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Posted by ブクログ
古今東西の哲学、科学、経済、宗教など古典を網羅した大部なガイド本。著者は金融業界出身でバブルやリーマンショックを経験し、リーダーに求められる教養の必要性を説く。作家が解説する読書ガイドよりは説得力があり、学際的で知的刺激が与えられる一冊。
Posted by ブクログ
はじめにに「どんなにたくさんあっても整理されていない蔵書より、ほどよい冊数で、きちんと整理されている蔵書の方が、ずっと役に立つ。同じことが知識についてもいえる。いかに大量にかき集めても、自分の頭で考えずに鵜呑みにした知識より、量はずっと少なくとも、じっくり考え抜いた知識のほうが、はるかに価値がある」という、ショーペンハウアーの『読書について』の引用に膝をうちつつ、ページをめくりました。
がむしゃらに知識を詰め込んでいく年齢や時期というのも必要なんだろうけど、最終的に、何をもって最終というかは別として、あらゆる知識をまとまった良識に統合していって、行動に結びつけていくことが人生において重要だな、と思いました。
目録としても使えますし、電子書籍で読むよりは、本棚において、古今の名著を再読するのもよいですが、本書をみて概要を思い出すのに使う、という感じでもいいかもしれません。