歴史・時代小説 - 雑学・知識作品一覧
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4.0戦争、敗戦、占領、復興、経済成長、バブル景気……。飢餓もあれば飽食もあり、軍国主義も民主主義もあった“昭和”という時代。およそ人類が体験できる事件や事象のほとんどが存在したこの時代は、日本とは何か、日本人とは何かを考える上で多くの示唆と教訓にあふれている。本書は、昭和元年(1926)から昭和64年(1989)までの64年を、前期・占領期・後期の三部にわけ、全55項目のテーマに沿って概観した一冊。「大正から昭和へ」「金融恐慌」「満州への野心」……(前期)、「GHQ最高司令官マッカーサー」「戦後教育改革」「極東国際軍事裁判」……(占領期)、「10年目の経済白書」「60年安保と岸内閣」……そして「昭和天皇崩御」(後期)と読み進めるなかで、昭和史の全体像をしっかりと理解できる。激動の昭和史を次代に正しく伝えていく上で、バランスある歴史感覚でわかりやすく記述された本書は、まさに格好の講師役といえる。
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3.0晩年はアウトドアを満喫した伊達政宗、大大名から蹴鞠の宗匠になった今川氏真、体調不良と闘いながら大御所政治を行なった徳川吉宗、晩年に3回若い妻を迎えた小林一茶、隠居後に全国を測量旅行した伊能忠敬、新選組隊士から伝道師になった結城無二三――日本史上に名を刻んだ人物のなかには、人生の前半と後半とで、意外なほど境遇が違ってしまっているケースが数多い。落差が大きければ大きいほど、その生き様からは滋味あふれる教訓がにじみ出てくる。本書は、鎌倉時代から明治・大正時代まで、合計40人の「その後人生」を追いかけたユニークな歴史読み物。歴史の意外な知識に出会いたい人にも、人生後半について考えたい人にもおすすめである。月刊誌『PHPほんとうの時代』に連載中には、読者の人気投票でナンバー1になったこともあり、内容は折り紙つき。人物にゆかりの地の写真も満載し、眺めるだけでも楽しめる本文デザインに工夫されている。