刺殺され、車ごと黒焦げ死体で発見された。宮原と親しかった同僚の小関は、実直な宮原の死に不審を抱いた。怨恨の線は考えられない。強盗の犯行か……。四十九日の前日、府中まで客を乗せた小関は、前方に同じ会社の車がドアを半開きにして停っているのを見た。やがて小柄な女がドアに向かって歩いてきたが、女は実家に帰っているはずの未亡人・直美だった。傑作サスペンス。

最近チェックした本