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Posted by ブクログ
大学時代に主人公を含めた友人五人(一人は後で合流する予定だった)で旅行に行くも友人の一人の広沢が事故死してしまい、四人は原因が自分達にあるのを悟りその事を秘密にしていくことにするも、数年後主人公たちのことを「人殺し」と非難する貼り紙が四人に送られ、その犯人を探っていくにつれて広沢が大学生になるまで地元でどのような人間だったのかを知ることになる、というストーリーで作者お得意のイヤミスが繰り広げられつつも前に進めそうな終わりかたになるかと思いきや、ラストの1行に唖然とした。「編集部からのお題」から生まれた本作はどんでん返しとしても名作だと思った。
Posted by ブクログ
最後の最後にびっくり展開、ゾワゾワゾワゾワってなった!
探偵であり犯人でもあるなんてねえ
でも結局悪気がなく殺してしまってたって言うのも切ない。
人に合わせる性格ってやっぱり他人からはいいと思われても自分では悩むよなぁ。なのに深瀬と古川みたいな人にも自分の内側を話せなかったのか。広沢も切ない。
途中の伏線もすごいし、もう1回読みたくなる。
途中のゼミ旅行のシーンはもう一気に読んだし、謎が解決していくとこも一気に読んだし、久しぶりにこんなに楽しませていただいた!
コーヒーにはちみつやってみたい、
Posted by ブクログ
読み終えたあとに、タイトルの意味になるほど!となった。
読み進めながら、なんとなくこんな展開になるんだろうなって予想するけど、見事にそれを裏切ってくる結末。
伏線もたくさん張り巡らされてあって、それを見事に回収してくれてスッキリかと思いきや、さすがイヤミスの女王。
普段コーヒーを飲まないけど、飲んでみたくなるような。蜂蜜を入れて、ね。
ヒントは・・・コーヒーと蜂蜜と、蕎麦。
匿名
引き込まれました
読み終わったあと放心状態でした。
上げて落とすとはこの事かと...
結末は想像していたのと全然違ったし、読後感はさすがイヤミスの女王...という感じでした。
初めて読んだのがこの作品でしたが、完全にハマりました。
Posted by ブクログ
湊かなえさんの本にしては内容が単調だなあと思ったが、最後の最後に鳥肌でした!声も出たし、本も落としかけました。表紙がコーヒーなのも納得です。『主人公がじつは真犯人で、しかしそのことに当人が気づくのは最後の場面』というお題に沿って書かれた小説らしいです。
Posted by ブクログ
最後のページを読んで鳥肌が立った。犯人お前やったんかい!自分のせいで死んだと分かった犯人は告白するのか!?湊かなえ節炸裂って感じで面白かった。
Posted by ブクログ
初めての湊かなえ先生。真実発覚と同時に突き放されるような終わり方。この後どうするんだ、と考えさせられる。最後に自分だけが気付いてしまった真実を、周りに打ち明けるのか、美穂子と広沢と自分の関係が分かった上で、隠す動機もできてしまった上で打ち明けられるのか?答えは・・・、NOだ。と、告発文を見せられた時と同じ選択を繰り返すのだろうと思う。
巻末の佳多山大地さんの解説、素晴らしかった。
Posted by ブクログ
大学の同じゼミ生で夏の一泊旅行にいった先で起きた交通事故。自分にも責任の一端があったと心にわだかまりをもちながらしがないサラーマン生活を送る深瀬。
広沢を知るためにあった広沢のかつての友人たちから聞いたのは深瀬の知らない一面。広沢の友人だと思っていたのは自分だけだったのではと思い始める。
広沢の元恋人からの心が救われる一言があっての最後のどんでん返しでもう一回どん底にびっくり
Posted by ブクログ
満を持して読んでみた。
元々ドラマを観たことがあったので、ところどころ覚えてるところもあったけど、それでも面白かった。
結末がやっぱり恐ろしい…
ある意味1番バッドエンドな気がしました…
知らない方がいいこともあるなと思いました。
Posted by ブクログ
後半になるにつれて、犯人が気になって、あっという間に読めた。
また、主人公の深瀬の心理描写とか、他人を見る目とか、内向的な部分に共感できるところも多くて、言語化が素晴らしいと思った。
最後の一行に全部持っていかれて、色々と考えてしまった。
食べ物がたくさん出てくるから、それを食べたい(特に蜂蜜トースト)のと、とても美味しいコーヒーを飲みたくなった。
Posted by ブクログ
とても読みやすくあっという間に読めてしまった。
後半に犯人が解ってきたが、まさかの最後にしてやられました。
この後の深瀬はどうなったのか。
知らなかったとはいえ、取り返しのつかない事をしてしまい自分だったらとても耐えきれないだろうと思う。
久々の湊かなえ作品だが、やはり安定の一冊になりました。
Posted by ブクログ
イヤミスの女王なのに、最後うっかり油断した。
ラストのはちみつのシーン、読みながら、やめろーやめてくれー!って頭の中で鳴ってた。
コーヒーを飲むこと、そして人のためにコーヒーを淹れることが人生の喜びであったのに、またしても大切なものを失って深瀬はどうなるのか、、、
自分だったらとてもじゃないけど精神が耐えられない。
Posted by ブクログ
語り手がまさかの犯人であったという結末。
動機と結果が逆転するという摩訶不思議な現象が上手く表されている。
そう。ずっと守っていたかった友人を殺した読者の動機は愛していた美穂子を奪うためであったと。
秘密を1人でこれから抱えて生きていくは筆者はどんな気持ちでこれから過ごしていくのだろう。
最後はコーヒーを飲んだ後のように苦いものになったよ笑
Posted by ブクログ
あまりにもコーヒー、蜂蜜が出てくるから
何かしらあるかと思ったけどなるほど…
犯人探しの中で広沢の人生を深掘りして
両親、友人、彼女、自己投影できる存在。
いろいろなことを知った上でのラスト。
これは素晴らしいイヤミス。
深瀬だけが気づいてしまった事実。
この事実を深瀬はどうするのだろうか…
とても面白かったです!
Posted by ブクログ
最初の50ページくらいはすごく見覚えがあったので、多分昔読んで、期限が来て返却したことがあったんだと思います。今回はちゃんと最後まで読むことができました。
今作は本当に新感覚で、迷わず星5を付けました。語り手である主人公が最後の最後、本当にラストの1ページで犯人だったと明かされるだなんて、一体誰が想像できたでしょうか。しかも主人公自身もラストまで気付いていなかったことも相まって、読後のゾクゾク感がすごかったです。
第4章までは、正直物語の終結点も見えず、ダラダラ進んでいて、読むペースが亀のようでした、しかし、第5章での怒涛の伏線回収パートから、最終章への疾走感がとんでもなく、ラスト2章はイッキ読みでした。
タイトルがなぜ「リバース」なのか始終わかりませんでしたが、最後の最後で納得でした。
広沢が実は飲酒していたことを広沢の御両親に打ち明けると決意した主人公の深瀬。彼はこの物語の後、飲酒の事実のみを伝え、自分が犯人だということは黙って生きていくのでしょうか。それとも、2つの隠された真実のどちらもを明かすのでしょうか。彼がどういう選択を取るのかが気になります。