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Posted by ブクログ
「宇宙、それは最後のフロンティア。」
と、スタートレックの冒頭で語られますが、現実に宇宙で暮らすには、いつになるのでしょう。
夢物語のような、現実味のない宇宙で暮らす生活。
この本では、これまでの宇宙と人類の関わりと、宇宙で生活できるようになるために、解決しなければならないさまざまな課題が、大変わかりやすく、短くまとめられています。
近年、取り上げられることが多くなったSDGs。宇宙で生活するための方法を見つけることが、環境問題の解決の糸口になるかもしれないと、著者は語ります。
かつて、宇宙開発は軍拡競争でした。もしかしたら水面下でそれは続いているかもしれませんが、この本で語られる宇宙開発の未来は、国境を超えた科学者たちの希望に満ち溢れています。
宇宙との距離感は、日ごとに近づいています。
繰り返す緊急事態宣言で、なかなか外に出られない日々を過ごしてますが、いっそ宇宙まで想像力を広げてみるのもおもしろいかもしれません。
Posted by ブクログ
元宇宙飛行士、向井千秋さん監修のスペースコロニーの本。
将来、宇宙に住む時或いは住むためには、どのような課題があるのかを、ISSの事例を取り上げて解説する。人が生きていくために必要な空気、水、エネルギー、食料などの調達、宇宙という環境の過酷さなど、現実にはSF小説や漫画の世界とは別格の厳しさがある。この本では、図表などを使ってその状況を詳しく解説している。
但し本文、図表には普段あまり馴染みのない専門用語や物質名、細かい数字等で表現されている部分も多く、自分のような素人には理解が難しい部分もある。また、執筆者が多くて、解説のレベルが一定になっていない印象もあった。
学生の頃にガンダムを見て、いつかスペースコロニーの世界を体験できるのではないかと淡い期待があったが、この本を読むとそう簡単ではないことが判る。常に自分が住む環境や生死を意識しながら行動するのは、精神的に辛そうだ。(^^;)
Posted by ブクログ
宇宙で生活するために必要な要素技術が語られる。それは宇宙の特殊な環境に対応するためのものもあれば、我々の生活に直接役に立ちそうなものもあって色々だ。バイオ燃料電池は後者のように思われ興味深かった。
Posted by ブクログ
スペースコロニーについてイメージを持つことは出来た。自分は物理で受験したから、化学の知識が必要なところが多くて苦戦した。ページは多くないけど、一つ一つの文が長めなのと知らない単語が出てくることが多いため読むのが辛い。水中プラズマ技術と光触媒のところは難しく感じた。しかし、宇宙で人間が長期滞在するための技術に関しての興味がより高まった。
Posted by ブクログ
向井さんの著作かと思ったら、はじめにのみだけでした。後は東京理科大のスペースコロニー研究センターの著作でした。
向井氏の名前を使わなければ商売にならないとの出版社の判断だったのでしょう。悲しさのみ
Posted by ブクログ
うん
取り敢えず宇宙で長期間過ごすことは大変なことは分かった。
著者の方が、どこか得意げに自分達の研究成果を語っておられるところもあるが、案外難しくて、大分ぶっ飛ばした。あんま頭に残ってない。
忘れてたが、ブルーバックスだった。