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ネタバレ 購入済み
悲しい名作
普段レビューは中々書かない派なのですが、どうしても書きたくなったので書きます。
率直な感想としては、ただただ悲しいです。互いが帰る家で、ある意味互いに依存して生きている。けど、それは世間的に許されるものではなくて、たくさんの葛藤の中で2人は生きていたのだなぁと考えさせられます。
冒頭の時点で大体の結末は予想できるため、1ページ進むごとに胸が締め付けられる思いでした。最後はボロ泣きで、でもこれが2人にとってのハッピーエンドなんだと思います。次の世界でアランはヘイデンを見つけられたのでしょうか。アランもヘイデンも、過去の経験から「生への執着」が希薄だからこそ、最後の選択になったのだろうと思います。2人とも、話の中では明言していませんが「いつ死んでもいいかな」という雰囲気が漂っていて、でも2人があの街で出逢ったことで2人は互いが「生」へとどめる存在となったのだと考えます。しかし、ラストで片割れ、ある意味帰る家を失くしそうになった時、彼らにとって生は重要ではなくなった…と表現していいかわからないのですが、生の苦しみよりも死の救い・2人の世界へ行くことを求めたのだと思います。長くなってしまいましたが、互いが帰る家だからこその選択を潔く受け入れようと思います。受け入れるまで時間を要しそうですが…(これを書いてる今もまだ立ち直れてません。泣きすぎて目が痛い。)
イラストが儚さを感じ、ストーリーも相まって長い映画を観ているような気分になります。オススメです。ぜひ読んでみてください。