あらすじ
少年は、突然現れた黒ずくめの死神から、何故か見習いに採用された。ナナと名付けられ、「あの世」へ向かう契約書にサインをもらうため、死者(クライアント)の許へ――家族を待つ元音楽教師の老女や、バレリーナを夢見てレッスンに励む13歳の少女に胸打たれる。だが、過去の栄光に縋る中年小説家にはさすがに呆れ……。死を前にしても希望を抱く彼らに接したナナは、死神の任務を全うできるのか。
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Posted by ブクログ
あー、おもしろかった。
けどこのシリーズ、ちゃんと全部は読めてないんよな…。
死に絡むお話なので決して軽くはないのに、登場人物たちが魅力的で、なんならわくわくして読める。
最後の残念な小説家、あんな都合のいいハッピーエンド、最高です。
Posted by ブクログ
このシリーズは、
わかっていてもドキドキして
鳥肌が立って、安堵で泣きそうになって
胸がいっぱいになって
満足感で本を閉じられる。
前半のゆったりとしたスタートから
ラストの怒涛の鱗落ち。
目というか全身から鱗がポロポロ落ちて
「あーーーあーーー!そういうこと、あーーー
!」って心の中で叫んでしまいます(笑)
前巻から久しぶりすぎて
死神の素性や過去と天堂さんについて
詳しいこと忘れてましたが読めました(笑)
気になるので今から読み直してきます。
毎回このシリーズ、『万人に受ける!!誰かに読んで欲しい!!』って思うのに、勧められそうな相手がいない矛盾……。誰かほんと読んで……
それにしても今回の悪役がいろいろとヤバすぎて笑えました。勧善懲悪、すっきり。どこに行ったかは聞かないでおこう。
Posted by ブクログ
自分が何故死んだかも解らぬまま死神の見習いにさせられたナナ。死者から契約書にサインをさせるのが仕事だが、一筋縄ではいかなくて…
バレリーナの少女・星梨香が切なかったです。父親が子供より弱く、いつまでも13歳の子に縋る姿に閉口でした。サインをさせなかったが故に、いつまでも星梨香を待ち続ける事になったのも、むごいけど自業自得なのかなぁ。
表題作の小説家のラストは大どんでん返しで驚きました。ナナの死因にも繋がり、ラスト救いがあって良かったです。