あらすじ
心の名医が聞きたくても聞けなかった144問に本音で回答
○こんな疑問に回答します
・眠れないのはうつのせい?
・私の原因は?
・抗うつ剤はやめられる?
・食べ物でよくなる?
・最新の治療は?
・復職のタイミングは?
「心の風邪」ともいわれるうつ病は気分障害のひとつで、日本人の18人に1人が、一生に1度は経験するといわれているが、医療機関を受診する人は3割程度と少なく、きちんと治療しないと重症化して、最悪の場合、自殺の原因ともなりかねない怖い病気。似た病気に双極性障害(躁うつ病)もあるが、原因も治療法も異なる。
こうした病気は以前では薬物療法が主だったが、現在では認知行動療法などの精神療法も広まり、保険適用にもなっている。
ほかにも、「森田療法」「通電療法」「磁気刺激療法」「断眠療法」「光療法」などさまざまなアプローチがあり、本書では、こうしたさまざまな治療法を紹介。
また、パニック障害や強迫性障害など、不安を主な症状とする不安症(不安障害)の症状や治療法についても網羅。
精神科の専門医に本音で解説してもらい、病気についての知識や正しい対処法を一問一答形式で身につけてもらう、Q&Aシリーズの最新刊。
【目次】
第1章 うつ病についての疑問9
第2章 うつ病の症状・原因についての疑問14
第3章 うつ病の受診・検査・診察についての疑問9
第4章 うつ病の薬物療法についての疑問17
第5章 うつ病の精神療法についての疑問12
第6章 うつ病の特殊な治療法についての疑問5
第7章 うつの人の日常生活についての疑問14
第8章 うつがよくなる食事や運動などについての疑問17
第9章 双極性障害(躁うつ病)についての疑問16
第10章 うつ病を併発しやすい心の病気(適応障害・不安症・パニック障害)についての疑問23
第11章 家族・周囲の対応のしかたについての疑問8
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
役に立ちます。しんどい人や病気の人はぜひ読んで。
当事者の人、ご家族、医療関係者、そして多くの人に読んでいただきたい。病気への理解が広がりますように。
Posted by ブクログ
うつ・適応障害・双極性障害 心の名医7人が教える最高の治し方大全 (健康実用) 。三村 將先生、野村総一郎先生、貝谷久宣先生、奥平智之先生、中村敬先生、熊野宏昭先生、清水栄司先生の著書。日本人の18人に1人が、一生に1度は経験するのがうつ病。でもうつ病になっても医療機関を受診しないで最悪の結果になってしまう人も少なくない。うつ・適応障害・双極性障害のことをよく知ってうつ・適応障害・双極性障害になってもあわてない。それだけで救われる人がいる。
Posted by ブクログ
読もうと思った理由
うつだといって休みをとった人間を理解しようと読みました。
良いところ
うつとは何かということが簡明に書かれている
オススメの人
周囲にうつだという人がいる人
Posted by ブクログ
・うつ病の人は、気まずい人間関係にストレスを感じて、症状が悪化してしまうことが少なくありません。
・全く食べられない状態が何日も続くようなら病院に入院しなければなりませんが、少しずつでも毎日食べられるのなら大丈夫です。 食べられない状態なのに 1日 3食の食習慣を自分に課すと、それがプレッシャーになって病気の回復が妨げられます。急性期で食欲がわかないときは無理に食べようとせず、食べられる物を食べながら、ゆっくりと休養することを心がけてください。
・双極性障害の人の半分以上は、最初はうつ症状から始まるとされています。海外の研究機関から、「双極性障害の 40%はうつ病と診断されていた」「うつ病の外来患者の 5人に 1人は双極性障害である」といった報告もあります。そのため、治療の中で病名がうつ病から双極性障害に変更されることも珍しくありません。
自分の病気、うつ、パニック、双極について分かりやすく書いてあった。ゆっくり焦らず付き合っていこうと思う。