小栗清吾作品一覧

  • 江戸川柳 おもしろ偉人伝一〇〇
    4.0
    天照大神から浦島太郎、義経や内蔵助、八百屋お七まで、江戸のヒーロー100人が、川柳でバッサリと斬られ、笑いとばされる! これで「ニヤリ」とできたら、あなたはもう江戸っ子だ! 「江戸のヒーロー、98人と1組と1匹を可笑しがる!」取り上げた川柳は、いわゆる正史だけではなく、神話・伝説・俗説の類、さらには講釈・芝居・謡曲などに登場する架空の人物まで、幅広い題材を含みます。それを、まるで見てきたかのように細かく描写したり、思い切ってデフォルメしたり、クイズのように仕立てたり、さまざまに加工して可笑しがるのが「詠史句」です。パロディですから、もとになった題材の知識がないと、面白さはわかりません。「エッチな句」や「世相を風刺した句」と違って、広汎な教養が要求されるのです。是非、江戸川柳作者が知識と才智を動員して作った句を読み解き、可笑しがってください。ふだんとはちょっぴり違った脳ミソの刺激になれば幸いです。──「まえがき」より(一部改変)──冴える邪推! どうでもいい細かな推察!  川柳作家の真骨頂がここにある!
  • 男と女の江戸川柳
    -
    ◇人の恥ずかしいところは、可笑しい◇男と女が関わる時は、身分も年齢も関係なく、本能に従って無防備になってしまうもの。それだけに、人間の可笑しさ、哀しさ、可愛らしさ、いわば人間の業のようなものがあからさまに現れてしまいます。ですから、もともと「可笑しい題材」なのですが、表現の仕方によっては単に「卑猥でみだらな」だけの川柳になりかねません。それをいかに工夫して「可笑しがる」か。そこが破礼句作者の腕の見せどころなのです。さらに、一つのシーンを切り取って描かれる江戸川柳を、物語を読むように仕立て上げる著者の演出にも、ご注目ください!
  • 吉原の江戸川柳はおもしろい
    4.5
    吉原を舞台に、男と女が色とカネをめぐって繰り広げる人間喜劇! 川柳作家の細かすぎる観察眼といじわるな表現に、思わず「バカだなぁ」とつぶやいてしまう一冊。落語ファン必読!

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