あらすじ
クマもウサギもオコジョもライチョウも
日本の山でがんばって生きていた!
『ざんねんないきもの事典』の次に読みたい、
自然界のひみつ
日本の山で、がんばって生きている、身近な動物たち。
かれらがどんなふうに毎日暮らしているか、
じつは、まだまだ知られていないことがたくさんあるんです。
『クマとたぬき』の帆さんによる、ほっこり、ユーモラスなマンガと、
『ざんねんないきもの事典』の今泉先生による、びっくりの動物エピソード。
さらに一歩ふみこんで、大きな自然のしくみにせまっていきます。
・雪の下に小さな世界があった!
・ムササビの巣穴は人気アパート?
・ナキウサギは干し草をつくる。
・野生ではボスザルはいない?
雨の日は、どうくらしているんだろう。
動物たちはどんなふうに世界をみているんだろう。
すぐとなりにある大自然をのぞいてみよう。
キャンプやハイキング、山登りが100倍楽しくなる
「あしあとの見方」「山に残されたサイン」「フンの見方」なども収録!
★今泉先生の「はじめに」より -------------------------------
ずいぶんと長い時間がたちました。私は50年以上、動物のことを勉強してきたんです。本で勉強したことと、山と森で体験したこと。それがこの本に書いてあります。私の経験と知識がぜんぶ入っているから、これを読めば、小さな動物学者になれますよ。
動物のことを知ることは、大きな自然のしくみを知ること。それは、ひいては人間の生き方、どうやって生きていくか、につながると思います。自然を大事にしようって、わざわざいわなくても、自然のしくみがわかれば、おのずから大事にしてしまうんです。
★マンガ・帆さんの「はじめに」より -------------------------------
日本の動物たちは一見素朴ですが、複雑で細やかな模様や色合いをもっていたり、森や里山に適した姿をしていて、日本の自然にこそしっくり溶けこむ美しさがあると思います。 (…)山や森で動物たちが生き生きと暮らしている姿を描きたいと思いましたので、楽しんでいただけたらうれしいです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・漫画がついていてわかりやすい。
・次山や森に行くときは、動物がつけた印を意識して見てみたい。
・熊やハチなどにあったとき、どうすればよいのかわかってよかった。
・動物の生き方や気持ちを知って、大変さがわかった。(可哀想、酷いなぁと思った)
・とても良い作品だった。
Posted by ブクログ
山歩きをすることが多く、たまに見かける動物の痕跡から、その生態をちょっとでも知っていると楽しそうだなと思って読んだ。
著者は『ざんねんないきもの事典』を作った人。なので、切り口がキャッチーで面白い。『リスはキノコを見分けて食べているわけじゃないから、たまに毒キノコを食べて酔っ払っちゃう』みたいな。
山で動物たちに出会うのが楽しみになる本。