国内小説 - 飯干晃一作品一覧

  • 生贄
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    1~4巻565~660円 (税込)
    「これらの事件は架空の創作ではなく、すべて事実、もしくは事実に基づいている」と、著者はまえがきで断定している。事実、著者は強姦というものの実態を明らかにすべく、警察での供述調書、検察官の面前調書、現場の実況見分、被害者の被害届け、起訴状などを調べ上げた。本書に取り上げられている九つの強姦事件は、小説の形をとってはいるが、けっして絵空事ではなく、私たちの身近に起こった、恐ろしい事実である。

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  • 最後のドン
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    鬼頭組はドンと呼ばれる鬼頭竜夫が組長として君臨し、大阪を本拠とする日本最大最強の暴力団である。ある日、鬼頭組若頭である大江常安が交通事故で突然の死を遂げる。衝撃は組全体に走り、裏切り、駆け引き、殺しが横行、抗争にまで発展していくことになる。はたして傘下397団体、構成員1万2000人を呼号する鬼頭組はこのまま分裂してしまうのか、それともドンは義を再興できるのか?塗り変えられる暴力団地図を描き人間心理をえぐる迫真の力作!
  • 仁義なき戦い〈死闘篇〉 美能幸三の手記より
    4.0
    昭和38年4月17日深夜、山村組組員が打越会会員を急襲、一人を射殺した。この一発の銃声が、敵対する両組による“広島ヤクザ戦争”の引き金となった。しかも背後には、力による日本制覇を狙う神戸の山口組、本多会の二大勢力がひかえていたのだ。殺(や)られたら殺(や)りかえせ――ヤクザ同士の血で血をあらうすさまじい抗争は、その一応の終結をむかえるまでに、組員のほか、巻きぞえにされた一般市民を含め、なんと40名を上まわる生命が奪われていった。これは、その渦中にあった美能組元組長・美能幸三の手記をもとに構成した、迫真のドキュメントである。
  • 仁義なき戦い〈決戦篇〉 美能幸三の手記より
    4.0
    戦後のヤクザ抗争事件史上、最大の争いとなった“広島ヤクザ戦争”――。原爆で壊滅した広島に巣食った無法者たちを力でおさえた岡組、隣接する呉を策略で統一した山村組。ところが岡組組長は引退を機会に、縄張りを山村組にゆずった。そのため、岡組の当然の後継者と思われていた打越組は、山村組と真っ向うから対立することになった。しかも、一触即発の状態にある両組を、日本最大の暴力団・神戸の山口組とそのライバル本多会が、それぞれ応援に立ちあがったのだ――。美能組元組長・美能幸三の手記をもとに、抗争事件の真相にせまる異色のドキュメント。
  • 天女の極道
    -
    日本のヤクザの首領を一人の男が襲った。背中に“天女”の刺青をした内海忠である。17歳のとき傷害致死で少年院へ。18歳で極道の道へ入り、対立暴力団の若頭を絞殺。そして23歳のとき、親とも慕う組長を殺られ、その骨を食い復讐を誓った内海の見事な仕事だった。――ヤクザ社会に衝撃的“伝説”を残して散った男。丹念な取材をもとに、その悪に彩られた25年の生涯を描く異色の犯罪小説!

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  • 暴行
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    1~3巻660~715円 (税込)
    見知らぬ男より、顔見知りに強姦される女性のいかに多いことか。たとえ手抜かりが女性側にあったにせよ、暴行や脅迫があっての上での姦淫ならば、法律は強姦だと判断する…。大好評『生贄』シリーズに続き、新たな視点で男の犯罪を赤裸々に描く迫真の新シリーズ、登場!

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  • 錬金の猟犬たち
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    宝塔園観光のオーナー会長である丸田利弥が病死した。途端に経営権の継承をめぐり、丸田の未亡人・良枝と後継者を自負する社長の吉岡が対立し、社内を二分してしまう。吉岡は株の買い占めによって良枝を追放しようと企て、日本最強最大の広域暴力団・貴船組傘下の仕手集団に話を持ち掛けた……。利権に群がる“猟犬(ヤクザ)”たち。裏社会に棲む仕事師たちが加わった争いは、“猟犬(ヤクザ)”同士の熾烈な闘いへと発展していく――。企業を食い物にする暴力団の錬金術を過激に暴く、著者渾身の超フィクション!!

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