自己啓発 - パンローリング作品一覧

  • 大人の育て方——子どもの自立心を育む方法
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    親の恐れが、子どもの未来をダメにする! いつでも子どものそばにいる親 子どもの宿題を代わりにやる親 子どもの自由研究作品をつくる親 子どものエッセイを代わりに書く親 留学中の子どもを監視する親 子どものことで職場に文句を言う親…… 親のチェックリストに従って生きる子ども 自分のやりたいことを見つけられない子ども 人に頼み事をできない子ども 一日に何度も親に電話をする子ども 親の期待が大きすぎてうつになる子ども 親の過保護のせいで依存症になる子ども 長年、スタンフォード大学の学生部長を務めた著者は、子どもに干渉する親が驚くほど増えていることに気づいた。 専攻や課外活動、就職先にいたるまで、子どもをコントロールする親がいる。また、子どもが失敗したり傷ついたりするくらいなら自分でやってしまおうと、課題を手伝ってやり、子どもの代わりに大学に苦情を言ってくる親もいる。そうした親が、年々増えていたのだ。 その一方で、親の過保護と過干渉のせいで、大学生になっても自我を確立できていない子どもや、大人として求められる最低限の生活能力すら身につけられていない学生も多くなっていた。さらに、親の期待のせいでうつ病になったり、依存症になる子どもも増えている。 ふたりの子をもつ母親でもある著者は、親が子どもに対して抱く期待、そして何よりも、「子どもが成功できないのではないか」「他の子どもに立ち後れてしまうのではないか」という親の恐れこそが、過保護な子育てにつながっていると指摘する。 そうした過保護な子育ては、子どもの将来にとって有害となるだけでなく、親自身も、やりすぎた子育てに疲れ切り、ストレスを抱えて、自分の人生を見失っている。 本書では、過保護な子育てと、それが子どもをダメにしている実態を、様々な調査結果と、多くの教育関係者への取材、さらに、親たち子どもたち自身の声を通して明らかにする。 そのうえで、実践できるよりよい子育ての方法を紹介する。子ども自身に失敗を経験させること、立ち直る力(レジリエンス)や臨機応変に対応できる力を養わせること、そして、成功するために必要な意志の強さとやり抜く力(グリッド)を身につけさせることの大切さを強調する。 次世代の若者たちが自信と能力を得て、自らの人生を切り拓いていくことを願う人々の声を結集したような本書は、すべての親にとって有益な子育ての指南書となる。
  • パートナーの力――1人の限界を超えて成功するカギ
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    今あなたの傍に誰がいるか 仕事、家庭、あなたに関わる人が及ぼす驚くべき力とは 偉業を成し遂げた人や苦難を乗り越えて復活したスポーツ選手が、必ず口にする共通のセリフがある。「自分ひとりの力ではここまでやってこれなかった」「自分を支えてくれた人々のおかげだ」。誰もが聞いたことがあるセリフだが、抽象的で目に見えない。しかし目に見えない何かが、目に見える驚くべき結果を生み出したことは事実だ。それはいったいどんな力なのだろう。 本書はリーダーシップコーチングのエキスパートであり、1000万部を超えるベストセラー作家でもある心理学者ヘンリー・クラウドが、深い洞察力と最新脳科学研究の知見を得てまったく新しい概念を提案する。「限界を超えて成果を上げる方法」の大転換である。 従来のリーダーシップ研修や成功するためのノウハウ本では、自分を向上させること――能力を高める、知識を吸収する、克己心や忍耐力を養うなど自分に焦点を当てたものばかりだ。しかし自分だけでは限界があることが見落とされている。 本書はそれらとは視点を異にする。より高い成果を上げるためにフォーカスすべきは、自分ではなく「他者」である――これが本書の主旨だ。 誰かの一言で人生が変わった、困難な状況から抜け出せたという経験はないだろうか。本書では著者自身が、人生のさまざまな場面で「他者」によって助けられた経験を赤裸々に語っている。 成功する人と失敗する人とでは何が違うのか。能力?努力?イヤ、そのとき彼らの傍に誰がいたか?それが問題なのだ。成功した人たちを見てみると、彼らの傍には必ず誰かがいた。 ●マーク・ザッカーバーグにはスティーブ・ジョブズがいた(フェイスブック) ●ビル・ゲイツにはウォーレン・バフェットとエド・ロバーツがいた(マイクロソフト) ●ジャック・ニクラウスにはジャック・グラウトがいた(プロゴルファー) ●マイケル・ジョーダンにはフィル・ジャクソンがいた(プロバスケットボール選手) つまりあなたが成功するには、あなたの傍に誰がいるかが重要なのだ。その誰かとは第4ゾーンの関係でなければならない。そうでなければ悪影響を受け失敗する。心理学者である著者は人間関係を4つのゾーン(種類)に区分した。私たちはいつも必ずこのどれかにいると言う。そして私たちが居場所とすべきは第4ゾーンである。この第4ゾーンにおける人間関係が、あなたを後押しし、限界を超えさせる。 あなたが企業のトップでも組織のリーダーでも、どんな分野にいようとも「他者の偉大な力」を知り、それを生かすことができれば、どんどん上を目指していけるはずだ。
  • 先入観を捨てセカンドキャリアへ進む方法――既成概念・年齢にとらわれずに働く術
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    長年の夢を捨てて、ある日突然、医師を目指し始めたミュージシャン、 コンピューターアルゴリズムを習得した数学の苦手な語学エキスパート、 うつを克服したバスドライバー、木工業に転職した電気技師、 ゲームオタクからシンガポールのトップクラスに変貌した人、 人前で話すのが苦手だったのに、自分に弁論の才能があったことに気づいた女性…… あなたにも、隠れた可能性がきっとある 本書を読み学ぶことによって、新たな可能性を手に入れる方法が示されます。それは固定観念や先入観によって諦めていたことだったり、生活の変化から生まれたものかもしれません。 新しい技術や業界の変化に適応するために自分自身を再訓練し、再考するように絶えず求められている時に、本書は年齢やバックグラウンドにかかわらず、これまで知らなかった才能を発見して発展させる方法を示しています。 私たちはしばしば「情熱に従う」ように言われてきました。しかし、バーバラ・オークリー博士は情熱を「広げる」ことを提唱しています。最新の神経科学によるアプローチで、オークリー博士は「適正」と「能力」という単純な考え方を過去のものにしています。 たとえば忘れてしまいたい記憶のように、一見、ネガティブと分類される性質のものでも、そこには創造へと発展するかもしれない要素があります。 あらゆる分野において、学習の限界を超越した世界中の人々をプロファイルしたオークリー博士が、人はいかにして弱点を克服できるかを解説しました。 通常、人生の後半になってからの他分野への転職は、キャリア形成の面で不利だとされています。その反面、転身したことで、業界の有能な橋渡し役として活躍している人たちがいるのも事実です。彼らはまったく新しい視点と洞察力で異業種間をリンクさせることができるのです。 本書では、神経科学に基づいた導入により、楽しくためになる学びのライフスタイルを紹介しています。「マインドシフト」により、人生の転換を遂げ、成長した人たちの深層心理が理解できます。自分の先入観をリセットし、メンタルを正しく認識することで、隠れた可能性を目覚めさせ、新たなチャンスを開拓できるようになるのです。
  • 成功者たちの誘惑術 9つのキャラクターと24のプロセス
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    思いどおりに人を操る魔法のパワー “誘惑術”を極めよう “誘惑術”は絶大なパワーを持つ。このパワーを使って、クレオパトラはカエサルやアントニウスの心をとりこにした。人間なら誰しもが持つ「快楽への欲望」という弱点を巧みに突いて、望むものを手に入れるのである。誘惑術が効果を発揮するのは、異性関係だけではない。偉大な政治家たちは、大衆を誘惑することで、武力を行使せずに巨大な権力を手にしていった。 今日、相手を怒らせず、押しつけがましくならずに説得する能力が、社会生活のあらゆる領域で求められている。これも誘惑術の1つである。われわれは誘惑の世界にどっぷり浸かっているのだ。現代社会において、人を誘惑できる能力以上にパワーをもたらすものはない。選挙で票を得るにも、物を売るにも誘惑術が役に立つ。 本書は大きく2つに分かれている。第1部「誘惑者のキャラクター」では、誘惑者を9つのタイプ(セイレン、理想の恋人、ダンディ、ナチュラル、カリスマ、スターなど)に分けて解説し、それにアンチセデューサーの項を加えている。第2部「誘惑のプロセス」では、24項目の戦略を解説し、いかにして人々を魅了し、抵抗力を奪い、降伏へと誘導していくかを解説している。 誘惑のパワーを手に入れるのに、性格を変える必要はないし、ルックスを変える必要もない。誘惑は心理的ゲームであり、誰でもこのゲームの達人になることができる。必要なのは世の中の見方を変える―誘惑者の目をとおして見る―ことだけである。 本書は『権力に翻弄されないための48の法則』同様、歴史上最大の武器かつ究極のパワーである誘惑術を手にするために、必要不可欠な入門書である。本書の教えを実行して、誘惑の達人たちの歩んだ道をたどっていこう。 本書で解説するアイデアや戦略は、歴史上もっとも成功を収めた誘惑者たちの回想録(カサノヴァ、エロール・フリン、ナタリー・バーネイ、マリリン・モンロー)や伝記(クレオパトラ、ジョセフィーヌ・ボナパルト、ジョン・F・ケネディ、デューク・ウェリントン)、さらには誘惑の手引書、文学作品等に基づいている。
  • 思想的リーダーが世論を動かす 誰でもなれる言論のつくり手
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    知識人とは、権力者に向かって真理を告げる独立独歩の思想家であり、長い歴史と多くの逸話を持つ存在である。彼らは『ニュー・リパブリック』や『フォーリン・アフェアーズ』を中心に、外交政策から、文学、経済などさまざまな問題について御意見番の役割を果たしてきた。しかし近年になって、公共知識人に代わる新たな種類の知識人が出現した。それが思想的リーダーである。それぞれが固有の大思想を掲げる彼らは、そのエネルギーをインテリ相手の雑誌ではなく、TEDでのスピーチに注ぎ込むような人種だ。はたしてその出現は世界にどのような影響を及ぼすのか? 本書でダニエル・ドレズナーは、21世紀の言論市場を内側から観察し、私たちが現在の場所にたどりつくまでの足跡を描き出す。博覧強記の公共知識人とは対称的に、思想的リーダーはたった一つの思想を売り込むことで国民の注目を集める。「2025年までに世界から貧困をなくす」という例からもわかる通り、そのアイディアは壮大で非常に野心的だ。しかも彼らは、大学の教授や在野の知識人といった普段、高級誌で議論を交わしている知識層――いわゆる言論市場の「門番」を飛び越えて、政治家や役人、あるいは国民に、直接自分のアイディアを届けることに成功している。思想的リーダーがうまく批判を避けている一方で、今世紀に入ってから公共知識人による批判の影響力は落ちている。 ドレズナーによれば、思想界の様相を大きく変化させているのは、権威への信用低下、政治的二極化、経済格差の拡大という3つの要因であるという。まず、権威への信用低下が思想的リーダーという新種の知識人に扉を開いた。また、政治的二極化はこれまでの歴史のなかでもたびたび起きてきた現象ではある。しかし、知的独立心の強かった従来の知識人とは異なり、現代のインテリは、イデオロギー的に自分たちと同質なパトロンを探して後援を取りつけ、思想性を打ち出したシンクタンクで働くのにためらいを覚えないために、過去に類を見ない状況が出現している。そして、最大の要因である経済格差の拡大によって、圧倒的な財力を持つ現代の富裕層は、知識人や団体に資金を提供し、自分たちの考え方と整合する思想を語らせる傾向がこれまで以上に強くなった。こうした流れは、大学やシンクタンク、民間企業にも破壊的な効果をもたらしている。もちろん現代の言論市場には負の側面も存在する。しかしドレズナーは、広くアイディアを発信し、新しい発想に飢えている国民を満足させる現在の変化を肯定する。金融市場と同じく、言論市場も狂乱やパニックに陥りやすい。現在の思想界の状態に不満を持つ人も、そうでない人もいるだろうが、本書はあらゆる読者にとって、いまのアメリカ、そして欧米における知識人への認識を変える一冊になるはずだ。 目次 第1部 序 論 変身 第1章 思想は本当に重要なのか? 第2章 ペシミスト、党派主義者、富裕層は、いかにして言論市場を変えるのか 第2部 第3章 学界に対する「標準的告発」 第4章 学問分野について――政治学の停滞に比べ、なぜ経済学は発展するのか 第5章 変わってしまったシンクタンク 第6章 公共思想に関連した民間市場の急成長 第3部 第7章 知識人の光と影 第8章 思想産業は機能しているのか 第9章 「つぶやかれる思想」――ソーシャルメディアの功罪 結 論 思想産業のダークナイト理論 解 説 ――佐々木俊尚
  • ナイスガイ症候群 人生が思うようにならない理由
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    日々他人の目を気にして自分を殺し、女性には主導権を奪われ、 悶々と過ごしている自分とはサヨナラしよう。 こんなに頑張っているのに、仕事も恋愛も思うようにいかない。こんなに人に尽くしているのに認めてもらえない。見返りがない。自分はこれ以上何をすれば思いどおりの人生になるのか……。そんなジレンマで苦しむ男たちには、ある共通する考え方がある。それは「自分が善い人間でありさえすれば必ず愛してもらえるはず、認めてもらえるはず」という子供のころに形成された思考パターンだ。この思考パターンは次のような傾向を伴う。 ・自分のことより他者を優先する ・人の世話を焼く ・けっしてノーと言わない ・自分のミスや失敗は隠す ・感情を表に出さず、いつも穏やかさを保つ 本書はアメリカの心理療法士、ロバート・A・グラバー博士が、自らの満たされない人生体験を基に、このような心理状態を「ナイスガイ症候群」と名づけ、約20年にわたって研究した症候群克服のための手引書である。 「ナイスガイの一体何が悪いのか?」という声が聞こえてくるかもしれない。しかし本書を読めば、その答えが手に取るように納得できるはずだ。ナイスガイ症候群が生まれる大きな要因は、「自分はダメ人間だ」「だから本当の自分は隠さなければいけない」という誤った思い込みだ。それはどのような背景でかたちづくられてきたのかが詳しく検証されている。そこに症候群克服のカギがある。 本書で示されている克服へのステップは、すでに多くのナイスガイたちによって、次のような効果が実証されている。 ●不満やストレスから解放される ●男として自信がついてくる ●女性と親密な関係をつくれるようになる ●自分の感情や熱い思いを表現できるようになる ●充足感のある、エキサイティングなセックスライフを送れる ●自分のポテンシャルを引き出して、創造的で生産的な人間になれる ●ほかの男たちと実のある関係を築ける この状態を放置すると仕事も結婚も、人生そのものが空回りし自分の思いとは違った方向にいってしまう。たった一度の人生を自分らしく豊かに生きるために、「ナイスガイ症候群」克服への第一歩を踏み出してほしい。
  • 「困った会議」の進め方・まとめ方
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    徹底した計画と運営で 無駄な時間を終わらせよう! 200万部超の世界的ベストセラー『「困った人」との接し方・付き合い方』の会議編 少ない時間で最大の成果を上げる方法 ●会議における「困った人」のタイプを知る ●入念な議事計画を立てる ●遅刻者にはフォローしない ●発言者の「行列」をコントロールする ●目に見える記録で参加者の集中を切らさない…… 研究によれば、会議の44%が非生産的なもので、アメリカだけで毎日3600万~5600万件の会議が開かれ、その費用は毎年700億~2830億にのぼると推定されています。また世論調査では、仕事を終えるための最大の障害は、会議に出席しなければならないことだと多くの人が答えています。 しかし、ビジネスには会議が必要です。そこで、世界的ベストセラー『「困った人」との接し方・付き合い方』の共著者であるリック・ブリンクマン博士は、20年以上にわたる研究によって、ついに、常に会議がうまくいく方法を見つけたました。 それが、本書で紹介する「ジェット会議法」です。この方法は、準備、出席者、進行、時間など会議におけるあらゆる問題を解決し、より少ない時間で最大の成果を上げます。 会議の出席者は、一定時間、同じ空間に閉じこめられた乗客です。この会議をスムーズに運営するには、入念なフライトプランと、パイロット、航空管制官、フライトレコーダーの働きが欠かせません。 この方法で、散漫な会議を集中した会議に、長すぎる会議を適正な長さの会議に変えられます。出席者の態度も魔法のように変わります。相手をののしったり、否定的だったり、無言だったりした人が活気を得て、会議に貢献するようになるのです。 会議の質を高め、時間を有効に使えるようにする心構えはできましたか? もしあなたが、その不必要で非生産的な会議に出ていなければ、たくさんの重要なことができたはずだ、ということを忘れないでください。
  • インフルエンサー 行動変化を生み出す影響力
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    インフルエンサーこそが真のリーダー 本書では、ムハマド・ユヌス氏のグラミン銀行起業をはじめ、エイズやギニア虫症の爆発的感染の鎮静化など数多くのエピソードが紹介される。 たとえば、心理学者のスタンレー・ミルグラムの“拷問”実験の話では、残虐性とは関係なく「他人への攻撃をやめられない」人間の性質が描かれる。 企業はじめあらゆる組織のリーダー必読の書といえるだろう。2008年の米国初版は『インフルエンサー』という言葉を広め、定着させた名著。 本書への賛辞 「これはまさに現代の古典だ! 人や職場を変えたいときも、あなた自身を変えたいときも、この本が頼りになる」、スティーブン・R・コヴィー(『7つの習慣』著者) 「人の心と行動に変化を与える影響力を身につけてこそ、アイデアで世界を変えることができる。世界を変える必要があるなら、本書をひもとこう。人を変え、勇気づけるための実践的方法を教えてくれるはずだ」、ムハマド・ユヌス(ノーベル平和賞受賞者) 「人間の行動を変えることは、経営者にとっていちばんの難問だ。本書は人に持続的な変化をもたらすための強力なヒントに満ちている」、シドニー・トーレル(イーライリリー・アンド・カンパニーCEO) 目次 第I部 変化を促す新たな方法 第1章 リーダーシップとは影響力 共通項/影響力の不足/インフルエンサーを探して 第2章 影響力の三つのカギ キー1.目標を定めて成果を測定する/キー2.きわめて重要な行動を見つける/キー3.六つの影響要素をすべて活用する 第3章 きわめて重要な行動を探す 国王誕生日のプレゼント/ミミが指摘した方法/フォーカスを合わせ続ける/きわめて重要な行動を見つける/成果を確かめる/まとめ 第II部 六つの影響要素を活用する 六つの影響要素をマスターする/六つすべての影響要素を活用する 第4章 嫌いなことを好きにさせる―個人的意欲 火曜日の午後、ディランシー・ストリートで/苦痛を喜びに変える/方法一.自分で選択させる/方法二.自ら体験させる/方法三.有意義なストーリーを語る/方法四.ゲームにする/まとめ:個人的意欲 第5章 不可能を可能にする―個人的能力 誰にでも希望はある/意志の強さはスキルだ/能力は訓練のたまもの/複雑な技術を完成させる/感情コントロールの技術を身に付ける/脳のスイッチを入れる/まとめ:個人的能力 第6章 励ましを与える―社会的意欲 巨大な力/一人の力/まとめ:社会的意欲 第7章 援助を与える―社会的能力 ノーベル賞受賞者の教訓/ソーシャル・キャピタルの力を使う/支援によってソーシャル・キャピタルを築く/まとめ:社会的能力 第8章 賞罰を与える―組織的意欲 「報奨」を使うのは三番目にする/インセンティブを賢く使う/罰はあってもなくてもメッセージとして作用する。だから賢く使おう/まとめ:組織的意欲 第9章 環境を変える―組織的能力 魚はなかなか水に気づかない/「物」の影響を意識する/見えないものを見えるようにする/データの流れに気を配る/空間(スペース):最後のフロンティア/簡単にする/やるしかない状況に追い込む/まとめ:組織的能力 第10章 インフルエンサーになる あなたにできること/小出しと本気の努力は違う/処方する前に診断する/影響要素を付け加える/コミュニティーに加わる
  • 「困った人」との接し方・付き合い方
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    実証済みの戦略と行動でイライラから脱しよう! 「困った人」とは、どんな人のことでしょうか。やってほしいことをやらない人、あるいは、やってほしくないことをやる人。そんな人には、いったいどう対応したらいいのかわかりませんよね。でも、もうそんな人たちの犠牲にならなくていいのです! 「困った人」を変えることはできませんが、コミュニケーションのとり方によって、態度を変えてもらうことはできるはず。相手があなたを困らせるふるまいに出たとき、どう対応したらいいかを心得ておけばいいのです。 本書は、効果的なコミュニケーションとはどういう要素でできているのかをつきとめ、それらをうまく組み合わせるお手伝いをします。そして、典型的な困った人を13タイプに分け、具体的な対処法・人間関係をよくするノウハウを伝授します。本文に登場する例を読むと、きっと身近な誰かの顔が浮かぶことでしょう。 本書で紹介する体系的でシンプルな方法論は、企業研修のテキストとして世界200社以上に採用されています。1980年に本書の原型が生まれました。当時は主にビジネスマン向けでしたが、時代の変化に合わせて身近な困った人たちにも対応しています。 ぜひ、紹介した戦略を実践してください。成功も失敗もあります。しかし、辛抱強く関わりつづけることで、あなたを困らせる人の対処に間違いなく成功するでしょう。
  • 人を操る説得術 7ステップで誰でもあなたの思いのまま
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    読心術(マインド・リーディング)×心理学×マーケティング 人間は操り人形だ。ひとりひとりにたくさんの糸がついていて、ある方向に引っ張られると、糸に導かれて気づかないうちに行動がそちらへ向かう。つまり、糸を操る方法がわかれば、相手の行動をコントロールすることもできる。 本書では、どうやって糸を操ればいいのかを解説する。具体的には、相手の思考に影響を与え、こちらの意図する考えを刷り込んでおくことだ。それをあとから指摘することで、相手の「心を読んで」いたということになる。 操り人形師になる方法を伝授しよう。説得術を7段階からなる時系列のプロセスにまとめた。だれかを説得して何かをしてもらおうと思ったら、本書で示す段階をそのとおりに踏んでいけば目的を達成することができる。本書のなかから好きな戦術を選び、それだけを使って説得を試みてもらうこともできなくはないが、このステップ・バイ・ステップの手引きに従っていれば、間違いなく正しい方向へと導かれていく。 このステップ・バイ・ステップの説得術は、各ステップの頭文字をつなげるとMETHODS(方法)となるようにできている。METHODSはこんな構成である。 【ステップ1】認識を形づくる(Mold Their Perception) 【ステップ2】行動と一致した態度を引き出す(Elicit Congruent Attitudes) 【ステップ3】社会的プレッシャーを与える(Trigger Social Pressure) 【ステップ4】メッセージを定着させる(Habituate Your Message) 【ステップ5】メッセージをもっとも効果的に提示する(Optimize Your Message) 【ステップ6】モチベーションをさらに高める(Drive Their Momentum) 【ステップ7】影響を持続させる(Sustain Their Compliance) 読心術の第一人者であり心理学研究者でもあり、マーケティングを学んだ経験もある著者は、膨大な数の学術文献を参照し、さまざまな実験によって証明された原理を用いて、自らのメソッドを構築した。つまり、これらの戦術には学術的な裏付けがある。 本書で紹介する戦術を有効に活用すれば、思考だけでなく、感情も、そして行動も、思いのままにコントロールできる。ただし、これらの戦術は非常に強力なため、けっして悪用しないこと。
  • 願いを叶える魔法の香り事典
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    スコット・カニンガムは自然のパワーによる魔法を20年以上も実践していた。フィクションやノンフィクションなど、30点を超える著書を執筆しており、その大半がルウェリン・パブリケーションズから出版されている。ニューエイジの分野では極めて高く評価されており、その著書は同分野の幅広い興味や関心を反映している。1993年3月28日、長い闘病生活の後に逝去。 何世紀も前からハーブを使った香りの魔法は秘伝とされ、大切に継承されてきました。本書では、古代から受け継がれたレシピをひも解き、ハーブの香りを使って、人生をより豊かにする技を教えています。 香りは、サイキック能力や霊性を高めるだけでなく、愛や豊かさ、他人や自分自身さえも癒す自然からの恵みです。インセンスやオイル、軟膏やハーブソープなど、オリジナルの香りはさらにあなたを魅力的にしてくれます。 あらゆるシーンに役立つレシピを惜しみなく紹介した、この香り完全ガイドは、初級者から上級者までおすすめです。香りの魔法を詳しく学びたい人も、香りを日常的に取り入れたい人にも必読です。 たとえば… ・愛と美貌を手に入れたいなら、「アフロディテ(愛と 美の女神)のインセンス」を作る ・すぐにお金が欲しいなら、パチョリ、シダーウッド、 ジンジャーなどのオイルをブレンド ・「強運」を引き寄せたいならベチバー、オレンジを加 えた「幸運のハーブソープ」を ・理想的な恋人が欲しいなら「愛のパウダー」を体に 振りかける ・心を癒したいならローズの花びらを使った「ヒーリ ングのサシェ」を身につける 身近なハーブは、計り知れないパワーを秘めています。中には魔術的なものも紹介していますが、それは古代のレシピを掲載したにすぎません。本書はハーブを使って日々の暮らしを何倍にも楽しくする、とても実用的な香りの教科書です。様々なハーブの香りがあなたを特別な毎日に導いてくれるはずです。
  • 心と体をゆたかにするマインドエクササイズの証明
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    ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家であり瞑想の科学的研究の第一人者ら二人が瞑想研究の歴史から最新の成果をあますところなく記しました。 瞑想とは、一時的な精神状態を良くするだけのものでありません。真の効果は、心と脳に永続的な変化をもたらすことにあります。ただ一時期に意識が変化するという事では無く、その人の特性までも変えてしまう力が瞑想にはあるのです。そして、それは瞑想に習熟するほどより大きな影響を与え変化し続ける事を指し示しました。 著者らは1970年代から瞑想によって得られる様々な効果を科学的に実証する為に研究を続けてきました。また長年の瞑想実践者でもあるダライ・ラマ14世が発足した精神と生命研究所(Mind and Life Institute)で瞑想や マインドフルネスなどの効果測定を行い、瞑想を科学的に証明し、現代の瞑想ブームの源流として多くの影響を与えてきました。この研究成果により新たなる手法や方法論の展開へと繋がっています。 瞑想が、脳・心・体のあり方を向上させ、実践者達の世界を良い方向に変えていく力となっていることは、紛れもない事実です。 瞑想の脳科学の第一者が多くの瞑想家の研究から導き出した科学的知見に裏打ちされた本書は、私達の人生を根底から変える力を秘めています。
  • ステップアップポーカー ──脱定番ルールで相手を出し抜け
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    自分のアクションに理由を持て 相手に優れた決断をさせるな!! ベストのプランで望む者こそ最多のハンドで勝ちを収める 優れたポーカープレイヤーにどうハンドをプレイすればいいか尋ねたなら、返ってくる答えはいつも「状況次第さ」です。そんな答えでは何も意味をなさないと腹を立てるのも分かりますが、でもそれは真実なのです。本当に状況次第なのです。優れたポーカープレイヤーになるためのカギは、どんな状況に左右されるのかということを理解することです。そしてついに! その答えをもたらしてくれる本が誕生したのです。 ポーカーはさまざまな変数がかかわってくるゲームです。テーブルポジション、フロップのテクスチャー、ハンドへの参加人数、相手のプレイ傾向等々。この『ステップアップポーカー』はそれらの変数を特定し分析する方法、基本的なゲーム状況のパターンに置き換える方法、そしてどんなポーカーの局面でも、十分な知識を持ち、リラックスして自信を持って対処する方法を教えてくれます。 本書は、限られた状況だけに適用できる大量のルールを教え込むのではなく、あなたが遭遇するいかなる状況に対しても、専門家として対処できるように、優れたポーカー的思考と戦略を教えてくれるのです。 ほとんどのプレイヤーは、ポーカーのゴールは金を稼ぐことだと思い込んでいます。でもそれは間違っています! ポーカーのゴールとは、良い決断を下すことなのです。金とは単にその目的をどのくらい達成できたかを測る物差しでしかないのです。 ポーカーのテーブルで世界レベルの決断を下す心の準備、そしてその決断からの見返りを手にする用意ができているなら、あとは実際に決断を下すだけです。さあ、今すぐ始めましょう。 あなたはもう二度と「状況次第さ」という答えにイライラすることはないでしょう。
  • カルペパー ハーブ事典
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ハーブ、アロマ、占星術 各分野における専門家待望の歴史的書物がついに初邦訳 ハーブ療法を世に広め、民衆を救ったニコラス・カルペパー。専門家のみならず、ハーブ、アロマ、占星術に携わる人ならば、一度は耳にしたことがあるだろう。 氏が17世紀に記した『CULPEPER'S COMPLETE HERBAL』(原書)は、現代のハーブ療法・アロマテラピーの源流といえるだろう。これにより、薬草としてのハーブの知識・用法は、多くの人々に広まった。医者にかかることのできない民衆を救うこととなった。 現代において、我々がハーブを気軽に親しめるのは、彼の功績に寄るものといえるだろう。本書は、ハーブの分類・効能だけでなく、占星術の観点でみた解説がついている。ハーブについての知識をさらに深める一つの材料となり得るだろう。アロマセラピスト・ホリスティック医療・東洋医学そして占星術に関心があるすべての方の手元に置いていただきたい。 17世紀当時に考えられていたハーブの特徴・効能・支配惑星をイラストと共に紹介している。さらに付録として『English Physician』を一部抜粋し掲載。日本語版刊行にあたり、鏡リュウジ氏へ歴史背景・西洋占星術などの解説をお願いした。
  • ツキを呼び込む華僑商法100の法則
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    一般的な日本人の性格として、キチンと準備を整えた上で行動するという傾向があるだろう。たとえば、松本幸夫氏は、ビザの書き換えをする時に、キチンと全ての書類を整えて、自分の身分をハッキリとさせた上で出入国の管理事務所に行くというパターンをとる。ところが、欧米人や華僑は少し違うのである。とにかく「行動」が先というパターンが多い。ビザなしでも、身分がしっかりしていなくてもお構いなし。ゴーイング・マイ・ウエイというわけだ。 ある時、「松本さん、どうして日本人のビジネスをやろうという人は“資本がなくて”、“まだ十分たまってなくて”と、よく口にするのですか」と、華僑に尋ねられた松本氏は、答えに苦しんだことがあるという。「それは、何事にもキチンとしなくては気のすまない私たち日本人の性向でしょうね」と答えておいた。  華僑は、この点われわれ日本人と異なっている。つまり資本はあったにこしたことはないが、もしなくても全くお構いなしということだ。金があろうがなかろうが、とにかくできる商売からやっていく。これが華僑の商売魂といっても良い。何も立派なオフィス、秘書がいなくとも商売はスタートできるのである。日本にも、約8万人といわれる華僑がいる。彼らは、まさに裸一貫で日本に渡ってきて商売を始めたのである。もちろん、私たち日本人の欲望をうまく刺激して。そして、たとえば東南アジアにおいては生活の必需品、食料に関係している商売を支配してしまっているといっても過言ではない。「華僑がいなくなったら生きていけない人はたくさんいるよ」とは老華僑の言葉である。  華僑は、全くのゼロからのスタートで、大成功をとげている人が多い。そこには、きっと何らかの成功哲学・法則のようなものがあると松本氏は信じた。松本氏は、タイに在住し、そして調査・研究を続けていった。調べていくままに、大切なポイントを書き記していくと、ある法則にピタリとおさまった。  本書は、その華僑商法のエッセンスを、松本氏の体験もベースにとり入れながら、実践的に記したものである。どのようなビジネスを行なっている人であっても、必ず大きな参考になるはずだ。どのページから読んでも構わないが、守って欲しいことがある。それは、頭の中だけで理解するのでなくて、実行にうつしてもらいたいということだ。  本書の特徴は、全てを実行していくことで“華僑商人”といえる位の商売上手にあなたを変身させてしまう点にある。そして、ビジネスを行なっている人にも座右の書として、参考にしていただきたい。  華僑商法の研究は、社会に与えること、貢献する人になることである。本書が世に出ることによって、社会的なレベルでの成功者が次々に誕生するだろう。
  • 武田信玄のビジネス成功学
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    なぜ、今、武田信玄なのか?  それは、激動の現代が非常に「戦国時代」に似ているのではないかと思われるからだ。生き残る、というのは戦国の世の表現かもしれない。現代風にすれば、「出世する」、「成功する」、「願望実現する」ということになろうか。 そして、この現代版・戦国の世に生きていたなら、間違いなくリーダーとなったのが信玄であると松本幸夫氏は信じる。 信玄といえば、坊主頭で、大声で号令する豪胆な人物を想像するかもしれない。  しかし、彼が、もしそれだけの単純な人物であったのなら、戦国時代には生き残れなかった。つまり、信玄は、豪胆さの他に、非常に細心に注意のはらえるデリケートさをも持った人物なのである。それは何も武力のみではなく、判断力、情報収集力、人心のとらえ方、人生折学等々、あらゆる分野におけるリーダーの要素を彼は備えていた。 もし、織田信長にあと少し「用心」という意識があれば、天下の動きは変わっていただろう。あるいは、戦国時代以外でも、凶刃に倒れた坂本竜馬が、身近に剣を置くという「用心」さえすれば、明治維新も変わったと思われる。  現代でも、企業戦国時代ともいえる環境では「用心」する者こそ生き残れるのである。そこで、武田信玄の用心深さに学びたい。  ただし、松本氏の勧めているのは「憶病」というのとは異なるものである。憶病さは敗北を呼びこむが、用心深さは勝利を呼び女神ともなる。ここぞという時、環境に身を置かれた場合には、情報判断力を用いて、十分に用心して生き残っていただきたい。 また、信玄は、当時の戦国大名の中では、非常に「進歩的」な者であったのだろう。武の世界だけでなく趣味の世界でも一流が望ましい。文武両道ということであり、単なる武人でなく、趣味・教養を含めた全人的な完成を要求されている。  16世紀から姻年の時空を超越して、武田信玄式願望実現のパワーを届ける本書は、単なる知識を伝えるためのものではない。あくまでも、あなたが日々の生活の中で実践していく中で真価を発揮できるようにするための「実践の書」である。 武田信玄について詳しく知りたければ、歴史書を調べれば、いくらでも「知識」を得ることは可能であるが、その信玄が作っていった歴史の中から、何を取り出し、そしてどのように日常に応用していくのかを知るのは易しくはない。  本書は、武田信玄という秀れた戦国武将の生きざまの中から、私たち現代人が見習って成功者になるためのエキスを取り上げたものである。  武田信玄式、願望実現法である。  あなたも本書を実行して、武田信玄実践家の一人になってもらいたい。
  • 中村天風に学ぶ真健康の知恵
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    何か嬉しいことがあった時に、それまで体調が悪かったのに急によくなった経験がないだろうか。  健康に目を向けるという意味では、健康法がブームになるのは好ましい。だが、一種の「健康でなくてはならない」という強迫観念、いわば「健康教」のようになったのではどこか釈然としないものが残る。身体的、精神的、社会的に良好な状態にあってこそ「真の健康」であるというのは、WHO(世界保健機構)の定義である。つまり、心と身体、そして仕事やプライベートな面でもバランスのとれた状態にあってこそ真の健康である。  松本幸夫氏が主張したいのは、現代人の健康観というのは、あまりにも肉体、身体に偏重してはいないか、という点だ。とくにポイントになるのは、身体と精神、心の調和がとれてこそ、われわれは、ストレス過多ともいえる社会を生き抜くことが可能になるということだ。  先述したWHOの健康の定義にしても、まず心と身体の調和をとることが先決だ。そうすれば、社会生活も良好になっていくものである。 「病は気から」というのは「健康は気から」といいかえることもできる。  中村天風先生は、「病は忘れることによって治る」と喝破した。しかも、自身の死病克服による体験から、どのようにしたら病を忘れることを、自分で説くことを決めた。天風先生の心身統一法は、どうすれば真の健康が得られるのかを詳細に説いている。本書では、松本幸夫氏自身のヨガ体験、インドの哲学、アーユルヴェーダ、陰陽哲学などに触れながら、天風流の心身健康の知恵を紹介していく。  本書で一番強調したかったのは、「健康は土台」「健康からはじまる」ということである。つまり、健康になることが目的なのでなく、健康な心身を土台にして、何かをしていくのが人として生まれた使命であろう。だから、本書は読めば終わりではなく、ここから始まるのだ。  英語で、卒業式のことをコメンスメント、つまり始業式という。学業を終えて、実社会でのスタートを切る記念すべき式、というわけだ。同様に、健康な心と身体をまず手にして、そこから世のため人のため、自分の「天職」をみつけ、人類の進歩、向上に尽力していくことが望まれる。身体だけでなく、心をも含めた健康を「真健康」という。さらに、健康を土台にして何かを成していくという意味も、「真健康」に含まれる。  ブームに惑わされずに、真健康への道を、本書を読むことをきっかけにして突き進んでいってほしい。
  • 「感じがいい」と言われる人の話し方
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    あなたは、もしも自分がもっと頭がよかったら、もっと能力があったのなら、いろいろなことがうまくいくはずなのに、と思ったことはないだろうか。松本幸夫氏も、以前はそう考えていた時期があった。しかし今では、むしろ、「感じがいい人こそ、仕事や人生がうまくいく」のだと思うようになったという。  いくら能力や技術、知識が人よりも優れていても、他人の「協力」なくして、人生はうまくいかない。職場でも、プライベートでも成功できている人はみな、周囲が「あの人のためなら」と力を尽くしてくれるくらいに、信頼されているのだ。 「感じがいい人こそ、うまくいく」という話で、松本氏には思い当たることがある。 新入社員時代の頃、松本氏は、研修企画の営業をしていて、様々な会社の人と会った。製薬、電気、保険、銀行、官公庁……。業界について相手の方が知識を多く持っているのは当然として、さらに松本氏の専門の研修についても相手がよく知っていたりした。  そんな人々を相手にしていて、「この人は感じがいいな」とか、「いやな感じの人だ」と新人の松本氏は直感的に判断していた。面白いもので、そのときに「感じが悪かった人」というのは、何十年後かに、その会社や業界に「いなくなっている」ことが多くあった。一方で、「感じがいい人」というのはみな、例外なく「偉く」なっているのだ。あの人は本部長、あの人はついに社長というように、面白いように出世していった。  もちろん、出世ばかりではない。感じがいいと、周囲の人も心がなごむし、楽しい雰囲気の職場づくりにも、一役買うことができる。つまり、結果として楽しい。なごやかなムードの中で仕事ができるので、必ず生産性も上がる。 「楽しく仕事ができる」って、理想だと思わないだろうか。また、感じがいい人のまわりには、自然と人が集まる。「あの人と話していると、なぜか楽しい」とあなたを慕う人が増え、友達もできれば、人間関係でも悩み知らず。こう言うと、「でも、僕は特別に明るくないから」、「私は話ベタだし……」などと思う人もいるはずだが、心配はまったくいらない。  本書では、「誰でも感じがいい人になれる話し方のコツ」を紹介する。特別な訓練が必要なものではなく、明日からでも試せるちょっとしたコツばかり。本書のノウハウを実践して「感じがいい人」になれば、仕事も、プライベートも思いのままになるのが実感できるはずだ。
  • 仕事で疲れたら1分間だけ読む本
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    「会社を辞めたい」と思ったことがある人、79%。これは、松本幸夫氏が、2009年に入って研修受講者1000人にアンケートした数字だ。 これを見て、あなたはどう思っただろう?「やっぱりなあ」と共感しただろうか。「そんなにかあ」と驚いただろうか。どちらにしても、続いてこうつぶやいたに違いない。「でも簡単には辞められないよ。現実は厳しい」と。辞められない中で、仕事に疲れ、会社に嫌気がさし、自分自身に煮詰まっている。そんな人が100人中79人、つまりサラリーマンの大半を占めているということだ。では、私たちはどうすればいいのだろう。  松本氏は、少々乱暴だが、こんな言葉を贈る。「さあ、ここから出て行こう。生きるためにな。ここから動かない人問は2種類だけだ。もう死んだ人間と、これから死ぬ人間だ」  これは、第二次世界大戦最大の作戦といわれるノルマンディ上陸戦で最悪の死亡率を記録したオマハ・ビーチで、連合国のある指揮官が、ドイツ軍の激しい射撃に臆する部下を鼓舞した言葉だという。  われわれは、辞められなくとも、とにかく行動をしなければならないのだ。でなければ人間として生き延びられない。でも、どう行動すればいいのだろう。  松本氏は、人材育成やタイムマネジメントなどのビジネスコンサルタントとして、のべ15万人以上のビジネスパーソンに接してきた。そして最近、そこから「できる人間の法則」を見いだした。それは、「多様なビジネススキルを持つこと」でも、「上手な転職」や「強力な人脈」でもなかった。 「どんな状況にあっても自分自身のケア(手当て)ができること」だったのだ。パッと立ち直れる回復力があるということである。心を安定させる小さな工夫を欠かさないということだ。人間関係に傷つく弱さがあっていい。上司と衝突する意地も結構だ。自己嫌悪に陥る迷いがあってもかまわない。  ただ、「できる人」は、傷ついたり、ぶつかったり、迷ったりした時に、必ず自分を手当てしている。そして、心をこまめに回復させている。それに対して、できない人は、自分を放置したまま突き進む。そしてストレスをため、能力が発揮できなくなり、疲れ果てて大事な決断を誤るのだ。  松本氏のモットーは、「簡単にできないことは意味がない」である。誰でも、いつでも、すぐに使える方法こそが大事だと思っている。その見地から、1分間もあればできる努力不要の自分ケア方法を集めたのが本書だ。  また、松本氏は、心と体はつながっていると思っている。心を癒すには体を刺激すべきだし、体の疲れを取るには心に働きかけるべきだと考えている。ぜひ、本書の方法を気軽に実践してほしい。  がまんして毎日暗い気持ちで生きるのをやめよう。いきなり爆発してスピンアウトするのも賢明ではない。こまめに自分をケアしながら、一歩一歩進んでいこう。  いつかは好機がくる。そのうち自分が育ってくる。明るく希望をもって、この時代を乗り切っていこう。そして、成功への扉を開いてもらいたい。
  • 「1秒」の小さな習慣が人生を変える
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    松本幸夫氏は、これまで27年間、延べ30万人以上の人材育成に携わり、多くの成功者や一流の経営者と出会ってきた。その中で、人生を好転させ、ビジネスでもプライベートでも充実した日々を送っている成功者には、ある共通項があることがわかった。  本書には、その成功者たちが実践している、「1秒」あればできる、もしくは「1秒」で考え方が変わる、80の「ちょっとしたこと」が集められている。 本書に興味を抱くあなたは、今の自分の人生に、何かしらの不満を感じているのかもしれない。例えば、仕事が忙しくてプライベートの時間がとれない。思うように給料が上がらない。職場の上司と馬が合わない。恋人やパートナー、家族との人間関係がうまくいかない。 本当にやりたいことが見つからないなど、誰しも人生における悩みはつきないものだ。  人生を変えたい、もっと稼ぎたい、もっと幸せになりたい、そう願う人は多いだろう。  しかし、人生を変えるためには、何か大きなことを成し遂げなければならないと誤解されている方が多いのも事実だ。  人生とは“今、目の前にあること”の連続。あなたの人生を変えるタイミングは、今あなたが存在するその瞬間なのだ。  今のあなた自身を「1秒」で変えること。それは、あなたの小さな習慣を変えていくことにほかならない。実のところ、「納得のいく人生を歩む人」と「そうでない人」の問には、この「小さな習慣」の積み重ねという差しかない。学歴も、才能も、容姿も、資産も関係なく、人はいつでも人生を変えることができるのだ。  あなたには、即断即決のできるビジネスパーソンになってほしい。だからこそ、基本は「すぐ行動すること」であり、答えも「1秒」でパッと出す人間になってほしい。もちろん「やります」だけではなくて、「やらない」というノーも、「1秒」で口にするのだ。  また、勇気というのは、ただ心の内側で持っていても、周囲にはわからない。勇気は、その人の行動で判断され、強いリーダーは、勇気を行動で示すことができ、すべてを率先して、自分から行動を起こすことができるのだ。 本書で伝える「1秒」で人生を変える習慣を身につければ、誰でも納得のいく人生を送ることができる。  人は「1秒」で変わることができる。人生の流れを変える「1秒習慣」のスイッチを押すことができれば、そこからあなたの人生は、必ず好転しはじめていくだろう。
  • そうか、こんな手があったのか! 1分間を10万円にする時間力
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    松本幸夫氏が、タイムマネジメントや仕事術をテーマにした研修指導を始めてから大分、時間がたち、かれこれ20年近くになる。  この間に、松本氏自身の研修指導のスタイルは、教えることから考えさせることに、さらには共に考え、そして今では松本氏自身が受講者から教わるような形に変化してきた。  以前は、時間活用のスキルそのものがあまり世間に知られていなかったので、それを伝えていけば十分だった。たとえば「優先順位はこうつけましょう」とか、「スキマ時間はこう使え」とか。しかし、今は皆勉強していて、かなりレベルが高くなっている。 今のニーズは、「自分が仕事やプライベートで活かすなら、どうしたらいいのか?」を知ることだ。この時世、この景気であり、ズバリ、「お金を稼ぐためにどのように時間を活用したらいいか」を知りたい人が多いのではないだろうか。  しかし、企業の中での研修指導では、制約があり、そこまで露骨に、金儲けだけに特化した中身を伝えられない。  そこで松本氏は、本書で稼ぎを飛躍的に変えてしまう時間活用法をあなたに伝える。アイデアのすべてを考え出して見ることがここでの肝心で、「思考の枠、スケールを拡大してみる」のがまず大切だと松本氏は指摘する。さらに、考えずにマネていくうちに、「もしかしたら、このように考えているのではないか?」という考え方の差にまで思い至るときが必ずやってくる。われわれは、「大きな差」を考えがちで、「何とかして成功法則をつかもう」と肩に力が入るものだが、本当の差は、思考のスケールも大切であるし、もうーつは、日常の習慣にあることに気づくだろう。それは決して大きなことではなくて、小さなことだ。松本氏が、特に強調していることは「小さな習慣」なのだ。ライバルがいたとしまして、差をつけるのは、小さなことをやっているかどうかだけといってもいいのだ。  知りたいでしょう? イエスと答えた方に、その具体的なハウトゥドゥを伝授する。といっても、人の2倍3倍働いたとしても、稼ぎを1分間10万円にはできない。2倍にできたとしても100倍にするのは簡単ではないだろう。しかし、現実に「あなたの100倍の時給の人」は存在している。  どこにあなたとの差があるのだろうか。どうしたらあなたがそうなれるのだろう。  1分間を10万円にする、これから、その魔法の扉を開いていく。変わるのは今からだ。  あなたはかならず劇的に飛躍できる。時間は平等、されど時間の使い方1つで、差は100倍、1000倍にもなる。時間力を磨けば稼ぎが変わる。
  • 納得しないと動かない症候群
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    世の中がおかしな方向に向かおうとしている。  松本幸夫氏は、人財育成コンサルタントとして、また作家として、さまざまなところで講演やセミナーを開催し、27年以上にわたっていろいろな企業の新入社員研修を行ってきた。最近になり、この病的ともいえる症状を目にするようになった。ある研修でのことだ。 「では、これから10分間休憩に入ってください」  そう言ったあと、松本氏は自分の目を疑った。誰も席から離れようとしない。しかも、シーンと黙ったまま。なぜ休憩だと言っているのに、席を立つ人が1人もいないのか……。 「まだまだ研修は続きますので、今のうちにトイレに行ったり、自動販売機で飲み物を買ったりしておいたほうがいいですよ」  そう言うと、ようやく1人、2人、3人と席を立ち、続けて全員が動きだした。些細な出来事かもしれませんが、松本氏の心の中になんともいえない不安を抱かせた瞬間だった。  そしてその後、幾度となく同様の経験をした。例外と思いたかったが、これだけ繰り返されると、もはや若者特有の気質としかいえないのではないか、とも思えてきた。  なぜ、誰も動こうとしないのか? 松本氏は考えたが、答えは出なかった。  そこで思いきって、受講者に、「なぜ休憩しようとしないのですか?」と聞いてみた。 「なぜ休憩しなければいけないのか、よくわかりません……」 松本氏は、その答えの衝撃で思わず尻餅をつきそうになった。これまで、若者に対して「なぜだろう?」と思ったことをいろいろ思い返してみて、このひと言ですべてが腑に落ちた。  松本は、この症例に名前をつけて徹底的に研究することにした。 “納得しないと動かない症候群”  研究を進めれば進めるほど、松本氏は、暗澹たる気持ちになり、彼ら自身や日本の将来を憂いた。なぜなら、この症候群が蔓延すれば、道徳的価値観や上下関係といった日本らしい慣習がことごとく破壊され、合理主義と怠慢がはびこるとんでもない国になるからだ。  また、会社組織やビジネスにおいて考えたときも、松本氏にはどうしても明るい未来が見えない。  本書では、“納得しないと動かない症候群”の症例や恐ろしさ、処方箋などを松本氏の体験と研究をもとに伝えていく。“納得しないと動かない症候群”というフィルターを通して「若者」を眺めることで、これまで無意識レベルでしか認知できなかった問題がはじめて顕在化し、対処できるようになる。
  • 片づけられないアナタを変える50の言葉
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    1つの言葉との出会いが、人生を変える。  そんな、まるで魔法をかけられたような感覚を、松本幸夫氏は経験してきた。ぜひ、あなたにも体験してほしい。その想いで、本書は書かれた。  本書は「片づけができない人」に気づきを与える言葉を厳選しまとめた。「私は一生片づけができないかもしれない…」というのは、あなたの思い込みにすぎない。人間は考え方が変わると、行動、習慣が変わる。行動、習慣が変われば、人生が本当に変わる。  松本氏は、人財育成コンサルタントとして、のべ15万人のビジネスパーソンを指導してきたが、その中で気づいたのは、「仕事ができる人」はみな「片づけができる人」だということ。なぜ、「仕事ができる人」は、「片づけ上手」なのだろうか? 部屋の状態は、そのままあなたの心の状態を表しているのだ。部屋や机の上がグチャグチャという人は、基本的に心が乱れている。 だが、これは見方を変えるとチャンスかもしれない。なぜなら、「居は気を移す」というように、部屋をしっかり片づければ、心も自然と安定してくるということ。環境を変えれば、心の状態も変えられるということだ。 つまり、片づけさえできるようになれば、心が安定し、その結果として、仕事、人間関係、恋愛など、人生がすべてうまく回りだすのだ。  片づけは、最も簡単に人生を変える方法。片づけ上手になるために欠かせないものは「マインド」と「スキル」だ。思い込みや先入観を捨てなければ、何を学んでもムダということ。まずは心の中を空っぽにしてほしい。片づけは、あなたの心を空っぽにすることから始まるのだ。  本書は「マインド編」「スキル編」に50の言葉を分けた。2日間であなたを「片づけができる人」に変えるセラピーになっている。   実は、松本氏は、小さい頃から極度の「あがり症」に悩んできたが、彼を変えたのは、セミナーでのある一言だった。 「あがるのは、実はいいことなんですよ」 「あがること」イコール「悪いこと」としか考えていなかった松本氏は、その言葉に衝撃を受け、と同時に、今までの考え方が根底から崩れた。「いいことなんだ」と考えられるようになると、次第に松本氏の行動は変わり、少しずつ、人前で話ができるようになった。 たった一言。 その言葉の魔法によって、松本氏の人生は大きく変わった。あなたの人生も、たった1つの言葉との出合いで変わるはずだ。きっと変えられる。本書が、あなたの実りある人生に必ず役立つ。
  • 超強運 ―─あなたの運を呼びこむ70の法則
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    超強運の持ち主になれる、具体的方法を伝えるのが本書のテーマ。だが、運というのは、自分ではどうにもならないのでは? 何か特別な能力がいるのでは? 本で読んだだけではどうにもならないのではないか? といった疑問もあるだろう。  安心して下さい。 あなたは超強運の持ち主に必ずなれる。  運は、自分で呼びこめるものだし、特別な能力も必要ない。運は「本を読んだだけで」も良くなっていくのだ。  世のなかには、原因と結果の「因果の法則」以外に、運を良くするために欠かせない、シンクロニシティという「法則」が存在する。これさえ知っていたなら、あなたは自分に強運を呼びこむことが可能になり、間違いなく強運の持ち主になれる。また、自分なりのパワースポットを持つのもいい。何も寺院ばかりがパワースポットではない。高層ビルや東京スカイツリーであったとしても、そこに行けば、安心できる、心が晴れやかになる、力がみなぎる、のならいいのだ。松本幸夫氏も、「癒し」のスポットを、何か所ももっている。松本氏は、20代後半から、いわば、フリーの仕事をしてきている。が、仕事で「このままだと大変」な状況となっても、必ず、不思議と「運」が向いて助かったことは、何回もある。これは、自分なりのパワースポットで「運をチャージしてきた」おかげであると、今は確信しているという。実は、パワースポットというのは、運というパワーを身につけられる場所なのだ。「あの場所に行った後、すごく運気が上昇した」「帰ってくると、いいことばかりが続く」というのが「本物」なのだ。ぜひとも、あなたのパワースポットを見つけ出し、常に運を蓄えておこう。  良いことも悪いことも続けて起こる。これが、本書で述べる基本法則。  良い考え、良いことば、良い出会い、そして良い行動。良いというのは、強運を呼ぶためにだ。これができれば必ず、あなたには「良いこと」が起こる。だから、なぜ本書を読むことによって、強運の持ち主になれるかハッキリするだろう。運を強くする本→良い運という流れができるからだ。 「能力」は最低限の強運づくりの必要条件だが、本書で述べる「強運を呼びこむ方法」も併せたことによって、その運が松本氏にベストセラーを呼びこんでくれたという。ヒット作というのは、特にタイミングが大きくものをいうが、これは「超強運」を手にするためには欠かせない要素だ。ぜひ、あなたも本書を読んで、“超強運”をつかんでほしい。
  • 効果的な超学習法 ─―人材育成のために
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    「病は気から」というフレーズがあるが、松本幸夫氏は、それは、学習法においても当てはまると考えている。つもり、学習する時に、「頭・身体・心のバランス」がとても大切であると指摘する。 身体のどこにも異常がないとしても、心が不安定だったり、心配ごとがあったり、何かに恐怖したりすると、マイナス感情でいっぱいになってしまい、その人は本当の意味で健康体とはいえなくなる。そうなると、いかに頭がよくて「知力」があったとしても、高熱があったり、頭痛がしたり、体調が悪かったりすると、本当の実力は出せないものだ。もちろん、心が乱れていても力は出せない。学生時代のテストの時間を思い出してもらいたい。問題を一番から順に解いていったところ、三番目の問題がすぐにはわからない。ああでもない、こうでもないと頭をひねっているうちに時間切れ……。ところが、四番目や五番目の問題を見るとすぐにできるものばかり。しまったと後悔したようなご経験はないだろうか。あるいは、同じ時間学んでいくのであっても、似たような文系の科目ばかりやるよりも時に理数系の科目を混ぜたほうが能率が上がったという経験はなかっただろうか。  松本氏は、これまで能(脳)力開発を専門に研究してきたが、「学び方」、「勉強法」によって能率がずいぶん違ってくることに最近気がついた。学生時代のテストに限ったことではなく、ビジネスの場においても、「学び方」「勉強法」のコツを知ってこれを実践していくことは重要なことではないだろうか。  松本氏が、本書の中で繰り返し述べているのは、いかに心を安定させ、集中力を高め、学習効率を高めていくかということだ。そのため、呼吸法や食事法や睡眠法にも言及しているのは興味深い。 新しい観点からの学習法として、本書の中でキーワードになるのは、「頭・身体・心のバランス」だ。学習というのは、決して頭脳だけで行うものではない。その人の性格・気質・心とは切り離せないものなのである。 また、松本氏は、学習技法だけでなく、広い意味での「人の生き方」にまで本書で触れている。睡眠、食事、生体リズムということに結び付けた「人間」の学習の仕方を述べているのは、いかにも松本氏らしい。 学習法というのは「人生の一部」であり、極論すると学習とは人生である、と松本氏は考える。学ぶというのは絶えず成長することであり、人生で成長を望む人はすべて、学習と重ねて人生を考えるべきであり、学習することそのものは目的ではなくて手段であるのだ。何のために学習していくのかということを、再度自問してもらいながら読み進めたい一冊だ。
  • 世界500万人が実践する営業術
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    セールスに携わるすべての人に、著者はこう語りかける。 「これから紹介することを実践するだけで、あなたは今いる業界の上位10%の成功者に入ることができるのです。それを目指したいと思うなら、今すぐ始めましょう」 本書は「営業の神様」と言われるブライアン・トレーシーが、あらゆる業種のセールスパーソンに向けて、モノを「多く、早く、簡単に」売るためのアイデア、戦略、テクニックを紹介するものである。 著者も営業の仕事を始めた当初はどれだけ多くの客先をまわっても成績はあがらなかったが、社内のトップセールスの営業方法などを学ぶことで、売れるには明確な「理由」があることに気づく。そして著者は成功者のテクニックを学び、実践し、発展させることで全米屈指のセールスパーソンになった。本書は、著者が自らの経験をもとに獲得した営業のノウハウを伝授している。 世界中のセールスパーソンが著者の教えるテクニックを実行し、その多くが成功を収め、億万長者になっている。本書で紹介する「売る技術」の効果は実証済みであり、それらを実践すれば販売成績が2倍になり、収入が上がり、業界でトップ10%のセールスパーソンになれると著者は断言する。 本書を読むことで、営業職の人が抱えがちな以下の問題を解決することができる。 ・セールスに対する苦手意識の克服法。苦手意識は「現実」ではなく「幻想」であり、考え方を変えれば前向きなって自信がつく。 ・トップセールスになるための目標の立て方。年間、月間、週間、1日の売り上げ目標をたてる。最高年収の25~50%アップを目指す。 ・客のニーズの捉え方。「どんな商品か」ではなく「あなたにどう役立つか」を説明し、お客に喋らせることで商談の主導権を握る。 ・セールスチャンスを掴むための市場分析法。自分のお客とはどんな人か、競争相手は誰か、自分の優位性は何か、未開拓の市場はどこかを明らかにする。 ・新規の客とのアポイントメントの取り方。いきなり商品の説明はせず、商品のメリットを伝える。邪険な反応をされても相手の心を引き付ける話題に切り込む。 ・お客に「この人から買いたい」と思ってもらう方法。親しみを演出するための身だしなみ、ボディランゲージ、環境の作り方に留意する。 ・効果的なプレゼン法。お客を自分のペースに巻き込み、視覚に訴え、感触を確かめるための質問をし、商談成立後を見越して話す。 営業のテクニックを解説した書籍は多くあるが、本書は営業の全過程で必要なノウハウを網羅している。セールスパーソンとして成功するための基本から同僚と差をつけるための秘訣まで、具体的な方法を解説しており、営業経験が浅い人にも豊富な人にも役立つ、営業のバイブルと呼ぶべき一冊だ。 本書は、2007年に刊行された翻訳書を読みやすく一新し、新装版として刊行した。
  • 前進あるのみ ──「究極の楽観主義」があなたを成功へと導く
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    成功哲学の創始者として知られるオリソン・S・マーデン。 彼は貧しい移民の子として生まれながらも、生涯をかけて「成功哲学」の研究に情熱を注いだ。「成功者の成功の秘訣」をひもとくことで、人はいかにして成功を手に入れられるのか、成功する人と失敗する人の違いは何なのか、といった成功の真理を導き出した。 マーデンは言う。 「黄金のチャンスでさえも、怠け者にとっては何の価値もないが、勤勉な者はごくありふれたチャンスをも黄金に変える」 「自分が世のなかの役に立てる道はないのではないか、と不安に思う必要はない。真の成功とは、与えられた環境で自分の役目をしっかり果たした結果としてついてくるものであり、それは誰にでもできることだ」 「人は能力を、豊かさを手にするように創られている。それは生まれながらの権利だ。人は成功するために、幸福になるために創られているのだ」 「人としてやっていけないことのひとつは、自分が生まれつき不運で、運に見放されていると考えてしまうことだ。この世に運命などというものはない。あるとすれば自分の頭のなかにだけだ。自分自身こそが自分の運命であり、自分こそが自分の運命を左右するのである」 成功の真理を解き明かした著者が、成功を夢見るすべての者の背中を強く押す。前進あるのみ。 全世界で1000万部を超える大ベストセラーは、「聖書の次に多くの人生を変えた」とも言われ、時代を超えて読み継がれる名著となった。読みやすい現代語の抄訳で待望の復刊。
  • エゴを抑える技術
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    謙虚さと自制心が 人生を成功に導いてくれる 私たちは、モノゴトがうまくいかない原因は外部の世界にあると思いがちだ。お金がないとか上司に恵まれていないとか運が悪いとか。しかし実際は私たちの内に潜むエゴこそが、最大の障壁なのである。ここで言うエゴとは誰の心にも存在する、自信や才能と呼べる範囲を越えた過剰な優越感や思い上がりのことである。「自分は特別だ」「自分だけは違う」という思い込みや、「誰よりも認められたい」という欲求は誰しもがもっている。 エゴはいつでも出番を待っている。私たちが社会に飛び出し夢を追いかけているころには教養や知遇を得るのを妨害し、成功にやっとたどり着いたときには、自分の欠点や今後の課題にフタをして見えなくしてしまう。そして失敗するとその精神的打撃をことさら誇張し、間違った方向へと誘導して問題の解決を遅らせる。エゴの甘いささやきは心地よい。しかしそれに酔ってしまうと、人生は思わぬ方向へと進路を変える。エゴは人生の落とし穴だ。その穴に落ちないためにどうすればよいか。 本書では人生を「夢」「成功」「失敗」という3つの段階に分け、どこにいてもエゴが人生を左右するという事例と教訓を紹介している。 たとえば、最高権力者の地位にありながら自分を抑制できず失脚したニクソン元大統領、そして映画『バック トゥ ザ フューチャー』に登場する車型タイムマシーンのベースとなった車を製造したデロリアンなど、皆エゴの餌食となって落ちていった。 その一方で、つぶれかけた会社を救ったワシントンポスト紙のキャサリン・グラハムや黒人初の大リーガーとなったジャッキー・ロビンソン、さらに現ドイツ首相のアンゲラ・メルケルなどは、己のエゴを抑え、ひたすら大きな目標に向かってまい進した。 彼らがまったくエゴと無縁だったわけではない。彼らはむくむくと起き上がってくるエゴを抑え込み、もっと高い目標へ、違う感情へと昇華させるすべを知っていた。彼らは並外れた才能に恵まれていたのではなく、並外れた自制心・謙虚さを備えていたのである。 傑出した才能は私たちにはないが、本書を読むことで自身のエゴに気づき、そのエゴを排除する方法を学ぶことができる。そして自制心や謙虚さを習得できれば、仕事だけでなく人生の成功への足がかりをつかむことができるだろう。 前作と同様、ギリシャ哲学ストア派や先人たち、あるいは現場から生まれた金言が泉のように随所に登場する。若くして成功を収めた著者ライアン・ホリデイの衝撃的な実体験も、現実味と臨場感をもって訴えてくる。
  • 段階的なアプローチが分かりやすい 無理せずに勝てる交渉術
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    どんな人でも「できるネゴシエーター」になれる。 どんな人でも使えるテクニックはないものか―。それが、本書を書こうと思い立った理由だ。専門的な論文から一般向けの本まで、交渉に関する多くの文献を徹底的に調べ、交渉を成功させるための考え方やアプローチを探した。忙しい人でも読めるように、その成果をすっきりとまとめたのが本書である。 本書は2部構成になっている。 第1部では、交渉を始める前に知っておきたい6つのポイントに焦点をあてる。交渉のスタイル、目標、権威のお墨付きや相場などの「後ろ盾」の必要性、人間関係、相手側の利害、そしてあらゆる交渉においてカギを握るレバレッジ(優位性)の6つである。 第2部では、第1部で得た知識を活かして実際の交渉プロセスを検証する。戦略の立て方から予備交渉としての情報交換の仕方、実際のやりとり、そして話がまとまるまでに至る4つのステップを順に追っていく。 交渉は直観だけで乗り切れるほど単純なものでもない。直観だけに頼っているのでは、どんな人でも裏切られることがある。交渉力を向上させるには、思い込みを一掃し、新しい考え方を柔軟に受け入れることが必要だ。 交渉に関する本書のアプローチ方法では“情報を重視する”ところが、特色として挙げられる。本書では、交渉の3つの面に特に注目する。 1 交渉を始める前に交渉プランの策定と準備をしっかり行なうこと。 2 相手の主張に注意深く耳を傾けて相手の本心を探り出すこと。 3 交渉が始まってからは相手の言動が発信する「シグナル」に注意すること。 「できるネゴシエーター」は、単に相手の提案や反論にだけ注目しているのではない。表面には出てこない心理面の動きや駆け引きにも気を配っているのである。何かを提案するタイミングはいつがいいのか。こちらにとってはただで提供してもいいような些細なことを、相手に「うまく勝ち取った」と思わせるにはどうしたらいいか……。こうした知識を頭に入れれば、あなたは、交渉をもっと正確に「読む」ことができるようになり、自信をもって次に打つ手を決めることができる。 交渉力を向上させるには、まず自分から交渉に積極的に取り組む意欲をもつことが大切だ。決意が固まったら、交渉を成功させるための4つの姿勢―積極的に準備をする、目標を高く設定する、相手の話に耳を傾ける、誠実である―を採用しよう。 そして、読者の手助けとなるよう、交渉の「道具箱」に入れていただきたい道具をお渡しする。「協力志向」の人用と「競争志向」の人用に、2種類のセットを用意した。自分に合っている方を選んで、次の交渉にはぜひ持っていっていただきたい。きっと役に立つはずだ。 交渉とは人間の社会生活の魅力的な一面である。さぁ、今度はあなたの番だ。あなたなりの「道具箱」を携えて、交渉の現場に乗り込もう。交渉が楽しいと感じてもらえたら、著者冥利に尽きる。
  • 苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則
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    古代ギリシャでは、人生の苦難を不屈の努力と気力で克服するためにストア哲学が生まれた。 これらはけっして教室や書斎で生まれたものではない。 人生という過酷な戦場から得られた教訓の集大成なのである。 それは時代を超えて私たちに語りかけてくる。 哲学は賢人たちのものではなく、不安や緊張だらけの現代に生きる私たちにこそ必要なものなのだ。哲学的にものごとを見れば、不満や障壁は有効なツールへと変身する。 かつて世界史上もっとも栄えた帝国を率いた皇帝マルクス・アウレリウスはこう言った。 “障壁は動きを加速させる。道に立ちふさがるものこそが、新たな道となる” 障壁を(ネガティブなものではなく)、ステップアップの踏み台にしてしまうのだ。それを越えればもっと強くなれる。 本書には困難を乗り越えた偉人たちが数多く登場する。 吃音に苦しんだトーマス・ジェファーソン(アメリカ独立宣言を起草) うつ病と闘いながら幾多の苦境を耐え抜いたリンカーン、 大恐慌の混乱のなかで成功の礎を築いた石油王ロックフェラー ほかにも発明王エジソン、身体が弱かったルーズベルト、スティーブ・ジョブズ、バラク・オバマ、シリコンバレーの起業家等々、時代を超えた先人の英知に学び、偉業をなしとげた人物ばかりだ。 また差別という逆境を乗り越え、偉大な人間として成長した人々もいる。 終身刑の冤罪を着せられた黒人ボクサーのルービン・カーター(映画「ハリケーン」でも知られる)や、多くの名言を残したテニスプレイヤーのアーサー・アッシュなどだ。 現代人は敵対するものがなくなった代わりに、心の緊張を抱え、 仕事のストレスに悩むようになった。 うまくいかない原因は、上司や経済や政治家のせいにしたり、 自分はだめな奴だと決めつけて、その結果何もしない。 でも、本当の原因は一つしかない。自分の考え方や態度だ。 一方で、生まれ持った知性や才能や幸運以上に、逆境をバネに飛躍する人たちもいる。 その成否を分ける違いとはなんだろうか? 本書は、私たちが人生で遭遇する逆境を乗り越えるための金言にあふれている。 それはストア派の哲人にとどまらず、その英知に感化された国の指導者や経営者であったりする。 もしあなたがやる気を喪失し、自分の将来に不安を抱えているなら。 あるいは些細なことに悩み、心が挫折しそうなら、 本書を読むことで、ネガティブな状況の背後にあるプラスの側面を発見でき 新たな人生の道筋が見えてくるはずだ。
  • 権力に翻弄されないための48の法則 下
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    間接的に行動する技術の手引書 パワーには「社会的に弱い立場の者が自らの政治的・経済的な権利と力を得ようとする運動やスローガン」の意味がある。このパワーをめぐる一連のかけひきを、パワー・ゲームと呼ぼう。 パワー・ゲームには多くの思惑と矛盾が存在する。ランダムに見えるかもしれないが、ゲームを制するための48の法則が存在する。 法則は、パワー・ゲームを習得した男女の言葉をもとにして成り立っている。時代にして3000年以上、古代中国からルネサンス期のイタリアまで、幅広い範囲からひろった言葉だ。そこには共通する一つのテーマがあり、いまだ明確には表現されていないパワーの本質を、多少なりとも言い当てているのだ。 本書は、歴史上のとくに傑出した戦略家(孫子、クラウゼヴィッツ)、政治家(ビスマルク、タレーラン)、外交官(マキャベリ)廷臣(カスティリョーネ、グラシアン)、色事師(ニノン・ド・ランクロ、カザノヴァ)、詐欺師(「イエロー・キッド」ことジョゼフ・ウェイル)などから、含蓄のある言葉を集め、そのエッセンスを蒸留してできたものである。 この法則には、明快な前提がある。法則にしたがった行動はほぼ間違いなしに本人のパワーを強めるが、法則にそむいた行動はパワーを弱め、最悪の場合は身を滅ぼすもととなるということである。違反と遵守の結果は、数々の歴史上の事例が証明している。この法則は、時代を超えた普遍的なものなのである。 上巻には1~26、下巻には27~48の法則を収めた。一通り目を通せば、パワーの全体像が分かるだろう。興味のある法則だけを読み込むことも可能だ。あちこちを拾い読みして、パワーを手にした先人たちの弱点や偉業を楽しみながら見ていけるだろう。
  • 状況認識力UPがあなたを守る ──元CIA捜査官が実践するトラブル回避術
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    犯罪被害に巻き込まれない予防テクニック! 万が一犯罪被害に遭ってしまった時の対処法!  ジェイソンは今までの経験から次のように述べている。「CIA捜査官が生き残れるかどうかは、究極的には、状況認識能力にかかっている。また、捜査官はどんな暴力的な衝突も避けた方がいいことも知っている。状況認識の知恵があるから、危険が及ぶ前に行動を起こすことができる」  ジェイソンはCIAで活躍し培った護身テクニックを基に訓練学校を設立した。「危険に満ちた現代社会で、犯罪被害に遭わないで安心して暮らして欲しい」との願いからの行動である。  本書で訓練学校と同様の内容を読者へ伝える。それは、誘拐・強盗・泥棒などの犯罪だけではなく、災害や事故といったあらゆる不測の事態にも役立つ。  危険な犯罪に溢れている現代の生活の中で、安心して暮らすためには、物心の両面で備えることが不可欠。特に危険を事前に察知し回避することが重要である。しかし、万が一にも巻き込まれた場合の対処方法については、約90の事件を例に解説した。 具体的には、 ・ 犯罪の標的にならないためのテクニックと備え ・ 緊急事態で生き残るために必要な心構え ・ 尾行に気付く方法 ・ 詐欺、嘘の見抜き方 ・ 縄やテープで拘束された時、監禁された時に脱出するテクニック ・ 襲われた時に、女性や子どもでも使える護身テクニック ・ 安全に旅するためのテクニック ・ スパイ直伝、備えておきたい非常用品 そのほかにも、CIAにいた著者ならではのスパイ・テクニックを惜しみなく披露している。 ・ 非常事態でのドライビング・テクニック ・ 社会的に自分の痕跡を消す方法
  • 世界を股にかけた「信念の実践家」 桜沢如一の自由人思想に学ぶ
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    健康になりたい、幸福になりたいというのは、時代を越えて万人に共通の願いと言ってもよいだろう。この「健康と幸福」の道を、世界を股にかけて説き続けた「巨人」が、桜沢如一だ。  最近の傾向としては「生き方」に直結するような内容が強く求められている。「人間研究」をテーマとしたものが、松本幸夫氏の出版物の中でもファンが多く、本書もその一冊だ。  桜沢如一のことを全く知らない方は、いったいどんな人物だったのか、ということを知る位のつもりで読み進めていって欲しい。すると、なぜ松本氏が、が知られざる「巨人」と言ったのかがわかってもらえるであろう。  桜沢は、自らの人生哲学を「無双原理」と称しており、そこには中国の「易」「陰陽」といった思想が底流にある。そして、東洋哲学、文化を西洋に紹介したという意味では、決してオーバーでなく、岡倉天心に匹敵するだけの業績がある。  桜沢は、フランス語をほぼ完璧に使いこなした(しかも独学独習で)。ヨーロッパに無双原理を広めようとシベリア鉄道でパリに入り、わずか200円で生活をしながらフランス語で論文を書いたのが、世界に桜沢の名が知られる土台石となった事である。しかも桜沢の説く「食」は、ほとんど食費のかからない利点があり、それを自ら実証していったのである。  フランスのみならずアメリカからアフリカ、アジアの各地に至るまで、桜沢は自ら乗り込んで、「自由人」として生きたのである。  新しい時代のキーワードとして、次の「3K」があげられることがある。それは「国際化」、「共存共栄」、「(社会)貢献」である。国際化というのは言うまでもなく、ビジネスにおいては一国内ではなく、世界的な規模での活動ということになる。もちろんここでもビジネスとか経営というのはそれに限らない。文化交流や環境問題、政治等、全てを含めての「国際化」であり、「共存共栄」ということだ。  そして「貢献」である。これは、営利を広く社会に還元する活動ということだ。個人においては「奉仕」と言い換えても構わない。 「国際化」と叫ぶ人は多いが、実際に行動の伴っている人というのはそう多くはあるまい。 また、桜沢は、自らの信念の「実践家」であり「行動人」であったと言ってよい。  桜沢は多芸・多才の人であったが、そこには「あらゆることを勉強し、全てのことに通じ、人のために尽くしなさい」という若くして亡くなった母の教えがあった。親の愛とは何かについても、桜沢から学ぶことは大きい。  知られざる偉人、自由人として生きた桜沢如一のことを、一人でも多くの人に知ってもらいたい。本書が、読者の心の支えとなることを願う。
  • 通勤大学文庫 通勤大学人物講座3 マーフィーの教え
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    成功法則の先達として知られる“マーフィー”こと、ジョセブ・マーフィーは、この分野では知らない人はいないくらいの巨人であり、現在、巷で提唱されている“願望実現法”の基礎を築いた人物である。  彼の教えの中心概念は、『誰でも、生き生きとイメージしたことは実現する』という非常にシンプルなものであり、そのシンプルさゆえ、時代を超え、地理的な壁を超え、広まった。  しかし、一方で、そのシンプルさゆえの裏返しとして、マーフィー理論を正しく使うことができず、せっかくの魔法の杖を間違って振ってしまう人が後を絶たなくなってしまったのも事実である。  実は、松本幸夫氏もその一人であった。  自分の欲しい物、なりたいもの、仕事の成功、……、本で読んだマーフィーの教えにしたがって、生き生きと自分の願望をイメージしたつもりになっても、効果が思うようにみられなかった。なぜ、効果がみられなかったのか。その疑問を解決すべく、膨大なマーフィーに関する資料を読み、研究を重ねていくうちに、そこにはあるキーワードが存在することがわかった。  そして、そのキーワードにしたがってマーフィー理論を読み解いていくと、そこには願望実現のための、厳密だがシンプルな法則が存在していることがわかったのである。マーフィーの理論においては、「計画」「方法」「手段」というのが「ない」のではなく、「任せて」しまうということだ。では、何に任せるかというと、その相手は、「宇宙」「神」「仏」「潜在意識」と、何と呼んでも構わないが、「小さな自分の力でない大いなる力」である。マーフィー理論では、これを「潜在意識」ということが多い。 そして、キーワードは、『潜在意識へ刻印したことは実現する』ということであった。  松本氏は、この法則が理解できてから、願望はおもしろいように実現していった。それは、仕事での成功から、欲しい物を手に入れることまで多岐に渡った。  結局、ほんの少し補足するだけで、マーフィー理論は恐ろしいまでの効果を発揮するということが、わかったのである。  そこで、松本氏は、潜在意識への刻印の仕方を、一般の方にもわかるように体系付けてみることにした。そして、だれにでも実行、実現可能な方法を確立することができたと思う。  そういう意味で、本書は、いわばマーフィー理論の『正しい取り扱い説明書』であるといえるかもしれない。マーフィー理論を正しく使用することによって、あなたの願望が劇的に叶うことを確信している。
  • 通勤大学文庫 通勤大学人物講座2 安岡正篤に学ぶ
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    いつの時代であっても、強いリーダーのいる国は栄えるものだ。特に混迷の時代、激動の時代となってくるとなおさらその感は強い。  大人物になりたいと切望した20代の松本幸夫氏は、リーダーとしての吉田茂、佐藤栄作田中角栄といった総理の「人物研究」をしていた。今の時代、必ずしも「総理大臣」が最高のリーダー、尊敬すべき人物例とはいいきれないのかもしれない。しかし、少々時代をさかのぼれば、歴代総理というのは、やはり日本の国を動かしていくだけの強力なリーダーシップを発揮していたものだ。  すると、歴代総理をリーダーとすると、さらにそのリーダーを指導している人物がいるのだということを耳にするようになった。それが、本書で取り上げる「安岡正篤」だ。 「良き師」を求めていた松本氏は、安岡の著書を手にした。自分の求めていたものにようやく出会えて喜び、むさぼるように安岡の著書を読破していった。  安岡は、一高(東京第一高等学校)の卒業時に『王陽明の研究』、東京帝国大学在学中に『支那思想及び人物講話』を著しており、陽明学者として知られていた。安岡は25歳の時に、親子ほど年が離れていた、当時の海軍大将・八代六郎と会見したことがある。話は陽明学の解釈にまで及び、二人の意見が衝突したことがある。1週間後、自分の非を認めた八代将軍が、安岡に弟子入りしたという。それだけ陽明学者として、あるいは人格的に安岡が優れていたということの証左となろう。また、安岡が30歳の時(昭和2年)の弟子の一人に吉田茂がいたことでも、安岡の人間的なスケールの「大きさ」がうかがわれる。  戦前・戦後を通じて、安岡は総理の陰のアドバイザー役であった。佐藤栄作、福田赴夫、大平正芳、中曽根康弘……。また、財界の心の拠りどころでもあった。稲山嘉寛、平岩外四、江戸英雄……。各界の「トップ」と呼ばれている人の大半が、安岡の教えを受けたといっても過言ではない。繰り返すが、リーダーのさらに上に立つことのできた人物が、安岡なのだ。  そんな安岡の教えのエッセンスが、本書に凝縮されている。歴代の日本の要人が学び、国家の方針を決定づけてきた哲学が、述べられている。  特に、人生観についての安岡の教えを取り上げた。また、陽明学者として名高かった安岡が、どのように王陽明の教えを実践していったのかも学んでいく。さらに、安岡の説いた「帝王学」に関してもふれてある。そして、安岡自身の生きざまから何かをつかみとっていただくために、安岡の生き方を記してある。  混迷の時代、強いリーダーが、必要な時代にこそリーダー中のリーダーであった安岡の哲学が生きてくる。そして、それは時代を超えての真理であるから、本書によって少しでも早く学んだほうがあらゆる面で「得」である。限りある人生、本書を手にしたこの「縁」を逃さずに、安岡から学びとろう。
  • 通勤大学文庫 通勤大学人物講座1 中村天風に学ぶ
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    人名辞典を探しても、載っていない人物。だが、偉人であり、確実に歴史を動かしてきた人々。そんな知られざる偉才、異能を紹介することは、松本幸夫氏のライフワークの一つだ。  中村天風は、そんな「知る人ぞ知る」という偉才の人といってよい。  インドの聖者カリアッパ師と出会い、死病を克服し、日本人初のヨガ直伝者として修行にあけくれた日々。さらには帰国後、実業界での地位を築いたものの、突如大道での辻説法者となる。やがては天風哲学を確立し、各界の人々の精神的な支柱となるに至る。  自分は大宇宙のパワーと一体であるという自覚のもとに、人としての尊い生き方を徹底していく具体的な方法を天風は説いた。  どうしたら日々力強く自信を持って生きていけるか。どうしたら勇気を持って、人々に力、夢、希望を与えるような生き方ができるのか。天風が活躍したのは、主に大正、昭和であったけれども、時代が変わろうとも人間には共通したものが存在している。 実践を何よりも重んじた中村天風とは、いったいどんな人物だったのだろうか? 各界の著名人が、頭を垂れて教えを乞うたという、その「天風哲学」とは、はたしてどのような内容なのだろうか? 天風哲学は、もちろん天風の創意によるものである。自己暗示に見られるような心理学的な要素もあり、あるいは「潜在意識」「深層意識」の考え方、さらに武術や武道的な物の見方が説かれることもあった。その理論が、天風自身の生きざま・信条に混ざり合って、新たな「天風哲学」の成立をみたわけである。天風哲学は「行動のみ」ではなく、この「実証主義」の天風哲学に感動した人物が多くいる。  中村天風の人物像のみならず、「天風哲学」のHOW TO DOが本書には盛り込まれている。また、天風哲学の実践法の基本についても述べられている。  基本というのは決してあなどれず、そこから応用が可能になっていくものだし、基本の中に実は天風の教えのエッセンスが集約されている。  さて、本書はいわば、楽しく、軽い気分で心の修練を行なってもらえるような、「道場」だと思って欲しい。この道場で天風哲学の基本を学ぶことにより、何年も本気で修行したのと同じ位に、読むだけで勇気が湧いてくる本である。どこでも手軽に、通勤時間であなたの心は磨き高められていく。  天風哲学を一人でも多くの人に知ってもらい、さらには実践してもらうことによって、悔いのない人生という幸福を手にして欲しい。
  • 「理想の自分」に出会う本
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    「汝自身を知れ」というのは、古来、哲学者の大命題となってきたものである。 人類は、月面にまでその足跡をのこし、科学文明は、なおも発達を続け、インターネットに見られるような全く新しい「文明の波」に乗りつつある。  すでにアルビン・トフラーが説いたように、私たちは情報化社会になるほどに「ヒューマン・タッチ」が求められるという。つまり、「人間」そのものは、いつの時代にあっても、欠かせない。ロボット、コンピュータは主役にはならないだろう、と松本幸夫氏は指摘する。  松本氏は、企業で研修していると、人間関係をどうしていいかわからないという人が増えていることに気づく。例えば、隣席の同僚にメールを送る。相手もそれに対して、メールで返してくる。一言声をかければすむことが、すべてパソコンが代替してしまう。  社内ならそれですんでも会社から外へ出たら、今度はあいさつ一つできなくなってしまう。あるいは、一日中工場の制御盤の画面を見るだけという人もいる。やはり、会社から出て実際の人との接し方が、おかしくなってきてしまう。  周りを見ると、「便利だから」ということで、ずいぶんと省人化されているのがわかる。便利な反面、人は、人との接し方を忘れてしまってないか。あるいは、自分のあり方さえも。  あまりにも私たちは、「効率」のみを追い求め、「外」にばかり発達していこうと努力の方向を向けてきた。  その反省の意味で、内への旅、自分自身にもっと目を向けてみてはどうだろう。そして、自分という人間を知ることによって、他の人も知ることができることに気付いてもらいたい。その希望のもとに本書は存在する。 何かになろう、と努力することは尊いだろう。しかし、ただありのままに、自分としてそこに「ある」ということも貴重である。そして、他人と性格が一致することなどはないという事実をしっかりと受け入れることである。「自分と他人は別」という意識を持つことだ。その上で、「理解していこう」と努める以外に、他人とうまくやっていく方法はない。  また、「相手の立場に立つ」というのも同じようなことで、100%相手の立場に立つことなどできない。  成長していこうと「なる」ことばかりしてきた日本人は、この辺で自分の存在自体に目を向けるべきではないか。  一時の「哲学ブーム」は、決して一過性のものではない。そこには、もっと内に目を向けなくては、自分を見失っていないか、という本当の自己を探りたいという現代人の魂の叫びが見られる。果たして、われわれは自分を本当に知っているのだろうか。ぜひ本書で確かめてほしい。
  • 中村天風伝
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    松本幸夫氏は、中村天風先生の教えを知れば知るほど、この尊く実践的な教えを「もっと多くの人に知ってもらいたい」という想いが強くなった。 「教え」というのは、説いている「人間」を抜きにしては語れない。 「天風伝を読んでみたい」「どんな生き方をした人なのですか」「もっと詳しく知りたい」などの多くの要望が松本氏に寄せられ、彼は、天風先生の生きざまやその波乱万丈の人生を、「天風の伝記」という形で書いてみることにした。これらの要望、質問、期待に応えるのは、現在の自分の使命であると感じているという。  天風師の教えが広まっていく中で、心さえ強くなればいい、一種のガンバリズムだ、精神主義だ、と誤解する人もいる。そんな人には、天風師の生きざまを知ってもらうのが一番良い「クスリ」になる。  天風先生は、弱気になったときの私たちに、ガツンと「喝」を入れてくれる。現代人は何かを失ってしまった。その「何か」とは信念や志、使命感であるかもしれない。その一端でも自分のものとしてつかみとっていただくために、天風先生の生涯をたどってみたい。 生ぬるい考え方だけでは、人生の荒波に対抗できないだろう。もっと力強く、何ものにも打ち克つだけの不動の信念が必要だ。  本物の積極思考とは何かを知るためには、まず天風師の生きざまを知ることである。「こんな人が本当にいたのか」という驚きから、「もっとよく知りたい」「実践してみたい」という意欲が湧いたなら、本書の目的は達成したのも同然だ。  天風先生を語る上でのキーワードともいえる「ヨガ哲学」や「武道」については、松本氏も偶然若い時期から縁があり、本書の中でも触れられている。 武道家としての、あるいはヨガ実践者としての天風師という観点をまったく取り払ってしまうと、天風哲学を真に理解、体得していくのは至難なものと松本氏は信じる。天風師が、どんな生き方をした人なのか本書を「伝記」として読んでいただいても、もちろん構わない。あるいは、天風哲学についても触れてあるから、天風哲学の「入門書」として読むことも可能だ。
  • 中村天風に学ぶ心身統一法 超健康法
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    健康になりたい。そう願う現代人は多いはずだ。松本幸夫氏は「真の健康」というのは、これだけ行なっていれば良いというものではないと指摘する。つまり、もっと総合的に考える必要があるだろう。 具体的には心の状態はどうあるべきか、食事は、呼吸の仕方は、さらに運動のやり方から日常生活全般の過ごし方に至るまで、すべてを総合して始めて「真の健康」が手にできるのではないだろうか。 そこで中村天風師の教えが断然、価値を持つ。なぜなら、中村天風師の「真の健康」に関する教えというのは、間違いなく総合的なものであるからだ。  まず、健康というのは総合的にとらえるべきだということを始めに明らかにしておきたい。天風は、真健康を欲するものに対してのアドバイスとして、「時候違いのものを食さぬこと」を挙げている。例えば、冬にスイカをあまり欲しないように、本来われわれは、あまり季節外れのものは受けつけないのである。簡単に言えば夏の季節の食べ物や産物は身体を冷やし、冬の場合は身体を暖める働きがある。  次に忘れてならないことは、健康づくりの目的をはっきりさせるということである。 健康づくりのみが目的となってしまうような状態を「健康教」と呼んでいる。健康になることが究極の目的と化してしまった人のことである。健康教の信者となるのだけは避けるべきだろう。むしろ健康になってから何をするのか、これを真っ先に決めておくことである。  健康になることそのものが目的でなく、そこからスタートなのだということを二番目に言いたい。そして、もう一つは、健康というのは、身体のみの健康をいうのではないという考えかたである。身体の健康のみを考えている人は、心の持ちようでいくらでも体調が変わることに気付いていない人である。「病は気から」というのは本当である。「病は忘れた時に治る」という天風師のことばもあるくらいだ。  すでに「医療費大国」というありがたくない名も我が国にはあるようだ。反面、ますます「半健康人」は増えている。これといった大きな病気はないにもかかわらず、自分が健康だ、と力強く断定できない人たちのことである。「半健康人」を一人でも多く、真の健康人へ生まれ変わらせることができたなら、これに勝る幸せなことはない。果たして、あなたは今本当に心身共に健康であろうか?  本書を読んで、こんな健康観があったのか、こんな健康法もあったのかと、新鮮な喜びと共に読み進めてもらいたい。
  • 安岡正篤の教え
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    安岡正篤先生がこの世を去られたのは、昭和58年12月のことであった。その後、その教えは消えてしまうどころか、むしろ年を経るごとに、安岡先生の教えが求められ、 学ぶ人の数も増え続けている。 現在、「物質文明」はきわまり、「心の文明」へ入りつつあるという。心が重視される時代であるからこそ、「安岡教学」は人に求められるのであろう。「安岡教学」においては、知識・情報の伝達を第一義としない。徹底して人間を説き、人の心を説き続けている。  進歩、向上していくという点から観て、世の中は「変わる」ものだ。だが、「変わらない」ものもある。というより「変えてはいけない」とさえいえるものだ。 例えば、子を想う親心、弱者に対してのいたわり、思いやり、誠実さ……。「変わらない」人間の真理を説き続けているからこそ、安岡先生の教えは、私たちの心を強く打つのである。  世のリーダーたる政財官界のトップクラスの人々が「師」として、精神的な支柱として、門を叩いた人物である。「師の師」たる人物であり、「巨星」と称されるべき人、それが安岡先生なのであった。  では、その安岡先生の教えとはどのようなものであったのだろうか? 人生のある時点でとどまり、創造もせず、いわば機械的に生きるのが「宿命」と呼ばれるものだ。安岡先生は、学問修養をしていくと、宿命的な存在から飛躍できると説いた。実は、その教えを多くの人々に、わかりやすく知っていただくというのが、本書を著わした目的でもある。 「安岡正篤の教えを学びたいけれども難解な気がする」という声を多く聞いたことがある。大きな理由の一つは、幼少から中国古典に馴れ親しんできた安岡先生が、「知っていて当然」としている内容が、私たちにとって「当然」ではないからだ。つまり、主に中国古典の「素養」において大きな差があるわけだ。 理解度を高めていくのが不可欠となる。その辺を考慮して、わかりやすく、字句の説明も時として加えながら「語録」の形でまとめあげてみた。  もしかしたら、すでに安岡先生の教えに長く接している方にとっては、「当然」のことも含まれているかもしれない。中には「くどい」とさえ思う方もいるだろう。しかし、山頂に至るには麓を通らねばならないことをご理解いただきたい。そして、始めて安岡先生の教えに接した方にとっては、「まだ学ぶことは多くある」と知って欲しい。  本書は「安岡教学」の理解者、実践者を増やすための力になるものだ。
  • 中村天風の教え
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    天風哲学の実践者は、すでに100万人を超えているといわれている。天風哲学は、約50年もの間、中村天風師によって説き続けられた。  大正8年、天風師は、複数の会社の社長などそれまでに得ていた社会的地位を全て投げ捨てて、大道説法を始めた。この教えには「人生は二度も三度もないのだから、何があろうとも積極的に生き抜け!」という精神が流れている。そして積極的というのは、どんな場合にも「心を尊く、強く、正しく、清くもつこと」だと説いた。  天風師は、インドのヨーガを探究し、「大自然の持つ偉大な力は、自分にも脈脈として流れている」という宇宙と自分との一体感を得た。大宇宙(梵)と小宇宙(我)との一体感は、インド哲学でいうところの「梵我一如」である。 人間の頭で考えた知識、教えにはどうしても限界がある。ところが万物を生成したような「大自然」、「宇宙」、「気」といった人智を超えた力は、本来無限のものだ。そして、天風哲学の土台にあるのは、人生のあらゆる場でこの無限の力を活かすということなのである。 「疲れ切っている」現代人達は、自分の力不足を実感し、「もっと力が欲しい」と望んでいる。天風哲学は、その力をどのようにしたら量多く取り入れられるかを説く。 また、われわれはこの力の結晶であるともいう。そればかりではなく、日常の心得、家庭生活、対人関係というように生活を送るうえでの「基本」についても説いている。例えば、信念というと、力が体中にあふれて、何でも打ち負かしてみせるというような状態を思いがちだ。しかし、ここでいう信念とは「絶対的」なもので、肩の力が抜けた平常心である。本当の信念とは、安定した心の状態、とらわれない心のことだと天風師は教えてくれる 。 幸いなことに、天風師自身の語った言葉は、貴重な資料として残されている。そこには、教科書的な教えとは一味違った「趣」が感じられる。口にする一言一句が、すべて殊玉の名言になっていく。これは、哲人天風師の大きな魅力であろう。  その語り口調は、ただの説教調ではなくて「べらんめえ」口調であったり、時には聴き手を叱り、また時にはしんみりと語りかけてきたりとさまざまであったが、そのさりげない一言が思いの他、深い人生真理を気付かせるきっかけになっていく。  本書では、天風師自身の「肉声」が読者に伝わるように、語り口調を混じえながら数々の「名言」を紹介していく。天風師の価値高い教えは、今もなお不滅である。その「生命」をここに名言の形でよみがえらせ、さらに一人でも多くの人に天風哲学を知らしめ、積極的に人生を生き抜く指針としてほしい。
  • 熱血選書 成功法則のすべてがわかる本。
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    世の中に、成功法則、願望実現法と名のつくものは多い。経営者に限らず、ビジネス社会で生きるわれわれに共通しているのは、成功したいということではあるまいか。これは、出世するとか、思い通りにビジネスを展開していくような仕事上の成功だけとは限らない。平和な家庭を築くのも、人脈を広げていくのも、趣味の時間を充実させていくのも、その人にとって価値があるのなら成功だといえよう。その中で、でも、どうせ、だってという言い訳がましい言い方をしないことが大切だ。言葉は古来、言霊という威力がある。できる、大丈夫、やってみせる、可能だ、楽しい、面白い、興味がある、というように極力肯定的な言葉を使うようにし、明るく楽しそうに振る舞うことで成功に近づく。また、心構えが積極的な人々とつき合っていると、少なからず感化されていくものである。やがて類は友を呼ぶもので、さらに良い影響を受けられる。  特に、企業・組織をリードする価値観は、時代と共に個を重視するような価値観へと移行しつつある。あるいは、多様化、差別化を人は好み、必ずしも物質的に豊かになることが成功だとは言い切れなくなっている。  このような時代の流れ、価値観の変化を前提にして、成功とは何か、どのようにしたら人生に成功できるのかを、本書では説いていく。  成功法則の多くは、第2次世界大戦後に、アメリカから紹介されたものである。中にはベストセラーになり、日本の経済復興を陰で貢献したとさえいえるような成功法則もある。しかし、多くは個人の説く成功法則であり、集大成して数々の成功法則の特徴を紹介しているような書は、ほとんどないのが現状である。「成功法則にはどのようなものがあるのか?」、「何か入門書でもあったらなあ」、「自分に適した成功法則を知りたい」、そんな疑問のある読者に、これを読めば成功法則のことがすべてわかる、というような手引書があればいいなと、松本幸夫氏は長年考えてきた。幸いにも、成功法則を研究したり、試みてみたりするのは松本氏自身の趣味でもあった。  本多静六博士は、職業の道楽化が人生成功の秘訣だと説いた。中には、成功法則というと、難しく考えてしまう人もいるかもしれない。しかし、どんな人でも、成功法則の基本を理解でき、しかも実行する意欲が湧いてくるように工夫をしてみた。おそらく対話形式で話をすすめていく成功法則の手引書というのは、初めての試みであろう。  本書によって、一人でも多くの方が成功法則の理論を知り、「自己実現」のための力としてほしい。
  • 熱血選書 人前での話し方のすべてがわかる本。
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    〈本書の登場人物〉  熱田 三郎(あつた さぶろう)  この熱血選書シリーズの主人公。入社してはや3年、仕事の辛さ、楽しさがわかり始め、ますます仕事に燃え、着実に前進している。 内容紹介  心理学では、人が第一印象で他人に評価を下すと、なかなかその評価を変えようとはしないことがわかっている。これは、初頭効果と呼ばれている。  服装、態度が重要だという理由も、そこにある。もし、外見から「この人の話は聞く価値がない」と判断されたら、話の内容以前の問題である。しかも初めに抱いたその人の印象 は、ずっと後まで変わらないものだ。初めのわずか数分間で、他人への評価がなされるという報告もあるくらいだ。  また、話し手が「気を付け」の姿勢で直立不動、難しい表情をしていると、聴衆にも伝染してしまうものだ。逆に、肩の力を抜いてリラックスし、ニッコリ微笑して話すと、聴衆も安心して聞くことが出来る。リラックスした態度、にこやかな表情というのは伝染する。まず、話し手自身が態度、表情を友好的なものにすることを心がけたい。われわれが心を惹かれる話し方というのは、何も中身が素晴らしかったり、話し方の技術が洗練されているばかりではない。たとえ中身が不十分、技術は未熟であったとしても、汗を流しながら懸命に話をしている人の熱意に、われわれは心をうたれるものだ。  ビジネスマンにとって、人前で堂々と話の出来る能力は、今や必須といえるでしょう。沈黙は金、腹芸、以心伝心では通用しなくなった。 会議や商品説明会、研修会のみならず、社外でもスピーチをする機会は今後も増えこそすれ、減ることはないでしょう。特に管理職者になるほど、コミュニケーション能力が重要視され、中でも人前で自分の意志をしっかりと伝えることの出来る能力は、欠かせないものだ。 ところが「何を話したらいいのかわからない」「どのように話したらいいのだろう」といった話の構成や、話し方の技法に関する知識不足の方が多いのが、現状。 あるいは「あがり症でとても人前で話せない」、「変な質問が出たらどうしよう」、というように、話し方の技術以前の問題もある。 実は、話し方というのは、話し手だけの問題ではない。大切なのは聞き手が理解してくれること、満足してくれることだ。だから、話し方というのは「聞かせ方」でもある。 本書を読むことによって、あなたが人前での話し方は劇的に変わる。同時に、間違いなく人に聞いてもらえる話し手になれる。
  • いいたいことがいえる人、いえない人 「アサーション」があなたを変える
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    ここにA氏とB氏という、年齢も同じで、仕事の能力も同程度の二人がいたとしよう。 A氏は、自分のいいたいことをズバリいってしまうタイプである。当然、反感を持たれるようなこともあるが、「彼の考えは、はっきりしている」と、“敵”陣営からも評価が高い。  ところが、B氏のほうは、なかなか自分の思いを素直に表現することのできないタイプである。そのため、「あいつは何を考えているのかよくわからない」と、仲間からも敬遠されるようなことが多い。  A氏のように「いいたいことをいう」ことは、対人関係においてだけでなく、自分自身にとっても大切なことである。というのは、「いいたいことをいえない」ことは大きなストレス要因となる。 なぜいえないのか、それは第一に、「言い方がわからない」ためである。つまり、「話法」という技術的な問題になってくる。同じ内容のことをいう場合でも、「タバコを吸うな!」というよりも、「恐れ入りますが」「すいませんが」と一言つけ加えれば、ソフトな言い回しになるだろう。  また、「君はいつもそうなんだから」と相手をとがめるよりも、「売り上げが20%ダウンしてるよ」とか、「今、11時だね」と、営業成績不振や、遅刻に対しても「事実」をつきつけるという言い方もある。  本書では、どうしたら「いいたいことがいえるようになるか」を、アメリカで盛んな「アサーション」という自己主張の技術を応用しながら述べていく。本来、「アサーション」というのは心理療法の中の行動療法の一つとして、主にカウンセリングの場で用いられてきた「技法」を表わす言葉である。  ただ、アメリカ流をそのまま取り入れてみても、日本人には不適当な部分もある。その辺は、「人間的な側面」や「和」を考慮した上で、日本人に合うように改善してみた。  さて、あなたは今、いいたいことを、いうべきときにキチンといえる人だろうか。この問いに自信を持って「そうだ」と答えられる人には、本書は不要である。しかし、どうも自分は「いえないときがある」とか、自分に対して不満のある人には、本書はうってつけだ。  そして、「アサーション」というものが、実はコミュニケーションに限ったことではなく、あなたの人生そのものにとって大事なことであるということにも気づいてほしい。そのことに気づき「アサーション」をしっかりと実践するとき、本書はあなたの人生を変えるといっても過言でない。
  • 中村天風 絶対積極の教え
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    運命よりも心の力が勝れば、運命は心の支配下になる。これは中村天風師の言葉だ。 多くの人は、人生の、特に「トラブル」に遭遇した時に、「運命だから仕方がない」とあきらめがちである。しかし、本当は天風師の説いたように、心の力によっていかようにも人生は好転させられる、運命は自分の力で切り拓けるのではないか。 中村天風、本名三郎。師ほど波乱万丈という言葉が、当てはまる人は少ないだろう。約半世紀、人生を力強く生き抜く「心身統一法」俗にいう天風哲学を伝えた。  本書では、天風師の生き様だけではなく、どうすれば自分の力で運命を切り拓いて人生の成功を手にすることができるのかを、師の教えより具体的に述べていく。「これも運命さ」と嘆くことの多かったようなあなたにこそ、じっくりと味わって読んでもらいたい。  言霊というように、古来言葉には神秘的な力が宿るとされてきた。日常生活の中でも、「疲れた」とか「やっていられないよ」というような消極的な言葉を連発していると、本当にヤル気が失せて、力が抜けてしまったような体験がおありではないだろうか。言葉は、使い方さえ誤らなければ、私たちの運命を切り拓いていくだけの力を持っているものだ。ある時、天風師の周囲に、「弱い」という言葉がよく聞かれるようになった。 例えば、「私はパソコンに弱い」とか、「英語に僕は弱いんだ」という場合の弱いである。上手でない、得意でないという意味である。弟子の前で、天風先生は次のような内容のことを説いた。「これからは弱いという言葉は使うな」。当然、ではどのようにいえばいいのかという疑問が、弟子の中から出た。すると天風先生はこういった。 「弱いとは絶対にいうな。万一使わなければならない場合には、『強くない』といえ」、つまり、強くないというほうが、まだ「強」という字が入っているだけマシ、というのだ。弱音を吐かずに、自分の心に対して害を及ぼし、力の抜けてしまうようなことは決して口にしないのが鉄則である。  もし、天風の教えを実践したなら、どんな人であっても、その潜在能力を十分に発揮して、「オンリーワン」の価値ある生き方ができるようになる。本書は実践することでさらに価値が増すものである。  本当のプラス思考とはどんなものなのか、真の積極とは何か、読み進むうちに理解してもらえるであろう。  人生上のさまざまなトラブル、苦労、悩みにあきらめかけている人(天風師のいう“運命難”の人)。どうも心に張りがなく、生きる志を失っている人。さらに“パワー”を失いつつある現代人すべてに、天風師の教えを知らしめたい。本書をくり返し読まれ、実践していくうちに、いつの間にか運命がパッと拓かれていることに気づくであろう。
  • 武将に学ぶ苦境からの脱出
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    現代は、ストレス過多の時代である。OA機器の普及に伴うテクノストレス、管理者のポスト不足、複雑で多様化する人間関係、さらには平均寿命が伸びる一方で、生きがいを失う高齢者も増えた。生きていくことが、即ストレスと共存するという意味合いを持つ時代になっている。 ストレスを研究していくうちに松本幸夫氏は、ストレスというのは何も現代人に特有のものではないことに思い至った。中でも、わが国の歴史上『戦国時代』と呼ばれる時期は、とりわけストレスレベルの高い時代にあったと指摘する。 第一に、戦国時代は下剋上といわれるように弱肉強食の時代であり、常に戦いという緊張の中で生き抜かざるを得なかった。親兄弟でさえもいつ、敵・味方に分かれて戦うかわからない。つまり、人間関係がストレス要因として大きく関わってくる時代であった。 第二に、常に戦いとは命賭けであった。現代でも、確かにビジネス戦士が過労死で命を失う例もある。しかし、戦国時代では、負けるということは、すなわち死ぬことを意味していた。日々、命賭けで生きることは、これまた、大きな緊張の連続であったはずだ。  人間には、どんな時にでも『生きる』という本能が備わっている。だから、戦国の世で緊張の連続にあった武将も、半ば本能的に生きるための行動をとっていた。さらには、工夫してストレスに立ち向かっていた例も多い。怒るというのは、ストレス解消の一つの方法である。例えば、織田信長は、その場では怒っても、すぐに平常に戻る性格であったという。なぜなら、怒ることによって、ストレスエネルギーが発散されてしまうからだ。合理主義者であった信長は、本能的に、体を動かすと気分が良いことに気付いていたはずだ。体を動かすのは、肉体の健康に良いというだけではなくて、ストレスを解消して、心の健康にも役立つことを知ってもらいたい。信長は「天下布武」つまり、武力によって天下を統一するという意味の印判を用いている。34歳の信長の、人生上の大目標が設定されたのである。人生に目標や生きがいのある人は、そうでない人に比べたら、はるかにストレス耐性が強い。「今がんばれば、やがて目標が達成できる」、「ここでの苦労は、必ず将来の夢につながる」と、ストレスを受けてもはね返す強い心を持つことになる。信長も同様であって、天下布武をスローガンにすることで、数々のストレスに耐えることが容易になったのである。  本書では、史実に沿いながら、果たして戦国武将達は、苦難に直面した際に、いかなる方法で自己をコントロールして、能力を十分に発揮していったのかを探っている。  現代の管理者が、戦国武将の生きざまを知ることによって、自分の生き方を見つけ、心の健康、家族の在り方等を考える上で参考になる一冊だ。
  • スーパー管理者のストレス撃退法
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    現在、仕事をバリバリこなし、企業の中枢を担う多くの管理者が、ストレス病にさらされているといわれている。急激なOA化の波は、新しいタイプのストレス(テクノストレス)を生み出した。現代人は、以前には考えもつかなかった、いわば「新種」のストレスにさらされている。例えば、代表的なのはハイテク時代のOA機器に対するテクノストレスと呼ばれるものだ。 現代は日進月歩ならぬ秒進分歩の時代とさえいわれている。1日にわれわれの仕入れる情報量は、文庫本にして何と170冊以上もあるくらいだ。  「癌」「心臓病」「脳血管障害」というのは日本人の三大死因とも呼ばれるが、これらはすべて多かれ少なかれストレスに起因していることは明らかである。しかも、高度成長期以来、日本を動かしてきたともいえる企業の会長、社長、副社長といったトップの方々がストレスが元で亡くなっている。驚くのは、新聞の死亡欄でもわかるように、人生80年時代にしては悲しいほどに早い死であるということだ。さらに、上司と部下に挟まれ、企業発展のためにひたすら働き続け、ストレスに悩まされている管理者の数は増えるばかりだ。管理者の多くは、「最近、ストレスがたまっていてね」、「忙しくて、休みもとれないよ」と語り、あたかもストレスの多いことがエリート管理者の証明であるかのように誤解している。  しかし、時代が求める『スーパー管理者』というのはストレスに陥ることなく自己管理ができて、いつも軽いフットワークで臨機応変に行動していける人ではないかと、松本幸夫氏は考える。本書は、現代にはびこる様々なストレスを撃退して、スーパー管理者としての手腕を思う存分発揮していくためのストレス対処法の手引となっている。  管理者が、どのような点に注意し、具体的に何をしていけばよいのかといったストレス対処法を提案していく。同時に、ストレス耐性と予防に効果のある呼吸法、姿勢、ヨガのポーズなどもあわせて紹介していく。  万一、ストレスが身近に感じられたとしても、これらのストレス耐性をしっかり身につけておけばストレスにおびえることなく、いつも健康体でいられる。かつ、スーパー管理者としての力量も惜しみなく発揮できるだろう。  なお、「自分のストレスはいったいどのくらいのレベルだろう」と思われる読者のために、各章末に6つの分野からなるストレス・チェックを設け、加えて、各点数に応じて、どう対処したらよいのかを『ストレス診断』として示してある。診断表と診断を照らし合わせながら、あなたなりのストレス対処法を見つけていくことができるのも本書の特色だ。
  • 世界の頂点に立つ人の最強プレゼン術
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    松本幸夫氏は、話し方、プレゼンを研究していている。効果的で上手にプレゼンをする、スティーブ・ジョブズや指導法が巧みなマイケル・サンデル、あるいは日本の政治家も何人か取り上げて本にしてきた。また、プレゼン研修をしているので、「超」のつくような一流企業家や外資系企業の「最前線」のビジネスプレゼンを日々観察、指導している。  そんな中、TED(テド、Technology Entertainment Design)で行われてきているプロのプレゼンター、世界のトップに立つ人たちのプレゼンは「スゴイ!」の一言に尽きる。もちろんビジネスプレゼンではないので、商品の売り込みはないが、松本氏は、そのスキルの高さには驚かされている。 そんな松本氏が、プレゼンセミナーを行っていて、10年、15年前と受講者が変わってきている点がある。それは、「ガマン強くない」ということ。プレゼンで、以前なら事例が5分、10分なら、十分に聞いてくれる耐性があったが、今は3分もてばいい方で、何よりも「短くまとめる」ようにしないと、中身以前の問題で、しっかり聞いてくれないのだ。  松本氏は、昔5分で行っていたスピーチを、今は2分くらいにコンパクトにまとめているが、それでピタリと聴衆のニーズと合う。それは、「時代に合っている」ともいえる。そして、スピーチ・プレゼンは短い方がよく、その方がインパクトは強いということだ。効率的なスビーチ・プレゼンをするには、「聴衆の本当に聞きたいことは何か」を常に問い続けることが欠かせない。また、一番の基本となるものは、実は話術とか、話の構成とか表現力、ジェスチャーや表情の変化などのデリバリー、伝え方の技術ではない。それは、いかに「共感」してもらえるかであり、テーマも易しくわかりやすく伝えることなのだ。  TEDのテクニックを学ぶことで、短時間でしっかり話をまとめるコツがよくわかり、そして、他人の体験談や生き方から自分の生き方を見つめ直すことができる。「知識を得る」と「自分の生き方を見つめ直す」は、TEDトークを観る時の最終目標ではないだろうか。  つまり、今まで知らなかったことを知る、気づく。そして、他人の体験談や生き方から自分の生き方を見つめ直す。これは、この先あなたのよりよき人生のためにこそあるのだと言えるだろう。  本書は、プレゼンスキルの本というだけでなく、あなたの生き方を見つめ直すことにも、つながっていく。
  • 好かれる話し方 すごい! ツボ72
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    あなたがもっと幸せになりたかったら、「何でもいい」とは口に出さないこと。レストランのメニュー1つにしても、「今日は胃がもたれないように、スープにする」、「午後、眠くならないために、量が少ないメニューにしよう」と、きちんと理由をつけて意思決定したり、人と話したりする練習をするといい。  ささいなことでも、自分がどうなりたいのかを見直すことは、後悔しない一生を過ごす秘策だ。あなたの話す言葉が、あなたの未来をつくっていると意識しよう。  このように本書のシンプル・メソッドを実践すれば、あなたも今すぐ“話し上手”になれる!「好かれる話し方」を身につけるのに、難しいことはいらない。むしろ驚くほど簡単だ。ただ、本書で紹介していく人間心理にもとづいた“話し方のルール”を知っておくことがポイントである。この簡単なツボさえおさえれば、あなたはたちまち話し上手になれる。  実践すれば、明日からでも、あなたへの周りの反応が変わってくるはずだ。  人は「褒められたい」、「大事にされたい」、「自分のした行為の評価が気になる」といった“感情”で動く生き物である。このことを意識して行動できるか、できないかが大きな分かれ目になる。なぜか人との出会いに恵まれている、人に信頼してもらえる、運がいい、という人はみんな、この重要性をよくわかっている。  そして、借り物の言葉ではなく、自分の言葉で話し、相手の立場をきちんと考慮した言葉を選べば、いつの間にかあなたは、上司や部下、恋人、友人、仕事相手……と、どんな状況でもいい関係をつくれるようになるだろう。一番大事なことは、「あなたが、どうしたいか」である。どんな自分になりたいかが一番大事だ。良いときも、悪いときも「もっとよくしよう」と改善に努める前向きな姿勢に、人は好印象をもつし、その人の話を聞きたいと思うのだ。 本書1冊で、一生ものの「話す力」を身につけられる。これは人生で何よりも心強い武器を手にしたことになるだろう。  人材育成コンサルタントとして、松本幸夫氏が20年間、15万人以上に伝えてきた、この「好かれる・信頼される話し方」のツボは非常にシンプルだ。本書のアドバイスの中には「当たり前だ」と思うものもあるだろう。しかし、それでもあらためて勉強し直してもらいたい。こういった基本的なことができていない人が意外と多いからこそ、身につければその他大勢と大差をつけることができる。あなたの素晴らしい未来に向けて、本書は必ず役に立つ。
  • 頭がよくなる記憶術 この脳細胞刺激法で頭が驚くほど鋭くなる!
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    本来はもっと多くの能力を発揮でき、様々な可能性のあるはずの脳を、自分から努めて早くダメにするような愚かなことは避けるべきであろう。  もともとわれわれには、多くの能力がある。記憶力をはじめ、創造力、発想力、判断力、想像力、思考力……。しかし、実際にはわれわれの能(脳)力は、ほんの数パーセントしか使われていない、「発展途上」にある。大半の人は、惜しいことに、そのほとんどは活用せずに一生を終えてしまう。  頭脳というものは、ここまでは創造力、ここからが記憶力と、完全に切り離して考えられるものではない。記憶力を磨いておくことによって、いつのまにか連想、判断、想像、推理、創造というように派生して「脳力」も向上していくものなのである。したがって、記憶力を磨いていくことは頭をよくすることに通じるのだ。  仕事でも同じ。記憶力がすぐれている人は、それをもとに現状分析ができる。現状分析ができる人は、顧客ニーズが読める。顧客ニーズに敏感な人の企画は、それだけ成功率が高い……といったように、つながっていく。  記憶力に磨きをかけ、頭を上手に刺激してやれば、あなたの脳細胞は猛然と働き出し、仕事も勉強も驚くほどはかどるはずである。  本書は、身近なものからイメージを派生させたり、それを覚えたいものと関連づけたりする記憶術そのものと、「頭、体、心」のバランスや脳力発揮の環境を考えるなど、様々な面から簡単に頭脳に刺激を与えられるようになっている。 さらに、忙しい現代人に合うように、通勤や通学の途中でも、簡単に活用できるように工夫して紹介した。だからといって、小手先のテクニックだけにとどまらない。いわば、三度の体への食事ならぬ「頭脳への食事、栄養」が本書の特色だ。  松本幸夫氏が、繰り返して強調したいこととして、記憶力は「頭がよくなる」ための大前提であるということだ。本書に紹介した脳細胞刺激法の実践で、記憶力が強化されることはもちろん、判断力や推理力、創造力まで、すべての脳力が強化され、それが仕事の能力アップにもつながるのだ。  また、記憶力は自信、自己信頼に通じるというのが、松本氏の持論だ。今まで覚えられなかったものが覚えられたという自信、それがもとで他人から評価されることによる自信、つまり記憶力向上は自信向上の鍵にもなる。  もし、あなたが、創造力や判断力から行動力まで、すべて人並み外れてすぐれていると自他ともに認めるほどでないのなら、仕事で評価される一番の近道は、記憶力(記銘、保持、想起のすべてにわたって)を一流にすることが、仕事力を一流にするための最短距離であることを、松本氏は保証する。  本書で、マンネリ気味の“脳細胞”にガツンと一撃を加えることによって、必ず仕事や勉強に絶対の自信がつく。
  • 発想力強化書―集中力が発想を生む―
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    「アイデアが最近出ない」、「もっと集中力をつけたいな」、あるいは「どうしたら豊かな想像力で商品開発できるのだろうか」そんな疑問を持つ人もいるだろう。  人生で成功するには、よく運・鈍・根だという。しかし、100%運を良くする法というのはないようだ。もしあるなら、神仏は不要だろうし、第一、初詣でに行くような人はいないだろう。しかし、人は常に「もっと運を良くしたい」と、祈り、頼るのである。  あるいは、根気のない人が、一夜にしてコツコツと実行するタイプに変身もできない。  人生で確実に成功するには、頭脳開発していくことだと、松本幸夫氏は確信している。中でも、発想力の豊かな人は、今後サバイバルのできる人だといえよう。  そこで本書では、努力すればしただけの効果の出る、具体的な発想力の強化法について述べていく。ただし、発想するには集中力も欠かせない。又、集中して発想していくだけではロマンがない。大きな、人生を賭けるに値する夢をかなえていくような想像する力も必要だ。  発想力、集中力、想像力を柱にして、読むだけでもユニークで、豊かな発想の持ち主になれる方法を紹介していく。「これが同じ自分か」という、新鮮な驚きをあなたが抱かれるものだと確信している。  本書では、発想力の土台ともいうべき、基本的な考え方を述べていく。  発想というと、ただ量を出すことばかりに重きを置きがちだ。しかし、発想には三本の柱がある。また、どんな場所、いつ、状況はといった発想の出やすいTPOや、ストレスは一概に悪いものではなくて、適度なストレスは好ましいのだといったことも含めて、話を進めてみたい。まず、いかにして多くのアイデアを出すことができるか、発想のアウトプット方法について述べていく。発想力というのは、アウトプットしたものを選びとっていく力も含まれる。それは判断力であり、直観の要素もあるものだ。さらに、実行していかなくては、どんなにすばらしいアイデアを出しても価値は限りなくゼロに近付く。世の中には、グズグス病とでもいえる位に、物事を先延ばしにするような癖の人がいる。発想力を活用していくには、それはマイナスにしか働かない。いかにして即断即決、即実行の力を養っていくかについても述べていく。  また、発想のためには「集中力」や「想像力」も欠かせない。  本書を読み進めることで、あなたの発想力について抱いていたイメージは、ガラリと変わると信じている。
  • 記憶力強化書―通勤、通学電車の中でもできる記憶術―
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    人間は、ある意味で「記憶」の蓄積した生き物だといえよう。もし、過去のことを一切覚えていなかったら、社会生活を営めないだろう。 世の中に記憶力不足に悩む人は多い。「最近、ど忘れすることが多くなった」、「試験に必要なことが覚えられない」、「覚えてもすぐに忘れてしまう」など、老若男女を問わず共通した問題だ。「もっと記憶力を向上させたい」という願いは切実だ。  そこで本書では、記憶力向上のための基本を、記銘、保持、想起という三つの流れから考えてみた。つまり同じ記憶力であっても、覚えられないというのと、想い出せないというのでは、流れの位置が異なるものだ。  ビジネスマンは、時間不足に慢性的に悩まされている。記憶力を強化したくても、そんな時間がないという嘆きも多く聞かれる。多忙な人々のために、いつでも、どこでもできるのが本物の記憶力強化法だという信念のもとに、「通勤電車でできる記憶力強化法」を紹介している。特別な時間を費やすことなく、いつのまにか記憶力が向上してしまうことに驚かれるだろう。  日に10万個近くが死滅していくといわれる脳細胞。人間の寿命と同様に、限りある“資源”でもあるわけだ。そんな大切な、21世紀に向けての貴重な資源を、最大限に活用してもらいたい。また、「記憶術」というと、いかにして記憶するかのテクニックである、とばかり考えがちである。確かに、記憶することは記憶術の要であるが、それだけではない。つまり、「覚える」というだけでは、本当の記憶術にはならないというのが松本幸夫氏の持論だ。だから、一口に記憶するといっても、記憶の流れについては最低限理解しておくことが欠かせない。  記銘については、巷間、記憶術のテクニックが説かれている。しかし、本書では、まず「何のために記憶するか」を考えている点が他と異なる。それがないと、無目的にいたずらに量を覚えよう、競争しようという方向に向かってしまう。次に、人間の成長を考えている。今までできなかったことが、訓練によってできた。その時の喜びは子供の頃の自転車乗りとも共通している。記憶力が強化されると、自信がつき人間的にも成長していく。  そして最大のポイントは、人間が記憶するのであって、私たちは記憶力マシーンではないということだ。当然そこには、感情もあるし体験も含まねばならない。人間性をも加味した真の記憶力を、本書によって、一人でも多くの人に身につけて欲しい。
  • 頭脳開発の秘訣―記憶力・創造力・直感力をどう強化するか―
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    松本幸夫氏は、能力開発の仕事をしていて、気付いたことがある。それは、全く同じ人間であっても、充分を能力が発揮できる時と、そうでない時があるということだ。体調が悪い時、何か心配事がある時などは、どんなに力のある人でも、十分に実力は出しきれない。 「能力開発」や「頭脳強化」というと、どうしても脳の仕組みを考えたり、記憶のプロセスを調べるといったことを思い浮かべる。しかし、頭脳強化というのは、何も頭だけを切り離して考えれば良いのではない。われわれの身体は、全体で一つの統一体であり、頭脳もその例外ではないことを知ることが頭脳開発では大切なことであろう。例えば、あなたが体調を崩していたと仮定しよう。普段のあなたに比べたなら、当然、記憶力は落ちるだろうし、良い発想も浮かびにくくなる。「アイデアを出せ」、「もっと良い発想は出ないのか」と周囲に怒鳴ってみても、案外このあたりの基本は忘れられがちだ。つまり、頭脳開発をしていくにあたっては、「体」の調子を整えておくことは欠かせないということだ。それは、頭脳開発における、下準備になる。頭脳は最大限に活用したい。そのためには、準備は欠かせない。あるいは、「体」だけでなくて、「心」も忘れてはならないものだ。例えば、心構えも創造性を発揮していくには重大な柱となるものである。真の頭脳開発というのは、頭はもちろんのこと体や心が充分に安定していて、力の出せる状態にならなければならない。 本書では、松本氏が、専門としているヨガを柱として、発想力、記憶力、直観力といった頭脳開発に欠かせない“脳力”の開発法を具体的に述べていく。もちろん、その基本としているのは、頭、体、心、という三つが一体となってバランスのとれた状態をつくるという考え方だ。 さらに一歩進めると、いくら頭脳開発をしても、その能力の使い方が間違っていたのでは何にもならない。頭脳開発の究極は、記憶力、発想力、創造力、直観力、判断力、推理力といった各種の能力をどのように活用していくかにある。その意味では、人生目標や生きがいは必要不可欠になる。その実現に向けて、頭脳開発は武器となるのだ。 素晴らしいアイデア、企画を次々に生み出す発想力。人の名前や重要な数字もたちどころに覚えてしまう記憶力。決断を迷うことなく常にベストの選択をしていく直観力。本書の実践で、それらは全て可能になる。 頭脳はまさに、すばらしいものだ。あなたの夢を実現させてくれる最大の武器である。最高の人生をおくるために、本書を読んで、日々頭脳開発に励んでほしい。
  • 誰にでもすぐできる「80:20の法則」の大活用
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    混迷の時代の中、人は意識しながら、または無意識の中にも、「心の支え」となるものを見出そうとしている。新興宗教であったり、生きる指針であったり、それらを語り、書き、示そうとする者がいる。  松本幸夫氏もライフワークの一つとして、知られざる偉才・巨人を調べることがある。  その中で、松本氏は、「80:20の法則」を生きるヒントとし、ビジネスに、私生活に活用していくことに注目した。  80:20の法則は、イタリアの経済学者パレートの唱えたものであり、本来、経済面で適用されるものである。だが、松本氏は、この法則には私たちの生き方そのものさえも左右してしまうような、思いがけない力があると考えた。つまり、「心の支え」としての80:20の法則というふうにとらえた。 日本に住むわれわれは、春夏秋冬という自然の法則の流れの中で日々生きる。仮にどんなに暖冬だと騒いだとしても、いきなり真夏になるということはない。地球が、自転を過去何億年と同じように繰り返す限り、いや、地球誕生の45億年前と同じように「法則」通りに動いているからには、このリズムは崩れないものだ。  あるいは、実際の地球上で通用しているニュートン力学も、宇宙空間でも通ずるというアインシュタインの相対性理論にしても、「法則」、「自然の理」として、われわれはその枠の中で生きている。  同様にわれわれを動かしているのが、80:20の法則である。経済現象のみならず、われわれのあらゆる生活の局面においても通じることがわかってきた。  近頃は、「それは私の仕事ではありません」といって平然としている若者も多い。しかし、自分のジャンルを広げ、人生勉強のつもりでいたら、すべてチャレンジする対象となるのではないかと松本氏は考える。二十代の時に迷い続けた自分を考えると、「心の支え」を説くことなど、まるで夢のようで、若い読者がもし私の二十代を知ったら、恐らくあきれてしまうだろうと松本氏は謙遜するが、そんな底辺にいたからこそ、今この自分があるのだと松本氏は感謝しながら本書をまとめた。 80:20というのは思いの他、奥が深く、難しいことを分かりやすく伝えることを第一に、この法則をいかに「分かりやすく」説いていくのが本書の特色だ。あくまでもこれは「松本流」の捉え方であり、学問的な内容とは必ずしも合致しない。だが、松本氏が、極めて実践的なことだけは保証する一冊を、ぜひ読んでみてほしい。
  • なぜ、努力してるのに成功できないか
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    世の中に「こうすれば、あなたは成功できる」という、いわゆる願望実現の本というのは数多くある。もちろん、実践に結びつけて読んだなら、それなりに効果も見込まれるだろう。 しかし、逆に「あなたの成功できないのはこれが原因だ」ということから説かれた「成功法」というのは、ほとんど見たことがない。こうするから失敗してしまうのだというのは、発想の転換にも通じるだろうし、何よりも新しい感覚がある  松本氏は、運命は変えることが可能であると考える。自らの命を運んでいくのが運命であり、そこにはあなた自身の強い意志の力が作用する。失敗する人に共通していることは、失敗の原因を他に求めるという心の態度をもつことであろう。つまり、決して「自分」が失敗の原因だということに思い至らないのである。  今なら、「売れない」原因は景気のせいにする人が多い。しかし、同じ経済環境の中でも「売れる」企業は存在しているし、売れている営業マンもいる。ただ、「景気」であれば、まだ先行きの変化が見込まれるから、決定的な要因とはならないかもしれない。そこには「景気がよくなれば売れる」という、ほのかな希望が見えるからだ。  ところが、「運が悪いから」「自分はツイていないから」というような言い訳は絶望的である。というのは、運命は変えられない、運命だから仕方がないという前提のもとに、そこに失敗の原因をもっていくからだ。  新しい成功法というと、すぐに興味を持って、何とかやってみよう、知りたいと思うものだ。その効果は別として、少なくともこんなことをしているから成功できないということを知っておいて全く損はないはずだ。  本書は、基本的にはどのページから読み進んでいただいても構わない。読みやすく、一項目ずつで完結するような内容になっている。  今までに様々な成功法、願望実現法を試みたが、どうも十分な成果を手にすることができないと嘆く人は、決して少なくないだろう。  松本幸夫氏も、多くの相談を受ける中で、どうしてこの人たちはうまい具合に成功できないのだろう、といつも考えていたという。  そんな「成功できない」エッセンスを集めてみたのが本書だ。わかりやすくいうと、ここに書いてある項目の「逆」をやっていけば間違いなく成功できる、ということになるだろう。本来は、本当の成功とは何かから説くべきであろうが、それは読み進むうちに必ず理解できる。自得したものこそ本当の力になるはずだ。  松本氏が、40代に入って、物の見方・考え方が深まり、従来説いてきたような、安易なプラス思考、楽天思考だけでなく、一歩深めて考察した興味深い一冊だ。
  • 続けたいなら仕組みをつくれ!
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    あなたは自分のことを「長続きしない人間」「三日坊主」だと思っていないだろうか?  実は、松本幸夫氏もそうなのだ。しかも、過去形ではなく、現在もそうだという。  松本氏は、ある特定の分野については、とてもしつこくてやめないし、徹底している。例えば、“ものを書く”というのはその“特定の分野”の一つで、本を出すのは28歳のときから続けていて、今では100冊を超すまでに至っている。  このことだけを見て、人は松本氏を「長続きする人」と思ってくれている。本当は気まぐれで、移り気で続かない松本氏だが、「松本さん、三日坊主!」なんて言われたことはない。  ほかにも、武道、格闘技、語学など、特定の分野には徹底してやめないで、飽きずに続けている。松本氏は、どんな人でも“すべてに”「続ける力」がないのではない、と考える。どんなに自分は「三日坊主」と思える人であっても、自分の趣味なら「長続きする」ものなのだ。たとえほかは「三日坊主」であったとしてもだ。松本氏の語学歴のなかで、続いているものはやはり“趣味”と合致している。韓国ドラマにはまり、「字幕なしでドラマを楽しむ」という無謀な目標を持った。なぜ無謀かというと、それまでに何一つハングルの知識はなかったからだ。年齢も40半ばに達していたが、「韓国語の勉強」は長続きしていて、今は、留学生にマンツーマンで、仕事の合間にレッスンを受けている。理由は、好きだからで、つまり、趣味になってしまっていて、やめる気がないのだ。  松本氏は、研修講師という仕事もしているが、これも同じ。創意工夫をしながら常にマイナーチェンジをして、さらなる「質」の向上をテーマにしながら「やめない」のだ。  まあ、恋愛もそうだが、これも間違うとストーカーとなりかねないので、気をつけなくてはならないのでしょうが……。  松本氏が主張したいのは、自分で「飽きっぽい」「続かない」と思っている人であっても、なんらかの「続いていたこと」は“ある”のだ。  この「続ける力」を、あなたが「これは続けたい」という仕事やほかの行動に向けることができたなら、もうあなたは大丈夫。  では、どうやってあなたの「続ける力」を集中させて、「やるべきこと」や「やらねばならないこと」に向けていくのだろうか?  本書は、その具体的な方法をこれから伝えていく。本書を読み、各種のノウハウを実行したらなら、もうあなたのことを「続かない人」や「三日坊主」なんて誰も言わない。
  • 21日間般若心経の独習
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    本書は、般若心経を独習したいという人全てのために書かれたものである。形式にとらわれることなく、自由に楽しく行なえるように、1日ごとにマスターしていけるようにできている。実践していくことに価値があり、般若心経のパワーを、行動にうつすことによって味わえる。 松本幸夫氏は、般若心経を実行されている人から「具体的にどうやったらいいのかわからない」という質問をよく受ける。その答えともいえるのが本書の独習法である。もちろん般若心経は形にとらわれるものでなく、どのように行なおうと自由である。 本書では、般若心経五大力が、テーマとなる。本書を読みながら、21日間がんばってみよう。一つの「五大力」という行を21日間続けることができたというのは、あなたの意志の強さを証明していることになる。  あらゆる種類の願望をもっている人が世の中にいる。試験に合格したい、集中力をつけたい、人間関係を良くしたい、お金持ちになりたい、車が欲しい、恋人が欲しい、ストレスから解放されたい……など。  それらの全ての願望をもつ人に、松本氏は「それなら般若心経五大力の実践をしなさい」と答え続けてきた。しかし、それだけでは、親切ではないなと感じた。できることなら、般若心経の実践的なテキスト、実践編ともいえるガイドブックを人々に与えられたらと想い続けていた。その想いが結実したのが本書だ。  この21日間、般若心経五大力を実践したあなた。必ずプラスの結果が出てくる。 明日からのあなたは何をしたらいいか。もちろん五大力をくり返し続けていくのである。  ・声がかれ、たとえのどがつぶれようとも「読行」せよ!  ・腕が疲れ、物を持てない位になったとしても「写行」せよ!  ・頭の中でくり返し、もうダメだというその時まで「黙読行」せよ!  ・目がかすんで、もう何も見えないという時までくり返して「見行」せよ!  ・耳が痛くなり、限界がくるその時まで、徹底的に「聞行」せよ!  五大力を、一つ一つどのように実行していったら良いかという「方法」をしっかりとマスターしていくことが大切で、本書はそのための手引書でもある。  全く初めて「般若心経」のことを勉強したいという人がいるかもしれない。そういう人も含めて、まず般若心経の全文を目にして、イメージをつかむだけでも良いだろう。般若心経を「頭」でなくて、体で理解することが第一歩だ そして、本書が、あなたの座右の書、成功へのバイブルとなる。
  • 般若心経願望実現パワー 五大力を実践する成功術
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    松本幸夫氏は、「般若心経」を「般若真行」と主張することにしたい。  どうしても「心経」というとお経のイメージが強くなる。  本書を、般若心経というお経の解説書だと思って手にした人は、残念ながら全く思惑はずれである。本書は、般若真行という実践書であり、活用の書である。 “真行”とは、真理を行ずることであり、真実、いつわりのない心で実践する、つまり“五大力”を行じることだ。  お経ではなく、経の内容の「実践」、「実行」こそが大切だという意味から「経」を「行」としても良いだろう。さらに、「中心」「心」という意味合いよりも深めた「真」の字であると理解してほしい。ここに“般若真行”が誕生したのだ。 21世紀に向けての万能のツール、奇跡の力を持つ神秘的な「行」、これこそが般若心経の正体だ。お経ではなく「行」であることをしっかりと覚えていただきたい。単なる文字でしかないという浅いとらえ方では、あなたは成功から遠くなる。 私たちは、願望を実現させたり、億万長者になったり、大成功者として歴史に名を刻んだりするのは簡単にできる。そのためには何をすべきか? それは、般若心経の実践によって可能だ。  21世紀は、「心」の時代だと説く人もいる。確かに、物質万能主義の時代はすでに過去のものになりつつある。そして、まさに「般若心経」こそは、私たちの「心」を解放してくれる武器ともいえよう。  本書では、単に「知識」としての般若心経に関してではなく、「実践」にウェートをおいたいわば“般若真行”とでも呼ぶべき内容について書いた。  松本氏が最も嫌うのは「解説者」である。そちらの方の適任者は、それこそいくらでもいるだろうし、私は解釈のプロではない。ただし実践家としてなら、本書を書く資格があると自負している。松本氏自身も読行の際、意味の上から息つぎをしたり、習わしでやっている読み方は、あえてしていない。棒読みでやっているし、好き勝手にリズムをつけている。その方が面白く、楽しく実践できるからだ。そして、意味の上で区切ったり、息つぎをしたり、昔からの読み方で読むのも構わない、要するに、自分の好きなスタイルで行なえばいい。それこそが、般若心経の世界であろう。人に左右されるのでなく、自分なりにスタイルを探し、実践することが重要だ。楽しみながらやろうではないか。 これから激動の21世紀に向けて、本書が必ず役に立つはずだ。
  • 般若心経100の成功法則 ──願望が実現する奇跡の五大力
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    「五大力」を実行するだけで、あなたは夢を現実のものとできる。  論理、言語、記憶を司る左脳に対して、感情、創造力、音楽を生み出す右脳は、潜在意識と密接な関係を持っている。そして、理論を超越している般若心経は「右脳開発」の最新兵器となる。面白いのは、2500年前の教えが現代の最新の武器となるということだ。  「ものを見る」と脳に映像化される。この「映像」「イメージ」が潜在意識活用には重要である。脳の中のスクリーンにハッキリとイメージされたなら、必ず潜在意識が現実のものになる。これは研究家の間でしばしば説かれている。例えば「別荘」、「ヨット」、「外車」などの物をイメージし続ければいいという。さらに、そこにいる自分の姿が映像化できたなら成功者となれる。  般若心経を「見る」ことは、この潜在意識活用とどんな関係があるのだろう? 「見経」とは、一字一句を読むのではない。全体を眺めるのである。般若心経の全文を縮小コピーして定期入れや財布にしまっておく。そして暇な時に、ただ眺めるのである。その時同時にあなたの欲しい物をイメージする。物だけをイメージするよりも、般若心経の全文を眺めながら行なうと効果は倍増する。もちろん、般若心経を眺めるだけでもいい。  般若心経をリズミカルに唱えることは右脳刺激になる。意味を考えずにただ眺める「見経」。りズミカルに唱えた般若心経を聞く「聞経」。これをバランス良く毎日くり返すのである。右脳開発そして潜在意識の活動に大変役立つのである。  右脳開発の特効薬、それが般若心経だ。  般若心経を読み、書き、黙読し、見る、聞くという五大力によって、クラスのリーダーになった少年がいる。彼は、般若心経を実践する前は、いわゆる「イジメ」をやられる側であった。しかし、毎日実践していくうちに、彼自身驚くほどに「人間改造」がなされた。それまでは青白く貧弱だった少年が、毎日五大力を行なっていたら、力に満ちあふれる「自信」ある人間になった。彼の変身のキーポイントは、般若心経五大力にあった。 ぜひ本書を読んで、あなたもぜひ実践して欲しい。 般若心経の効力を知っていただけでは何にもならない。その知識が実践、実行、行じられた時にこそツキが呼びこまれるのである。「実行せよ」これがたった一つの秘法だ。 運命は自由自在に変えられるし、ツキをどんどん呼びこむのも可能だ。そしてその方法は五大力として紹介した。あとは、あなたが実行するだけだ。 世界は理想郷へと一変するだろう。どのような願望も現実になる。本書がスタートとなる。
  • ツキを呼ぶ信念の魔術
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    人間が「不可能」だと考えていたことが、100年を経過したら「あたりまえ」になっていた事は多い。  はたして、ライト兄弟が生きた100年前の人間の誰が空を飛ぶことを「あたりまえ」だと考えていただろうか。また、アポロが、月に着陸するまで、人類にとって「月世界」は夢の中での話にすぎなかった。  事業でもスポーツでも、学問の世界でも、全てにおいて共通していることだ。発明、発見、創造、新記録。「不可能を可能にすること」こそが、キーポイントとなっている。  では、何がこの原動力となるのか? それは「信念」である。 たとえ地球上の誰一人として味方になってくれなくても、少しもゆるがない「信念」があったなら、どんなに批評、非難、中傷を受けようとも平然としていられるだろう。そして必ずそれは実現する。この世にただ一つの魔力があるとしたら、それは「信念の魔術」以外にはない。 「あなたは、あなたが考える通りの人物である」。有名な哲学者エマソンの言葉だが、信念そのものを表現しているだろう。自分はどのような人間であるか? あなたの信念が、今のあなた自身なのだ。「私は億万長者である」心の底からそのように思い、実感できる“信念”があったなら、その人は間違いなく億万長者である。賢明な方なら気付いたことだろう。信念さえあったなら、たとえ今どのような境地にあろうとも思い通りの自分に変身できると。あなたが、もし思い通りに事が運ばないと嘆いているのなら、それは「信念」が不足していたか、全くなかった事を意味している。信念の魔術は、不可能を可能にしてしまう奇跡の力だ。  思い通りの人生を歩むには、「私は思い通りになる」という信念がなければいけない。これこそ一番必要なものだ。自分の願望は必ず実現することを「知って」いたなら、つまり「信念」さえあったら絶対に願望は実現してしまう。  では、どのようにしたら不可能がなくなってしまう「信念の魔術」をマスターできるのだろう。その詳細な具体的方法を述べていくのが本書の役割である。  モーゼが海を真っ二つに分けたのも、キリストが病人に手を当てただけで治したのも、全て「信念」の力に他ならない。これは何も聖人だけの専売特許ではない。誰にでも可能な、実は「簡単な」コツがあるのだ。このコツを体得できたなら、素晴らしい人生があなたのものとなる。  たくさんの人が、物が、お金が、向うの方から押し寄せてくることだろう。あなたは必ず楽しく、充実した、壮大な人生を歩むという「信念」のもとに、本書は書かれている。
  • 新五輪書
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    欧米で、「武蔵」や「五輪書」がブームになって久しい。日本式経営が注目され、その一環としての武蔵ブームなのかもしれない。宮本武蔵というと、「二刀流」というイメージを抱かれる方も多いだろう。あるいは、生涯一度も負けなかった剣豪、勝つためには手段を選ばない武芸者、道を追求した男、とさまざまな評価がある。本書では「右脳開発」という観点から、武蔵をとらえてみたい。 松本氏は、武蔵が二刀を自在に用いたということから、もしかしたら武蔵は右脳人間ではなかったか、と仮説を立てた。この仮説を決定づけてくれたのは、彼の芸術面での才能だ。 右脳は「芸術脳」でもあり、音楽や絵画的な能力を司る。二刀流武蔵は左手を意のままに、 意を超えて使用することによって右脳を自然に開発したに違いない。 本書では、宮本武蔵の右脳開発の技術に学び、私たちが現代の戦場であるビジネスの中で、右脳をどのように活用していったら良いのかを説いていく。 武蔵の名が今日にあるのは、彼の剣の技量や、芸術面での才能ばかりではない。もし、武蔵に「兵法三十五か条」や「五輪書」がなかったならば、彼は一介の剣豪、一介の画師にすぎなかったに違いない。これらの著作は、右脳ではなくて左脳中心の作業である。なぜなら、大脳の左半球は主に言語、論理脳であり、物を書くというのは主に左脳の働きによるからだ。つまり、武蔵は、芸術面で「右脳」を開発していたばかりか、文章をまとめる「左脳」の能力にも傑出していたということになる。  宮本武蔵は、左右両脳をバランス良く発達させた、全脳思考の人間であった。しかも剣の技術という「肉体」面でも、超人的な力を発揮した。 「五輪書」は、寛永20年(1643)10月、熊本の金峰山中腹、雲厳寺の霊厳洞で書かれたものといわれている。兵法を五つの道に分け、地の巻(兵法の道)、水の巻(兵法の理)、火の巻(実戦、勝負のこと)、風の巻(他流派のこと)、空の巻(兵法の究極)といった内容になっている。  本書もこれにならい、地、水、火、風、空の五つの章から構成し、「頭脳開発」、中でも「右脳開発」を中心に話を進めていきたい。ビジネスマン、事業経営者、あるいは広く一般の方々の頭脳を意識的に開発する教本、つまり、新しい五輪書になるものと信じている。  空理空論よりも「実戦」を重んじた武蔵と同じく、本書も実行されることによって、大きな力となる。
  • 右脳と剣道の関係 ─―頭の良くなる剣道
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    大脳の左半球には、体側の右半身を、右半球には体の左半身をコントロールする《指令塔》に相当する部分がある。もし右脳を強化したいのなら、体の左半分を意識して用いるといい。  数字や文字の記憶、暗記は得意だが、どうも、何かアイデアを出したり、創造したりするのが苦手だという子供も多い。それは、左脳の中心の教育ということに加えて、体の「右側」を用いることが習慣になっていることも大きな原因になっている。つまり、右脳に刺激が充分にいっていないのだ。  子供の頃から「左手」「左足」を意識して用いていくことによって、子供の創造性は高まり、直観力が高まりアイデアが次々に出てくるようになるはずだが、日本だけでなくインド、タイ、ビルマ等では左手を「不浄な手」としている。ポルトガル語やラテン語では、左手は「不吉な」という意味を持っている。  だから、子供が先天的に「左利き」であっても、右利きに修正していくように躾をすることが大半だ。 右手というのは、「左脳」への刺激となり、論理・文字・数字といった分野の能力は確かに高くなる。しかし、直観・絵画・感情・創造力といった右脳への刺激にはならない。  だから、松本幸夫氏は、日常生活の中で、「左」を用いる工夫をしてほしいと主張する。  左手で鞄を持つ、左足から階段に登る、左手で扉を開く、左足からズボンに足を通すというように、普段は「右」を用いていることをあえて「左」に換えてみることだ。  もちろん、一日ですぐに創造力がつくということにはならないが、くり返していくうちに、右脳が刺激されて活性化してくるものだ。  そして、「これは、右脳強化そのものだ」と松本氏が注目するのが、「剣道」だ。  剣道ほど体の「左半身」を用いるスポーツは他に珍しいからだ。一見すると、竹刀や木刀は両手で持っているように思われる。しかし、剣道で中心となるのは左手の握り、しぼりである。右手は、従であり、そえているにすぎない。  しかも、構えた際の足の位置も特徴的だ。剣道では、左足で体重を支え、右足でふみこむ。左足が軸足になるから、体を動かす際にも左足のひざの動きによって、前後左右、ひねり等自在に動ける。  「左手で剣を支え、体を左足で支える」これが剣道の基本だ。  ということは、そのまま「右脳刺激」になっている。毎日、剣を振る度に、右脳へ刺激がいく。他のスポーツでは、このような「左」を中心に体を動かすスポーツは少ない。剣道においても、中心となるのは軸足の「左足」であり、これはそのまま右脳開発へとつながることを本書で理解してもらえる。
  • ズバリ!! 人を見抜く法 人の心の中がよくわかる!!
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    大きくて形の良い耳の人を「福耳」を持っている人という。はたして、耳の形で「福運」を呼ぶというようなことが、実際にあるのだろうか。  実は、私たちの運勢と耳の形とは密接なつながりがある。つまり「福耳」の人とは、どんどんつき合うべきなのだ。耳の形の良い人は運を呼びこむ。だから、そういう人に近付き、友人になるのは良いことだ。ただし、「あの人は耳が小さくて形が悪い。だからつき合うのはやめよう」というように考えて欲しくはない。  もし相手を見たその瞬間に、その人物が自分の味方であるか敵であるかを、素早く見破れたとしたなら、友好関係を築こうとする時、非常にスムーズにいくであろう。そのための一つの方法として「人相」を見極めることが有効ではないか。松本幸夫氏は、東洋哲学を研究し、その中で「人相」というものに非常に興味を持ち、そして、かなり現代的に応用できそうなものを、いくつか見つけた。また、人間のもっとも神秘的な表情は、モナリザでもわかるように「徴笑」であるといわれる。相手に心を許した時には口の端の筋肉が無意識のうちにゆるんでしまうのだ。注意してみるのは口の端の筋肉のみでいい。笑う表情のように横に開き、緊張がとけた形になれば、それは相手に気を許したと理解して良いだろう。さらに、松本氏は、相手の横顔で判断するのも大切だと指摘しており興味深い。正面からの人相は、案外と飾りやすいものだが、横顔がどう見られているかは、大半の人は考えていないものだ。横顔の示すのは、その人のプライバシーに関するもので、夫婦関係は円満か、金銭面にルーズでないか、秘密にしている事はないか? 等を示している。 ビジネスの上でも、取引会社の相手の性格や特徴が、あらかじめわかっていれば、交渉事においてとても有利に事が運べるだろう。  本書に、「誰でも簡単にできる」性格の見抜き方を皆さんにご紹介する。原則として、どのページから読んでいただいても構わない。  呼吸の仕方、歩き方、寝相、手相、食事の仕方など、あらゆる生活の場面に応用できるものだ。従来の専門書とは違って、幅広い知識を皆さんに紹介しているつもりだ。そして、簡単に相手を見抜けると自負している。  ただし注意して欲しい。それは、あくまでも一つの目安として判断してほしいし、その人には、そういった傾向があるという風にとらえて欲しいのだ。  本書によって、一人でも多くの人が相手を正確に見抜き、相互理解に役立ててほしい。
  • 驚異の3分間成功術 簡単に成功するノウハウ大公開
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    実験心理学者のアルバート・メラビアンの説く『メラビアンの法則』というものがある。私たちが、人とコミュニケーションする場合の割合を決めたものである。何の割合だろうか? それは「言葉(話の内容)」「話し方(声の高低、スピード、イントネーションなど)」「身ぶり、手ぶり、姿勢、服装(ボディランゲージ)」の3つの要素の中で、合計を100とした際に、それぞれ何%を占めるかというものだ。  メラビアンの実験結果によると、言葉(7%)、話し方(38%)、ボディランゲージ(55%)となっている。つまり、あなたが人とコミュニケートする際、何と話の内容は7%しか伝わっていないのである。残りの93%は、話しの内容以外の部分で決められてしまうのだ。また、『熱意なしに達成された偉業など、どこにも存在しない』。やる気、情熱、パワー、生命力、胆力、どんな呼び方であっても構わない。もし、われわれに“熱意”がなかったら、「偉業」は達成できないだろう。実力差が紙一重の場合に、勝敗を決定する最後のよりどころとは何だろうか? 大目標を実現しようとする時に、これがなければ始まらないというものは何か? 「熱意」である。熱意があったならば、あなたの不可能なことはゼロに近くなるだろう。イメージとしては、真っ赤に燃えさかる炉を載せて走る「機関車」を浮かべてもらいたい。あなたが人間機関車となった状態を心に想い描けば良い。  この世のあらゆる成功者、成功物語を考えてもらいたい。その原動力は全て「熱意」である。シュリーマンのトロイの遺跡発見、エジソンの数々の発明、コロンブスの新大陸発見、ミケランジェロの天才的な創作品の数々……。その全てのスタートは「熱意から」なのである。  松本幸夫氏が、本書で紹介するのは、誰にでも簡単にできる成功術についてである。成功法・成功哲学と呼ばれるものを研究し続けた結果、「簡単なものこそ効果が高い」ということに気付いた。  簡単にできるということは、プラス面で考えたなら、長続きするということになる。 マイナス面では意識して変化をつけないと「マンネリ」におちいりやすい点だろう。楽しく、しかも長続きする成功術を、90紹介したい。どの項から入られても、あなたはその効果を実感できるはずだ。  一つの集中できる最少単位として「3分」を考えてみた。三分間であれば、通勤電車の中だろうと、起きぬけのちょっとした時間にでも、簡単に実行できるだろう。  いつでも、どこでも、誰にでもできる「3分間成功術」で、あなたは大成功者となる。あとは、実行あるのみだ。
  • ラクして成果が10倍になる「仕組み」の作り方
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    あなたは、今より10倍の収入を得ようとしたらどうするだろうか? また、どうしたらいいかわかっているだろうか? あるいは、10倍の仕事の成果を出すには、何をするだろうか? 自分の1日は24時間。これはそのままであって増やせない。当然、限界はある。  では、どうしたらいいか? 10倍の成果・10倍の収入は、あなたを別次元へと導くことだ。単純に今の収入を10倍にしたあなたを想像してみてほしい。 それには、仕組みをつくることに尽きる。そして、成功するまでやめなければ、世の中に失敗はない。少なくとも、「成功に向かっている途中」と言うことができるのだから。「何を当たり前な」と思うかもしれない。 しかし、大半の人は“途中であきらめてしまう”ものだ。だから成功できない。成功するまでやめない。これを今後のあなたの行動指針としてみよう。 本書はいわば、10倍の成果を出し、収入を増やすためのマニュアルだ。あなたは、書か れたとおりに学んで、心構えを変えて、実行していくだけでいい。もしも、あなたが今までビジネスをしていて、「どうも思うように成果が出ない」「労力の割に成果につながらない」と思っていたら、それがあなたの“能力”そのものということはまずないものだ。  しかし、労少なくして成果が大きい人間はいる。なぜか? キーワードは能力ではなくて、繰り返すが仕事の仕組みなのだ。  松本幸夫氏は、この仕組みができてきたことで、年間の著書の冊数が3冊から15冊になった。5倍なので来年は30冊以上にしようとしている。もちろん“楽勝”だ。  研修の仕事も増やしながら、なおかつ本の著書も増やしていくのだから、仕組みの力は恐ろしい。しかも、海外旅行をしたり、ワインを楽しんだりといったプライベートも今までよりずっと充実している。  成果の差は能力差にあらず、仕組みをつくるかつくらないかだけの差だ。しかし、これは思いのほか大きな結果の差となってしまう。 「段取り」というのは、仕組みづくりのひとつにほかならない。本書では、それらも含めて、さらに土台となる「心構えの仕組みづくり」そして、成功して10倍の成果を上げるには、人の協力なくしてはできないので、「人間関係の仕組みづくり」などの中身も加えて、あなたが成功するための実践的マニュアルになっている。 ぜひ、本書を読んで、「収入が10倍になりました!」、「最小の労力で10倍の成果の出し方がわかりました!」といったうれしい報告をしてほしい。
  • 段取りから応用までが102のポイントでわかる プレゼンテーションの技術
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    どのようにしたらビジネス・プレゼンテーションを成功させられるか、これが本書のテーマだ。 現代は「プレゼンテーションの時代」といってもおかしくないくらいに、さまざまな機会にプレゼンテーションが行なわれるようになってきた。その目的は、聴衆を説得し、意思決定させ、さらには行動に移させること。あるいは、発表会や方針管理のように、情報の伝達を主目的とすることもある。  プレゼンテーションの基本は変わらないが、学術会議と商品説明では、同じプレゼンテーションといっても注意すべきポイントは、かなり異なる。プレゼンテーションの目的として、あらゆる分野で共通しているのは、表現・伝達・説得等を目的にしているということだ。だから、規模の大小はあっても、国家間での交渉事も、子供のこづかい値上げも「プレゼンテーション」といえる。 本書では、目的や状況に応じたプレゼンテーションの具体的な方法を説いたので、皆さんのニーズに合わせて活用してもらえる。  ただ、いかに技術を身につけたとしても、実際に行なうのは人間。従来のプレゼンテーションにおいては、視覚機器や技術面でのハードは重視されてきたが、人間的なソフトの面がややおろそかにされていた。聴衆との問に円滑なコミュニケーションを図るのが、今後のプレゼンターの大きな役目となるので、本書では、人間的側面からもプレゼンテーションをとらえてみた。  プレゼンテーションというのは、「本番」だけが全てではない。むしろ、会場の設営や聴衆分析、オリエンテーション、リハーサルといった段階で、成否が決まるといっても過言ではない。もちろん、本論・主張ポイントが充実しているというのは大前提だが、その上で徹底して準備しておくことが成功の秘訣になる。準備に時間をかけるだけでも、実際のプレゼンテーションでは落ち着いて、堂々とした態度で進めていける。  アメリカのある調査では、一流企業の役員クラスの実に七割以上が、コミュニケーションを改善していくことによって、現在の地位を築いたと答える。プレゼンターと聴衆との双方向のコミュニケーション、これがプレゼンテーションに他ならない。つまり、プレゼンテーション能力が、社会的に認められるために必須の「武器」ともいえるわけだ。  ビジネスに限らず、世の「一流」と呼ばれる人ほど、人一倍練習して汗を流している。本書を練習のためのガイドブックとして、ぜひ一流のプレゼンターとして活躍を目指してほしい。
  • マーフィー 幸せなお金持ちになる一番の教え
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    どんな人にも、「二人の自分」がいるものだ。 「お金がほしい」自分と、「お金をほしがるのが恥ずかしい」自分。 「九九パーセントは富で解決できる」と考える自分と、「富で解決できない一パーセントが大切だ」と思う自分。 「成功の最大要因は運のような目に見えない力だ」と感じる自分と、「必要なのは努力であり、それ以外に頼るのは怠惰だ」と考える自分。  あなたはどうだろうか。 「お金を欲しがるのが恥ずかしい」という考えに傾きがちだとしたら、残念ながら、あなたは巨富や成功から最も遠い人生を生きている。あなたの考えは、誤りというわけではないだろうが、苦労している間に人生が終わる道を歩いており、ほとんどの人間が、あなたと同様の遠まわりをしているのだ。 松本幸夫氏の経験では、そんな人の多くが、マーフィーを知ってから運命の大転換を成しとげ、成功人間になっているのである。  マーフィー理論はシンプルだ。「よいことを思えば、よいことが起きます」という一言に要約される。  仕事や日々の生活に忙しく埋没していると、自分の可能性とか、夢、潜在能力といったことにあまり考えが向かなくなりがちだ。その時間や意識のほんのわずかでいい。よいことを思ってみよう。例えば、金持ちは富裕意識を持っていて、その富裕意識がますますお金を引き寄せる。だから、あなたも富裕意識を持ってほしい。まだ富を手にしていなくても、意識を持つだけでいいのだ。意識は現実化する。  そして、賢明なあなたは、もう悟ったことだろう。「お金がほしい」と素直に言う自分に従おうと。「目に見えない力」を信じようと。そのためには、小さなコツがいるが、本書では、そのコツを端的に示した。マーフィーは、お金持ちでない人にこう言う。「今すぐ富裕意識を持ちなさい」と。財産をまだ所有していない時点で、「すでにある」という意識を持ってしまうのである。「結果の先取り」ということだ。現実にお金を手にすることで富裕意識を持つのではない。先に富裕意識を持つことで現実の富を手に入れるのである。  シンプルだから実現も簡単だとは限らない。「信じれば成功する」ということと、「何もしなくても成功する」ということは微妙に違うのだ。  マーフィー理論は事実であり、万能である。だが、そこには、陥りやすい罠もあり、誤解が生じることもある。それらを回避し、成功への人生を、まっすぐに歩んでいただきたい。巨富を手にし、感謝の念で人生を満たしていただきたい。  そのための案内書、成功への地図が本書である。
  • 1分間回復法「心」と「体」の疲労が一瞬で消える
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    会社員、派遣社員の睡眠は、4~5時間も珍しくない。たまに睡眠時間が確保できてもストレスで熟睡は無理だし、熟睡できても何日かでは慢性的な疲れは消えない。長時間労働で体はバリバリにこわばり、人間関係や不況、大震災のやり場のない怒りなどで心もくたびれきっている。  簡単ですぐできる自分なりの回復法を持たなければ、とてももたない。  松本幸夫氏は若い頃、インドに渡ってヨガの修行をしたが、修行者でない一般人でも瞑想や体操で心身の健康を目ざす人がたくさんいた。また、その後に、旅行などで立ち寄った中国や台湾などでも、公園に行くと昼夜を問わず大勢の人が太極拳や呼吸法を実践しているのに驚かされた。  それにひきかえ日本人は朝から晩まで気ぜわしく働いてばかりで、健康になんと無頓着なのかと反省させられた。そこで、回復法について調べると、二つのことがわかった。 1 自分なりの方法が一つか二つあればよい。2 それが見つかるまでは、できるだけ多種多 様な方法を試すのがよい。 前者の代表が、100歳近くまで長生きした、松本氏の家の近所の男性。大酒飲みだったが、ただ一つ真向法という健康体操だけは毎日欠かさなかった。  後者の代表が、心身統一法を創始した日本初のヨガ行者の中村天風。天風も、回復法はクンバハカという一種の呼吸法に帰結するが、そこに至るまでには、ヨガから瞑想、肉体鍛錬まであらゆる方法を試した。だからこそ、今も多くの人が信奉するほどの心身健康法を確立できた。  松本氏は、若い頃に修練を積んだヨガや格闘技などのおかげで、心身のバランスをある程度、体得しているが、たくさんの回復法を編み出したり、試したりしてきたが、なんとか1分間でできないかと思案した。残念ながらすべてが1分間というわけにはいかず、3分間かかったり、中には半日がかりで意識を高めるようなものもあるが、究極まで簡略化することはできた。例えば、 1分間横になる。タイミングは、「疲れたかな」と感じたその時がベスト。特に何もしないで、ゴロンとしているだけでいい。  そんな方法を集めたのが本書。ぜひ実践して自分なりの方法を1つか2つ見つけてほしい。  1週間の疲れを1日で取ることはできない。しかし、1時間の疲れを1分間で完全に取り去ることならできる。そして、それを実践していくうちに、疲れない「体質」「心質」になっていく。これからますます厳しくなる時代を乗り切る力を、本書で養ってほしい。
  • あたりまえだけどなかなかできない 読書習慣のルール
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    松本幸夫氏は、研修先で、自分自身のために、読書をするように伝えている。  すると、「忙しくて、本を読む時間がない」、「何を読んでいいのかわからない」という質問がよく挙がってくる。特に、読書がまだ習慣になっていないという人が質問をするようだ。   習慣化している人ならば、どんなに忙しくても読む時間を捻出するし、テーマを持っているので、何を読んでいいかわからないということは考えにくいだろう。  しかし、習慣化していない人が、何をどのように読んでいいのか迷っていたのなら、手を差しのべる必要はある。実際にこのように困っている人と一緒に書店に行き、この本を読んだらどうかとアドバイスしたこともある。  読書はとっつきにくい、苦しい、というネガティヴな意識を持っていないだろうか? もしそうなら、もっと読書は「楽しいもの」と感じて欲しい。本好きの方はさらに本を愛して欲しい。読書に対してのトラウマ、までいかないまでも、読書でイヤな思いをしたことがあると、本嫌いになってしまうだろう。あたかも、学校で好きな先生の教えた教科が好きになり、イヤな先生の教科は嫌いになるのと似ている。本は、「硬い本」ばかりでは、本が嫌いになる可能性がある。かといって、いうまでもなく「柔らかい本」ばかりだと、じっくり考える力とか、知識のフレームを広げるなんていうことはできないだろう。大切なことは、硬軟織り交ぜて読むことだ。意外と専門書しか読まない、という人は多いが、それはかえってよくない。教養とか知識のフレームというのは、何も専門領域だけに限らない。むしろ、もっと広く「人間」を学んでいく必要があるだろう。本のよさを知ってもらい、読書の習慣を身につけてもらうよう、様々な観点から読書論をまとめてみた。本書を読んで、好きな項目からでいいので、実行してみよう。  松本氏は、自分の使命を、よい本を書くことと、本のよさを多くの人に知ってもらうこと、出版界を元気にすることと考えている。  なぜなら、思い返してみても、読書することによって今の自分を形成できたというのが大きく、自分を育ててくれた本の土壌をもっと豊かで実りの多いものにしたいという思いが強い。  読書は楽しくて、人間的な成長を助けてくれるもの。読書好きな人ならば、それだけあなたが抱えている目標に近づきやすくなるだろう。  本書によって、読書好きならばより好きになってもらいたく、また苦手意識のある人ならば少しでも本が好きになってもらえれば幸いだ。
  • いまこそ中村天風に学ぶ
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    これまでにも中村天風は、たびたび注目されてきた。  今でも政財界や芸術界の成功者には、尊敬している人物として、天風の名前をあげる人が少なくない。その一方で、最近の若いビジネスパーソンには、天風を知らない人が増えてきた。天風が具体的に何をしたのか、なぜ成功者たちの師になり得たのか、すでに知らない人が少なくない。  松本幸夫氏が、研修の受講者にたずねたときも、「すごい人らしいけれど、詳しくは知らない」といった答えが七割以上だった。これは、実に残念なことだ。なぜなら、天風を知っているか否かで、生き方が大きく変わってくるからだ。松本氏は、今こそ、天風の教えが必要だと感じている。  今の世の中は、先が読めない。世界的な不況の中、人々の心は揺れ、不安の中で生きている。会社から無理難題を押しつけられ、今にもうちひしがれそうになりながら生きている人もいるだろう。また、松本氏は、研修でビジネスパーソンに時間効率化のテクニックを教え、その先にあるタイムイズライフ、つまり「時間は人生そのもの」を実感してもらおうとしている。その教えられたテクニックを、全受講者が実践できるわけではない。研修中はやる気になるものの、日々の仕事に埋没してしまい、結局は実行できない人もいる。「明日から始めればいいや」と、先延ばしにする人もいるだろう。  だからこそ、確固たる「信念」を心に抱き、それを実行する「行動力」を持ち、不要なしがらみを「捨てる勇気」を教えてくれる天風に、もう一度目を向けるべきなのだ。  本書は、天風の愛読者からまったくの初心者まで、天風に興味がある人ならだれにでも役立つだろう。かつて天風哲学に触れたことがある人も、本書を読むことで今一度、その神髄を思い出してほしい。 「生き方、働き方のヒントがほしい!」 「自分を変えたい!」 「心のモヤモヤを消し去りたい!」  そのように思っている人ならば、本書を手にする意味がある。  そして、本書を最後まで読み終えたら、あなたの仕事や生き方について、改めて思いを巡らせてほしい。昨日までの自分と比べてほしい。そのとき、あなたの目の前には、まったく違った風景が広がっているはずだ。  松本氏は、天風の教えを通じて、運命までもガラリと変えてもらいたい、これまでとは違った人生を歩んでもらいたいと願いを本書に込めている。  本書で、天風を学ぶということは、「本物を学ぶ」ということなのだ。
  • 「志」の論理 なぜあなたは納得できないことをし続けるのか
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    「志(こころざし)」は、松本幸夫氏の大好きな言葉である。 一般的に志と聞くと、何か大げさものに聞こえるが、本来誰の心の中にも宿っているもの、あるいは、少なくとも“もっていたもの”だと松本氏は考えている。三つ子の魂百までも、というのは、心理学的に見ても正しいのである。今日のあなたの基本的なモノの考え方、性向というのは、3歳くらいまでの環境・境遇と教育によるのである。表面の意識から消えてしまった少年・少女の日の「夢」を、もう一度思い出してみてはどうだろう。  また、それは、他人から決して強制されてもつものではないとも指摘する。  それでは、誰もが本当は“もっている”あるいは“もっていた”はずである志に、いかにして気づくことができるのだろうか。あるいは、内部から湧き上がる気力に支えられた“志”の正体とは、いったい何であるのか。これらが、本書の大きなテーマになっている。  松本氏は、現代において、“志”という言葉は、ほとんど死語になりかけていることを危惧しつつ、この言葉の復権を期している。そのために、志という言葉に対する一般の理解を広げ、深めていくべきだと考え、そして、本書が、志づくりの一助となりうるような入門書になることを願っている。さらに、入門的なことだけでなく、奥義に通ずるようなことも、本書ではわかりやすく書き記されている。 また、本書では、志の条件についていくつか示唆されている。例えば、「長期の視野に立つこと」、「社会に貢献すること」、「幼少の頃の夢に通ずること」、「内部からの願い」などだ。  なかでも松本氏は、志というのは、「無私」であってこそ、その呼び名に値するのであることを強調する。例えば、「自分が幸せになりたい」と、「世の多くの人々を幸せにしたい」とでは、同じ志であるにしても、その実質が大きく異なるのである。自分ではなく、世の多くの人々のための志。“幸せになりたい”ではなく“幸せにしたい”この違いが重要であると指摘する。「得よう・奪おう」という自我を取り去り、「与えよう」という心だけが残り、その結果として得られる“無私の志”こそが、じつは真の志だと強調するところに松本氏のカラーが垣間見える。  何かアクションを起こす時に必要な“志(こころざし)”。21世紀の今だからこそ、人には必要不可欠なものであり、それをよりよく理解するために、本書は最適で、時代を問わず読み続けられるべき一冊となっている。
  • シャイな自分を味方につけて人生をもっとお気楽にする10日間トレーニング
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    あがり癖は、あなたが「誠実」だからと松本幸夫氏は指摘する。  実は、松本氏は、以前人前に出ると顔が赤くなってしまい、しどろもどろの「超あがり症」だった。しかし今では、毎日のように20人、30人、時には200人位の前で話をするのを仕事とし、しかも“楽しく”やれているという。  昔、話術の名手といわれラジオでも活躍した、徳川夢声という人がいた。彼は、「話し方のコツは“間”の取り方にある」と説いた。「何を話すのか」ではなく「何を話さないか」。つまり、「話さない」ことが大切なのだと語った。  松本氏も、ドギマギして会話の間をつくってしまうのが恐怖だったという。言葉に詰まり無言になると、「あの人緊張してしまっている」「黙っちゃって変だな」などと人に思われてしまうのではないかと悩んだ。だが、本当は間や沈黙は悪いことではない。  もしも、ペラペラと話ができたとしても、「この人とても思慮深い」、「誠実な人」、「落ち着いている」とは思われないだろう。  少々沈黙したり、話の途中に間があったり、ドギマギしている様子のほうが、相手に「好感」をもたれるもので、慎重、誠実、思慮深い、親しみやすいというイメージがつきやすい。  方言で話すことも同じで、自分の土地の言葉でじっくりと話せば、それがその人の「味」となり、人から好意的にとられる場合が多い。  あなたがドギマギしたとしても、それが好印象につながる。そう思ったなら少しは安心して話ができるのではないだろうか。  だから、「ドギマギ・あがりは悪いことだ」という思い込みをぜひ改めてもらいたい。現実にはうまくいかないことが多く、結果、いつものようにあがってしまう。盲点は、「現状を知る」ことをおろそかにしているか、まったく考えていないことにある。つまり、当てはまるケースと、そうでないケースがあり、「現状」をしっかりつかまない限り適切な対処法が「処方できない」というのが正しい。だから、「聴衆をニンジンだと思うこと」によって、堂々と話せる人もいる。孫子の兵法の中に、「彼(敵)を知り己を知れば百戦危うからず」とあるように、まず己を知ることが、あがりをやっつけるためには不可欠なのだ。 あなたがそんなプロをめざすのなら、いくらでも力になりたいし、まったくその気がないとしても、どうしたらドギマギせずに堂々と自信をもって、言いたいことを言いたいときに伝えられるか、本書が必ず手助けとなるだろう。
  • 頭がよくなる速書き術 ─―苦手な文章がスラスラ書けるようになる本
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    松本幸夫氏の処女作は、28歳の時に出版した『ツキを呼ぶ信念の魔術』というタイトルの本だった。わずかな売れ行きだったが、そこに至るまでの苦労は大きく、何日か枕元に飾ったという。嬉しさのあまり、知人を含めて各界の方々に勝手に送り付けた。おそらく肩に力の入ったその文章はクセがあり、「好き嫌い」の分かれるものだったことは容易に想像できた。  ところが、しばらくすると、ていねいな自筆の手紙が、松本氏の元に届いた。青のペンで、きれいに書かれたその文は、松本氏を励ますものだった。海のものとも山のものともつかない、若僧の本に対して、それはていねいすぎる文だった。松本氏にとっては、初めてもらった便りであり、「よし、ガンバロウ!」という気にさせたのであった。  自筆の手紙、手書きの文は心を打つものだ。もしもそれが手書きでなければ、それほど松本氏は、心を打たれることはなかったであろうと振り返る。  手紙の末尾には、江口克彦と記ざれていた。後年、江口氏の部下の人と、シンガポールで会う機会があった松本氏は、江口氏のおかげで、「文を書く」仕事が今も成り立っており、感謝していますという伝言をお願いした。江口氏にとっては、数多くの「励まし」の中の一つだったのだろうが、松本氏にとっては、その後の人生を大きく左右する手紙であった。  いうまでもなく、これは「自筆の手紙」自体に価値があるのであって、メールでは決して成し得ないケースの一つだ。もしも江口氏からの手紙がなかったら、「物書き」になっていなかったかもしれない。仮になったとしてももっと遅いデビューだったに違いない。松本氏は、「あなたならできる」「才能がある」という江口氏からの手紙を信じたからこそここまでやってこられたと振り返る。  自筆の手紙というのは、人の心を打つ。 これは「手書き」の効用の一つであると、松本氏は考える。手書きの文は、その人の心や魂さえも伝えるものであり、人を動かす力があるのだ。そして、松本氏が、本書を書いている今、あまり「考えている」という感覚はない。どちらかというと「手が動いている」「手が勝手に書いている」という感覚だという。  本書は、手書きで、なおかつ速く書くことによる能力開発にスポットを当てている。これまで文章を書くのが苦手で、できるだけ“書くこと”から逃げてきた方は、ぜひ本書で紹介する“速く書く”技術を実践し、修得してほしい。
  • 効率10倍アップの勉強法
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    よく「仕事は忙しい人に頼め」といわれる。忙しい人ほど、スケジュールを立て、優先順位をつけて、段取りよく仕事をしているもので、そんな人は、“やりくり”上手で、頼んだ仕事もこなしてくれるわけだ。  それでは、学生と社会人では、どちらが勉強しているのだろうか? 「仕事」という制約がある社会人よりは、「勉強に使える時間そのもの」は、学生のほうが物理的に長いはずです。社会人が「仕事」に費やしている時間帯を、学生は「勉強」に使うことができ、圧倒的に「勉強に使える時間の長さ」は、学生のほうが多い。  では、社会人はどうやって勉強していったらいいのか。そこで限られた時間で、どう効率的な勉強をするのかという学習の“質”が問われることになることを、松本幸夫氏は指摘する。そして、才能がもともとないからというように、勉強しない言い訳はいくらでもできるが、そんな形で「自分をごまかす」のはもうやめにするべきだとも指摘する。言い訳をやめない限り、車のアクセルを踏みながら、ブレーキを踏むのと同じで、前に進めない。言い訳をせずに集中して勉強しさえすれば、必ずあなたは今よりもずっと勉強がはかどるはずだ。  また、いつ勉強するのが最も効率的かだが、当然「仕事中」には勉強できない。移動時間とか、スキマ時間に勉強するという手はあるが、「まとまった時間」ではないので、集中して、高度な中身を勉強するような時間にはならない。睡眠時間と仕事の時間を差し引いた、残りの時間で勉強することになる。  また、研修をする時にも、松本氏が痛感することがある。  入社して2、3年目の若い受講生に目標を尋ねると、意外なほど何もない。ところが、30代から40代くらいで、子供は小さいし、家のローンもあるし、仕事も忙しくて「ほとんど時間がとれない」というような社会人のプロの方が、「やりたい事」や目標をしっかりと持っていることが多いのだ。  つまり、「忙しい人ほど、制約の中で、やるべきこと、したいことがわかっている」のだ。  松本氏は、頼もしいなと思うと同時に、制約のある社会人のプロの方が、新入社員よりも“ヤル気”も高いことに驚く。社会人は各種制約のある中でこそヤル気が高まり、学生では考えつかない、できないような勉強法が発達しており、その“進化した”質の高い勉強法を、本書では伝えていく。  自己投資は、一番効率のいい投資であって、決して裏切られることはない。勉強した努力は裏切らないと強く思う松本氏の勉強法が満載の珠玉の一冊だ。
  • 研修・セミナー講師を頼まれたら読む本
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    松本幸夫氏は、人前での話し方やプレゼンテーションの指導をしているが、最近増えてきたのが、「社内講師を頼まれたけれど、いったい何をどう話せばいいのかわからない」という質問だ。 最近は“景気”の問題もあって、「企業内で研修講師を頼んだら経済的」という風潮がある。現に、「松本先生、研修講師の養成をしてください」という企業からの依頼も増えている。  あるいは、ビジネスパーソンが今までの自分のキャリアを生かして、ライフワークとして講師をしてみたいが、その方法がわからない、というケースもある。  “プロ”は何が違うかというと、キャリアとか使命感などいろいろあるが、そこからくる自信が違う。まずは、「何のテーマなのか?」、「自分が話のできる分野は何か?」 これをはっきりさせておくことだ。われわれは、知らないことについて話すことはできないし、言えたとしても底の浅いことしか言えない。 今では松本氏は、どんな変わった受講者がいても、どんなにおかしな質問をされても簡単に対応できるという強い自信がある。 松本氏は、研修講師を23年やっている。年間200回などというペースで講演を行なえるようになったのは、ここ10年くらいのもので、それまでは、長い下積み時代があった。 当時松本氏は、まだ20代後半の若者で、それが「先生」として、受講者といっても平均40歳前後の人達に教えようとしていたわけだから、「この若僧が」とか「こんな奴に習う気はしない」となってしまっていただろう。それと比較すると、最近は楽になり、受講者の大半は松本氏より「年下」で、受講者もそれほどのキャリアがないからだ。 自信とは、研修の世界のみならず、“人生”においても欠かせない、最重要なもののひとつではないだろうか? そんな大切な自信が、本書を読み進めていくうちにあなたにも伝わり、あなたの自信養成にも必ずつながるはずだ。 趣味が同じだったり、年齢のような共通点があったりすると、人は早く親しくなることができるものだ。研修も同じで、ただ「自分が何を伝えるか……」を考えるのではなく、まずは自分という“人間”を知ってもらい、共感してもらうことが大切だ。  松本氏は、あがり症克服とか話し方、交渉のようなコミュニケーション関係の書籍を、数多く書いてきたが、「研修講師」に特化して書いたのは本書が初めて。本書では、プロのエッセンスがギュツと詰まっているので、必見だ。
  • あがり症・口ベタ・話しベタをなんとかする「とっておきの話し方」
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    話しベタな人は、何とか上手に話をしたいと思うもので、松本幸夫氏もずっとそう思ってきた。 ただ、実際には話しベタであっても、いくつものメリットがある。 1 誠実な人と思われる 松本氏は今、大まじめに「どうしたら話しベタの人のように話せるか」と考えている。わざとアイコンタクトをはずしてみたり、「わざと下手に話す」のが今の目標になっている。  それほど、話しベタは誠実な人と思われる。 2 話をよく聞いてもらえる  あまりスラスラと話すと、右の耳から左の耳ヘスーッと通りすぎてしまって、頭にも心にも残らない。情報量が少なくて、つっかえつっかえ話しているからこそ、相手は「よく聞く」ことになる。また、あまり言いたいことがはっきりしないので「どういうことだろうか」と、相手は理解しながら集中して聞いてくれる。話しベタは、相手を集中させるのだ。 3 相手を安心させる  あなたが話しベタであればあるほど、相手は「自分のほうが上手」、「自分のほうが上」というような優越感をもち、相手のプライドをくすぐり、気分がよくて安心するのだ。  ざっと考えただけで、こんなにも話しベタであることのメリットはある。だから、安心してあなたは、話しベタに対処して、少しずつ改善していくつもりでいてほしい。  また、話術の「裏技」と言っていいかもしれないが、人から好かれてしまえば、話しベタなど気にならないはずだ。例えば、あなたの友人の何人かを思い浮かべてみよう。中には、「ロベタ」、「話しベタ」な人もいるだろうが、その人は、あなたが好感をもっている友人。友人、好意をもっているという人であれば、別にその人が話しベタだろうが、「どうでもいいこと」ではないだろうか? と言っても、あなたの「話しベタを克服しよう」という努力が、いらないわけではないが、「話しベタ」だから、もうダメ、人生おしまい、ということでは決してないのだ。  実は、松本氏自身、以前は重度の「話しベタ、あがり症」だった。今も話し方やプレゼンの講座を年間150回ほどこなしている実体験からわかるのだが、「一般的な話し方では、話しベタの方にとってハードルが高い」と言っていいだろう。  本書では、「話しベタ・ロベタ」であることを活かした話法を中心に紹介する。簡単に実践できるものばかりを集めているので、ぜひ取り組んでほしい。
  • 1日を2倍に使う! すごい時間術
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    松本幸夫氏は、年に100回くらいタイムマネジメント・仕事術をテーマに研修・講演を行っている。また、ここ6、7年は同じテーマで本も10数冊出してベストセラーになった。 「時短」「ノー残業」などが時流の中で、「ニーズが多いテーマ」なのだということはよくわかるが、松本氏は反省している。  それは、あまりにも効率化一辺倒で説きすぎたために、「効率化そのもの」が目的になってしまった感があることだ。そして、それは研修の受講者や読者にも伝染している。「仕事を効率化すればいい」、「残業時間を減らせばいい」と。  ムダな効率化があれば、もう一方に役立つ効率化というものがある。 このやり方が、本書のテーマにもなっている。つまり、仕事をサッと終えてしまう作業スピードを上げること。そしてスピードのみならず上手な「段取り力」を身につけること。そして、「仕事の手順」であり、「組み合わせ」だ。段取り力がなければ、ただスピードを上げて仕事をしたところで、「あっ、やり直し」などとなって、かえって時間がかかってしまう。  また、単に時間が空いたところに新たに仕事を入れこんでしまえば、“魔のサイクル”に陥りかねない。だが、「効率化が目的」「タイムマネジメントが目的」というのはおかしいのだ。それはあくまでも手段にしかすぎない。その先にあるものが本当の目的だ。  つまり、なぜ効率化するのか? 何のためのタイムマネジメントなのか、を考えなければならない。  本書では、その点について突っ込んでいる。「効率化に先立つもの」「タイムマネジメントの究極の目的は何か?」が、本書の中ではっきりしていくだろう。その上で、 ●優先順位のつけ方がよくわからない ●スケジュールはどう立てるべきか ●スキマ時間を有効に使いたい ●時間ドロボウをなくしたい  など、「効率化」するための具体的なテクニックがすべて本書で理解できる。  松本氏も常に「中身の進化」を心がけている。同じテーマ、似たテーマであっても、「最新版」を読者に届けたいと願っている。 また、年100回は行なっている「タイムマネジメント研修」の受講者にはとても感謝しているという。彼らの生の声もヒントになり、本書にはその最新の考え方や理論が盛り込まれているからだ。だから、本書は、時間術・仕事術の中での松本氏の「最新エッセンス」が詰まっている。 「タイム・イズ・ライフ」。本書を読むことによって、いい人生があなたに訪れる。
  • 営業マンのための買わせる! プレゼン
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    松本幸夫氏の専門は、「プレゼンテーション」、「交渉技術」、「セールストーク」というようなコミュニケーションのスキルで、その研修を年に200回程度行なっている。 その中で最近浮かび上がってきたのが、「営業活動におけるプレゼンの大切さ」だ。 松本氏は、若い頃、ひどいアガリ症を克服して、自らの研修を売り込むための営業に奔走した。そして、研修講師として17年目でようやく、「さすがですね」「プロは違います」ということをいわれるようになった。受講生の方から、「感動的でした」という声が出てくるようになった。 だが、今になって松本氏は思う。「もし適格なアドバイスをしてくれる人が身近にいたら、ずっと早く今の域に達せられたのではないか」と。 本書では、松本氏がプレゼン技術を毎日実践していく中でつかみとってきたことに、最新の発見も盛り込みながら、「“商品”を売り込む方法」を伝えていく。その最新の発見の中には、「落語」からヒントを得たものもたくさんある。 営業に限らず、仕事の大半は“コミュニケーション”で成立している。プレゼン技術は、いまでも進化し続けている。セールスプレゼンの成否は、“きれいな図”の有無で決まるものではない。 そもそも、“わかりやすい資料”があれば、「そのまま本当に契約につながるのだろうか?」、「本当のわかりやすさとは?」われわれは“わかりやすく”しようとすると、“視覚化”しようとする傾向がある。たとえば、人気のテレビ番組。いまどきの多くのテレビ番組では、登場人物が話していることをわざわざテロップ(映像中に入る文字や絵)として、これでもかというくらいに視覚化している。たしかに、私たちの情報収集量のうち80%以上が視覚によるものとされ、耳から入ってくる情報よりも、目から入ってくる情報のほうが“わかりやすい”。そんな傾向は、一般のプレゼンテーション(プレゼン)にも表われている。  この本にもところどころに“図”(イラスト)が入っているが、はたしてそれだけで、あなたはこの本を「買おう」という気になるだろうか? 本書そのものが、プレゼンだと思ってください。 ところどころに入っている図は「プレゼンで見せる資料」、太字になっているところは「声を大にして訴えかけたいポイント」。あるいは、行間を空けてあるところが「話の最中の“問”(ま)」になっていたりする。文章術でいえば、改行もまた“問”といっていいでしょう。あなたも一緒に、「いま、『買わせる!』ために何が求められているか?」を考えてみよう。 本書を読み終わったときにはきっと、自信をもってお客のもとへと駆けつける“あなた”が、そこにいるはずだ。
  • いい関係が長~くつづく「交渉」の進め方・考え方
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    松本幸夫氏の専門は、「プレゼンテーション」、「交渉技術」、「セールストーク」というようなコミュニケーションのスキルで、その研修を年に200回程度行なっている。 その中で最近浮かび上がってきたのが、「営業活動におけるプレゼンの大切さ」だ。 松本氏は、若い頃、ひどいアガリ症を克服して、自らの研修を売り込むための営業に奔走した。そして、研修講師として17年目でようやく、「さすがですね」「プロは違います」ということをいわれるようになった。受講生の方から、「感動的でした」という声が出てくるようになった。 だが、今になって松本氏は思う。「もし適格なアドバイスをしてくれる人が身近にいたら、ずっと早く今の域に達せられたのではないか」と。 本書では、松本氏がプレゼン技術を毎日実践していく中でつかみとってきたことに、最 新の発見も盛り込みながら、「“商品”を売り込む方法」を伝えていく。その最新の発見の中には、「落語」からヒントを得たものもたくさんある。 営業に限らず、仕事の大半は“コミュニケーション”で成立している。プレゼン技術は、いまでも進化し続けている。セールスプレゼンの成否は、“きれいな図”の有無で決まるものではない。 そもそも、“わかりやすい資料”があれば、「そのまま本当に契約につながるのだろうか?」、「本当のわかりやすさとは」?われわれは“わかりやすく”しようとすると、“視覚化”しようとする傾向がある。たとえば、人気のテレビ番組。いまどきの多くのテレビ番組では、登場人物が話していることをわざわざテロップ(映像中に入る文字や絵)として、これでもかというくらいに視覚化している。たしかに、私たちの情報収集量のうち80%以上が視覚によるものとされ、耳から入ってくる情報よりも、目から入ってくる情報のほうが“わかりやすい”。そんな傾向は、一般のプレゼンテーション(プレゼン)にも表われている。 この本にもところどころに“図”(イラスト)が入っているが、はたしてそれだけで、あなたはこの本を「買おう」という気になるだろうか? 本書そのものが、プレゼンだと思ってください。 ところどころに入っている図は「プレゼンで見せる資料」、太字になっているところは「声を大にして訴えかけたいポイント」。あるいは、行間を空けてあるところが「話の最中の“問”(ま)」になっていたりする。文章術でいえば、改行もまた“問”といっていいでしょう。あなたも一緒に、「いま、『買わせる!』ために何が求められているか?」を考えてみよう。 本書を読み終わったときにはきっと、自信をもってお客のもとへと駆けつける“あなた”が、そこにいるはずだ。
  • プレゼンの基本ワザ+裏ワザをマスターしよう! 説得力を7日間で鍛える本
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    こんな経験はないだろうか? 「部長は、山本のいうことはよく聞くのに、私が提案すると似たようなアイデアなのにまったく聞いてくれない。どうしてだろう?」、「どうも、自分の主張をうまくまとめられない。会議や営業で、もどかしい思いがあるんだよなあ」、「せっかくのプレゼンのチャンスだったのに、競合他社にやられてしまった。悔しい!」。いったい、なぜそうなってしまったのか?  あるいは、同じように営業をしていても、売れる人と売れない人がいる。売れない人に多い“言い訳”は、「いやあ、大きな声ではいえないが、ウチは商品力がなくってね」、「会社の方針が時代に合わないんですよ」、「じつは、上司が悪いので、ヤル気にならないんですよ」など……。つまり、売れないセールスマンは、商品・上司・会社の方針というように、その原因を自分の「外」に求める。ところが、面白いもので、まったく同じ商品・同じ会社で同じ上司というセールスマンでも、「売れている」人がいるのも事実。不況だ不況だと騒いでも、売れる企業はあるし、売れているセールスマンも存在する。 なぜ売れるセールスマンと売れないセールスマンがいるのか? 社の方針とか商品力のような、われわれの外部に原因があるのか?  そんな時に必要なのは、「社内提案で確実に自分のものを通せる力」、「自分の主張を100%、社内でも社外でも伝えていく力」、「競合プレゼンを勝ち抜く力」だ。  本書では、実践的な“説得力”を身につけてもらうために、プレゼンの基本ワザから裏ワザまでを具体的に紹介していく。  たとえば、「説得力あるプレゼンの構成はどうしたらいいのか?」、「資料をスクリーンに映した時、どんな見せ方をしたらいいか?」、「プレゼンの本番中、どうしたら自信があると思われるのか?」、「商品を魅力的に伝えていくには、どうしたらいいのか?」、「プレゼン中、どこに立ったらいいのか?」、「トラブルを未然に防ぐには、どうしたらいいのか?」、「必要な下準備は、何か?」などといった技術だ。 「下準備」の段階から「質疑応答」を終えるまで、順を追って解説。そして、最後の2日間(6、7日目)には、「トラブル」への対応術と、「〈状況別〉プレゼンの裏ワザ」も添えた。  本書は、“即効性”のある本だ。プレゼンや提案営業に連戦連勝し、あなた自身の能力が社の内外で確実に認められるだけのスキルが必ず身につく。  本書で、7日間、楽しく学んでほしい。
  • 話ベタを7日間で克服する本
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    会議の席で、手をあげようかどうしようか迷って、結局「まあ、いいか」と何もいわずにすませてしまう。ところが、自分と同じ意見を他の人がいい、周囲からほめられる。「なんだ、発言しとけばよかった」と思っても後の祭り……。こんな苦い悔しい思いをしたことはないだろうか? あるいは、スピーチするにしても、友人同士の問では会話が弾むのに、人前に出たとたんにあがってしまい、シドロモドロ。そもそも、出だしに何を話したらいいのかがわからない。ジョークをいって笑わせるような欧米人式がスマートでいいのか、まじめにあいさつしたほうがいいのか……。冷や汗は出るし、震えるし、何を話したのか覚えてもいない。そんな体験はないだろうか? 現代は“スピーチ・プレゼンテーションの時代”といわれている。仕事・ビジネスにおいていくら商品力・サービス力が備わっていても、それを正しく伝達する能力がないと、100のものも60や70にしか伝わらない。仮に、他社が商品力やサービス力で劣っていても、80をそのまま80伝えたら、顧客はそちらを選ぶことになる。 これは商品だけでなく、あなたのパフォーマンスに置き換えてみても同じで、プレゼン能力のある人は、他から「能力がある」と認められ、人生すべてにおいて成功するチャンスが拡大する。  10年くらい前と比べると、日本人のスピーチは上手になってきている。以前はスピーチの実習でも震えてしまって話ができないとか、極端にアガってしまって、シドロモドロという人がかなりいたものだが、最近は研修でも、「この人はうまいな」という人が数多くいる。そもそも話す機会が増えたことや、テレビなどで上手な人のスピーチを観る機会が多くなったということもあるのだろう。  ただ、どんなに上手な人でも「アガル」ことはあるし、レベルそのものは上がっても 「100%満点」という人はそう多くないのも事実だ。  口ベタはもう克服できない、生まれつきだから仕方がないなどとあきらめてしまっていないだろうか?  話し方(伝達・発表・表現力)には基本的なルールというものがあり、これを知っていたなら、同じ時間で大きな成果が得られる。スピーチであれば、もう決して「口ベタで話したいことの半分も伝わらない」などということはなくなる。  話ベタで困っている人に、実践して7日間で克服できる本書は、まさに最適だ。 スピーチやプレゼンの細かな状況も想定しているから、読んですぐに仕事にも活用でき、その効果が実感できるはず。もしも本当に、本書をじっくり読んで実践したなら、あなたは“セミプロ級”の話し手に必ず変身できるだろうし、中には、本当に“プロ級”になる人も出てくるはずだ。
  • 朝イチ10分で全てをすますメール術
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    「メールの数はこれからも増える一方だろう。だいぶ負担になってきた。メールの時間を減らす工夫をしなければ」という人が非常に多い。ほんの数年前までは「メールのマナー」とか「メールソフトの使いこなし」で対処できていたのが、今はメール数のケタが違う。  松本幸夫氏は、さまざまな企業で研修をしているが、「プロジェクトが立ち上がったとたんに200通を超えた」、「24時間対応しなければ追いつかない」というのが現状なのだ。今までのやり方では仕事時間が圧迫されて当然である。松本氏自身がメールに追われているのだ。だが、メールの速さは仕事の速さとはまったく関係しないことを肝に銘じてほしい。日に何回もメールをチェックする習慣を、まず、やめにしよう。メールチェックの回数が多い人は、強迫観念にとらわれているものだ。  外国人も、「仕事時間中はおろか、オフタイムも、いや、ベッドの中でもメール、メールだ」と悲鳴をあげていた。メール時間の短縮は、世界的な話題なのだ。 また、研修で接する人の中には、一日に500通を軽く超える人もいる。そんな人たちは、さすがに独自のメール術を身につけており、松本氏は大いに参考とすることができた。  松本氏の研修テーマの一つは、時間術である。ことに朝の有効開発だ。朝イチに超短時間でまとめてメールを処理する。しかも「反応が速い」と印象づけ、重要メールにもしっかり対処というテーマの両立にずっと知恵を絞ってきた。  そして、松本氏は「メール時短」に成功した。 1 速読術、 2 「捨てる!」技術、 3 ランク分けテクニック、 という三本柱からなる時短術を、さっそく今日から実践していただきたい。そして、メール問題を解決するには、メールチェックを午前中の10分間だけに集中することである。それが、松本氏とメールの達人たちの共同結論だ。 メールの洪水から、仕事に集中する時間をたちまち取り戻すことができる。便利さは最大限に享受しつつ、である。  そして、それは1日24時間の活性化につながることに気づくであろう。朝イチをうまく使えば、すべての時間を2倍にも3倍にも活用できるのだ。  メールの数や内容は、個人差が非常に大きい。10分間で、文字通り完全に処理できる人もいれば、とにかく基本処理だけはすべてすますという人もいるだろう。  誰でも使える汎用技術だけをセレクトしてある。本書で大きく飛躍した後に、いい個別応用をしていただければ幸いだ。
  • 話ベタでも10分、ラクに話せる85のルール
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    本書は、明るい気持ちでうまく話せるコツをたくさん集めたものだ。 「話すのは気が重い」「本当は発言したくないんだけど」という人に読んでほしい。スーッと心身が軽くなり、びっくりするほどうまくしゃべれるようになる。  松本幸夫氏は、極度のあがり症だった。話術以前に、しゃべること自体が嫌いだった。当時の松本氏より話ベタな人は、読者に一人もいないはずだ。  松本氏は、貧しい家に生まれたから人一倍お金持ちになりたいと思い、努力した。そして気づいた。うまく話そうとするから、うまく話せない。自分なりに話せばいいと思えば、あがることなく、内容や気持ちを過不足なく伝えられるようになる。 現在、松本氏は、会社の研修講師として、毎日のように日本のどこかで人前に立って話している。それができるのは、相手に余計な神経を使わなくなったからだ。「無神経ほど強いものはない」と勝海舟が『氷川清話』で言った通りなのだ。 スキルや技術は重要ではない。「こうすればラクな気持ちで話せる」というポイントを知ることだ。そうなれば「絶対口ごもる」と思い込んでいても、最初の一言がサッと出るだろうし、十分間は話が続く。そこまで流れができれば、あとは大丈夫。 社会生活では、同じ相手と何度も会話することになる。言い負かしては、あとがやっかい。その場だけとりつくろっても、化けの皮がはがれる。「自分なりに」が一番なのだ。 研修で接する人の中には、感心するほどリラックスして話す人がたくさんいる。松本氏は、勝手に「昔は話ベタだったんだろうな。だからうまくなれたんだ」と憶測し、自分の「話し方ルールブック」に1行、その人のいい点をメモする。そうして、そのメモが、1冊の本になるくらいたまり、まとめたのが本書だ。  会議やプレゼン、面接、スピーチ、セミナーなど人前で話すのが「嫌だなあ」と思う時、30秒程ですぐ克服できるようなコツを選んで、紹介している。例えば、人間は「心身一如」だ。心を整えるには体を整えればよく、体を変えるには心を変えることから入る。だから、心理的な要素がからむ血や気、重心を下げるには、体をジャンプさせればいいのだ。  大勢の人の前で話す時のコツは、松本氏の講師体験から抜き出し、コラムとしてつけ加えた。自分に向きそうなものから試してみよう。話術で重装備した弁舌より、力の抜けた自然体で話すほうが、自分も相手もラクなことを実感できるだろう。
  • 頭にきたら1分間だけ読む本
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    松本幸夫氏は、企業研修を通じて、何万人ものビジネスパーソンと接してきたが、その中に、発言前に必ず何秒も沈黙し、周囲を驚かせる人がいた。その人は、アガリ症対策として、深呼吸をゆっくり一回して、落ち着いてから、理路整然と話した。「以前は頭にカッと血がのぼり、言いたいことも言えずに悔しい思いばかりしていた」と彼は振り返りますが、その話し方にはもう、アガリ症のかけらもなかった。  松本氏は感心すると同時に、「これは怒りの対処にも使える」と思ったのをきっかけにして、さまざまな自己コントロール法を集め、松本氏が考えた実践法も盛り込んだのが本書だ。   今でこそ周囲から「温厚」「大人物」などと言われる松本氏だが、若い頃は短気で、対人緊張が強く、自分の性格に悩んでいたという。頭で「怒るまい」と考えるだけでは、心が「怒らずにいられるか!」と反発してしまう。考えるより、視点を変えることが大切なのだ。名前を呼ぶことで、もう一人の自分が登場し、自己対話が始まって、感情から抜け出せる。松本氏は、数多くの企業研修をしているので、「トンデモ受講者」に遭遇する回数が少なくない。講師を鬼のような形相で攻撃したり、ほかの受講者の発言を妨害し続けたりする人には、正直、ムッとなりかけることもある。だが、松本氏は一度も怒りをあらわにしたことはないという。それは、「幸夫! お前は講師だろ。さあ笑顔で」と自分を励ましているからだ。そうすると実際に笑顔になれるから不思議だ。頭も切り替わり、「今までにない発言なので、さて、どうしたらいいでしょうか?」などと、講師目線でなく受講者と同じ立場で考えられるようになる。さらにすかさず、松本氏は、受講者名簿に目を落として相手の名前を確かめ、「○○さん、ご一緒に考えませんか」と呼びかけることを忘れない。自己重要感を与えられた相手は、トンデモ受講者から普通の受講者に戻ってくれるものだ。  また、松本氏は、短期や対人緊張の克服のためにインドに渡り、系統的な長期修行と、生活の知恵的な即効対処法を手当たり次第に試みた。そして、徐々に「即効対処法は、何度もくり返すことで、長期修行と同じ効果を得られる」と気づいた。 むしろ即効対処法のほうが、時間を犠牲にしたり、途中で挫折したりしないだけ、現代人向きで、感情を楽にできると同時に、性格も円満に変えられることを本書は訴える。 人間は、怒らずに生きることは不可能だ。ならば、怒りを瞬時に忘れて気持ちをリフレッシュする方法を知り、根気よく使い続けるのがベスト。その場その場の怒りや感情、もつれをきちんと対処することが、やがて、すばらしい第二の天性をつくってくれるはずだ。怒りは自分を向上させる契機だと考え、イライラとムカムカだらけの世間を、明るく、ポジティブに生きていくために、本書をバイブルにしてほしい。
  • 心が折れそうな時1分間だけ読む本―元気な自分を呼び起こす99のセラピー―
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    松本幸夫氏の心をスーッと楽にさせてくれた一文がある。 アメリカ独立宣言起草者ベンジャミン・フランクリンが、アメリカ先住民(インディアン)について18世紀に書いた文章だ。当時のアメリカの白人にとって、先住民は野蛮人に見えた。そんな「上から目線」で、バージニア州政府は、先住民にこんな提案をした。 「数人の青年をよこさないか。白人と同じ大学教育を無料で受けさせてやろう」  先住民の回答は、次のようなものだった。 「私たちはこんな経験をしたことがあります。昔、私たちの何人かの青年が、白人の大学で学びました。ところが卒業して帰国すると、彼らは走るということができなくなっており、森の中でどう生活すればよいかわからず、飢えや寒さの切り抜け方も、鹿の捕り方も知らないのです。しかも、私たちの言葉もよく話せなくなっていました。彼らは結局、役に立たなくなってしまったのです。ですから、ご厚意に感謝はしますが、ご提案はお受けできません。 ただ、逆に提案します。バージニア州から数人の青年を、私たちの国によこしませんか。一生懸命お世話をします。知っていることを全部お教えします。そして、立派な人間に仕立てます」 これを読んだ時、まだ若かった松本氏は、悩みの渦中でもがいていた。あがり症と赤面恐怖症で話もろくにできず、大学も留年ばかりで、自分が何者かもわからず、これといった能力も見つからず、劣等感まみれでいた。いじけて、自分を心身ともに小さく感じていた。いつも「下から目線」で世の中を見ていたのだ。 それが、この一文でパッと目が開けた。自分は「白人社会」に同化しようと苦しむ必要はないのだ、むしろそうすることは自分を役立たずにすることなのだ、と。 それよりも、自分の基準に依拠した立派な人間になっていくべきだと決心したのだった。  本書は、本来の自分に立ち戻るノウハウを集めた本だ。 気持ちが折れそうな時にも人生を走ることができ、人間関係の森の中で迷わず生活ができ、心の飢えや寒さを切り抜け、そして幸福を獲得する方法を述べたものだ。  人間は、一度に二つのことはできない。やるべきことに集中していれば、感情に動じなくなる。逆に感情的になっていると、やるべきことがおろそかになる。今は何をすべきか常に意識して、それに集中すべきなのだ。  あなたはずっと能力があるはずだ。あなたは、もっと価値の高い、素晴らしい人生を歩める。本書がその一助になる。
  • 脳に効く「4時間!」短眠法 なぜ成功者ほど睡眠を短くできるのか
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    今、短眠がブームだが、どうだろう。いたずらに睡眠を削る人が多いが、苦しい思いをしたり、昼間にポーッとしてしまったりという例が少なくない。短眠には、独自のスキルがあるのだ。それを無視して、単なる睡眠削減におちいってしまっては、短眠の素晴らしい効果も、遠くまで逃げ出してしまうだろう。  松本幸夫氏は、年に約一〇〇回のタイムマネジメント研修をしている。時間をどのように効率よく使うかを考え、実践する。受講者からのフィードバックもあり、効果的な方法をどんどん編み出してきた。だが、隙間時間や早朝時間、通勤時間の有効活用とか、仕事の段取り術に至るまで、あらゆる方法を試して、「もう、これ以上は時間を削減しにくい」というところまできているのが現状だ。  人と差をつけるには、睡眠を減らして自分の時間を創造していくしかない。つまり、タイムマネジメントの究極形態が、短時間睡眠なのである。  そして、正しい短眠法を知ってほしいのだ。  誰もが内心抱く、「寝ないと仕事の能率が下がる」「睡眠不足だと頭の働きが悪くなる」という心配にいつまでもつきまとわれることになる。個人差を考慮して、実践目標を四時間から五時間前後に置く。これを突き詰めれば、ニサイクル(三時間)の睡眠でも健康、爽快に生きられるはずである。フランスの英雄ナポレオンが実践していた「ナポレオン睡眠」である。これも、昼のうたた寝などを併用することで可能だ。ただ、短眠とはいっても、睡眠を単に短くすればいいというものではない。「なぜ」短くするのか、短眠で「どんな」成果が得られ、目標は何なのかといったこととセットになってこそ、威力を発揮することを付言しておこう。  松本幸夫氏は、短眠法にタイムマネジメントを盛り込んでいるが、その中核には「プライムタイム」の考え方がある。プライムタイムとは、同じ時間を投資して、最も仕事の効果が高い時間帯のことをいう。  正しい短眠法を実践すると、心配は、まったく逆だったことに気づくだろう。むしろ八時間以上ダラダラ眠るほうが仕事の能率が下がるし、頭の働きも悪くなる。 松本氏は、眠りの「質」を高めるスキルが必要だと強調する。質の高い睡眠を集中してとることで、あなたはガラリと変身できる。頭は朝からフル回転で、アイデアがみるみる湧くようになる。体は軽くなり、疲れ知らずになるはずだ。  仕事で成功するだけでなく、日々が充実してきて、人生にもっともっと前向きに取り組むヤル気に満ちあふれるだろう。  そんな楽しい毎日が、短眠の恩恵によって、もたらされるのだ。二度とない人生を太く長く生きるために、本書によって正しい短眠法を身につけてほしい。
  • 「会社の人間関係」がよくなる本 誰とも「絶妙につきあう人」の技術
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    人間関係は、もともとままならないものである。だが、その中でも特に、会社の人間関係にはストレスを感じることが多いのではないだろうか。 まず、自分では選べない。これだけでも理不尽である。 次に、強いきずながない。利害関係や組織の論理で結ばれてはいるが、どこか砂のようにもろい関係だ。さらに、しばしば毎日、時には家族より長い時間、顔をつき合わせる。そのプレッシャーは大きい。 その上、もつれやすい。年齢、性格、能力が違い、考え方、生き方、趣味にも共通点の薄い多数の人間が複雑にからみ合っているので、スッキリいくわけがないのである。また、「ウマが合う」というのは、あなたの先入観にすぎないことがわかってくるはずだ。意識して、今までと違うことにチャレンジしていくと、「ウマが合わない」と思っていた人が、実はそれほどではないことに気づくであろう。経験豊かな人(専門家)から助言を得ることが大切だ。一人の考えには限界があるが、客観的で親身な人の言葉からは大きなヒントが得られる。アドバイスを求め、それを参考に、「合わない」と思いこんでいる人と会ってみよう。お互いの誤解を解いて、仲よしになることを望もう。自分が「合わない」と思いこまない限り、世の中に合わない人はいないことがわかるはずだ。 松本幸夫氏は、一般的な人間関係と会社の人間関係は、似てはいるものの別ものだと指摘する。そして、専門とするヒューマンスキル(生きる技術)とソーシャルスキル(社会への対応術)を、「会社の人間関係スキル」として総合したいと、常々考えていた。 会社の人間関係も、よかれと思ってやったことが誤解されたり、一言で急に事態が好展開したりといったことの連続だ。計算通りにいかない。 本書には、ただ聞くだけで評判を上げた右のカーネギーのような例をたくさんあげてある。そして、その根底にあるスキルを解説してある。 「こうやればよかったのか」「知らなかった」ということも多いだろう。それらのことを改めたり、身につけたりした時、会社は、あなたにとって自己実現のための輝く舞台に変わっているはずである。そして、会社の人間関係も、ストレスであるどころか、楽しいものになっているに違いない。 会社の人間関係は継続するものだ。その場しのぎの対処術でなく、「いい関係の継続」が求められる。そういう継続力を養う一助として、先人の名言やことわざもたくさん盛りこんだ。難しく考えなくていい。本書の実践で、あなたの会社の人間関係はがらりと変わる。
  • 「成功言葉」が運を引きよせる! ツイてる人に学ぶ「口ぐせ」の法則
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    プラス思考や積極思考が良いことは、皆わかっていて、誰もが毎日を明るく、前向きに生きたいと願っているはずだ。だが、実際は、気分をマイナスからプラスに切り換えるのは、なかなか難しい。もし、それを簡単にできる方法があったら、知りたいと思っている人は多いはずで、その具体的な方法を伝えてくれるのが本書だ。  松本幸夫氏は、人生を成功に導くには、能力(スキル)と、意欲(やる気)の二つが欠かせないと指摘する。例えば、営業で、いかにやる気が十分であっても、セールストークとか商品知識などの基本的なスキルが貧弱では、満足な成績を上げることはできない。逆に、いくら営業のスキルが抜群でも、「何となくその気が出ない」「面倒だから明日にしよう」というような先延ばしぐせがあると、やはり満足な成績を残せないだろう。「よしやろう!」「やってみせる」と心が充実して前向きになった時、能力は120%発揮される。 スキルは、習得具合が目に見える上、スキル研修や能力開発ソフト、学校など習得手段が充実していて身につけやすいが、やる気を起こすのに苦労する人が多い。それは、目に見えにくく、習得手段すらよくわからないためだ。そのうえ能力があっても、やる気にブレーキがかかって発揮できていない人は多い。意志力のみでやる気を出すのは、ほとんど不可能だ。  そこで、松本氏が注目したのが、イメージだ。  成功しようと思ったなら、成功のイメージを築き上げていくことが大切。もしイメージさえつくれたなら、能力は120%発揮され、成功までまっすぐに向かっていける。  さらに、イメージをつくるのに必要なのが、言葉だと松本氏は考える。言葉の力を活用することが、成功人生のポイントで、言葉は、人間の心の状態を反映し、思考がプラスになり、いいイメージが満ちて、やがて人生を変えていく。言葉の暗示効果が高いのは、起床直後と就寝前だ。この時間は、よぶんな雑念が入りにくく、しかも理性の働きが弱い。ポーッとした半覚醒の状態である。暗示の言葉(暗示語)が無条件で意識の奥深くに入り込みやすい。特に、朝の起床直後は一日のスタートである。「やるぞ!」、「今日も元気だ!」などと、エンジンをかけるような短く力強い暗示語は非常に効果的である。  そして、どのような言葉を用いたら、成功人生を歩めるのか。それを現実の人生場面、ビジネスシーンに即して具体的に教えていく。マイナスをプラスに変え、今日から、「生きていてよかった!」と心から実感できる毎日にしたいと考えるあなたに必携の1冊だ。
  • 「能力開発」の基本が身につく本
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    未開発の力が、あなたの中に大量に眠っている。それは能力全体の80%にも及ぶとされる。アインシュタインでさえ脳の半分は未使用だったといわれるほど、人間の潜在能力は巨大なのだ。そうした潜在能力は、ほぼ完成した形で出番を待っている。あとは能力に舞台を与え、必要なら少しあと押しする。それが能力開発である。すでに持っているものを活かすだけで、人生を望む方向に劇的に変えられるのだ。  だというのに、能力開発を敬遠する人がいる。松本幸夫氏が、講師をする研修会でも、「どうせ自分にはムリ」、「難しそう」などと、宝の山を前にしりごみをする人が見受けられる。  能力開発は、やさしく、誰にでもできるものだ。多大な努力や特殊な才能は要らない。能力開発を果たした人のめざましい活躍を見て、「才能を伸ばす才能」を感じているのだとしたら、そういう誤った先入観、固定観念をまず捨ててほしい。 本書では、最新の科学的方法から古来の体験的手法まで、必ず効果があがる能力開発法の定番を集大成し、だれでも実践できるように平易に解説した。松本氏が、実際に年間平均4000~5000人の方々に実行してもらって成果をあげてきたことばかりだから、保証つきだ。 「なあんだ、こんなことだったのか」と思わず手を打つ個所がいくつもあるだろう。一つ実践すれば二つ、三つと試したくなるにちがいない。自分なりのアレンジを加えるのもいい。たとえば集中力強化法を記憶術に応用することだって可能だ。 あなたはさまざまな「力」を求められ、欲しているだろう。語学力、資格力、実務力、話力、文章力、人脈力、情報力、問題解決力、企画力、行動力、統率力、論理力……。それらをバラバラに追いかけていたら、いくら時間があってもきりがない。 では、どうするか。基本を身につければいい。本書で述べる記憶、集中、学習など7つの基本力を開発すれば、個別の力はおもしろいようについてくるのだ。あらゆる能力開発法も、土台となるのは集中力だ。記憶術、速読術、勉強術……いや、短眠法や行動力ですら、集中とリラックスがうまくできなかったら、なかなか身についてくれない。ビジネスや勉強、人間関係で伸び悩んでいる人は、たいてい集中力の鍛錬をおろそかにしている人だといってよい。能力開発の基本中の基本であるこの集中力を、まず確実に身につけよう。  これからはますます「能力本位社会」になっていく。そんな、弱者に厳しく、強者に有利な時代を勝ち抜いていくために、本書を長く活用してほしい。
  • 頭は「週末」に鋭くなる!
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    「週末には自分の意志薄弱ぶりがわかるよ」と嘆く知人がいた。ジョギングは3週間坊主。英会話学校には3か月も通ったろうか。日曜坐禅会は2週間ともたなかった。 「やる気はあるのに、なぜ長続きできないんだろう」と心細くつぶやいていたものだ。 ところが、この知人をほめる男がいた。その男からすれば、「よく何にでも好奇心を燃やせるものだ」、「自分に合わないと思ったらサッとやめる決断力が俺にはなくてね」というのだ。 知人は「そんなもんかなあ」と照れながらも、男のセリフが励みになったようだ。気をとり直して勉強にうち込むようになり、ついには税理士の難試験に合格してしまった。 今では事務所をかまえて人を使う身分になっている。人生は見方しだい、考え方ひとつだと思ったものだ。 仕事で頭が疲れる……74% 疲れない……24% 仕事で体が疲れる……72% 疲れない……24% これは、労働省が1998年にまとめた「労働者健康調査」の結果だ。多くの人が「やっぱりみんなくたびれているんだなあ」と共感する数字ではないだろうか。ゆとりや時短が叫ばれたこともあるが、実現した例は聞かない。平日のストレスや疲れを回復するには、週休二日でも短いくらいだ。「ああ、また月曜日がきた」、「これではいけない」と思うのだが、何かまとまったことをする時間はとれそうにない……。 だが、労働省による96年と95年の次の数字を見てみよう。 年間実労働時間……1919時間     年間休日総時間……2664時間 時間で比べるかぎり、労働より休息のほうがじつは長いのである。心身に疲れが残るのは、せっかくの休日をムダにすごしている証拠ではないだろうか。週末もやはり、使い方しだい、工夫ひとつなのではないだろうか。 松本幸夫氏は、研修や講演の仕事を通じて、人間が考え方を変えるだけで驚くほど変わるという実例を数多く見てきた。また各種の能力開発の指導を通じて、どんな工夫をすれば自分が伸ばしたい力を効果的に伸ばせるかというノウハウをたくさん蓄積してきた。 本書は、松本氏が長年蓄積してきた頭脳開発の方法を、 1 誰でも簡単にできる、 2 週末に最適だが平日にも実行できる、 3 徹底して実践的、具体的、即効的1の三点に凝縮してまとめたものである。 実行すれば全脳が活性化して記憶力や発想力、集中力が見ちがえるように高まるだけでなく、それが平日のビジネスや人間関係を日々に向上させていくことが実感できるだろう。
  • 成功する「朝」の使い方 30分の早起きと通勤活用で人生が変わる!
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    「早起きの効用はすごく大きいだろう。でも、起床を2~3時間は早めなければ、まとまったことはできまい。毎日そんな早朝に起きるなんて、自分には不可能だ」というのが、多くの人の「朝」に関する本音ではないだろうか。 朝は、能力開発の効率が最も高い黄金の時間である。実際、松本幸夫氏が、これまで直接、間接に接してきた数多くの成功者、仕事のできる人、プラス思考の健康人は例外なく、朝の時間の使い方に独自の工夫をこらしていた。 しかし、そういう人のすべてが、暗いうちから飛び起きて自己啓発や勉強、ジョギングなどに精出しているかというと、そうではないのである。成功者たちの多くは、凡人よりちょっと早起きしているだけだ。「早起きの効用」を説く人は多い。しかし、早起きだけに限定して朝を考えるのは、多忙なビジネスマンには現実的ではない。むろん、たった30分の早起き努力もしないようではいけない。頭にもウォーミングアップタイムが必要である。ギリギリまで眠っていて、あわてて家を飛び出すというのでは、早朝どころか通勤などの時間活用すらままならないことになる。 成功者の多くは、難事に挑戦したりはしない。そのかわり彼らは、たとえ30分間の朝時間でも、それを2倍、3倍に活用するさまざまなノウハウを駆使することで、自己実現を果たしているのである。 本書の目的は、そういう朝時間の「具体的活用術」を開発するところにある。 早起きは大切だが、それは人生目標を達成するための手段である。早起きそのものには意味がない。朝につくり出した貴重な時間で「何かをなし遂げる」ことにこそ、早起きの真価があるわけだ。 本書で、松本氏が長年蓄積してきた「朝、何をすればいいか」「それを具体的な能力開発や仕事にどうつなげるか」というノウハウをすべて公開している。 「自分を朝型人間に改造しろ」などという難しい要求は一切ない。 まずは、目覚まし時計をふだんより30分早めにセットすることから始めてもらいたい。こうして充実した朝を過ごせるようになると、能力や精神力が高まり、健康にもよいばかりか、人生そのものが変わってくる。毎日を、「今日はいい一日になりそうだ」という期待感を持ってスタートするのと、「ああ、また朝がきてしまった」という暗澹とした心境で始めるのとでは、あらゆる面で大差がついて当然だ。 本書のノウハウで、今日の朝から「いい人生」を始めてもらいたい。
  • どんな場面でも! 誰とでも! うちとける話し方50の習慣
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    どんな相手とも、パッとうちとけることのできる人は、“得”です。  松本幸夫氏は、研修講師という仕事を25年やってきた。受講生とは、毎日のように20人、30人と接して、さまざまなタイプの人がいるのを体験した。この中で大別すると、「すぐにうちとけられる人」と「なかなか心を開けず、うちとけられない人」の2グループに分けられる。  これは研修に限ったことでないのはいうまでもない。仕事でもプライベートでも、すぐにうちとけられる人は、人とのコミュニケーションがよくなり、毎日が明るく楽しく過ごせる。毎日の積み重ねが人生ですので、いわば、人生を明るく楽しく過ごせるともいえる。  では、どんな人がすぐにいろんな人とうちとけられるのだろうか? 松本氏は、三つのポイントを挙げる。1 感じがいい。2 話し方がいい。3 自然体。 感じがいいというのは、初対面ですぐにわかり、パッと見のわずか30秒で決まってしまうといってもいい。「この人感じがいい」と思われる人は、すぐにうちとけていくことができる。しかし、この30秒で嫌な印象を与えてしまうと、あとでうちとけていくのはとても大変だ。 当然、いい印象のあとのコミュニケーションは、相手と話しやすくなるが、この時にも、うちとけやすい「話し方」がある。せっかく感じがいいと思われたとしても、ここでつまずいてしまっては、元も子もない。とても話しやすい、とても聞きやすい、こういう人はそれなりの「話し方」をしているのだ。それはなにも大げさなことではなく、頼む時に「ちょっと悪いけど」という一言が加わっているとか、相手に話すタイミングをよく見ていて、機嫌 の悪い時は避けるとか、ちょっとしたことなのだ。 もしもいい印象が伝わり、好かれることができたなら、あなたは仕事でもプライベートでも、思うがままに“得る”ことができる。商談であれば“成約”が、婚活であれば理想の相手との“結婚”が。あるいは、日頃のコミュニケーションがどうもしっくりこないという人も、「周囲の人と良好な関係」が築ける。それは仕事を頼んだり、手伝ってもらうことも容易になるだろう。もしもあなたが意識したなら、相手に与える第一印象、イメージは全く変わります。そして、その第一印象、イメージは、あとで変えようとすると相当な苦労が必要なこともある。  人と人とのコミュニケーションでは最初が肝心。では、どうやって30秒で相手とうちとけ、いいイメージを与えることができるのか。もちろん、「話法」という基本的なスキルも、松本氏はしっかり身につけている。ほかにも、敵をつくらない言い回しや気軽に話せるちょっとした一言など、話し方がうまいことで、松本氏は誰とでもうちとけられる。  どうしたら初対面から感じのいい人となれるのか? どういう話し方が、いい話し方なのか? 本書で具体的に学んでいこう。
  • アニマルスピーク
    完結
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    動物が教えてくれる“生きるヒント” 動物たちを「精霊の仮の姿」とする神話や言い伝えは世界各国に存在します。 例えば、精霊界の使者が動物の姿を借りて、コミュニケーションの取れる存在として人間の前に現れてアドバイスをくれたり、守り神として動物の姿の精霊たちを崇めることもあります。 現代社会ではそうした考えを迷信だとか、古くさいといってただのおとぎ話と思い込んでいますが、「動物はパワーをもっている」という考え方がこれほど古今東西に浸透しているのなら、ある程度の信憑性があると思うほうが自然ではないでしょうか。 本書では、「動物」という自然が、目に見える世界と見えない世界をどうつないでいるのかを考え、動物が私たちに伝えようとしていることが何なのかを解き明かしていきます。 本書のテーマは次のとおり。 1.自分のトーテムアニマルを特定する 2.トーテムアニマルのパワーに感謝、共鳴し、自分の人生に生かす 3.トーテムアニマルをとおして自分の潜在能力や存在意義を知る 4.トーテムアニマルの適応力やサバイバル技術を日常に応用する 5.自然界から自分に向けて日々発信される(現象や兆候として表れる)メッセージを聞き取り、読み解き、生かす。その過程で命に対する畏敬の念や自分に対する自信をはぐくむ まずは自分のトーテムとなる動物=トーテムアニマルを見つけましょう。「トーテム」とは、自然界に存在するもののなかで個人的に縁を感じるもののこと。動物のトーテムにはさまざまな呼び名があります。「パワーアニマル」「メディスンアニマル」「アニマルスピリットガイド」ともいいます。彼らがどんな力をもち、何を伝えようとしているかは、その動物の行動や習性に表れます。 そして動物と対話し、彼らに学ぶには、今までとは違う目で動物を見なければいけません。トーテムアニマルへの理解が深まれば、そのぶん自分自身への理解も深まっていきます。今まで眠っていたあなたの野性を呼び覚ましてください。 そうすれば、トーテムとなる動物の個性や行動が私たちの潜在能力を教えてくれます。彼らのパワーを味方につけて、新しいアイデアや人生をもっと豊かにするためのヒントが得られるでしょう。
  • ザ・ゲーム 【30デイズ】
    完結
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    音楽ライターとして活動しているニール・ストラウスは、身長165センチ、体型は貧弱で、頭も薄くなりかけており、女にモテることを夢見ながら、ほとんど諦めていた。だがあるとき、スゴ腕のナンパ師たちが世界中のクラブ、ストリート、ホテルで得た情報や体験談、ナンパの傾向と対策などの情報を交換し合うウェブサイトを発見。なかばヤケクソでこの世界に仲間入りした彼だったが、次々とナンパのテクニックをマスターしていき、やがて世界最高のナンパ師“スタイル”として名をとどろかせるようになった。当時の生活を記録した『ザ・ゲーム』(パンローリング)は全米で大ヒットし、ニューヨーク・タイムズ誌のベストセラーリストに5週にわたりランクインした。 出版後、二度とこのときのことには触れまいと考えてきた彼だったが、そのまま放っておくにはあまりにも反響が大きすぎた。ティーンエイジャーや30歳の童貞、離婚して間もないビジネスマン、ロックスターや大金持ちの人々など、あらゆる非モテ男から、助けを求める声が日に日に増大していったのだ。そこで世界中の男たちを救うため、とうとう再び立ち上がる決心をした“スタイル”が著したのが本書である。 本書は大きく三部に分けられる。 30日間であらゆるレベルの男が社会性と社交性を学んでナンパ師になることを目的とした「ザ・スタイルライフチャレンジ」。女に話しかけるきっかけや、話を盛り上げるための21例を収録した「ルーティーンコレクション」。そして「スタイルダイアリー」は『ザ・ゲーム』本編続編、あるいはディレクターズカット部分と言ってもいいかもしれない。 本書が読者に与える課題はいたってシンプル。“三十日以内に女とデートせよ!”現在の経験値がどのくらいであれ、ゴールに至る過程で、ナンパの技術、道具、自信、知識を習得し、最終的にどんな女とも自由に会って惚れさせ、思うままの時間を過ごせるようになるはずだ。
  • 富と幸福の探し方
    完結
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    チャンスはやってくるものではありません。すでにあなたの目の間にあって、発見されるのを待っているのです。 著者ラッセル・コンウェルの言葉は時代をこえて読みつがれ、多くの人に感銘を与え続けてきました。本書の内容を一部ご紹介します。 中東の砂漠で、年老いたアラブ人がひとつの物語を語る。昔むかし、ある男がダイヤモンドを探しに出かけるが、徒労に終わり異国の地に果てる。しかし実は、自分の所有する土地にダイヤモンドがぎっしり埋まっていた。男はすぐそこにある富みに気づかなかった。 この話は遠い砂漠に限られた話ではありません。私たちも同じことをするかもしれません。著者は、適切なやり方をしていれば、誰でもお金持ちになれるということをこの本で伝えています。では、適切なやり方とは何でしょうか。 世の中、人々のニーズを把握し、それに応える ↓ 家族や隣人などまわりの人を観察し、彼らの要望に耳を傾ける ↓ 些細に見えるものほど、大きな成功をもたらす 著者が多くの実例を交えて語るアドバイスには強い説得力があります。たとえ、世の中が不景気でも、自分次第で富は生み出せるのです。さらに、お金儲けに加えて人生にとって大切なことにふれています。地位や権力を求めるのではなく、実際に人々に役立つことをしなさい。それが人間として偉大さにつながるのです、と。 本書を何度も読み返してください。自分の望むとおりの夢の人生を築くためのすべての教えが、この本には詰まっています。本書を手にし、読みはじめた瞬間から、あなたの人生は今よりも輝かしい未来が開けます。 時代や社会について不平不満をいうよりも、自分の力で何かを全力で成し遂げてやろう。そんな勇気が沸いてくる一冊です。 人生にとって大切なことは、「地位や権力を求めるのではなく、実際に人々に役立つことをしなさい」それが人間として偉大さにつながるのです。

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