【感想・ネタバレ】アート・スピリットのレビュー

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Posted by ブクログ

twitterのjackさんの記事に載ってた本。まだ最初の10ページしか見てないけどアツすぎてやばい。

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2013年12月01日

Posted by ブクログ

なぜ一世紀近くも翻訳されなかったのか。ヘンライ氏の文章はまるで読む絵画である。「自分らしさにおいては誰もが巨匠」と説き、表現への情熱が芸術を生む。塊(マッス)という構図において形体や線、色すべては表現欲求を満たすために疎かにされるものではないと力強く語りかける。

プレゼンの参考のために読んだが、技術を身に付けると表現が巧くなるのではなく、表現したいものがあるからこそ技術を習得するのだ、という言葉はなるほどと思わされた。当たり前だが忘れがちなのはソフトを使いこなしても本当に伝えたいものでなければ何の意味もないということ。

なお本書はヘンライ氏の手紙や講義を集めたもので、全体を通して多少散漫な感を受けてしまうのが惜しい。

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2013年02月22日

Posted by ブクログ

美術家を志す人の為の自己啓発本。

すごい、すごいです。私が美術大学浪人時代1年悩み続けた絵画と私のありかたの問題とその答えが、本書では最初の方のほんの数行でまとめられてたりしました。
もっと早く出会いたかったですが当時の私が本書の言いたいことをどれだけ理解できたかは難しいと思ったり。

あとがきの話の中にデヴィット・リンチのことが少しだけ入っててそれだけでも一人で大喜びしてしまいました。
少しでも巨匠と同じものに触れたい気持ちでしょうね。

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2013年01月30日

Posted by ブクログ

パンチラインのツルベ打ち。
美術の本だけど、もっと普遍的な見方をすれば
今でも十分通用する。下手な自己啓発よりも濃厚。

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2012年12月09日

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絵画を描くにあたっての、方法や技術を導入として、
絵画という表現を、
いかにしてモデルやモチーフを目で見てとり、
いかにして表現すべき線や球体や色彩を駆使して、
いかにして自分という媒体を通じて表現するのか、

技術はもとより、自分の魂や本性さえも
表現の手段や前提であると気付かされた。

自分の起こす表現や、そもそもの生き方や
常日頃の考え方に、何かしらのきっかけが必ず見つかると思う。
美術や芸術を志す人だけでなく、あらゆる人に読んでほしい。

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2012年11月05日

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たくさんのアーティストを育てたというロバート・ヘンライの言葉を集めた本。本を読むとき心に響いた箇所に付箋を貼り、あとで書きとめたりしているのだが、今回は早々に断念した。付箋を貼る箇所が多すぎる。
力強い数々の言葉は揺れ動いている若い魂の栄養となり、そのあとの人生をずっと支え続けた事だろう。
この人から直接教えを受けられた人々は幸運だと思う。けれどこの世には本というものがあり、見ぬ世の人を師とすることも出来るのだ。まことにありがたい。

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2012年08月10日

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画学生への指南書。でもこれは、芸術を志す者すべてに向けられた言葉であると思う。
芸術は、とても個人的な感性という少しあやふやなところのあるものの上に成り立っている。それは芸術を志す者の心をくじかせる原因ともなる。でも。
ここで強く、「でも」と言いたい。それでも芸術を志向したい自分がここにいるのだ。そしてこの本は、その勇気をくれる。

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2012年05月21日

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まっとうなことを熱く語ってくれる。
わかってたはずだけど忘れちゃうこと、揺らいじゃうことを呼び覚ます。
体系だった本じゃないけどそれゆえの強さがある。

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2012年04月29日

Posted by ブクログ

大分時間がかかったけれど読み終わった。
美術史は全くわからないし、正直著者も知らなかったりする。
美術的な技巧に関する記述については、率直に言って素養がないのでわからなかったが、著者の、世界の見方、あるいは"スピリット"というのは、必ずしも画家ではなくても通じるところがあると思う
著者自身、「型にはまったものだけが芸術といわれるのはどうか」という疑問を投げかけている。一事が万事、この調子である(笑)
原書の刊行は、1923年。
初の邦訳が2011年。
どうしてこの本が、90年もの間、邦訳で出なかったのか、不思議に感じる。
美術を学ぶ人にとってどうかは正直わからないけれど、道に迷う人が読むのに、相応しい本だと思う。

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2012年04月14日

Posted by ブクログ

美術について特に興味があるわけでも、知識があるわけでも無いので、著者が教え子に語っているスケッチや色の塗り方など技術できなことについては読んでいてもいまいちピンと来なかった。
しかし、著者が教え子に語る言葉は情熱的で読んでいると少しやる気をもらったような気がした。

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2011年11月07日

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Twitter創業者のジャック・ドーシーがYcombinatorでのプレゼンの時に紹介した2冊のうちの1冊。

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2015年06月01日

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ヘンライ先生白熱教室。
著者はアメリカ19~20世紀の画家、教師。
多くの有名アーチストに影響を与え、アメリカでは今だに読み続けられているバイブルのような本らしい。
内容は具象絵画に関してではあるが、とても具体的、かつ本質的。今でも通用することが多い。
伝えたいことを持っているかどうか、それを表現するための画面構成が重要であることを繰り返し述べているのが印象的。
また、自分自身の表現を徹底して追求せよとも。
アートを学ぼうと思う人にはおススメ。
先生が叱咤激励してくれる。
ただ、このようにな勉強をすれば、アートで食べていけるようになるという話ではなく、先生自身が副業を勧めているのにちょっと笑えた。
彼が今生きていたら、現在のアートの流れをどう思うだろう?案外面白がるかな。

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2014年04月29日

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 ロバート・ヘンライは画家だし、アート・スピリットは主として画家を目指す若者へ宛てられた手紙のように思う。
 同時に。
 ロバート・ヘンライは教師で、アート・スピリットは絵画に限らず何らかの自己表現を目指す人にとっての指南書のよう。

 穏やかで力強い語り口は、励みになります。

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2013年03月14日

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90年近く前、1923年に刊行され、すぐさま若き芸術家たちにとってのバイブルとなり今もアメリカでは読まれている古典的名著とのこと。美術講義録をまとめた芸術指南書なので技術的な解説部分は美術に疎い自分にとってはピンとこないものの、大部分が人や物事の本質をつく言葉で、芸術の枠も時代も超えて、良い意味で説教されたような気分。芸術家はカッコイイ。

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2012年02月22日

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デヴィッド・リンチやキース・ヘリングらも愛読したという芸術指南書。原書は1920年代に発行されているというのだから、いままで邦訳されていなかったのが不思議なくらいだ。

肝心の中身はというと、芸術指南書というよりは人生哲学書と言った方が適切かもしれない。絵画だけにとらわれず、彫刻・写真・詩など、あらゆるジャンルの芸術に通じるものがある。見方によっては芸術の枠を飛び出し、仕事や人生一般にも関連する。

いくつかの手紙や講義ノートを寄せ集めて出版された本であるため、ヘンライの述べていることはいくぶん重複するが、その主義主張は一環している。

「芸術を学ぶ者は最初から巨匠であるべきだ。つまり、自分らしくあるという点で誰よりも抜きん出ていなければならない」(15ページ)

「拒絶を恐れるな、すぐれたものをもつ人間はみな拒絶を通過してた」(16ページ)

芸術分野を少しでもかじったことのある人間なら抱えるであろう不安や疑問に対して、ヘンライは明快な言葉を残す。それは大変力強く、自信に満ちているため、窮地に陥った若者たちを救い出す道しるべの役割を果たすには十分足りる。かくいう私も(アマチュアではあるが)写真や映画をかじっているので、胸を打つ言葉がいくつもあった。

解説として滝本誠さんのヘンライ史が載っているが、惜しむべくは「商業主義に囚われるな」と主張するヘンライが実はお金に全く困っていなかったという事実である。ニューヨークとパリを自由気ままに行ったり来たりの生活をしていた人間が「お金のことなど気にするな」というのはやや説得力に欠ける。

しかし、全体としては芸術分野に関わる人たちを熱く震えさせる言葉がちりばめられており、創作の過程で迷いが生じたら読み返したい内容であった。

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2012年01月05日

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スケッチをする自身にとって、実践的な一面もあり、有益な本。本書の中に綴られる(実際に語りかけてくる)一言一言は、アートとは何かを教えてくれる。美しくおさめるのでなく、印象を、彼が本書の中で「音楽」と語るインスピレーションの源泉をそこに記録する事であると。アートとは何か、直前に読んだアイの本とも連ねて、巨匠達が同様の言葉を語っていた。

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2012年01月04日

Posted by ブクログ

芸術指南書として読み継がれている本らしいけど、芸術におけるさまざまな視点から一貫して自己教育について書かれていると感じた。自分自身からの学びが重要であると。個人はどうしたって“私”からでしかありえないのだから、そのスタートはもっともだ。
モチーフ(動機)があってこそ、全体は意味をなす。そして、見ることをおろそかにせず、営みをよく観察すること。それなくして技法ばかりを追い求めても、つまらないものにしかならない。芸術に限らずあらゆることに共通することだろう。
「自分自身の正直な感情を大切にし、見過ごさないこと。」
自らの想像力を信頼してこそ、幸福、叡智に触れることができるのだ。
何度でも読み返したい良書。

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2011年10月06日

Posted by ブクログ

共感できる。逆に共感しかなくて新しい発見はなかった。20代で読んでいたら感銘を受けたかもしれない。
これを読んでから美学や哲学や科学の本を読むとよりモチベーションが高まりそう。

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2018年06月11日

Posted by ブクログ

自分と語り合い、自分がより求めるものを明らかにする自己教育の古典。20世紀初頭にNYで高名だった美術教育者のクリエイティブに生き続ける姿勢を説く。

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2017年12月23日

Posted by ブクログ

芸術家志望の学生向けに書かれた芸術を目指すための心得のようなものを広範にわたって記述されている。芸術家志望だけでなく、自分の思いややりたいことを貫くための心得として、一般にも通じるものが多い。

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2014年05月06日

Posted by ブクログ

誰でも、芸術家たるべし。巨匠になれ。どんな仕事にも、アートはある。人生の含蓄を含んだ、印象的な言葉やフレーズに富んだ名著。絵を描かなくても、読んで為になる。絵を描く人は、もっと為になろう。

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2012年04月27日

Posted by ブクログ

芸術という荒野に若者を駆り立てる熱いアジテーション。シンプルに叩きつけるメッセージに画家志望でなくてもちょっと体温上がります。このパッションはどういう絵画を生み出したのか、まったくロバート・ヘンライについての知識がないだけにとても気になりました。そういう意味で巻末の解説「ロバート・ヘンライ、アメリカ美術史を面白くした男」と文中の図録で彼の芸術に触れることが出来ます。純粋な芸術至上主義と人間の営みである画壇の流れとの関係が、本文をも奥深いものしてくれました。

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2011年11月02日

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