ブロンズ
レビュアー
  • 1/10の花嫁 6

    ネタバレしたくないが最悪の展開

    連載当時に読者人気等その他色々知っていたのであれば話は違ったのかもしれないが、個人的には最悪の展開を重ね続けた漫画。

    1人だけいるジョーカーを選ばないようにするという作品の趣旨は良い。
    しかし、読者目線でジョーカーが誰かをはっきりわかっている状況で露骨にジョーカーを選ばない展開を続けていくという滑稽な展開には嫌気がさした。
    途中からテコ入れをしていたのか露骨にエロ描写も入れていったせいで、序盤に主人公のことを好きだったけど落とされてしまったヒロインが不憫でしょうがない。

    メインヒロインだと思われていたあの子が実は……という展開や、主人公からも選ばれず、エピローグでも救われること無く他界するという展開も一番最初の展開のことを考えればクソである(ぶっちゃけ最初の設定いらないだろ、という気持ちにしかならない)。
    (恐らくは当時の読者人気を反映したのだろうと思われる)最終的に選ばれたヒロインのファンからすれば、自分が好きだったヒロインが選ばれた!やったー!で終わるのかもしれないが、正直釈然としない。
    ついでに最後に選ばれずに終わったあのヒロインが実はそれまで一切描写が無かったけど悪女でした。選ばなくて良かったね!みたいな展開をエピローグで唐突に入れてくるのはもっと気に入らない。
    最終的に選ばれたあの子が一番の正解なんだということを表現したかったのかもしれないが、それまで欠片も描写しなかったことを突然ねじ込んでくるのは推理ものならば悪手にもほどがある手である。
    それまで時代劇だと思っていたのにいきなりガンダムが出てきたかのような展開と言えば良いだろうか?
    その子を悪女として扱うのであれば、それっぽい伏線をいくつも話の中に入れておいて、もしかしたら?と読者に思わせるくらいのことはしてほしかったものである。

    連載当時のことを知らないので推察だけで言ってしまって申し訳ない。
    しかし、全体的に見て、個人的に本作については「人気が低迷していたから、その時々の行き当たりばったりで設定を次々と変え続け、テコ入れを続けながら延命して、最終的に読者人気の高かった子とくっつけた」だけの作品というイメージを抱いた。

    絵は良いと思うので、次回作以降は連載開始当初からきちんと設定を練って、行き当たりばったりで物語を破綻させないようにするか、あるいはシナリオ担当を別につけた方が良いと思う。

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    2023年06月10日
  • ストラテジックラバーズ 2
    ネタバレ

    個人的には嫌いな展開になりそう

    ネタバレ配慮で「誰」とは言わないものの、主人公は最初の選択を間違えます。
    しかし、これは物語を面白くさせるためには当然のことと言えるでしょう(推理もので真っ先に犯人を当ててしまったら話は進展しないので)。
    ですが、その選択が本当に正しい選択だったのか?はたまた間違った選択だったのかは明かさないようにする方が面白かったと思います。

    そもそも論として「今5人いるけど、来週1人来るから今いる5人から1人を落とせ」という話自体がおかしいです。
    普通ならば「今5人いるけど、来週1人来る。しかし5人までしか認められないから誰か1人を落とせ」となる筈です。
    本当に追加メンバーは正しい選択なのか?本当に今いる5人の中から落とさないといけないのか?
    そういう疑問を持ちながら読んでいたのもあってか、最初の1人を主人公が決める流れやその時の物語全体の展開にマイナスの感情を抱いてしまいました。

    最初に書いたようにここで「正解」を選んでしまったらそのあとは大した波乱も無く物語は終わってしまいます。
    そのため、物語を面白くさせるために「間違い」を選ばせることは作者としては当然の選択だと思います。
    しかし、「選んだ彼女」が「正解」なのか「間違い」なのかを選んだ直後に読者に伝える必要があったでしょうか?
    しかも本当の「正解」が誰なのかを教えるような展開まで描いて。
    言ってしまえば「クイズミリオネアで挑戦者が選んだ答えが間違いであることがわかっている状態で長いタメを見せられている」ような滑稽な気持ちになりました。

    自分が抱いたその気持ちが正しいのかどうかを判断するためにも最新巻まで読んでからレビューするべきだとは思いますが、今2巻の途中までしか読んでいないこの状態で既に「個人的には嫌いな展開になりそう」という不安が大きいです。
    具体的には「読者目線だと誰が正解なのかがわかっている状況なのに、主人公は頑なにその間違いを引き続けるという様を見せつけられる」という展開です。

    推理ものというのは最後まで犯人がわからないからこそ面白い。
    犯人が誰かわかっている状態で最初から読んだら仕込まれていた伏線に気付けるので再度面白い。
    そういうものだと思っています。

    そんな自分にとっては不安があまりにも大きい。これが私の正直な感想です。

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    2023年06月10日