学術・語学 - 町田宗鳳作品一覧
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3.8仏教とは、人が亡くなるたびにお布施を集め、墓地や駐車場を経営する宗教のことではない。世間の常識に縛られる凡夫を解放し、生きる喜びを与えてくれる宗教なのだ。今こそ、仏教の原点に立ち戻るべきでは──。本書では、元禅僧にして比較宗教学者と、“癒し”の文化人類学者が、日本仏教の再生について熱く討論。「<悟り>と<狂い>は紙一重」(町田)、「仏教は人生をリセットする教え」(上田)、「陰徳を積むという価値観を見直そう」(町田)、「“痴”と“智”の絡まりあいに救いがある」(上田)など、宗教の本質を見抜いた独自の見解をぶつけ合う。さらに、オウム事件から十年が過ぎ、日本社会と仏教のあり方を考える。それは単なる教義としてではなく、実践する仏教のあり方である。そのために、お寺を中心としたボランティアの取り組みや、家庭に仏壇を取り戻す方法なども提案。果たして日本仏教に未来はあるのか。現代人の魂に火をつける刺激的対論である。
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-禅の修行者は、疑団、禅病、魔境など幾つかの精神的危機を経て、<悟り>という覚醒に到るという。また、エホバやアッラーなど一神教の神は、しばしば人智を超えた破壊性や冷酷さを露にし、人間を恐怖に陥れ、服従させる。人と神との出会いの確信にあるのは、無意識の闇から突き上げるマグマたる<狂い>であり、それを受容し律することなくして、<救い>が訪れることはないと、著者はいう。本書では古今東西の宗教体験にみる人と神との<狂い>の姿を、豊富なエピソードを交えてリアルに描き、人間の尊厳ある生き方を探る。 本書の目次は以下の通り。若き日の禅寺での修行、アメリカの神学校でのキリスト教の勉強という、ユニークな宗教遍歴を経た著者が、深い確信をもって魂の本質に迫る。
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-「遊び力」を身につけると 人生は一気に輝きはじめる! 「死ぬことさえも、遊びのうち」と言い放つ町田和尚の話は、いつも私たちに大きな気づきをもたらしてくれます。遊びというのも、けっして不真面目でもふざけているわけでもなく、「真剣」と紙一重のパワーをもった行為であり、“無邪気に勝るエネルギーはない”と言えるほど強大なものだったのです。遊ばない人、遊べない人は、人生という道のりを歩くうえで大きな損をしています。 本書では、日本の歴史上で遊びが果たした役割、文化・芸術方面で花開いた創造性などを検証しながら、あなたの「遊び力」を鍛え、人生に活かす方法を説きます。禅と密教を修めた唯一無二の僧侶がたどりついた究極の境地は、毎日の生活や仕事における迷いや悩みからあなたを解放してくれるでしょう。
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