国内ミステリー - 文芸社作品一覧

  • リサーチャー クニオ
    NEW
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    1巻1,386円 (税込)
    設立間もない小さなリサーチオフィスの探偵クニオのもとに失踪人探しの依頼が舞い込んだ。依頼人の詳細は不明。アシスタントと共に東奔西走するクニオだが、謎だけが深まっていく。物語が展開するにつれて、思わぬ人間同士のつながりが明らかになり、最後はまさかの結末に……。ミステリーの中に垣間見える不可思議な人間の精神こそ著者が描きたかったテーマでもある。
  • 金物屋信司
    続巻入荷
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    1~2巻1,309~1,496円 (税込)
    平凡な若者・信司は、高校時代の部活の監督重松から大手建設会社に誘われる。だが重松には関東の窃盗集団を束ねる裏の顔があった。スリとして闇の世界に馴染んでいく信司は、窃盗集団ミステイクの一員となる。しかし仲間が何者かに殺され事態は急変。さらに急死した父の家から多額の金塊が発見され……。裏社会の抗争に巻き込まれながらも義を貫いた信司の生きざまを描くクライムノベル。
  • 世界文化遺産 煌めく軍艦島の殺意
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    1巻1,232円 (税込)
    最初の犠牲者が九州の軍艦島に残した謎のダイイングメッセージにより、捜査は山陰の氷ノ山の麓を走る若桜鉄道沿線へと拡大。レアメタルをめぐる利権争いも浮上し、第二、第三の殺人も起きてしまう。環境省自然保護官である菅野鉄雄と金井桂の名コンビがさまざまな圧力にも屈せず、事件に立ち向かう、世界遺産を舞台にした旅情ミステリーシリーズの第3弾。
  • そっくり劇場の殺人
    NEW
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    1巻1,188円 (税込)
    有名人の「そっくりさん」ばかりが集まる奇妙な劇場があった。 ある夜、そこで殺人事件が発生! 殺されたのは誰? そして犯人は誰? 二転三転の末、読者が目にする驚愕の結末!! 表題作ほか、《その椅子に座った者は、必ず三日以内に死ぬ》という怖ろしい祟りを描く『黒椅子』、 そして華族の令嬢に忍び寄る恐怖を描く大正ロマン『光と影』ほか、 本格推理、変格推理の傑作ミステリー9編を収録! <収録作品> そっくり劇場の殺人/サーカス/予言者/黒椅子/王妃の涙/カナコ~KANAKO~/透明人間/彼女の名前/光と影
  • 青いトカゲ
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    1巻1,089円 (税込)
    謎多き夫とその母親に違和感を覚えた女性が幼子を連れて逃走するが、行く先々で青いトカゲのマークに遭遇する。これは何を意味するものなのか。さまざまな人間模様が描かれるが、つぶさに見れば関係性のドラマであり、その意味では単なるミステリーと一括りにできない物語でもある。最後には予想だにしなかった展開が待っているが、そこに「人間であること」の希望を見ることもできる。
  • 誰にも言うな
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    1巻1,089円 (税込)
    バスに乗車中、突然、全く知らない別世界に瞬間移動させられ、「リアル・サバイバルゲーム」に巻き込まれた男。次々にほかの乗客が倒れていく中、男は無事現世界に戻ることが出来るのだろうか。そして、そこで出会った「笑う花」が指し示す「此の世の未来」とはいったい?……一度入ったら決して戻れない「タイムリープ・エンターテイメント」小説。だから、誰にも言ってはいけません。
  • ヘデラの花
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    優子は、超がつくほど真面目な銀行員の父洋介と、おっとりした母由紀子との三人家族。高校進学を控えた優子は、こづかい値上げを交渉するため、母から父の弱みを聞き出そうとしたが、ただ惚気を聞かされただけだった。ところが、そんな仲睦まじい両親が初恋を成就させた裏にはとんでもない秘密が隠されていて……。軽快な文章でダークな世界を描き切った、ユニークなサスペンス。
  • バーバラ、バルバラ、バーバレラ
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    1巻968円 (税込)
    バーバラがぼくたちのクラスに来たのは五月の連休明けだった。担任に紹介されたあと、彼女はいきなりこう言ったのだ。「わたしのことはバーバラと呼んで」一同、顔を見合わせた。ぼくとミチアキも、もちろん。だって彼女、目が大きくて多少バタ臭い感じはあるけれど、どこからどう見ても日本人だし、名前もいましがた「吉澤七海」と紹介されたばかりなんだもの。なにがバーバラなんだか。
  • 新・怪談
    NEW
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    1巻924円 (税込)
    小泉八雲の原作を大胆に換骨奪胎。現代性を盛り込み斬新に描いた、恐怖、エロティシズム、グロテスク&ユーモアの怪談短編集。小泉八雲原作が8編、オリジナルが4編という構成になっており、12の新しい怪奇エンターテインメントを堪能できる。なかでも、「因果話」(『霊の日本』所収)に着想を得た「雪桜」は、女の胸に取り憑いた奥方の手の怪を描いて白眉。
  • ハーフ・ブラッドの沸点
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    戦後、占領軍と日本人女性との間に生まれた子どもを養育してきたエリザベス・サンダース・ホーム出身の6人のハーフが、日本で約60年ぶりに集まった。ジャーナリスト、WHO職員、弁護士、新興宗教の僧侶、ブラジルの農園主夫人、そして日本の裏社会の顔役の6人である。彼らの目的はひとつ、排外主義・民族主義を掲げ、次期総理候補と目される二世議員・河崎晋之介への復讐だった。
  • ひまわり探偵局でお茶をⅠ 春の記憶
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    1~2巻924~1,001円 (税込)
    生まれて初めて出会った本物の探偵。この人が探偵のスタンダードなのかどうかわからないが(たぶん、ちがうだろう)、すごい人であることだけはまちがいない──大人気シリーズ「ひまわり探偵局」新装開店、名探偵・陽向万象と助手・三吉菊野の出会いを描いたエピソードゼロを含む三話を収載。「まったりほんわか×しっかり本格」の“ひま探ワールド”へ、あなたもぜひお越しください!
  • 奥多摩連山 闇のシルエット
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    1巻770円 (税込)
    脱サラして、気ままな探偵業の空木健介。山に登っては、なじみの寿司屋での一杯が楽しみだ。春、元同僚と鷹ノ巣山登山へ出かけた時、下りルートの途中で男性の遺体を発見する。転落事故か事件か? 発見者として奥多摩署に協力するうちに製薬会社のMRが次々と浮上し、意外なつながりから犯人に迫っていく。山好きや飲ん兵衛はもちろん、誰でも楽しめる山岳推理小説。
  • 迷宮山荘は甘く香る
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    高2の街端路人は文芸部の合宿で山荘に来ていたが、そこは窓に鉄格子がはまり、正面玄関からも脱出不可能という異様な施設だった。そのうえ他の部員達は似ても似つかない中年男を顧問の教師だと思いこんでいる。状況の異常さに気づいた街端と4人の部員達は職員に気づかれないように施設内を調べはじめる──。第4回草思社・文芸社W出版賞金賞受賞作『壮途の青年と翼賛の少女』を改題。
  • 三叉路ゲーム
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    国立警察署に勤務する警部補の小学2年生の娘が青梅鉄道公園で誘拐された。犯人からの指示で、警部補は新宿駅から東京駅、さらには新幹線で新横浜駅まで移動させられ、ホームにあるロッカーの中からメッセージを取り出す。そこには〈三叉路ゲームスタート〉とだけ書かれていた。捜査が進むにつれ、次第に過去の“あの事故”があぶり出されてくる。社会派ミステリー作家の力作!
  • 血の記憶
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    テレビからキャスターの声が流れた。「浜松市内のスーパーで拉致監禁事件が発生しました。事件は昨晩、スーパーの閉店後起き、会社役員の妻と子供が拉致されたと110番通報がありました」どうやらスーパーの駐車場の警備員も一緒らしい。すると拉致事件の報道を目にした女性タレントが急きょ、テレビ会見を申し出た。果たして彼女の目的は──?! 書下ろし社会派ミステリー。
  • 新編 日本中国戦争 怒濤の世紀 第一部 中国異変
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    1~3巻660~891円 (税込)
    2021年夏。中国内部に異変あり。権力闘争に、国を憂える少壮青年将校団が決起、軍事クーデターにより、中国の政権を握った。若手中心の軍事政権は、地方の分離独立を許さず、その象徴としての台湾の独立を阻止しようと軍事攻勢を開始する。中国海軍は南シナ海の覇権をめざして、南沙諸島の台湾領有の太平洋島攻撃を開始する。中国動乱が日本の存亡の危機に発展する!
  • マインドエラー
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    章敬は春から通うはずだった大学のキャンパスを東日本大震災で失い、怠惰な日々を送っていた。そんなある日、声をかけてきたのは近所の幼馴染、果瑠。美容専門学校に通っているという果瑠は、死への願望を冗談めいて話す。数日後、彼女は自宅の屋根裏部屋で無残な遺体となって発見された。直前、章敬のバイト先で妙なDVDを借りていた果瑠。その死は自らの意思なのか、殺人なのかーー。
  • 予断捜査
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    「一家が惨殺されるという放火殺人事件が発生しました」同僚と北海道旅行を楽しんでいた妹は、遺体の安置してある病院に急いで向かった。M警察署内三階の大会議室に一家殺人事件の捜査本部が設置された。父親はW大学の教授で、次期総長選を控えていた。捜査本部は、怨恨の線から捜査を開始した。すると、殺された姉の婚約者の存在が浮上した。驚愕の真相に迫った社会派ミステリー!!
  • 叫ぶ臓器
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    先月まで、全日健康薬品の社員で、中国の上海工場で薬品管理部門の責任者をしていた兄の勤が、不通渓谷で遺体で発見された。勤は帰国後、成田空港から行方不明になっていた。兄の死から数日後、妹の紘子のもとに、中国から投函された兄からの手紙が届いた。その紙面には、「法輪功、悪魔のゼンニッポリン」と書かれていた――。「臓器移植」の闇をするどく抉る、衝撃の医療サスペンス!!
  • 北からの使者
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    テレビでは連日連夜「小泉首相が平壌を電撃訪問」のニュースが報じられていた。その直後、横浜の寿町の市営アパートで老女が殺された。伊丹夏生は、元陸上自衛隊員で、除隊後、カレン族の解放軍の傭兵として戦っていた。焼肉店を経営する朴昇一は、密かに伊丹と連絡を取り、彼の帰国をうながした。伊丹は朴から、寿町で殺された母親のことを話され、殺人の動機となった手紙を見せられた!?
  • 死刑台の微笑
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    三人の少年によって、ひとり娘を惨殺された母親は、娘の無念と悲しみを晴らすため、会社を辞して、地裁での意見陳述に全てを賭けた。地裁で、三人の裁判を傍聴し続けた母親は、娘を殺害した三人の凶行を知るにつけ、憎悪を増した。死刑判決を望む被害者の母に立ちはだかる、少年法。判決を有利へと導く加害者の弁護士たち。少年審判を抉る問題作!
  • つかまり屋
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    殺人事件の容疑者として誤認逮捕された経験を持つ阿部は、幼少期より警察に憎しみを抱いていた。時は経ち、彼は「つかまり屋」として暗躍する。そして、ついにきた殺人犯としてつかまるチャンス。犯罪とは、創るもの──周到に用意された筋書きに警察は翻弄される。知謀をめぐらせ、巧妙に犯人の身代わりとなる男と犯人逮捕に焦る警察との攻防を描く推理小説。どちらに軍配が上がるのか。
  • たまゆら
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    青と赤の双つの星の怪しい飛行の一件は、様々な噂をうみながら、月日と共に迷宮入りとなった。目撃者の一人である龍一は、これを「女の生首(だれかが自分を呼んでいる)」と見た。そんな中、とある求人欄に、以前の生首に似たイラストを発見する。導かれるように面接に行った龍一は、そこで美少女・依子と出会う。依子の家族にはかつて驚くべき奇蹟が起きていて──。解説/東雅夫
  • 暴走弁護士
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    1~3巻638~770円 (税込)
    深夜、トラックが時速115キロで走行し、走行車線に入ろうとした乗用車の後部座席に追突した。実況見分をした警察は、ただの交通事故から、計画的な事故の可能性を疑いはじめた──。暴走族から弁護士になった真行寺は、殺人未遂で立件されようとしているトラック運転手の弁護をするため、事件の背景を調査し、驚愕の真実にたどり着く!!
  • 死の臓器
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    熊本県A市の日野誠一郎は聖徳会日野病院の医師で、泌尿器科の部長をしている。ある日、日野医師は、A警察より、任意の取り調べを受ける。容疑は、「臓器売買」の疑いだった。手をこまねいて、死を待つばかりの患者に、日野医師は、レストア・キッドニ(修復腎)、がん患者から摘出した腎臓の移植手術を何度か行っていた──。「臓器移植」をめぐる医療サスペンスの傑作!
  • 死の刻
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    ある日、有名私立進学校の湘南台旭日高校に、学校を爆破するという脅迫電話が入った。犯人はメールで、「明日三月二十五日十四時二十分までに、湘南台旭日高校を破壊しようとしている我々の動機を解明しろ」と指示してきた。校舎には、四百人もの生徒がいる。湘南台警察署は必死の捜査を開始する。犯人の動機は!? 爆破の時刻が迫る──!
  • アポカリプスの花
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    区役所に勤める29歳の葉子は、恋人の政博と暮らして7年になる。穏やかで優しく仕事熱心な政博。しかしどこか掴みどころがなく、本心がわからない。ある日葉子は、政博の過去を知っているという明日香と名乗る男と出会い…。汚した覚えのない床の染み、そこここに現れる不気味な蝿、不快な異臭、そして帰らない恋人。平凡な日常にぽつりと落ちた違和感が、波紋のように広がっていく。
  • 前世療法探偵キセキ
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    立春の日に2年連続で若い女性が殺された。犯人不明のまま今年も立春の日が近づいていた。精神科病院で院長を務める若き医師・小此木稀夕のもとに紀穂子という女性が現れる。稀夕は彼女によって、脅迫まがいの方法で前世療法を体験させられる。稀夕が「過去生返り」で見た3つの事件は「立春の日殺人事件」とどう関わるのか……? 現役精神科医が描く驚愕のスピリチュアル・ミステリー!
  • フェルメール・コネクション
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    長崎の旧家でフェルメールの真作が見つかった。新聞記者の森本は、調査で来日したクララと現地へ向かう。そこで見せられた古い手紙、全てはここから始まった。17世紀の偉人たちの秘められた交友と第二次世界大戦の封印された秘密を探る森本たちは、ロスチャイルド家とナチ残党の暗闘に巻き込まれていく──。史実とイマジネーションが緻密に織り込まれた壮大なスケールのミステリ巨編!
  • 深く、濃い闇の中に沈んでいる
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    あの女を愛していたのだろうか? 失って初めて気づく存在の愛しさ。かつて空間を占め、いまやぽっかりと空いた女の声が静謐のなか永く響きわたり、男の人生に消すことのできない痕跡を刻みつづける。全編を通して漂う暗い空気のなか男の複雑な喪失感を描いた前川裕の初期短編ミステリー集。生と死の断裂が生んだ空虚を描く現代ミステリーの極点である。
  • ひまわり探偵局
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    1~2巻550~572円 (税込)
    『気づかなくても想いはそれにふさわしいかたちをとる』。「なんか丸い」ほのぼの系の名探偵と寝ぐせ頭の探偵助手が繰り広げる、やさしくてちょっとせつない事件の謎解き人情劇。見つけるのは心の鍵、届けるのは人の想い。そして、本に託された真実とは……。ほんわかムード、だけどしっかり本格派! 人々が終生宿し続けた“想い”にめぐり会う心あたたまる連作短編ミステリー。
  • 壮途の青年と翼賛の少女
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    孤独だがそれを苦としない高校生・街端路人は文芸部の合宿で山荘に来ていたが、そこは窓に鉄格子がはまり、正面玄関からも脱出不可能という異様な施設だった。そのうえ他の部員たちは似ても似つかない中年男を顧問の教師だと思いこんでいる。状況の異常さに気づいていた街端と4人の部員たちは職員に気づかれないように施設内を調べはじめる──。
  • 狂化
    3.0
    社会のレールの上で鬱積する男は、「正常」ではなく「狂気」に救いを求め、喜びなき道に足を踏み入れた。4つの伝染(暗示・記憶・共感・衝動)に自らをさらし狂おうとする。世界を呪うこの男に救いはあるのか!? 『!』シリーズなどのヒット作を連発し、ホラー小説界で今最も注目を集める著者が、温め続けた恐怖を炸裂させた新世代サイコホラーの傑作!
  • 太陽と月のシンフォニー
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    1巻539円 (税込)
    教育改革に燃える雅は仕事に邁進していたが、ある日妹の華から母の死を知らせる電話がかかり……『太陽と月のシンフォニー』、行方不明の父を探す幸人の前に、脈々と受け継がれた血の呪縛が迫る『卑弥呼の祖国は何処に?』、毎度お騒がせコンビ、ユッキー&フッチーが、ついにフランスへと進出!? 『ユッキーとフッチーのミステリー事件簿 第三話』……特色あふれた短編3作を収録。
  • ユッキーとフッチーのミステリー事件簿
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    1巻528円 (税込)
    ユッキーとフッチーのデコボココンビ、第四弾!! 伊豆に出かけた二人。途中でお世話になる旅館の娘・愛美を見てビックリ、フッチーとそっくりだったのだ。そこから始まる誘拐劇。そしてロベルトを招待して訪れた竹島では、花嫁の入水自殺が起こって──。二人の行く先々で起こる事件の数々。解決の糸口をつかめるのか!? 特殊詐欺事件を扱った『第二の人生はオレンヂ色』も同時収録。
  • 家康の秘密
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    1~2巻462~528円 (税込)
    岡崎市に越してきたら殺人事件に遭遇してしまい、美幸は気が気ではなくて……『家康の秘密』。平泉に行った歴史マニアの吉経は、従妹の失踪事件に巻き込まれ……『義経伝記 殺人迷路』。相変わらずお騒がせコンビが行くところ、また殺人事件が起きて……『ユッキーとフッチーのミステリー事件簿 第二話 遺跡の里殺人推理』の現在と悠久の昔とが複雑に錯綜するミステリー3編を収録。

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