【感想・ネタバレ】リバースのレビュー

あらすじ

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。そんな深瀬が自宅以外でリラックスできる場所といえば、自宅近所にあるクローバーコーヒーだった。ある日、深瀬はそこで、越智美穂子という女性と出会う。その後何度か店で会ううちに、付き合うようになる。淡々とした日々が急に華やぎはじめ、未来のことも考え始めた矢先、美穂子にある告発文が届く。そこには「深瀬和久は人殺しだ」と書かれていた――。何のことかと詰め寄る美穂子。深瀬には、人には隠していたある“闇”があった。それをついに明かさねばならない時が来てしまったのかと、懊悩する。

『夜行観覧車』『Nのために』のスタッフが結集し、本作『リバース』は2017年にドラマ化。主人公の深瀬和久には藤原竜也。恋人役には戸田恵梨香。深瀬の親友、広沢由樹には小池徹平。深瀬の大学時代のゼミ仲間には市原隼人、玉森裕太、三浦貴大など出演し話題になった。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いくつも張り巡らされた伏線、最後にどんでん返しがあるとわかっていても、まさかの結末は想像だにしないものだった。リバース、それはまさに深瀬の立場が逆転した瞬間、物語の終わりを告げる言葉だった。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすくてコーヒーの匂いがしてきそうな小説でした笑笑
人生初めての彼女が親友の元彼女だったことは構成的にも綺麗だなと思った。人の善意が人を殺してしまったことを最後の1行で知らされた時の虚脱感がなんとも言えなかった。自分の仲良くしてる人のことは些細なことでも知らないとだなとすごく痛感した。

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2025年11月16日

ネタバレ 購入済み

読みやすいのに読み応え抜群

読みやすい。途中までは何となく想像出来る展開が続くけど、それでも文章が読みやすく面白い。広沢という人間にどんどん惹かれていくのに、どこまでも掴めない透明ないい人で不安になる。それでも最後、美穂子によって広沢が本当に深瀬を友達だと思っていた事が明かされて、、。悲しくも辛いエンドかと思いきや伏線回収しまくってどぎつ過ぎる真実にたどり着いてしまう。深瀬は、自分が広沢を殺した張本人だという残酷な真実と今後どうやって向き合い続けるんだろう、、。

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2025年05月18日

匿名

ネタバレ 購入済み

引き込まれました

読み終わったあと放心状態でした。
上げて落とすとはこの事かと...
結末は想像していたのと全然違ったし、読後感はさすがイヤミスの女王...という感じでした。
初めて読んだのがこの作品でしたが、完全にハマりました。

#泣ける #ダーク

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2023年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直、1/3くらいまであまり面白みが分からなかったけど、半分くらいから一気に読み進めた。
特に最後の1ページは衝撃だった。まったく想像していなかったラストが最高で最低だった。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかった。何か教訓めいたものを得たというよりは、ただただ面白いミステリだった。最後の一文には驚かされた。人を色で例えると、広沢は、相手に合わせて相手の色に染まることができると言う理由で、透明だと言うのは上手く言ったものだなと思った。作中で、優しくて、聖人であるような描かれ方をしていた広沢に、烏滸がましいが自分は似ていると思った。理由の一つ目は、相手に合わせて自分を変え、相手の色に染まるところ。そして二つ目は、そんな自分は自分を持っておらず空っぽだと悩んでいるところ。三つ目は、いじめや争いが起きた時、加害者側を糾弾したり裁いたりすることには興味がなく、ただ単に傷つく人がいる状況が嫌で、早く収めたいと思うところ。だから最後に深瀬が広沢ノートに「広沢は由樹は空っぽではない」「広沢由樹は優しさで詰まっている」とかかいたシーンでは、ほんの少しだけ救われた気がした。広沢には共感できたが、深瀬、古川には共感できない。カーストを気にして上カーストの人とつるもうなんて思ったことがないし、相手は優しいから自分とつるんでいるなんて思ったことがないから。実際そうだと思うし。(これは驕りとかではない。)広沢は結局海外のどこに行きたかったのかとか、ほっぽり出されて回収されていない伏線があったのは、少し残念だった。あと、文章が読みづらかった。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やられた
気づかなかった
伏線が散らばってるのは感じたが、
見事な伏線回収

この後彼は絶望に落ちないか
この後の彼は大丈夫か心配になった

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラストは秀逸なのだが、それまでの主人公の心理、立ち位置みたいなのを丁寧に描いていたので衝撃が大きいのだと思う。

死に至らしめた一因はあるけれど、一緒に行ったゼミの仲間の中では自分が一番罪が軽いとどこかで思っていた主人公。迎えに来いとも行けとも俺の代わりに行ってくれとも言ってないし、酒を飲ませた訳でもない。むしろ自分は優しく珈琲を淹れてあげたくらいに。まさかそれが..

タイトルの意味は、自分が思ってた世界が逆転するってことかな。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

広沢の死をめぐる物語。主人公は何も広沢について知らなかった。知ったつもりでいた深瀬(主人公)は人間味があり、あまり良い性格とは言えない。そんな人物が優しい広沢を知るために行動を起こす。広沢の事故についてめぐることにより、だんだんと告白文を誰が送ったのかにたどり着いていった。その告白文がなければ、広沢のことを深く知る、そして心にとどめておくことはなかったと思う。そんな主人公に嫌気がさすが、それはゼミの仲間もそうだ。物語として、大きく展開が動くことはない。しかし、最後に広沢を殺してしまったのは自分だったかもしれないことに気づく(蜂蜜は蕎麦から作られていた。広沢は蕎麦アレルギー)。いい感じに物語が終わると思えば、そんな仕掛けもあった。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

蕎麦アレルギーで、蜂蜜に蕎麦が含まれているというのが衝撃だったけれど、それ以外が長ったらしく感じた。

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2025年11月17日

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