【感想・ネタバレ】ヴェルサイユ宮の聖殺人のレビュー

あらすじ

1782年5月――ブルボン朝フランス王国が黄昏を迎えつつある頃、国王ルイ16世のいとこにして王妃マリー=アントワネットの元総女官長マリー=アメリーは、ヴェルサイユ宮殿の施錠された自室で刺殺体に遭遇する。殺されていたのは、パリ・オペラ座の演出家を務めるブリュネル。遺体は聖書をつかみ、カラヴァッジョ「聖マタイと天使」に血文字を残していた。そして、傍らに意識を失くして横たわっていたのは、戦場帰りの陸軍大尉ボーフランシュだった――。マリー=アメリーは集った官憲たちに向けて、高らかに告げる。「この方の身柄を預けて下さいませんこと? 私のアパルトマンで起きた事件です。こちらで捜査しますわ。無論、国王陛下の許可はお取りしますからご安心下さい」「俺は助けて欲しいと一言も言ってない! 」かくして、奇妙な縁で結ばれた、才女気取りのやんごとなき貴婦人と第一容疑者のボーフランシュ大尉は、謎多き殺人事件に挑む。第10回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作品

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

歴史ミステリー読むのは好きだが書くのは一生無理だと思う。理由は必要な知識の膨大さ。
宗教、音楽、服飾、料理、香水...。
登場人物が多いのに誰が誰だかわからなくならないのもすごい。まあ、皆階級で呼ばれるからかもしれないが。これが全員日本の大学生で名字で呼び合ってたりするとお手上げw
なんだかんだ言っていいコンビなので続きが出たら良いな。

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2023年07月29日

Posted by ブクログ

キャラクター名覚えるのになかなか苦労した。けれど展開はサクサクすすみ、真相に辿り着くまでの紆余曲折が楽しめた。映画とかでありがちな内容ではあるけれどキャラクターが濃すぎないのでちょうど良い。

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ベルばら好きとしてはこの時代の風俗描写も興味深く楽しく読めた

ただルネが何がしたかったのかよく分からない
それまでの境遇と比べたら、カストラートですって顔して舞台に立つなんて全然いいじゃん…なんならすでにやってるし…と思えてしまって
そしたらみんな事件に巻き込まれず済んだのにー(てそれじゃ話が始まらないんだけどさ)
あと何で大尉も素直に公妃に馬車貸してーって言わずにわざわざ時間かけて往復してるの?刺客が登場しないといけなかったから??
と、ちょっと腑に落ちないところはあるけれど、アニメとか海外ドラマとかが上手く映像化してくれたら楽しそうな作品

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2025年04月07日

Posted by ブクログ

最初、登場人物紹介ページを何度も見ながら読み進めました。一定進むとあとはもう物語に押し流されていけました。海外ミステリ読んでいる感覚。
怪しい人、こいつ犯人か?に何度もリードされ、あれ違うのか?を経験し最後にたどり着いた事件の真相はとても胸が苦しくなるものでした。

この時代のカルチャーも楽しめたしミステリとしても先が読めず楽しかったです。

2025.1.19
15

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2025年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!すごいコテコテのヴェルサイユ調の舞台で、公妃が血生臭いところのど真ん中で活躍するって新鮮。調というかそのままヴェルサイユ宮殿だけど。公妃のキャラも良いし、ルイ何世だか忘れたけど面白い。サンソン出てきた時、まじで?公妃が?と思って楽しかった。

もちろんミステリとしても面白い。犯人は終わってみると意外って程でもないが、後半になるまでは全然予想していなかった人物だった。説得力のある動機や背景、無理のないストーリーの転がし方も読んでいて楽しかったし、次の作品も出たら読む!

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2021年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フランス革命前のブルボン王朝を舞台としたミステリー。王族の女性自ら事件解決していく様が面白い。(実際は血とか見たら気絶してると思うけど…。)この時代設定のお話は好きです。しかし登場人物の名前が中々頭に入ってこなくて、登場人物紹介を何度も見直して読みました。貴族の華やかな部分も書かれ、暗部である拷問•子供拉致など血生臭い部分はソフトに(?)描かれていた。死刑執行人「サンソン」など実在人物も登場してお話を現実っぽくみせてる。
最後ラブストーリーになるかと思いきや、、、。
続編が出るのなら読んでみたい。数年したらフランス革命。そのとき2人はどうなるのかな。

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2021年06月25日

Posted by ブクログ

アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作。
フランス革命前のブルボン朝を舞台にした、華やかな印象のミステリ。殺人事件現場に残された血文字、そして被害者にまつわるさまざまな疑惑。容疑者にされたボーフランシュ大尉と、貴婦人でありながら跳ねっかえりの印象が強いパンティエーヴル公妃のコンビが捜査を進め、事件の核心へと迫っていく過程が楽しいです。
最初は登場人物の名前や人間関係がやや複雑な印象がありましたが、そのあたりが頭に入ってくるとすいすい読めます。豪華絢爛な貴族の集い、そして華やかなだけではない裏事情の数々、重厚な歴史観も感じつつ、どれも面白く読めました。実在の人物もいろいろ登場しているようだけれど、それもまた魅力的に描かれています。処刑人サンソンがなかなか良いなあ。
事件の真相もけっこう複雑。誰が犯人かだけではなく、この時代背景ならではの要素がいろいろ絡んでいて、最後の最後まで気が抜けません。ストーリーテリングの盛り上がりも抜群。主人公二人の活躍に息を呑んだりわくわくしたり、本当にこれ、続編もあったら読みたい気分ですが。しかしあと数年もすればフランス革命が……と思えばほんの少し切ない心境でした。

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2021年05月18日

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面白かった!藤本ひとみファン、ベルばら好きなら刺さる1冊と思う。これがデビューとは、今後に期待大。ヒロインがマリー・アメリー(ランバル公妃)というのが良くて、史実を知っている読者に響く。後半、ちょっとやりすぎ感もあったが、それでもぐいぐい一気読みした。

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2021年05月06日

Posted by ブクログ

事件が起きるまでが若干まどろっこしく、読むことを諦めかけた。でもその後は楽しんで読めた。続編も読みたい。

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2024年02月25日

Posted by ブクログ

ヴェルサイユ宮のタイトルに興味を持って読んでみた。まさにアントワネットの時代の謎解きもの。大量の参考文献も興味深い。

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2022年02月24日

Posted by ブクログ

第10回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作。
ルイ16世のいとこで王妃マリー・アントワネットの元総女官長マリー=アメリーはヴェルサイユ宮殿の自室で刺殺体に遭遇した。傍らに倒れていたのは元陸軍大尉ボーフラッシュで、彼と事件の謎を追うことになり…。知っている名前が出てくるので、歴史をある程度知っていればさらに楽しめると思います。面白かったです。

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2021年09月23日

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