【感想・ネタバレ】武器化する嘘 情報に仕掛けられた罠のレビュー

あらすじ

批判的思考で真実を見抜け
私たちは日々洪水のようにあふれる情報のなかで暮らしている。それらの中にどれほど多くの嘘があるかを知ったら、きっと驚愕することだろう。インターネットやソーシャルメディアのおかげで、誰もが自由に情報を得ることができ、自由に発信できる。しかしその情報は本当に正しいのか? そんなことを考える人はいない。そうして嘘情報はコピペされ拡散していく。世の中は真の情報と嘘の情報が入り乱れる油断もスキもない世界と化しているのだ。
狡猾なごまかしにだまされないために何が必要か。情報を鵜呑みにして信じるのではなく、常に批判的な目線で吟味することだ。人生で大きな決断をするとき――投資をする、家を買う、学校を選ぶ、病院を選ぶ――そんなとき嘘情報にだまされてしまえば人生を台無しにしてしまいかねない、と著者は警鐘を鳴らす。

本書は3つの視点から世の中の嘘を暴いていく。パート1では「数字」に焦点をあて、表やグラフに仕掛けられた巧妙な罠を暴く。パート2では「言葉」。私たちは簡単に人の言葉を信じる。特に真実が一片でも含まれていると、いとも簡単にだまされてしまう。その言葉がもたらす危険性を実例で紹介する。パート3では「世の中全体」に目を向け、ニセ科学や月面着陸否定説、9.11陰謀説などのカウンターナレッジ(事実に反していて根拠がないガセネタ)についても詳しく言及している。

本書を読むことで、社会に蔓延する嘘を見抜く目線を手に入れることができる。そして、いつも正しい判断がくだせるようになるだろう。

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Posted by ブクログ

インターネットなどで簡単に情報が取得できる現代に置いて、特に情報を鵜呑みにするなと警告している本。かなり読みずらい部分が多々あるものの、この本が言っていることを自分なりに解釈すると以下になる。
なお自分なりの解釈なので、間違ってたらすみません。

①情報、話は半分本当、半分嘘と思って聞き、解釈せよ
②事実と解釈をしっかりと分けて解釈せよ
③事実と思われる記載であっても嘘の記載がある。何かおかしいと感じる違和感を信じよう

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2023年01月18日

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