【感想・ネタバレ】四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)のレビュー

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解決編の途中までは、うわぁ……ってテンションで読んでた。
誘電エラストマーで出来た家と言われましても……って。

でもそこからが本番だった。

犯人は実は家のAIで、家自体が犯人でした!
家に閉じ込められてしまったけど、水平線効果を利用して助かりました!
いやー、最高。

特殊素材で作られた家という一発トンデモネタで押し切るのではなく、その後の脱出劇にこそ綺麗な伏線と論理が敷かれていて、よく考えられているなぁと。

五代さんの正体は実は復讐をたくらむ女で~ってのは無理やりな展開だなと思ったけど、その頃にはそんなのどうでもよくなるくらいに脳が興奮しているので問題なしです(笑

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2021年11月22日

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探偵AIシリーズ第三弾。
雪に囲まれた山荘で殺人事件が次々と発生していく長編シリーズ。連続殺人が発生しその犯人を暴いていくという基本的なストーリーながらもその真相がぶっ飛んでいた。しかしその内容もAIというものをテーマにした今作ならではの内容だなぁと感じた。真犯人がまさかのAIが組み込まれた館自身という結末にはとても面白かった。そして伏線の張り方がとても面白く、若干無理矢理な所はありつつもそれをあの衝撃で吸収しているところが飽きずに読めて楽しかったです。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
合尾輔:島崎信長
相以:伊藤美来
以相:喜多村英梨
四元錬華:豊田萌絵
四元凜花:坂本真綾
四元欽一:茶風林
四元銀子:渡辺久美子
四元銅太:田村睦美
四元カトル:大原さやか
三名本光:古川慎
五代守:能登麻美子
二村:前野智昭
一ノ瀬:瀬戸麻沙美
伊山久郎:銀河万丈

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2022年02月23日

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今回、以相の出番はほとんどなかったが、相以と主人公の探偵&助手らしい動き、そして館&ありきたりなクローズドサークルという古典的な探偵ものをしているかと思いきや…やはりAIものらしいというか、これはSFミステリーだと再認識した。AI特有の問題点をテーマにしつつ、こういったミステリーに仕上げられるのは三作目が出ているだけある。
ただ、依頼者がぽっと出のただの元山ガールなのは少し拍子抜けであった。

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2022年01月21日

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表紙がよすぎて、シリーズ第二巻を飛ばして先に第三巻を読んでしまった。
今回は館ミステリということで楽しみにしていたら…真相はバカミスの域に達しかけた、想像の斜め上のものだった。久しぶりに読んでいて変な声がでた。
賛否はあるかもしれないが、館ミステリに新たな歴史を残す作品なのは間違いない。ミステリ好きなら一読の価値あり。

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2021年12月20日

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館ものだが、トリック&犯人は本当に意外で他にないものだった。
かなり無茶な話だけどオリジナリティはすごいと思う。

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2021年10月23日

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 『探偵AIのリアル・ディープラーニング』『犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー』に続く、シリーズ第3作が到着した。装丁のせいか、近所の書店ではライトノベルの棚に置かれていた。プラスチック製の特製しおり付き。

 以相(いあ)がネットで闇の犯罪オークションを開催する。金を積めば何でも受けるというわけではない。重要なのは、以相が興味を惹かれるかどうか。落札したのはある少女。彼女の願いとは復讐だった。

 以相の犯罪を阻止すべく、探偵・相以(あい)と輔のコンビは、苦労の末に山奥に建つ奇妙な館・四元館にたどり着く。そこにいるのは曰く付きで訳ありの人間ばかり…という典型的な館ものかつ嵐の山荘ものですね、はい。

 特にこのシリーズの大ファンではないが、曲者の早坂吝が超定番ジャンルに挑むとどうなるか。はっはっはっはっ、すげえすげえ。呆れた。笑った。この人の手にかかれば、フェアかどうかなどという議論は極めてチンケに思えてくる。

 意外な犯人のバリエーションはそれなりに読んできたつもりだが、これは前例がないだろう。大御所なら絶対書かないし書けない。あらゆるしがらみを超越した作家・早坂吝にしか書けないし、許される。そして、このシリーズの枠内だからこそ。

 この大ネタだけでも十分に元は取れたのだが、敢えてケチをつけるなら、相以VS以相という対立軸が霞んでしまった感はある。相以は前作で以相に敗れてふさぎ込んでいたそうだが、もはや前作の勝負をよく覚えていない。

 そもそもこのシリーズに、AIという括りは必要か? という身も蓋もない疑問も浮かんでくるが、今回もAIに関するあるキーワードが鍵になっていることには触れておこう。現実世界のAIは、まだまだ黎明期だよねえ。

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2021年07月20日

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「ミステリーのトリックは既に出尽くした」という意見を聞いたことがある。

だが、自信を持って言える。この作品で使われているトリック、犯人は100%世界初だと思う。
とにかく新しすぎる、大胆すぎる、斬新すぎる、そして何よりミステリーとして魅力的すぎる。

ロボット大会のところで一応誘電エラストマーの説明がされているところも憎い。

そして館の仕掛け、AIの特性を活かしたラストも良かった。

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2021年07月11日

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 AIが犯人。
 AIが探偵。

 こういう作品が出る時代になったんですね。

 犯行をオークションで募集するAIが競り落とした犯罪は本当に子供が落札したものなのか?

 そこから始まる事件は大変に楽しゅうございました。

 これからこうした作品も増えるんでしょうね。

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2021年06月28日

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第一作目が面白かったので、続編手に取りました。
相変わらず相以ちゃんが可愛かった〜
読みやすいし,途中まではワクワク読みましたが,トリックが、、、
家自体がロボットで意思を持って動くとかw,発想は面白いけど,バカトリックすぎて、、、
斬新なミステリーを書きたいという思いはわかりますが,斬新すぎl

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2024年04月06日

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AIによる殺人だとは想像できなかったので凄いびっくりした。AIや食べれるロボットなどこれまで色んな要素が出てきたけど誘導エラストマーの家が一番魅力的だった。
あまり現実味がなかったけど想像してなかった結末で読んでて面白かった。

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2023年05月18日

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ずっと気になってた3作目!1作目から追いかけて、やっと読めました。

そしてとても面白かった!中盤まではゆるゆると進んで何も起こらず…「あれ?残り少ないな?」って思ってきたら事件が起こり、そこからは早かったです。

ところで、これ犯人わかる人いるのですかね?いたら凄いな。私は全然わからずに完敗でした。むしろ推理と犯人を聞いた時、声を出して笑ってしまいました。だってそれ、全然思い浮かばないもん。笑

あと、以相様がツンデレにしか見えなくなってきました。笑 相以と仲良く話すシーンはありませんが、2人にしか分からないような合図というか…息があっててすごかったです( 帰ってきて、語彙力 )

若干なんでもあり感が出てきて.「そんなのあり!?」てなシーンが増えてきましたが、面白さは変わらないです。AIに少しは詳しくなれたかな。

続きが出たらぜひ読みたいです。

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2022年07月24日

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館もののミステリーですが、文字通り館ものってかんじですね。この表現だけでネタバレになります。
それを面白いと思えるかどうかだとおまいますが、私は楽しめました。

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2021年09月18日

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