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夢から覚めても ~憧れの侯爵子息と夢の中で結ばれました~
貧乏男爵家の娘であるベルは、望まぬ縁談から逃げるため王宮の下働きとして働いている。同世代の少女たちが見眼麗しい王太子や側近である騎士に目を奪われる中、ベルは侯爵家の子息レヴィンに仄かな恋心を抱いていた。ある日、ベルは怪我を負った猫と出会い、手当をする。すると猫の飼い主だと名乗る女性が現われ、手当の礼として一冊の手帳をくれた。女性の言うことには、「書いたことがその日の夢として見られる手帳」らしい。半信半疑ながらもその夜、ベルは手帳にこう書いた。『レヴィン様と秘密の逢瀬』 するとそれは本当に夢となり、それ以来、レヴィンと過ごす幸せな空想を手帳に書き綴ることが、ベルの日課となった。数日後、ベルは「現実の」レヴィンに声を掛けられる。初めてのことに驚くベルを差し置いて、レヴィンは続ける。「観劇に行く約束をしただろう?」 ベルは確かに、レヴィンと観劇に行く約束をしていた。しかし、それは「夢の中」のはずで……。 -
余命一ヶ月の公爵令嬢ですが、独占欲が強すぎる天才魔術師が離してくれません!?
目覚めたとき、胸元には毒々しい花文様が浮かびあがっていた――。王太子の婚約者であるアリーチェは、彼に贈られた首飾りにより余命一ヶ月の呪いにかかり、婚約を解消されてしまう。傷心の彼女は、助けを求めて天才古代魔道具研究家のクロムのもとを訪ねる。アリーチェの命を飲み込むように広がる文様の成長を止める唯一の方法には、クロムの存在が必要だった。彼に運命を任せることにしたアリーチェだが、解呪のためなのに、魔力を注がれ、舌を這わされると、少しずつ思考回路が蕩けていって……。「そんな表情で見ないで。抑えが利かなくなる」呪いをかけた真犯人を追いつめるほどに、二人の想いは強く、深くなっていき……!? ※電子版は単行本をもとに編集しています