【感想・ネタバレ】ファウンテンブルーの魔人たちのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ジャンル分けはどうすればいいのか、ホラーファンタジーなのか人類学なのか、はたまたセックス史、とも呼ぶべきか。
男女のボーダーラインを引きようがないし、
感想もどう描けばよいか……
超SFなのはまちがいないけれど、またすごい小説にであってしまった。

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2021年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間から『性欲』を取り去ったらどうなるんだろう…?
主人公みっちゃんが守った(多分)ものは、まさに人類の『性欲』なんだろう。
確かに『性欲』は人類の歴史や運命を狂わす莫大なエネルギーだと思う。
そして人が人たる所以でもあるとも思う。

国と国の陰謀とか、びっくり(!)AIのマサシゲとか、とてもスケールの大きな小説だなぁと思った。
けれど、根本に流れるテーマが『性欲』でもあるので、誰にでも自分のことのように考えられるお話。

マサシゲ好きだな…。笑

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2021年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いやー、重たかった。
近未来的で、スケールが大きくて、量が多くて、ちょっと疲れたのが本音。
性欲をなくす、とは、思い付くこと自体がスゴい(笑)

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2023年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初出 2019~20年「週刊新潮」

新宿2丁目への隕石衝突から5年経って、跡地にできた超高層マンションブルータワーで起きた住人3人白い幽霊による殺害事件と、タワーの地下深くの巨大研究施設で進められる一万人の無性欲ベビーの生産という”SF”(サイエンスっぽいファンタジー)。

バツイチで幽体離脱のできる(!)作家前沢は、くだんのブルータワーの57階に若いホモセクシャルの愛人と住んでいるが、不審死の起きた17階を「意識体」になって探ると、オーナーが設置した楠木正成の鎧武者姿のAI(マー君と呼ぶ)に察知され、オーナーの白水から犯人捜しの協力を求められる。
殺されたのは米露中のミサイル担当軍人で、彼らは地球の近くを通る小天体の軌道をミサイルで変えてインドに衝突させてインドを消滅させようとしたのだが、インド軍がそれを察知して直前に更に軌道を変えて「地球の中軸が通り、人類の未来」であるゲイの聖地新宿2丁目に衝突させたのだと分かる。(インドを消滅させられる隕石でどうやって新宿2丁目だけを破壊したの?、そもそも新宿2丁目が地球の中軸、世界原理の体現て何?、理解できん)
しかも、白水はインドの財閥のエージェントであり、巨額の費用を投じてタワーの深地層に研究施設を作り、レイプ被害の経験から人工子宮を開発した中国人の女性科学者を招き、AIとセックスさせることで前沢の幽体離脱の仕組みと暗号コードを解明し、それを利用して無性欲者の天才の意識体を人工子宮で生まれる1万人の赤ん坊に移植して、セックスを必要としない新しい人類を生産し、それを地球の中軸で行うことで世界の原理を変えて、それ以後生まれる子供を全部同じようにするという野望を遂げようとしていた。(なにそれ?)

前半は結構面白いのだが、最後に近づくとどんどん登場人物が増えて理解が追いつかなくなる。白い幽霊の正体も分からず、「地球の中軸」も科学的に何も解明されず、モヤモヤが残る。なんだかなー。。。

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2021年10月09日

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