BL小説 - 秘蜜の本棚作品一覧

  • 熱いキスでつかまえて
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    白石凪人と八神吾朗は付き合いだして三ヶ月のほやほやカップル。 会社でもいちゃつきたい凪人とは対照的に、吾朗の反応はいまいち冷たく、苛立ちを隠せない。 そんな時、かつて同僚だった美月が現れる。男女が見惚れるほどの美形の持ち主だ。 「八神チーフと美月さんだけど、まだ付き合ってんのかしら」 (吾朗と、美月さんが付き合ってた?……) 聞きたくなかった噂話が頭から離れない。 憔悴している凪人のもとに、噂話の張本人が急接近する。 凪人・吾朗・美月の三角関係には一体どんな結末が!?

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  • 危ないオトモダチ関係~君が隣にいるだけで~
    5.0
    1巻220円 (税込)
    気づいたときには、いつも隼人の姿を目で追っていた…… 引っ込み思案で、大学でも友達が少なかった千景。 逆に、不思議と人を惹きつける魅力を持った隼人の存在が気になり、日々観察をしていた。 千景は別に男が好きなわけではない……はずだった。 「お前、男が好きなのか?」 レンタルビデオ屋でDVDをレンタルしようとしたところで、隼人と初めて会話した。 千景が手にしているDVDは、男同士が絡んでいるパッケージ。 千景にはそんな性癖があったのだが、誰にも知られたく無かった。 「試してみっか」 戸惑う千景をよそに、隼人は表情一つ変えずにそう言った。 千景はただ困惑し、立ち尽くしているばかりだったが……。

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  • 甘肌を召し上がれ
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    「出すのは、上半身だけの約束だっ!」 和久の不埒な手は篤味のヘソをさすり降り、肉付きのうすい腿に触れてきた。 その抑え付ける力は尋常じゃない。キスはあんなに優しくデリケートだったというのに……。 和菓子店の若旦那:篤味の元へ、人気商品『甘肌餅』を買い求める和久が度々来店した。 画家をしているという和久。同世代ということもあり次第に親密に。 「とうとう、来てくださったんですね。この部屋に……」 和久の仕事場を見せてもらうことになった篤味は、壁に掲げられていた一枚のスケッチ画を見て絶句する。 それは……篤味自身のセミヌードだった。 過去に一度だけ、50人の学生の前でセミヌードモデルをしたことがあった。その時、美術部員だった和久がその輪の中にいたとは……。 「一回だけでいいんです。また、モデルになってください!」 和久の真剣さに気押され、モデルになるため下着一枚になる篤味。 「白くてきれいだ。ずっと見ていたい……」 体毛が薄く、女みたいに肌がきめ細かい。そんな自分の体にコンプレックスを持っていた篤味だが、次第に不快を感じなくなっていた。 「全部見たいな……」 頬を桜色に染める和久の目には、淫欲の明りが灯っていた。

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  • 飢えた共喰い
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    「この万札の分だけでいい。俺の好きにさせてくれ!」そうすれば俺は、過去への悔恨から解き放たれる気がする……。 風俗店経営者・亮介は、17歳の自分を思い出す。名門校の優等生、サッカー部のエースでキャプテン。 だが、あるときそんな人生が一変する。部活顧問に犯され続けた挙句、最後は殺して刑務所に入った。 後悔している。なぜ犯される前にあいつを殺さなかったのか。ホモなど全員死ねばいい――。 そんな過去を持つ亮介だったが、親の借金でウリ専ボーイになった、プライドの高そうな少年・直哉の眼を見て心がざわめいた。 「なんてことだ。俺はあいつが、愛おしいとでもいうのか。この世でもっとも俺を嫌い、軽蔑している奴に、俺は生まれて初めて、惚れているというのか――」 残酷の裏社会、捻じれた情愛、肉食セックス、極道たちとの壮絶なバトル。2人の運命は――?

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  • エロい奴
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    「エロいね。さすが、数こなしてるだけあるな」 リツは身体を起こして、にやりと笑んだ。 シャツに潜り込み、滑り上がった指先が胸元の突起を摘まむ。捻るように絞りあげられる。 背筋に電流めいた快楽が奔り抜け、響生は甘ったるい息を漏らした。 全身に恍惚の予感を混ぜた鳥肌が張りつめる。 「ほんっと、エロいなぁ。エロくて綺麗とか、最高だよね。今夜は大当たりだな」 リツの口角が更に引き上がる。嘲笑めいた歪みが見えた。 だが、それさえもが、これから始まる淫靡な時間の彩りだった……。

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  • 奥までいっぱい満たして
    3.5
    「まず、手始めにですね、脱いでください」 泰人は面接官の久志にいきなりそう命令された。 ここは読者モデルの面接会場。とは言っても久志と泰人の他には誰もいない。 不安にかられた泰人は逃げ出すことを決意したが、応接室には鍵が……。 「ここは、アダルトビデオの制作会社だよ。ゲイ向けの」 驚愕の事実が久志から告げられ、泰人は後ろ手にベルトで縛られる……。 初対面だと思っていた泰人だが、久志とは幼き頃に接点があった。

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  • 姦計の行方
    -
    大学三年生の冬椰は、幼馴染の真央を見て、男なのに綺麗だと思っている。 でも、それを口にしてしまえば、長年積み重ねてきた幼馴染という関係を失うことを恐れ、苦しんでいた。 そんな冬椰の元に、もう一人の幼馴染の女の子:薫が恋愛相談を持ちかける。 それは冬椰の気持ちを乱すのに十分な内容だった。

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  • 暗くしないで、はなれないで
    2.0
    鈴原祐樹が働く渋谷にあるメンズファッションビルの人気ショップに、新任のサブ店長の高橋忍が異動してくる。 年齢もキャリアも同じ高橋に軽い嫉妬を覚えるが、高橋は知ってか知らずか普段から馴れ馴れしく接して鈴原をイライラさせてしまう。 ある日、高橋が閉店後に一人倉庫で何かをしていることに気付き、気になってあとをつける。 実は、次週来店予定の顧客の為のスタイリングを用意していたのだった。 その日に限って、ビルが節電週間と称していきなり消灯してしまう。 暗い倉庫の中に閉じ込められた鈴原は暗所が苦手で、つい高橋にしがみついてしまった。

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  • ぐちゃぐちゃに弄ばれて。
    -
    「ねえ、今女装して見せてよ」 兄の美しい瞳が憎しみに染まるのを、弟はこれ以上ないほど幸福な想いで眺めた。 容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能で女性にもモテる優秀な兄:志央。 早々に有名企業へ内定も決まり順風満帆な彼に、突如悪夢のような出来事が襲いかかる。 「兄さんにこんな趣味があったなんて知らなかったよ」 薄ら笑みを浮かべた弟:結人が美少女の写った写真を手にそう話しかけてきた。 可愛く微笑んでいるのは女の子ではなく、実は女装をした志央だった。 「これ、バラまかれたら兄さんの人生はお仕舞いだね」 幼い頃から兄と比べられ、苦しみ、全てに失敗をしてニートになった弟:結人。 今まで自分をゴミでも見るような目で見下ろし蔑んできた兄への復讐(ご褒美)が今始まった。

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  • 最終電車での秘め事
    2.0
    しんと静まり返っている駅のホーム。 そんな中、渉はトイレで呻き声を漏らしていた。 泥酔し、胃の中のアルコールを全て出してしまいたいが、とにかく苦しい。 「大丈夫ですか?」 どことなく幼さの残るおっとりとした声が聞こえる。 「……ぅぇええええええええっぅ」 愛くるしい顔立ちをした駅員が、白い手袋をはめたその両手で、渉の全てを受け止め、嫌な顔一つせずに微笑んでいる。 (お、お、お…―――) 「俺の嫁!!!」 「……―――え?」

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  • 好きだってイッちゃいな。
    -
    雑誌の取材のためSM喫茶を訪れた編集長の谷川は、自分でも理解しがたい嫉妬心に乱されていた。 部下でありライターであり、一ヵ月前に「好きだ」と告白をしてきた本間が、店内にいた「男の娘」と店の奥へ消えていったからだ。 (どうかしてる、俺は──) 自分の気持ちがいまだわからない谷川と、自分の気持ちを素直にぶつけてくる本間、二人の恋の行方は。

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  • 性教育はお早めに。
    5.0
    色白で栗色の細い髪。少し垂れ目がちな瞳に、頼りない唇。そして華奢な身体つきをしている18歳の優大は、家庭教師を務めるタスクの生徒だ。 タスクが優大の家庭教師を始めてから半年、優大は自分のことが好きなのだろうと、タスクは感じていた。 しかしタスクは女の子が好きだ。 優大のことは、正直素直で可愛いと思っている。でも……。 「今度の学校のテストで……百点を取ったら……」 思いつめた表情を浮かべながら、タスクへ問いかける優大。 「百点取ったら、キスしてあげよーか」 タスクは自分の口から出た言葉に戸惑い、ぞわっと全身に鳥肌が立ち、毛穴という毛穴から汗が滲み出した。

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  • ダメ。なのに欲しくなる
    -
    女友達から合コンのセッティングを頼まれた拓哉。 会社内でメンバーを探すが見つからず、困っていた拓哉のもとへ先輩の桜井が現れ、合コンメンバーに加わることになった。 桜井は男から見ても羨む容姿を持ち、人並み以上に女性にモテ、何かしら良からぬ噂の持ち主だ。 合コン中、拓哉は桜井の本当の素顔を知り、噂に振り回されていた自分を恥じていた。 本当の桜井は、人一倍不器用で人見知りで、自分の気持ちを伝えるのが苦手なシャイな男だという。 そんな桜井から、拓哉は突然思いがけない言葉を投げかけられる。

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  • 秘め事は保健室
    -
    高校の保険医を勤める如月は長身で、黒縁眼鏡に優しい瞳をし、仕事も真面目で人当たりもいい。 休み時間の保健室になると、如月目当ての女子高生でごったがえしている。 体調不良で保健室のベッドで横になっていた瀬下は、そんな状況にうんざりするとともに、如月のもう一つの顔を知っていた。 その誰も知らない如月のもう一つの顔が、瀬下へ優しい微笑みを向ける。

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  • 美男奴隷
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    「ごめんね? 一回させてあげるから、このことは黙っててよ」 高校生の時、上級生に乱暴されている忍を助けようと、現場の教室に飛び込んだ草介。 だが、その目に飛び込んできたのは、上級生の男に身体を任せる半裸姿の忍。 放心状態の草介は、忍の手により禁断の世界へと足を踏み入れた。 十数年後、28歳になった草介は、非常勤講師としてこの高校へ赴任することに。 挨拶へと職員室に向かい、見覚えのある先生方へ挨拶をしていた、その時……。 職員室へ入って来た人物を見て、草介は目を疑った。

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  • よびかける声は風の中で
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    メンテナンス営業部のエースとして期待されている竹内芳郎と組むことになった出向社員の現場修理担当・久保彰成は、五年前、芳郎が捨てられるように別れた年上の男だった。 彼を忘れられず、男と付き合っては揉めている芳郎は、初対面のふりをする彰成に心を乱される。 けれど、見つめ合うお互いの中に相手に対する想いが残っていることを悟った芳郎は、歓迎会後の酔いに任せて関係を持つ。 彰成の目は昔と変わらない熱さで芳郎を見ていたが、大人の余裕で友人関係を築こうともしていた。 焦れた芳郎は、忘れ難い憎しみをぶつけることで、自分の心を癒して彰成を傷つけようとする。でも、それは強い恋心の裏返しでしかなかった。 過去の傷のせいで、素直に好きとは言えない二人の、五年越しの恋の行方は。 年の差リーマン・ラブ。

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