呂暇郁夫作品一覧

  • 楽園殺し ~鏡の中の少女~
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    その塵は人の想いを力に変え、災いを呼ぶ。 人に異能を授ける砂塵が舞う偉大都市。 荒廃した世界で、楽園とさえ呼ばれる偉大都市には、そんな砂塵を力に変え、様々な能力を発現する人々が集う。 そして、その能力を犯罪に使う者たちを取り締まる精鋭部隊<粛清官>が、この街の秩序を守っている。 粛清官ーー射撃の名手シルヴィ・バレト。そして寡黙な黒剣士シン。 とある事件を通じてコンビを組むことになった二人は、人を獣に変貌させるドラッグの捜査を任されていた。 だが、そのドラッグの流通には、粛清官たちの作った悪しき過去が潜んでいた。 現代に蘇った巨大な悪意が、獣の牙となって偉大都市に大きな傷を刻もうとしている。 粛清官に立ちはだかるは、屍者を操る能力者。熱線を放つ能力者。 そしてーー凶悪な獣人を作り出す、異端の能力者。 暴虐の限りを尽くした能力者たちによる死闘の末、最後に立っているのは…… 「わたしは、なんとしても完璧を目指さなければならない」 「今回のテロ事件。獣人事件首謀者の協力者と見なしてーー」 「ーー貴方たちを、粛清するわ」 吹き荒れる砂塵のなか、マスクをまとう能力者たちの物語が幕を開ける。 ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • リベンジャーズ・ハイ
    4.0
    スタイリッシュな近未来SF×復讐譚。 第13回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作!! 砂塵という有害物質による“塵禍”で文明が一度滅びた近未来。 砂塵を取り込んで異能力に変換できる“砂塵能力者”が力を持つようになっていた。 ここ偉大都市において、チューミーは、因縁の復讐相手“スマイリー”の行方を探りながら、復讐のためにその日暮らしの生活を送っていた。 情報を追って踏み込んだとある教会で、チューミーは治安維持組織である“粛清官”の大物、ボッチ・タイダラに身柄を拘束されてしまう。 絶体絶命のチューミーだったが、ボッチからの意外な提案を受け、一時的に粛清官に協力することに。パートナーとしてあてがわれたのは「これまでバディを解消されてばかり」というワケありのシルヴィ。正反対の性格と出自を持つ二人は、はじめは反発し合うのだが……。 小気味よい筆が紡ぎ出す、唯一無二で圧倒的な世界観!! バディものの王道でありながら、「異端」である二人を見事に描き出し、斬新なキャラ設定には舌を巻くこと間違いなし! 実力派新人による近未来SF復讐譚をお楽しみあれ!! ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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