【感想・ネタバレ】月夜にランタン 世の中ラボ1のレビュー

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Posted by ブクログ 2012年02月23日

あー、おもしろかった!!

一つのお題に関していろんな本を読み比べてみる、というのは、研究で論文にあたるのと同じことなんだけれども、ブックレビューではあまり見ないスタイル。
楽しく読ませていただきました!!
ぜひ続きも読みたい!!

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Posted by ブクログ 2011年01月02日

表題の意味するところは「無駄に明るい」「過剰反応」「余計なこと」。俎上に載せられた人や作品にとってはそうした一面もあろうが、読む者にとっては痛快な切り口だ。
本は世間を映す鏡と言う。少しタイムラグがあるからこそ客観視できる。
斎藤美奈子の発言は時間が経っても色あせないところが立派だ。

中に年末に読...続きを読むんだ『鷗外の恋人』の作者、今野勉の新書『テレビの嘘を見破る』が取りあげてあって、<「ただ一回性」というのはドキュメンタリーにおけるただの神話だ>とのフレーズが紹介されていたのが印象に残った。

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Posted by ブクログ 2010年11月18日

書評要素も高い時事評論。
一方的な見解に流されないように、反対し合う意見を読み比べたり、違う角度から眺めてみたりする著者の姿勢に、学ぶところが大きい。
時事問題だけあって、既に少し古いと思えるテーマもあるけど、今だからこそのコメントも加えられていて、より冷静に考えられたりもするのがよかった。
普段は...続きを読む興味があまりないジャンルへの関心が高まる読書となった。

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Posted by ブクログ 2023年07月12日

著者の2000年代後半(〜2010年)の時事批評的な3冊の「本を通じて世の中の動きを見る」連載をまとめた一冊。書評を通して、環境問題、国策捜査、テレビ業界等、10年以上経っても変わらない事象の本質を突く舌鋒はなかなか鋭い。鉄オタを昭和懐古趣味と読み違えているのはご愛嬌だが。
赤旗シンパの著者...続きを読むは民主党政権の誕生を淡々と記しているが、2年後に瓦解した状況をどのように捉えているのか、続刊『忖度しません』で要確認。

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Posted by ブクログ 2012年06月20日

なにかと波長の合う斎藤美奈子氏の書評本。しかしそこは斎藤氏、単なる本の羅列とはちがう。本を材料に世の中を縦に斜めにバッサバサ斬る。

2006年7月~2009年5月に、マガジンハウスの小冊子「ウフ」に連載されたものが主となり、2010年3月~「ちくま」に連載の物が核になっている。なので取り上げた本は...続きを読むその間に話題になった本をよみつつ、さらにその旬な本のバックボーンになっている本も取り上げている。

2012の今からだと6年前。最初の本が安部元首相の「国家の品格」。この時点でまだ次期首相候補なんです。いまや歴史の彼方ですよ。

斎藤氏と私は同学年。したがって団塊世代への非共感も同じ。2006年6月の「昨日の志はどこへ?団塊世代の懲りない面々」で2006年時点の定年まじかの彼らを、もーあと少したったら定年モノで脚光をあびるんだろうか?と危惧してるが、サイトーさん、2012、それはバッチリ現実になりましたねえ。ポスト団塊の我々についぞ光は当たらないのである。

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Posted by ブクログ 2010年12月21日

書評と感想文は違うなあと、しみじみ思います。
過去の作品と、また同時代の他の著者の作品と比べ合わせ、共通傾向と非共通項を見分け、その本のオリジナリティがどこにあるかを探っていく、斎藤美奈子の読みを追体験する面白さ。
一番好きな書評家です。

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Posted by ブクログ 2021年10月23日

2021年に読んでみると2010年時代の出来事を懐かしく答え合わせをする感じで読めた。1回目の安倍総理のことや、リーマンショック、格差問題その他もろもろそーいえばそんな事あったなぁと徒然と振り返れた。
また、この著者の本は初めて読んだのだが独特な語り口で無機質な歴史に彩りを添えている。

携帯小説ブ...続きを読むーム。懐かしい・・・

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Posted by ブクログ 2021年06月27日

あまりはっきりしていないのにも関わらずなぜか無理やり三つのカテゴリーにそれぞれのコラムを分けたのかがよく解らない。単純に時系列通りに並べてくれないと政治的であろうが社会的であろうが文化的であろうが全て繋がっているわけなので非常に読みづらいことになってしまった。続巻続々巻も同じかと思ったらこれらはしっ...続きを読むかり時系列順に並んでいる。
自家薬籠中の文芸批評や文化系書籍の解説評論などは今まで通り面白いのだが、実はテキストを論拠とした手法による時事放談こそバランスが良く、こだわりが一般的でわかりやすく、それゆえかかなり本質をついているように見えた。サンデーモーニング辺りに出ている評論家などよりもよっぽど信憑性が高いのではないか。
本書で言えば時事問題をまとめた第1章こそが興味と興奮を与えてくれ、それ以降はどうしても先細ってしまった。
とはいえこの20年間ほどの直近近代史を振り返るにはとても良い教材なのであった。

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Posted by ブクログ 2011年11月26日

前読んだ「時事ネタ」が期待ほど面白くなかったので、これにもすぐには飛びつけなかったのだが、やっぱり良かったです。政治がらみであれ何であれ、本にまつわる話題が多かったせいだろうな。ついつい読まずにけなしたくなるアノ本やこの本を、まめに読んでズバッと斬るスタイルが好きだ。

斎藤さんや穂村弘さん(並べる...続きを読むのも変だけど)の書かれるものは、感覚的にかなりぴったりした感じがする。最近これにばっかりこだわっているようで何だかすっきりしないが、やはり同年代だからだろうか。

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Posted by ブクログ 2015年09月14日

興味深い章は半分くらいかな。
ただ、自分じゃあ先ず手を出さない「本」が
どんなものかを知るには、とても参考になりました。

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Posted by ブクログ 2011年08月06日

今回は政治のネタが多かったので私にはちと難しかった。けど、斎藤美奈子が言うように、テレビや新聞でなく本を読むことで世界がわかる、いろいろなものの見方があることを知ることができる、というのはなるほど!です。本当に知りたいことって、テレビとか新聞じゃ、ホントわからないもんなあ。

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