茅原ゆみ作品一覧
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3.0
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3.5
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5.0派手な容姿と、それに見合わない大人しい性格の大学生・日菜子は、見た目だけで判断されることがコンプレックス。そんな日菜子が好きになったのは、大学近くのカフェのオーナー凌平。寡黙でワイルドな雰囲気漂う彼の繊細な気遣いに、一気に恋に落ちてしまった。とうとう彼のそばにいたい一心でそこでバイトをすることに。日々、彼を目で追っていた日菜子は、「いつも俺のことを見ていただろう?」と指摘され、凌平に告白される。しかしコンプレックスからつまらない女と嫌われたくない日菜子は「お兄ちゃんにそっくりだから」と嘘をついてしまう。本当は両片想いの二人。なのに、お互いの気持ちが見えない。そこに凌平の元カノも登場して――?
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4.0
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2.8
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4.0美しい白金色の髪にラベンダーの瞳は、魔法使いに強大な力を与える『月の雫』の証。麗しいコーネリアはまさしくその『月の雫』であった。十八歳の誕生日を迎えた夜、国を守る三大魔法使いの一人、黒の魔法使いアンドレアスの使者がやってくる。コーネリアはアンドレアスの花嫁になることを定められていたというのだ。泣く泣く両親に別れを告げ、アンドレアスの待つ城へ行くと、現れたのは黒い衣装に身を包んだ麗しい男だった。さっそくアンドレアスに求められ、処女を捧げて乱れた夜を過ごしたコーネリア。そんなコーネリアにアンドレアスが冷たく告げる。『月の雫』の体液のすべてが魔法使いにとっては甘い蜜であり、魔法を発動させる力を増幅させるのだ、と。愛ゆえではなかったのだ。コーネリアはショックを受けるが、どれほど悲しんでもアンドレアスは拘束こそすれ解放してくれることはなかった。
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4.0高校生の頃、平本理央は初めての恋を知った。相手は、駅のホームの向かい側に立つ青年、榊春朋。些細なことで言葉を交わすようになった二人は、春朋からの告白を機に付き合うように。しかし二人は、気持ちのすれ違いから別れてしまう。それから八年後、出版社の文芸部編集者となった理央は、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気作家、坂井晴の担当を任される。梅雨空の中、坂井に会いに行った理央の前に現れたのは、なんと春朋だった。未だに春朋を愛していた理央は、突然の再会に激しく戸惑う。しかし春朋は人が変わったように冷淡で、酷薄な人物となっていた。そんな彼に、同居人の幼馴染みを今彼だと誤解された理央は、春朋に抱かれてしまうが――。