【感想・ネタバレ】ドイツの自然療法のレビュー

森貴史

水治療法、菜食や断食といった食餌療法、日光浴、スウェーデン体操など、19世紀以降に広まったドイツの自然療法の事例を紹介する。

[ブクログ · ★★★☆☆]

近代の学校医学への対立軸として現れた、自然療法について取り扱った本。ドイツにおける自然療法の歴史について、大きな功績を残した人物を取り上げながら述べている。筆者自身がその功績を訪ね、その場の様子や写真などを掲載しているため、実感が湧きやすい。
最初は人物紹介とその事績の紹介だけで、その人物もよく知らないため、あまり面白くないのかなと思ったりもしたが、読み進めるにつれて、登場人物のこともわかってくるためか不思議と惹かれていった。