ノンフィクション・ドキュメンタリー - ティアオ作品一覧

  • アドクリエーティブ疾風録 ’50~’90
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    敗戦の傷跡もどうにか姿を消した一九五〇年代後半、復興から安定へ、高度経済成長へと驚異的伸展を始めたこの国で、戦前は「犬と広告屋、入るべからず」と会社の玄関に貼紙を出されて嫌われ軽蔑された宣伝広告業も市民権を得たニュービジネスとして飛躍をはじめる。その混沌としたアドビジネス黎明期に、コピーライターなら鉛筆一本で喰えると飛び込んだ著者。 アドクリエーティヴとインテリア・建築ノウハウをジョイントしたユニークな制作プロダクションで一国一城の主となり、さまざまなクライアントとの出会いをチャンスとして、仲間たちと一緒に知恵を絞り、汗を流し、喋り、走り抜けた著者の半世紀におよぶ痛快な「仕事伝」。 時代によりツール、メディアの変遷はあっても基本となる広告のアイデアは、人間が頭をかかえ、汗を流して創り出すことに変わりはない。デジタル時代の今こそ、その原点を知ってもらいたいと著者は語る。
  • 孤独死十五景
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    最近話題の孤独死・孤立死は今に始まった問題ではない。核家族化が進み地域社会が脆弱となっていく過程で、この問題は確実に増えていた。これは生活保護の地区担当印の活動からその実態を明らかにする衝撃の書である。ノンフィクションでは書ききれない部分にまでフィクションで踏み込んだ作品
  • 肥後五鶏もの語り 熊本のユニークな地鶏と、彼らを愛し育んだ肥後もっこすのお話
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    肥後ちゃぼ、久連子鶏、熊本種、地すり、天草大王。肥後・熊本に古くから生き続けているこの五種類の地鶏は「肥後五鶏(ひごごけい)」と呼ばれている。あるものは絶滅し、あるものは雑種化し、絶滅寸前の状態に陥っていた彼らの命を現代に復活させたのは、熊本の頑固者“肥後もっこす”たちであった。ツテもコネもない熊本在住一年目のフリーライターが、手探りでスタートした今回の取材。地鶏を通じて熊本の肥後もっこすたちと出会い、取材を重ねていくなかで、三十年以上におよぶ知られざる復活ストーリーが次第に明らかになっていく。熊本の豊かな自然と先人が育んできたちょっとユニークな地鶏たちと、彼らを愛し育んだ肥後もっこすたちのもの語り。読み終わるころには、きっとあなたも肥後五鶏ファンになっているかも?

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