エッセイ・紀行 - 山川健一作品一覧
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3.0ロック世代の小説家の旗手・山川健一が独自の視点から幕末・明治維新の歴史を提示したしエッセイ集。 武士道がその内に秘めた力をいかんなく発揮したのは、幕末から明治維新にかけての混乱の時代においてだった。今で言う高級官僚としての武士ではなく、食うや食わずの下級武士や農民出身の若者達が世の中を動かした。 坂本龍馬や高杉晋作、西郷隆盛、勝海舟や山岡鉄舟、そして新選組の時代である。 これを、幕末武士道と呼ぶことにしたい。かつて戦国武士道があり、それが観念化することによって『葉隠』武士道が生まれた。時代は幕末になり、一種の揺り戻し現象とも言うべき幕末武士道の誕生が、維新を可能にしたのである。(『幕末武士道、若きサムライ達』前書きより)
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4.0ロック世代の小説家の旗手・山川健一が独自の視点から幕末・明治維新の歴史を提示したしエッセイ集。 新選組の面々は、先祖代々のうのうと家禄を食んできた身分としての武士階級ではなく、自らの意志をもって立った日本で最初の思想集団だった。上からの押し付けではない自らの規律を作って、隊の全体を律した。薩長の志士達に十分に拮抗し得る思想を、戦いの日々の中で育んでいったはずだ。 短い時間のなかで刻々と変わっていった新選組の思想とは何だったのだろうか? 近藤勇や土方歳三、沖田総司や山南敬助、藤堂平助や伊東甲子太郎を犬死にさせないために、ぼくら一人ひとりがそれを考え抜かなければならないのだと思う。それを、本書で探ってみたい。(『新選組、敗れざる武士達』前書きより抜粋)
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3.5南の島々で神の声を聞く。感動的なスピリチュアル紀行! 作家の山川健一が、屋久島のパワースポット「もののけ姫の森」で、ヘミシンクを通じて神々と対話する。白い神のヨオクは心優しい神で、黒い神のゴオルは恐ろしい祟り神だった。結界を張り島を守りつづけてきた彼らのメッセージとはなにか? 嵐の中を奄美大島へ飛び、現代のシャーマンであるユタ神様たちにインタビューする。そして、神は恐ろしい存在でもあるということを、身をもって知ることになるのだった。 台風一過の奄美の森を走る真夜中のドライヴツアーでは、ハブの恐怖に怯えながら危機一髪。 湯湾岳では山をさまよう姉妹の霊をクルマに乗せ、加計呂麻島の「セリ」では懐かしいソウルメイトに再会する。 「2012年を迎えようとする今、島々に神を降ろそうとしている人々がいるのよ」 怒れる神々を降ろすと、日本の全体が災害に見舞われるのではないか? 旅の終わり、ついに作家は、近未来への希望をつかむ。 誰にでも果たすべき役割がある。 島には神々と精霊達が宿っていた。 「目には見えないだけで、そういう世界は本当にぼくらの身近に存在する。島旅は、ぼくにそういう確信をもあたらした」(エピローグより) まったく新しいスピリチュアル紀行文学の誕生!
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-退屈は、いたるところにあって、僕らをとり囲んでいる。ベッドのシーツの間に、錆が浮きはじめたオートバイのホイールに、友達の微笑みの陰に、たとえば愛とセックスの間にも。赤ん坊だって必死に退屈と闘っているのだ。退屈と闘うことが、おそらく僕らの人生における最大の、そしてたったひとつの仕事だと思う。そこで、ブルース。ブルースを聞いてみる。このポジティヴで生命力に溢れた音楽こそ、退屈から僕らを救う最良の方法なのだ――。眩しいジャマイカの通りで、深夜のスタジオで、そして風を切るオートバイのシートで、著者が感じたままに綴るブルース・フィーリング満載の煌くエッセイ集。
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