あらすじ
伝統ばかりにこだわる家柄のせいで、いつも古臭いドレスとメイク姿のアニエスは、社交界で時代遅れの『芋くさ令嬢』と馬鹿にされていた。
そのため、婚約者を見つけようとパーティーに参加しても連戦連敗の日々……。
今日もパーティーに参加していたアニエスは、偶然にも王女に婚約破棄された公爵令息ナゼルバートを救ってしまう。そしてその姿を見た王女に、彼との結婚と辺境への追放を命じられて!?
普通の令嬢であれば落ち込むところだが、家の方針を煩わしく思っていたアニエスは、辺境でのびのびした生活を満喫できると快諾! 敏腕メイドの手により『脱・芋くさ』した姿で、開花した強化魔法の力を使い、辺境のために奮闘していく! すると、最初は冷たかった辺境の人々もだんだんと受け入れてくれるように!
さらに、成り行きで結婚することになったナゼルバートも、アニエスとの距離をぐいぐい縮めてきて――!?
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よく妃教育を受けた優秀な妃候補がアホな王子と令嬢によって断罪されて婚約破棄っていう話はあるけど、
これは全く逆なのね。
王配教育って、将来は王様になるべく王族でもないのに後から教育を受けるんだから、
そりゃあ必死で他人にかまってられないでしょう。
で、真面目すぎて人間味がないと誤解を受けたヒーローがいわれのない罪で断罪されたところにめぐりあわせたヒロイン。
お互い誤解も偏見もなく最初からいい感じなのは良かったし、
家族に相当虐待されてたヒロインがいきいきしてるのも良かったです。
ヒロインの元家族が現実に目覚めることはあるのだろうか。そして弟は気づくのか?
それに第二王子は今までそしらぬ顔していたのに急に表に出てきて、いまいち人となりがわからずじまい。
王女とロビンの関係も中途半端で、ロビンは一体何者なのか。この先が非常に気になる感じです。