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当て馬同士の私たちが運命の恋に落ちるまで
社交界デビューの日、婚約者のフランが美しい令嬢アマンダと愛を誓い合う現場を目撃してしまった侯爵令嬢ロザリー。普通なら修羅場必至——のはずが、恋は理屈ではなく、ある日突然「落ちる」もの。本で得た知識からそう信じるロザリーは、自分が二人の障害ならば円満に婚約を解消しようと決意する。だが、アマンダは公爵家嫡子で近衛騎士のレオニールの婚約者だった。互いのパートナー同士が恋に落ち、自分とレオニールが恋人たちの「当て馬」になっていたのだ。二人を結ばせるには、レオニールにアマンダとの婚姻を諦めてもらうしかない。ならば、自分がレオニールの伴侶になればいい——そう閃いたロザリーは、「あなたの人生のパートナー……私じゃダメかしら?」とレオニールに申し出る。そうして三か月の猶予を得たロザリーは、自分がレオニールの伴侶にふさわしいことを証明するため奮闘を始めるのだが……