あらすじ
医師7人が語る「茶番劇」の正体!
誰も明言してこなかった
「日本コロナ」の不都合な真実
現役医師たちが本音で語る「日本コロナ」の真実! 日本に新型コロナウイルスによる感染者が発生し1年以上が経過した。この1年で確実にわかったことは、日本では感染者、死亡者数が欧米に比べ圧倒的に少ない事実である。しかし、メディアは新型コロナの恐怖を煽り続け、政府は科学的根拠を示すことなく今年1月に2度目の緊急事態宣言を発出した(4都県は3月21日まで措置延長)。
本書は政府、自治体、医師会等による新型コロナウイルス自粛政策に疑義を呈する医師7人へのインタビュー集である。個別の事象の捉え方において7人の意見には相違もある。
しかし、過度な自粛要請を繰り返すべきではないという認識では全員が一致している。国民や国家に取り返しのつかない甚大な“副作用”をもたらすことが明らかだからだ。多くの人々を不幸にするだけの政策は、もう終わりにすべきだ。
第1章
「病床数世界一」でなぜ医療崩壊が起きるのか
森田洋之(医師/南日本ヘルスリサーチラボ代表)
第2章
「コロナ死」だけを特別視するのはもうやめろ
萬田緑平(緩和ケア萬田診療所院長)
第3章
5類感染症に指定すればコロナ騒動は終わる
長尾和宏(長尾クリニック院長)
第4章
長引く自粛生活が高齢者の健康寿命を縮める
和田秀樹(精神科医)
第5章
“未知のワクチン”を打つほどのウイルスなのか
本間真二郎(小児科医/七合診療所所長)
第6章
ほとんどの日本人の身体は「風邪対応」で処理
高橋 泰(国際医療福祉大学大学院教授)
第7章
国民は頑張っている。厚労省と医師会はもっと努力を
木村盛世(医師/作家/元厚生労働省医系技官)
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Posted by ブクログ
普段のもやもやしていること、ほかの人に話してもなかなか理解されないことが、書かれていて少しすっきりします。
このコロナ禍では、非国民になりそうな内容ですが、結局、戦時中も非国民が正しかったではないですか。
客観的なデータをもとに話を進めれば、今の対応や状況にはならないはず。
結局は、誰も責任を取りたがらないのが原因。
その結果、しわ寄せは子供や若者、労働者に行ってしまう。
20歳以下の死亡者は0人で、子供にとってはインフルエンザのほうがリスクが高い。
早く、子供たちに日常を取り戻してほしい。
そして、やろうと思えばすぐできる。
Posted by ブクログ
2021年2月現在でのコロナに関する全般状況がよくわかりました。長尾和弘、和田秀樹諸氏、コロナ自粛に疑義を呈する医師7人へのインタビュー集です。鳥集(とりだまり)徹「コロナ自粛の大罪」、2021.4発行。①160万床、病床数世界一でなぜ医療崩壊が起きるのか:厚労省や医師会の問題 ②コロナ死だけを特別視しない:メディアが煽り過ぎ・洗脳(TV局のスポンサー、製薬会社の利権)③結核・SARSなどの2類からインフルエンザの5類感染症に指定すれば騒動は終わる ④長引く自粛生活で高齢者の健康寿命を縮める ⑤未知のワクチンを打つほどのウィルスなのか ⑥ほとんどの日本人の身体は風邪対応で処理:国民の98%は無症状か軽い症状。ハイリスクグループは約500万人。免疫力が低下し、血管が傷ついた要介護高齢者・透析患者・糖尿病患者など(ワクチンが必要) ⑦国民は頑張っている、厚労省と医師会はもっと努力を:公立病院と一部の民間病院だけがコロナ対応(全病棟の3%しかコロナ用に稼働していない)
Posted by ブクログ
コロナの世の中になってお金がどこかにじゃぶじゃぶと流れていく音が聞こえる。(これは私の感想)この本に出てきたお医者さん、尊敬します。そしてやっぱりマスコミってクソだな。罹った人何人、亡くなった人何人ってやるんなら全部の病気でやって欲しいよ。子供たちに消毒液シュッシュやっているのいつか弊害がおこるよね。
Posted by ブクログ
20210418
コロナ自粛の大罪。まさにタイトル通りの事が現実に日本で行われ続けている事に、昨年の夏頃から危機感を感じていた。
テレビを中心としたマスメディアによる1年半に及ぶコロナ遊びに翻弄された結果、、会社倒産、閉店、失業、自殺といったとんでもなく大きな代償の責任は一体いつになったら糾弾されるのか。
マスメディア、政治家、年金受給者たちは、コロナ遊びを続けても、自分自身の収入が減ったり、自殺に追い込まれる事なんて考えもしない。
それなのにテレビ、新聞が垂れ流す煽り情報に簡単に洗脳されてしまう日本という国の危うさ、情報弱者を操る事がいかに簡単な事か。コロナ遊びが全てを白日の元に晒した。
それでもまだ、変異種だ、ワクチンだと煽る話題を次から次に発信し続けるメディアの大罪はいつか断罪されるべき。
そもそも感染者が何百人出ました!と報道するものの、症状がある人は何人?さらに重症者の人数は?と言った必要な情報は伝えない。それなのに全く意味のない1年半に及ぶ累計感染者数とか、少しでも多い数字を前面に出し続ける。こんな報道に本当に意味があるのか?
どうしても毎日数字を報道したいのなら、2年前のインフルエンザの感染者数、死亡者数と比較できるように報道するか、今日現在の重症者数のみを発表する方がよっぽど真実である。
コロナによる無症状感染を恐れているのか?重症化を恐れているのか?意味不明の報道に疑問を持とう。
現実的な数字を見て、現実的に恐れ、対応する。
そんな当たり前の報道を国民の方が求めるべき。
だってマスメディアにはもはや自浄作用は期待できないのだから。
それらマスメディアに良いように操られる政治家たちは論外。せいぜいうちわ会食でもして遊ぶレベル。
とにかく、この作品を全国民が読んで、それでもなお、コロナ自粛を続けるべきか、広く問うべき。
この本の作者、専門家たちと、尾身さんだの、日本医師会だの、感染者専門家だの、コロナ長者達との議論をテレビ番組で放送するとか、日本国民に考えるきっかけを与えたい。
これまでインフルエンザなんて存在しなかったかのようなコロナ遊びから、日本国民よ、そろそろ目を覚まそう。
Posted by ブクログ
刊行当時に読んでいればなお良かった。やはり新書は旬を逃すと面白さ激減。医療系ジャーナリストの著者が現役医師7名に取材した内容をまとめたもの。とは言え、メディアでコロナへの恐怖を煽っている医師へ対抗するためか、似た意見を持つ医師が集められている。余りに両極端の意見を載せてしまうと、本として主張がブレるので仕方ないのだろう。7名中3名程がモーニングショーの玉川さんに苦言を呈しておられたのが印象的。確かにモーニングショーの自粛警察煽りは酷かった。医者にとって保健所は警察なんだとか。色々なしがらみにがんじがらめにされてつくづく息苦しい国だと感じた。
Posted by ブクログ
★★★★
今月9冊目
この本が出たのは2021年4月。約2年前。
ここに出てくるドクター達が言ってる5類へてのはこの2年後、騒ぐほどではないってから全く変わらず100兆円投じてきた馬鹿な国日本。
前の本読むってのも面白い。
保身と利権しか考えられないな一般庶民は悲惨
Posted by ブクログ
日本のコロナ自粛は過剰であるという主張をしている医師7人へのインタビュー。主張はそれぞれ少しずつ異なるが、日本で新型コロナ自身がもたらす健康被害の大きさを考えれば、これまでのような「ゼロコロナ」を目指すための自粛要請の政策はやり過ぎで、むしろ害であるということのようです。コロナウイルス感染を抑える対応は、人類の生活の質、幸福を最大化する対応が目的なのに、それを害してまでコロナウイルスを撲滅することだけを目標にしてはいけないということでしょう。木を見て森を見ずの対応ばかりせずに、医療は政治にはそれこそ総合的・俯瞰的な政策が必要だと感じた。
そもそも無理な自粛は身体の免疫力を低めるし、あまりにも自然と隔離された清潔な生活を続けると将来的に免疫力が弱まっていくかもしれない。以前なら無理な治療はしなかった高齢者でも、コロナと判定されれば治療をせざるを得ないため、コロナ病床が埋まってしまうということもあるようだ。高齢者や基礎疾患のある人以外はインフルエンザ以上には深刻な健康被害にならないのなら、リスクの高い人以外の社会活動はある程度自由にすべきだろう。
Posted by ブクログ
7名の現役医師が、コロナ自粛の裏側について語った一冊(著者はジャーナリストの鳥集徹さん、本書ではファシリテーション)。緊急事態宣言の発動による長引く自粛生活における会社の倒産や自殺の増加等の懸念や、メディアがコロナを過剰に煽ることによる弊害、コロナワクチンの有効性はいかなるものか?、医療崩壊が起きている原因などが語られる。医師全員がほぼほぼ同じことを言っているが、対策方法や方向性は違っているものもあるのも非常に興味深い。
Posted by ブクログ
読みやすさ★★★★
学べる★★★★★
紹介したい★★★★★
一気読み★★★★★
読み返したい★★★★
肩書きが「医師」といっても色々な立場がある。本書はタイトル通り、立場が違えどコロナ自粛を大罪と捉える7人の医者達の考察が紹介されている。
個人的には長尾和宏先生の話が一番参考になった。町医者ながら実際にコロナ治療に携わり、独自の診療手順を確立し(理に叶っている!むしろ政府の指針はもはやギャグである)、現状の対応に異議を呈している。曰く、今の政策は終息とは反対方向だと。
先生はコロナ抗原陽性が出た患者に「おめでとう」と言うとか。今を乗りきったらもう(抗体がついて)安全ですよと。コロナ差別を減らす発言・対応であり、学び広めたいもの。
こちらも長尾先生から学んだ言葉。
「上医は国を医(いや)し、中医は人を医し、下医は病を医す」
すぐれた医師は国の疾病である戦乱や悪い風習を救うのが仕事で、個人の病気を治すのはその後、という意味らしい。
7人の医師は意見違えど、皆さん上医だと思います。
全ての医師が目前の感染拡大の問題だけでなく、長期的俯瞰的にこの騒動の行く末を危惧している。子供の免疫力低下、要介護者の増加、経済崩壊、国家危機。
人災、情報災害は明らか。
早く目覚めましょう。政策を切り替えましょう。
Posted by ブクログ
最近はメディアでは言われなくなりましたが、今年(2021)のGWは昨年同様ですが「いつもと違うGW」です。長期休暇に入る直前の金曜日に第三回目の緊急事態宣言が発令されて、その日に東京に隣接する地域を中心に大幅に「マンボウ」が追加されました。私の住むエリアもその影響を被っていて、夕食を外食してもアルコールも飲めない「変わった日々」を過ごしています。
本当にこんなことをやっていて、皆が幸せになるのだろうか、と思っている時にネットでこの本を見つけました。お医者さん7名の意見が集約されています、中にはデータでしっかりと説明されている意見もあり大変参考になりました。
コロナには勝った(収束させた)が、経済で負けてジリ貧な国になってしまった、その分岐点が2020年であったと、後の教科書に書かれないことを祈っています。
以下は気になったポイントです。
・日本は世界で一番移動制限が遅れたのに死亡率が低い、早く自粛申請を出しても結果はあまり変わらない可能性がある。これよりアジア・オセアニア地域というのは、おそらく何らかの免疫機能で守られているのだろう(p22)このエリアでは新型コロナが流行る前に似たタイプのコロナウィルスが流行っていてその免疫が新型コロナにも効いているという「交差免疫説」がある(p24)
・日本人は毎年120-130万人亡くなっていて、月別にすると一番多いのが1月で14万人、一番少ないのが10万人。つまり冬になると死者が4万人増える、毎日数十人亡くなったとしてもこの4万人増加の範囲に収まる可能性が高い(p26)(p77)
・日本の医療には機動性が欠ける、一般病床を感染の増減に応じて柔軟にICU(集中治療室)やHCU(高度治療室)に転換するのが「縦の機動性」、他科や他施設の医師・看護師をコロナ病棟に派遣したり、医療がまだ余裕のある他地域に患者を移送するのが「横の機動性」欧米の国々ではこうしたことを柔軟にやっている。日本の医療機関は民間が8割なので、政府・厚労省の指揮命令系統が及びにくい(p32)コロナ用として全病床の数パーセーンとしか使っていないので、一部の医療従業者に負担が集中するのは当たり前(p38)
・健康を害する1番の要因は、タバコでも酒でも肥満でもなくて、孤独や孤立感、社会から隔絶されることが一番健康を害するというデータが出ている、コロナ禍で人間はそこに向かおうとしている(p51)
・体力の衰えた高齢者に、肺機能が低下したからと行って人工呼吸管理をしたり、ECMO(対外式膜型人工肺)をつけたことは、これまでになかった。それをみて「サイトカインストーム」「血栓症だ」と言っていますが、それはコロナの特徴じゃなくて、亡くなりそうな高齢者の特徴である(p70)
・ウィルス感染をゼロにする方針のままだと、毎年新型ウィルスがやってきて、こんな騒ぎを繰り返すことになる。いつか完全に防げないとわかるが、わかるまで時間がかかればかかるほど被害が大きくなる。それにいち早く気づいたスウェーデンと差がつく一方である。早く気づいて欲しい(p87)
・開業医の2週間停止というのは、一般労働者がコロナになったから2週間家で寝て起きなさいと言うのと全く違う。かかりつけにしている患者さんを放棄することにある、停止命令を下されることは、死刑宣告である。これが起きるのはコロナが2類相当だから(p98)このためにコロナ陽性の人は重症化リスクの高い人も低い人も関係なく、コロナ病床や療養施設に入れられてしまう、そして病院が逼迫する(p101)
・2019年に日本では約137万人死んでいる、これは1日当たり3750人、全体の1日の死亡者数と同じくらいの人が昨年1年かけてコロナで亡くなっている(p105)この事実を報道して欲しい、これを伝えないので恐怖が増幅される。それに日本のコロナ死亡者数は欧米の数十分の一程度であることも(p106)
・ステイホームではなく「ステイホームタウン」と言うべき、ホームタウン(町内)の公園とか河原とか感染リスクの低い場所を歩いて、むしろこの時期は健康増進をすることが大事である。散歩で感染することは普通はなく、むしろ歩くことで自然免疫が高まるので感染予防となる(p111)
・感染した看護師や医者は表彰すべき、軍隊で言ったら出征して生きて帰ってきたと言うこと「おめでとう、免疫があるんだから検査センターやコロナ病棟で働いてね」そういう風にいえる文化に変えて、感染者を有効活用しなければいけない、風評被害や差別を産んだら、人材がもったいない(p129)
・肺炎がひどくなって血中酸素濃度が下がっている、このままだと今日にも亡くなりますが「挿管」して良いか、と言うことに同意することは、気管切開にも人工呼吸器にも同意することになる、そして9ヶ月長生きしたケースがある(p149)
・有効率95%と言うのは、かかっていない人のことを全く計算に入れていない、偽物のワクチンを打った1万人のうち100人がコロナに感染したのに対して、本物のワクチンを打ったら1万人のうち5人に減ったというのが、有効率95%の意味である。ワクチンを打たなくても9900にんはコロナにかかっていないので殆どの人を無視している。ワクチンの有効率は感染率の低い感染症ではあまり意味を持たない。PCRで確認できなかった感染疑い例を含めて計算し直すと、ワクチン有効率は19%となる(p215)
・なぜ新型コロナウィルスは免疫獲得の立ち上がりが遅いのか、それは抗体を作るまでもなく、マクロファージやキラーT細胞と行った、自然免疫や細胞性免疫の段階でウイルスを処理できているから、この段階でウィルスを撃退できれば無症状や風邪程度で終わるが、それをすり抜けて全身に及びサイトカインストームが起こって、重症化や死に至る人がいる(p228)
・コロナによる死亡は、人口あたりで見ると、0-29歳:1668万人に一人、30-59歳:35万人、60歳代:5.3万人、70歳代:2万人、80歳代:5460人に一人である(p230)必要以上にコロナを恐れている国民に対して、年齢階級別死亡者数のデータを示すこと、そしてハイリスクグループの死亡者数を覗くとさらに大幅に死亡率がさがり、ローリスクグループにとって新型コロナは風邪と大きく変わらないウィルスであることを広く知らしめることが重要である(p235)
・人口密度が低く、たくさんの人と接する確率が低いところでは、次がなかなか続かないので地方では感染拡大がすぐに終わってしまう。日本のコロナは繁華街で若い人たちがキャッチボールをしながら細々と生き延びている、寒くなると感染力が上がって方々に散らばっていく、そんな形で2−3年続くと考えている(p253)
・予防接種法の附帯決議「新型コロナウィルスワクチンを接種しない者に対して、差別・いじめ・職場や学校等における不利益取扱い等は決して許されるものではないことを広報などにより周知徹底するなど必要な対応を行うこと」とある(p310)
2021年4月30日作成
Posted by ブクログ
タイトルで読む。
当時の内容が書いてある。(日が経っているので冷静に読めた。)
特に小児科の先生の回答は、私自身の子供たちのかかりつけ医の方も話している内容に近かった。(学会などで論文も発表されている方)
改めて、インフルの脳炎、脳症の方が断然恐ろしいと思いました。
Posted by ブクログ
2021年4月発刊なので、まだコロナが佳境を迎えつつも、二回目の緊急事態宣言も既に終わっており、なんとなくコロナに「慣れ」を感じ始めた時期。タイトルからも分かる通り、基本コロナに対する過剰対策を問題視するポジショントーク本で、医療系ジャーナリストが同じポジションの医者を呼んできてその方々との対話をそのまま本にしている。
よって人によっては「それはさすがに言いすぎじゃない」とか「なんか感情だけで話してるな」と思わせる部分もあり、データ分析にまで深く踏み込んでいないのは少し残念。そこがジャーナリスト的ともいえる。
この本に出てくる医者の他の著者を読むための入り口にしても良い本。個人的には和田秀樹医師の話が最も参考になった。森田医師のは事前に読んでいた。
コロナ対策の最も大きな問題は信頼のおける最も有効なデータ群の存在が怪しいことと、データを使った有効な分析が少ないことかな、と思った。
引用
p134
新型コロナに関しては、日本の医療界の体質の問題がかなり大きいのではないかと僕は思っているんです。その体質が今回、顕著に出ていると思う点が3つぐらいあるんですけど、1つはデータより偉い人の言っていることのほうが正しいと思い込んでいること。