青年マンガ - 倉科遼 - 日本文芸社作品一覧
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-信濃川と阿賀野川の二大河川の間に開けた新潟県新潟市はかつて、市内にいくつもの堀が張り巡らされた水の都だった。堀に沿って植えられた幾千本もの柳の木が作り出す景観の美しさから、“柳都”と呼ばれたこの街最大の繁華街“古町”(ふるまち)は、京都の祇園、東京の新橋と並び称された花柳の街であった―― 太平洋戦争開戦の年、新潟の魚卸業を営む松本家に嫁いだ佐藤雅代は、陸軍の憲兵として中国に赴任した夫・周作の帰還を待ちわびるが、終戦後、帰国した周作は、戦争の悲惨な体験から精神を病み、酒に溺れた果てに夭逝。家族を養うため、古町の老舗料亭“柳亭”で働き始めた雅代は、仲居の天分を発揮、柳亭の顔として評判を呼ぶのだった。そんな中、若手政治家の山田泰造との出会いが、彼女の運命を大きく変えてゆく――
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-奈落の底に落ちた少女が「銭夜叉」となり復讐を誓う。銭に泣き、欲に敗れて飛び込んだ“風”の聖地。そんな彼女を待ち受ける過酷な人生…… 何不自由なく育ち、大学進学も決まっていた、東北の老舗旅館「紅葉閣」の一人娘、大町桜子。しかし、競合相手・紅葉台ホテルの新條と政治家の田所の策略で父が死に追いやられ、すべてを失ってしまう。真相を知った彼女は、旅館の再建と二人への復讐のため「銭夜叉」となる決意をし、資金を得るため東京・吉原でソープ嬢となる……! 金と性に絡んだ生々しい人間模様、固い決意と甘い話に揺れる人間の心を、倉科・内山コンビが鮮やかに描き出した作品!
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-芸能プロダクション『エアライズ』マネージャーの影山仁は、時代が求めている本当のアイドルを自分で作り出す為に独立した。全国を回って、佐賀の歓楽街でとうとうアイドルの原石、愛梨を発見する。愛梨の母・片桐さゆりは、元『エアライズ』に所属したアイドルで、肉体で仕事を取る役をやらされ、プロダクションが大きくなってからはAV女優にされた過去があった。恋人の男が作った借金を返す為に耐えてきたのだが、騙されたと判ってその男を刺して帰京したのである。その時に身ごもっていたのが、愛梨だった。絶望だらけの人生で、唯一の希望だった娘…。母は死の直前に影山を見込んで、愛梨を託す。金と権力の渦巻く芸能界への、二人の挑戦が始まった!