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おばさんー「あなたたちだけでは通してもらえない道も、私が押せば閉ざされた関門が開くかもしれない、他に困ってることはないの?と腕まくりしてくれる、大人の女性だ」。未来の子どもたちのために、そんなふうに歳を重ねたいものだ。盛りだくさんの内容だった!
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エッセイかと思って買ったから最初は少し驚いたけど、途中から夢中で読んだ。これは面白い…
こんなおばさんになれるかな、なりたいな、と思ったし、こんなおばさんたちに助けられながら生きてきたんだな、とありがたさがジワジワと。
おばさんの話を通して女性蔑視やシスターフッドなども書かれていて、そうそう!と同意しながら胸がすいたような爽やかな気持ちになる。
あめちゃんの話は何故か涙が出てきてしまった。おばさんカッコ良すぎるよ。
みんなに読んでもらいたい、けどきっと興味ない人には長すぎるのかな。私はもう一回読み直そう〜
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無数の小説、漫画、映画、実際の女性から、素敵なおばさんたちが小気味良く紹介され、なんかさっさとおばさんになりたいかも!とだんだんワクワクしてくる、アラサー女にとって希望でしかない一冊。
古典では『更級日記』『若草物語』、最近の小説では松田青子『おばちゃんたちのいるところ』、漫画ではヤマシタトモコ『違国日記』、映画『マレフィセント』、他にもたくさん…と素敵なおばさんを堪能できるエンタメガイドとしても楽しめる。
「知力や財力や行動力、もろもろの不思議なパワーを行使して、その恩恵を下の世代に気前よく分け与えてやる」「疾風のように現れて疾風のように去っていき、見返りは求めないが、お菓子のお供物には無邪気に大喜びする」。
私も、そんなフェアリーゴッドマザーのようなおばさんになりたい!
本好きで妙齢の女性の皆様、これは必読です!ぜひ!
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おばさんに込められたネガティヴな意味、蔑称としての呼び方を、たくさんの資料物語などから例を上げ、あるべき〈おばさん〉の再構築。私達が誇り高く名乗れる一般名詞へと導いてくれる。快哉を!
そしてブックガイドとしても興味深く読みました。
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最近、自分の心の中での一人称がちょいちょいおばさんになるので読んでみた。
年をとる=女性は人間としての価値を失う、みたいな価値観は変わったらいいなと思うし(逃げ恥でゆりちゃんが言っていたことに通ずる)、将来私が結婚しなくても、子どもを産まなくても、胸をはっておばさんと呼ばれたい。おばさん、次世代のみんなが生きやすい世の中にするからね!!!という気持ち。同世代でも、既にお母さんな子とは共感できないかもな、とちょっと寂しくなった。
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第一部 未来を向いて生きる中年
第二部 母とは異なる価値観の提示
第三部 少女でもなく、老婆でもなく
第四部 社会の中に居場所を作る
第五部 おばさんになる方法
ジェーン・スー×岡田育 巻末特別対談
岡田育さんは20歳近く年下なので、私が自分のことも同じ「おばさん」に括るには、大雑把に過ぎるかもしれないと思いつつ。かつて「ポーの一族」をリアルタイムで読み、オリガ・モリソヴナに心揺さぶられたひとりの中年女性として。
これから少しでも下の世代のために良きおばさんになれるよう、精進したいと思います!
おもしろかった‼︎
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その言葉からして男性からも女性からも忌み嫌われ、存在せず愛されず、その苦労がことごとく無視されてきた“おばさん”を再定義し我々の手の中に取り戻すパワフルな一冊。
バーティカルな血縁の中で強化され再生産される価値観の息苦しさを斜め上からぶった斬る存在として。
シスターフッドに護られるだけでなく、シスターフッドを護り次世代へ引き継ぐ存在として。
見返りを求めずお節介を焼き、下の世代に負の遺産を引き継ぐまいと立ちはだかる中年女性になるために。
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発売されて間もない今、「おばさん」の入り口に立つ者としてこの本を読むことができたことを幸運に思う。
紹介されている色々な「おばさん」像を噛み砕きながら、自分ならどんなふうに、何を下の世代に残せるかな……と考えながら読んだ。
「非・おかあさん」というある意味無責任な立場からしかできないこと、やらなきゃいけないこと、きっと自分で思ってる以上にあるはず。
そういう希望と決意を貰った。
いつかの未来にこの本を手に取った「もと少女」たちが「おばさんって言葉が恥ずかしいとかいつの時代だよwww」と笑い飛ばせる日が来ますように。
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人生で30年くらい続くおばさん世代。
絶対に楽しく生きないと損だ。
繰り返しがやや多くて飛ばしたところもあるが、
おばさんが生計を立てるための職業とか歴史的な背景とか学ぶことが出来て、勉強になった。
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著者のTwitterスレッドをよく読むのでタイトルだけ見て軽いエッセイのつもりで購入した。読み始めたら、参考文献ドカドカ出てきて驚きながら読んだ。
古い価値観を変えていきたいという姿勢に、著者の岡田さんが負け犬の酒井順子さんとは一回り下の世代であることをヒシヒシと感じた。
子供がいない「非・おかあさん」への呼称としての「おばさん」が第二部で述べられている。
産んだ産まなかった、という垣根を超えて、誰かの母であってもなくても、よその子にとっては皆おばさんだよね、という連帯があってもいいんじゃないかと思った。
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岡田さんの聡明さと加齢への考えが「歳をとったら楽になった」「可愛いおばあちゃんを目指して」みたいなぬるエッセイ化ではなく、根拠も文献も理論も踏まえて書かれてるのが気持ちいい。これまでで一番好きかも。
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岡田育さん、面白いです。さすが元編集者さん。言葉の用い方が、幅広い知識と思慮深さをお持ちの方のように感じます。
「おばさん」を再定義しています。いろいろな角度からおばさん論を展開していて、興味深い内容です。
私は第三部「少女でもなく、老婆でもなく」が面白かったです。おばさんど真ん中の私ですが、カッコいいおばさんと国民的おばさんの中間的存在を目指したいです。
ジェーン・スーさんとの特別対談も、読みごたえがありました。
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自分で言うのは平気だけど、ひとに言われるとちょっとがっかりする「おばさん」。でも、もうがっかりしないで、「はいはい?呼んだ?」って気持ちになりそう。
古今東西のさまざまな作品に出てくる「おばさん」をピックアップして論ずることで、「おばさん」とは?を考察していく。で、「おばさん」、いいじゃない!と張り切った気持ちになってくる。
「ここはおばさんに任せな!」って言えるおばさん、おばさんになるの楽しそうと思わせるおばさんが目標。
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こ、こ、濃かったーーー!! 「おばさん」を再定義する、様々な作品からの紐解き。更級日記からの解説が最も響いた。そんなおばさんになりたいものだ。おばさんは楽しい、おばさんは強くてしなやか。我は、と、宣言することから始める感覚。おじさんもぜひ読んでほしい。
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おばさんのなり方、みたいなのを知りたくて読み始めた。
否定的な感じのあることば、おはさん。それを理論的に多角的に考察している⁈
おもしろいけど、少しくどくて、半分でやめた。
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読みたくなる本がたくさん紹介されている。
大学時代に同じサークルの男の子にもらった「たんぽぽのお酒」。その子のことがあまり好きではなかったのか、若くて奢った私は、ずっと本棚に放置したままだった。まだあるかな。読んでみよう。もし、すごく面白かったらどうしよう?
「オリガモリゾウナの反語法」は読むリストに入っていた本。
近藤ようこの「ルームメイツ」、ロアルド・ダール「マチルダは小さな大天才」は初めて知った本。
「今、目の前に死にそうな苦渋を味わっている少女がいるとして、『あんたたちも大人になったらラクになれるわよ』と何の気休めにもならない慰めの言葉をかけるのではなく、経験値と打たれ強さをもって、『ここはおばそんたちに任せな!』と重荷を肩代わりして、その『辛抱』こら解放してやるような存在でありたい。」
確かに。
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おばさんはやはり蔑称となるのか。
確かに自分でいうのはいいけど、他人には言われたくないよね。
フランスみたいに”マダム”みたいな素敵な呼称があればいいのに。
”おばさん”の主に呼称についてまじめに書かれた本だった。