倉島知恵理作品一覧

  • 女神の罪
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    病理医の杏里は、浪人中の妹、万里江の世話を母親から頼まれる。妹を預かったものの、うまく意思の疎通がはかれない。彼女に疲弊し始めた頃、CJ病患者の脳の試料が削り取られていたことに気づく。犯人は万里江か!? 感染の危険がある試料を何のために? 医学的因果関係を証明しえない悪は罪に問えるのか? 社会通念上の正義に一石を投ずる医学サスペンス。
  • クオリティ オブ デス 心優しき死神たちの物語
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    1巻99円 (税込)
    人はどこまで「死の価値」に手を加えることができるのだろう。早苗は、些細なきっかけで病理の道へ進んだ。多くの剖検を担当するうちに、幼くして亡くなる命、自殺、認知症、老人介護、終末期医療など、様々な命と人生の終焉を深く考えるようになる。命の瀬戸際で、人は何を思い、何ができるのか──。豊富な医療体験から綴られる、いつの日か「死」に向かうすべての人への問題提起の書。
  • ダイヤモンドと紙飛行機
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    1巻99円 (税込)
    葉子は娘理央奈とふたり暮らし。母を亡くした痛手からまだ立ち直れていない。一人っ子の理央奈は非常勤講師のママがいない日は寂しい、まだそんな年頃。母娘の“カノン”のような関係の一方、家出少年と不思議な老人は“エチュード”のような展開を見せる。老いについて、親を亡くすことについて、また子どもを愛することについて、葉子の世代に特にお勧めのきれいな文章が魅力の小説。
  • 遥かなる八月に心かがよふ
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    2007年に生きる少年、拓海と1923年に生きる少女鈴江。ある日、拓海は事故で、鈴江は病弱のため臨死体験をする。死を前に二人は異次元で出会うが、それぞれの時代に生還する。8月のある日、ケガから回復した拓海は公園の池のほとりで水面が異様な輝きをしていることに気がつく。そこに映っていたのは鈴江の姿だった。その夏、時空の歪みを通して交流を重ねた二人だが……。

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